ikumama

Top
産後うつ?産後大忙しのママの変化するこころとからだについて

産後うつ?産後大忙しのママの変化するこころとからだについて

2017年2月22日 公開

産後赤ちゃんの身の回りのお世話で大忙しのママ。 赤ちゃんのことばかりで必死になりがちですが、ママ自身の体も大きく変化する時なのであまり頑張りすぎないで!! 本当に困ってもう嫌だと投げ出してしまいそうになるこれって産後うつ? そうなる前にSOSを自分で出しましょう!!

産後1か月は、ゆっくり体を休めましょう!

 (39138)

妊娠時期に変化した体は、出産という大仕事を終えて少しずつ妊娠前の元の体に戻っていきます。
この時期を産褥期といいます。
特に産後一か月は、体全体が回復するのに大切な期間なのでゆっくりと休養することが大切です。
産後すぐに無理をしてしまうと、一か月検診や更年期にまで影響が出てしまいます。
中には、帝王切開や無痛分娩などによってお産の疲れをそれほど感じない人もいますが、どんな方法でお産されてもお産はお産です。
全然動けそうだと自分が判断しても体は疲れているのでしっかりと休むことが大切です。
また、パソコンや携帯など長時間使用するのはできるだけ控えましょう。
体を動かしていなくても目や神経に疲れが出てきて体の不調につながってしまいます。

周りに遠慮せずに気楽に過ごすことが大切!

 (39148)

1か月しっかりと休養を取るには、家事や赤ちゃんの沐浴などできるかぎり周りの人に任せましょう。
ここは、パパや双方の両親、周りの人に自分の希望を伝えて乗り切りましょう。
無理して気を使って動いたりするのは、本当に良くないです。
赤ちゃんはママだけに責任があるわけではありません。
この時期にママがするのは、赤ちゃんのお世話だけです。
なるべく赤ちゃんのお世話以外のことは、自分でするのではなく周りの人に頼ってできるだけ気楽に過ごしましょう。

マタニティブルーは母性愛が育っている証

 (39161)

産後は、ホルモンの急激な変化がこころにも影響します。
わけもなく涙があふれてきたり、不安や焦り、食欲低下や寝不足などの症状から4人に1人が経験すると言われています。
しかし、ほとんどが一時的なものです。
ホルモンバランスが崩れるのは、産後3~5日目から始まります。
しかし10日目くらいには、軽快してきます。
産後は、体調が万全ではないので慣れない育児に疲れ、ふとした時にブルーになって涙が出てしまっても当然です。
泣きたい時は泣いて、つらいときはパパや親など周囲の人に相談して一人で抱え込まないようにしましょう!
だんだんと体調が戻って育児にも慣れてくると自然におさまってきます。

体調に合わせて少しずつ体力づくり

 (39170)

産後2か月以降は、少しづつ体調が安定してきます。
産後1か月検診で異常が無ければ、エクササイズなど取り入れて、日常生活の中で意識的に体を動かして体力をつけていきましょう!
そのうち、体重も自然と減っていきます。
しかし、まだ体は回復途中なので産後に悪露の量が多かった人や子宮後屈の人は茶褐色の悪露が出たり、1か月検診後も津木菟場合があり、人によってそれぞれです。
急に無理をして体力づくりを始めるのではなく、少しずつ普段の生活に戻していくようにしましょう。

心配!抜け毛トラブル

 (39931)

産後2、3か月くらいから抜け毛トラブルが始まります。
髪の毛にコシやハリがなくなって抜け毛が増えることがあります。
お風呂でシャンプーをして排水口にたまった抜け毛を見てびっくりする人もいるかもしれません。
産後のホルモンのバランスの変化やこころと体のストレスが抜け毛の原因です。
特に母乳がいっぱい出ている人や睡眠不足の人に多くみられます。
この抜け毛に関しては、特別な治療を受ける必要はなくて、乳児期後期になり、授乳回数が減ってくるとだんだん治まってきます。
なのでそこまで心配する必要はありません !!
シャンプーするときは、地肌をよくマッサージするようにして、十分な睡眠をとるようにしましょう!

産後うつについて

 (39944)

育児の不安やストレスから泣きたいと思った時に泣くことができるようならまだ大丈夫です。
こころの不安を解消する力があるなら心配いりません。
しかし、ずっと気分が落ち込んでいてつらくても泣くことができない、食欲が無くて寝れない、起きる気力がわかないなどの症状がある場合は、産後うつが考えられます。
マタニティーブルーズは、一過性の物ですが、産後うつは、ホルモンのバランスの変化からくるこころの病気なのです。
10人に1、2人の割合で起こると言われています。
赤ちゃんがかわいいと思えなくなった、イライラするといった感情が出てきたときも産後うつが発症していると考えられます。
産後2、3週間におこりやすく産後1か月ごろがピークになります。
里帰りから自宅へ戻った時や、1か月検診後など産後の数か月間に発症しやすいです。

産後うつは、早めにSOSを出しましょう!

 (39950)

産後うつかもしれないと感じたら、早めにパパや周囲の人に話しましょう!!
身近な人に打ち明けにくいという場合は、保健センターや子育て支援センターやほとんどの行政で行っている赤ちゃん訪問の際に相談するようにしましょう。
産後うつは、自分で気づかないうちに発症している場合が多いので、少しでも気になることがあれば、産後うつにかかっているかチェックできる「エジンバラ産後うつ病質問票」を試してみるといいでしょう。
自分から早めにSOSを出すことは、恥ずかしいことではありません。
一人で抱え込まずにつらいことは、周囲の人にも理解してもらってひどい場合は、精神科や心療内科などへ行ってみるのも良いでしょう。

まとめ

 (39960)

産後かわいい赤ちゃんの姿を見ながら幸せな気持ちをかみしめる一方で、育児の大変さに産後の生活の変化からストレスがたまってママとしての自信をなくしていたりこころに余裕がなくなって。自分のことがみえなくなってしまいます。
赤ちゃんのお世話は、オムツ交換や授乳、沐浴などでゆっくりと睡眠をとったりもできずに一日があっという間に過ぎていきます。
産後のめまぐるしい生活の変化にこころとからだがバランスを崩し、戸惑いを感じてしまうことは当然のことです。
でもあまり溜め込みすぎずに泣きたくなった時は、思いっきり泣いてパートナーや周囲の人を頼りましょう。
神経質に考えすぎずにたまには、頑張っている自分をほめてあげましょう!!
なによりも大切なことは、ママが笑顔でいることです。
ストレスが減って余裕が持てれば、赤ちゃんも安心するものです。
]]>