妊娠中のカルシウム不足に注意!その原因と影響を徹底解説
2016年11月10日 公開
妊娠時に特に必要な栄養素はたくさんありますが、その一つにカルシウムがあります。カルシウムが不足すると妊娠中だけではなく、今後、数年、数十年後にまで影響してくるのです。特に日本人はカルシウム不足が進んでいます。骨がもろくなるだけではなく、体にとってのリスクが大きいのです。体内のカルシウムの99%は骨と歯に存在しています。 では、残り1%はどこにあるのでしょうか?実は、残り1%は血液・体液に存在しています。この血液中のカルシウムの働きがとても重要なのです。
妊娠中のカルシウム不足が起こる原因
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妊娠中、お腹の中の赤ちゃんの骨や歯を形成するためにカルシウムが必要になります。
カルシウムが足らなくなると、ママの体に蓄積されているカルシウムが赤ちゃんに運ばれるようになります。
それにより、ママはカルシウム不足の状態になってしまいます。
男性よりも女性の方が骨粗鬆症が多いのは、妊娠・出産があるからとも言われています。
(他にも、閉経後のホルモンバランスが乱れることも要因の一つです)
カルシウムが足らなくなると、ママの体に蓄積されているカルシウムが赤ちゃんに運ばれるようになります。
それにより、ママはカルシウム不足の状態になってしまいます。
男性よりも女性の方が骨粗鬆症が多いのは、妊娠・出産があるからとも言われています。
(他にも、閉経後のホルモンバランスが乱れることも要因の一つです)
意外と知らないカルシウムの働き
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カルシウムは、もちろん骨や歯を形成するのに必要ですがそれ以外にも、筋肉の収縮や神経伝達、血液凝固、種の保存など生きていく上で重要な働きをしてくれます。
もし、カルシウムが足らなくなると・・・
骨粗鬆症はもちろん、動脈硬化を引き起こしやすくなり、それに伴い高血圧症にまで発展するケースがあります。
他にも、イライラしてきたり、肩こり、腰痛、といった症状が出てくる方もいます。
妊娠高血圧症候群の予防のためにも、カルシウム摂取は重要です。
もし、カルシウムが足らなくなると・・・
骨粗鬆症はもちろん、動脈硬化を引き起こしやすくなり、それに伴い高血圧症にまで発展するケースがあります。
他にも、イライラしてきたり、肩こり、腰痛、といった症状が出てくる方もいます。
妊娠高血圧症候群の予防のためにも、カルシウム摂取は重要です。
日本人がカルシウム不足に陥りやすい理由とは
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世界と比べると日本は特にカルシウムが摂れない環境があるのです。
日本は火山灰でできているので土にもともとカルシウムが少ないのです。
それによって、日本の土壌で作られる作物や日本の水にはカルシウムが少ないのです。
ミネラルウォーターを見るとわかりやすいと思います。
海外のミネラルウォーターは硬水、日本のミネラルウォーターは軟水です。
硬水と軟水の違いはカルシウム量で決まります。
日本では海外と比べて、日常で摂取するカルシウム量が圧倒的に少なくなっています。
それにより、日本人の骨粗鬆症は世界と比べると圧倒的に多いのです。
日本は火山灰でできているので土にもともとカルシウムが少ないのです。
それによって、日本の土壌で作られる作物や日本の水にはカルシウムが少ないのです。
ミネラルウォーターを見るとわかりやすいと思います。
海外のミネラルウォーターは硬水、日本のミネラルウォーターは軟水です。
硬水と軟水の違いはカルシウム量で決まります。
日本では海外と比べて、日常で摂取するカルシウム量が圧倒的に少なくなっています。
それにより、日本人の骨粗鬆症は世界と比べると圧倒的に多いのです。
