妊娠中のカルシウム不足に注意!その原因と影響を徹底解説

妊娠時に特に必要な栄養素はたくさんありますが、その一つにカルシウムがあります。カルシウムが不足すると妊娠中だけではなく、今後、数年、数十年後にまで影響してくるのです。特に日本人はカルシウム不足が進んでいます。骨がもろくなるだけではなく、体にとってのリスクが大きいのです。体内のカルシウムの99%は骨と歯に存在しています。 では、残り1%はどこにあるのでしょうか?実は、残り1%は血液・体液に存在しています。この血液中のカルシウムの働きがとても重要なのです。

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2016/11/10 公開 | 437 view

妊娠中のカルシウム不足に注意!その原因と影響を徹底解説

妊娠中のカルシウム不足が起こる原因

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妊娠中、お腹の中の赤ちゃんの骨や歯を形成するためにカルシウムが必要になります。
カルシウムが足らなくなると、ママの体に蓄積されているカルシウムが赤ちゃんに運ばれるようになります。
それにより、ママはカルシウム不足の状態になってしまいます。

男性よりも女性の方が骨粗鬆症が多いのは、妊娠・出産があるからとも言われています。
(他にも、閉経後のホルモンバランスが乱れることも要因の一つです)

意外と知らないカルシウムの働き

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カルシウムは、もちろん骨や歯を形成するのに必要ですがそれ以外にも、筋肉の収縮や神経伝達、血液凝固、種の保存など生きていく上で重要な働きをしてくれます。
もし、カルシウムが足らなくなると・・・
骨粗鬆症はもちろん、動脈硬化を引き起こしやすくなり、それに伴い高血圧症にまで発展するケースがあります。
他にも、イライラしてきたり、肩こり、腰痛、といった症状が出てくる方もいます。

妊娠高血圧症候群の予防のためにも、カルシウム摂取は重要です。

日本人がカルシウム不足に陥りやすい理由とは

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世界と比べると日本は特にカルシウムが摂れない環境があるのです。
日本は火山灰でできているので土にもともとカルシウムが少ないのです。
それによって、日本の土壌で作られる作物や日本の水にはカルシウムが少ないのです。

ミネラルウォーターを見るとわかりやすいと思います。
海外のミネラルウォーターは硬水、日本のミネラルウォーターは軟水です。
硬水と軟水の違いはカルシウム量で決まります。

日本では海外と比べて、日常で摂取するカルシウム量が圧倒的に少なくなっています。
それにより、日本人の骨粗鬆症は世界と比べると圧倒的に多いのです。

妊娠中に意識して摂りたいカルシウムが豊富な食品

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カルシウムを多く含む食品(食材)

カルシウムが多く含まれている食品としては、乳製品や小魚といったものが挙げられますが、それ以外にも以下で紹介している食品群にも、比較的多くのカルシウムが含まれています。

乳製品:牛乳・ヨーグルト・チーズ・スキムミルク
魚介類:丸干しイワシ・煮干し・ちりめんじゃこ・桜えび
大豆製品:木綿豆腐・高野豆腐・油揚げ・納豆
野菜類:小松菜・おかひじき・切干大根・大根の葉・ケール
海藻類:ひじき・わかめ・こんぶ・あおのり
これらの食品を、毎日の食事メニューにバランスよく加えることで、カルシウム不足の解消に繋がることでしょう。
これらは、カルシウムが多く含まれる食品として代表的なものですが、カルシウムは非常に吸収率が悪いので、より吸収性をあげる方法があります。

カルシウムの吸収を助けてくれる栄養素

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