妊娠中に意識して摂りたいカルシウムが豊富な食品
via www.jpof.or.jp
カルシウムを多く含む食品(食材)
カルシウムが多く含まれている食品としては、乳製品や小魚といったものが挙げられますが、それ以外にも以下で紹介している食品群にも、比較的多くのカルシウムが含まれています。
乳製品:牛乳・ヨーグルト・チーズ・スキムミルク
魚介類:丸干しイワシ・煮干し・ちりめんじゃこ・桜えび
大豆製品:木綿豆腐・高野豆腐・油揚げ・納豆
野菜類:小松菜・おかひじき・切干大根・大根の葉・ケール
海藻類:ひじき・わかめ・こんぶ・あおのり
これらの食品を、毎日の食事メニューにバランスよく加えることで、カルシウム不足の解消に繋がることでしょう。
これらは、カルシウムが多く含まれる食品として代表的なものですが、カルシウムは非常に吸収率が悪いので、より吸収性をあげる方法があります。
カルシウムたっぷりレシピ
「 ひじき 小松菜 タマゴ!」
カルシウムたっぷりレシピ②
「カルシウム豊富なさくらえびの炊き込み御飯」
カルシウムの吸収を助けてくれる栄養素
ビタミンDを摂る
ビタミンDは脂溶性、つまりは脂に溶けるビタミンで、食事から摂取する他にも、日光を浴びることで体内で合成されるビタミンです。
カルシウムやリン酸の代謝に関わっており、骨や歯を作るのに必須のビタミンと言えます。
妊娠中に不足しがちなカルシウムの沈着を助けてくれることから、妊娠中のみならず平常時から積極的に摂取したいビタミンの一つといえます。
レバーや魚介類、しいたけなどに多く含まれています。
食べ物以外では、日光に浴びることもオススメです。
ビタミンDをしっかり摂ることでカルシウムの吸収を助けてくれます。
食べ物以外では、日光に浴びることもオススメです。
ビタミンDをしっかり摂ることでカルシウムの吸収を助けてくれます。
マグネシウムを摂る
カルシウムとマグネシウムは共役関係にあり、
カルシウムは筋肉の収縮に、マグネシウムは筋肉の弛緩に関係していたり、
どちらかを過剰に摂取すると、一方の栄養素が不足してバランスが崩れて体外に流出してしまったりします。
カルシウムをたくさん摂っても、マグネシウムも合わせて摂らないと
カルシウム不足が進行し、
血液中の濃度が低くなり、骨から溶け出してしまう現象が起こります。
そのため、骨がもろくなるなどの可能性もありますので、マグネシウムの摂取にも気をつけましょう。
ひじき・わかめ・納豆・アーモンド・・・これらがマグネシウムを多く含む代表的な食品です。
カルシウムと同時にマグネシウムをきちんと摂取していると、しなやかな骨の形成や神経伝達を正常に保つことによりイライラを抑えるなどカルシウムの働きをより良いものにしてくれるのです。
カルシウムと同時にマグネシウムをきちんと摂取していると、しなやかな骨の形成や神経伝達を正常に保つことによりイライラを抑えるなどカルシウムの働きをより良いものにしてくれるのです。
妊娠中に必要なカルシウム量は?
via babys-ag.com
妊婦さんが必要な1日のカルシウム量は成人女性が600mgに対して妊娠中期以降は900mgと言われています。
日頃の食事で摂れるといいのですが前述でもある通り、なかなか難しいのが現実です。
そんな時は、サプリメントを利用することも一つです。
日頃の食事で摂れるといいのですが前述でもある通り、なかなか難しいのが現実です。
そんな時は、サプリメントを利用することも一つです。
まとめ
いかがでしたでしたか?
妊婦さんにとってのカルシウム不足はお腹の赤ちゃんそしてママ自身の体、数年後・数十年後の体にまで影響が出てきます。
自分の体を守るためにそして赤ちゃんを守るためにも日頃からカルシウムを摂る意識を持つことがとても大切ですね。
妊婦さんにとってのカルシウム不足はお腹の赤ちゃんそしてママ自身の体、数年後・数十年後の体にまで影響が出てきます。
自分の体を守るためにそして赤ちゃんを守るためにも日頃からカルシウムを摂る意識を持つことがとても大切ですね。