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イライラするのは病気かも?過度なストレスが引き起こす体への影響と対処法を覚えよう!

イライラするのは病気かも?過度なストレスが引き起こす体への影響と対処法を覚えよう!

2017年3月18日 公開

普段の日常でもイライラする事は多いですよね。そんなイライラはもしかしたら病気が引き起こしている可能性があります。イライラの症状が引き起こされる病気について知って、改善して健やかな生活が出来るようになろう!

なんだかイライラするという事はない?

イライラする時はない?

イライラする時はない?

物事が上手くいかない、もめごとの後などはどうしてもイライラしてしまう事がありますよね。しかし、イライラは異常ではなく人間が持っている感情表現のひとつなので普通ならば問題ありません。

しかし、注意しておきたいのは特に理由がなくイライラしてしまうという状態です。病気が関係しているようなイライラを感じた事はありませんか?当てはまるものがあるかもしれないので一緒に確認していきましょう。

どうしてイライラしたりするの?

何故イライラするのでしょうか?

何故イライラするのでしょうか?

どうしてイライラしてしまうのか考えた事はありますか?
イライラしてしまう背景には何かのストレスを抱えていて、解消しなかったり、ストレスを抱えなければならない理由に納得が出来ない事が原因となっています。

引きこもりの人がイライラしてしまうのも多くの場合が慢性的な無力感のストレスと、親の責任などの納得がいかない気持ちが引き起こしているものと考えられます。
明らかなストレスが存在していなくても、ストレスやイライラを引き起こす病気が隠れているという可能性もあるのです。

ギャップがイライラを引き起こす事も

思っていたことと現実に起きていることのギャップによってイライラしている事があります。
例えば、待ち合わせをしていたのに決まった時間に来ないことにイライラしてしまうのは、失望感とうまくプランが進まない事へのいら立ちです。
子供に対してなんで出来ないのと、期待と違うケースなど自分が思っていることと違う結果が引き起こされた時などにはギャップとしてイライラが引き起こされる可能性があるというのを理解しておきましょう。

イライラによって引き起こされる4つの病気

イライラで引き起こされる病気とは!

イライラで引き起こされる病気とは!

イライラする事によって引き起こされる病気というものがあります。これは病気によってイライラが引き起こされているのであって、イライラをきっかけに病気の存在に気付くのでイライラによって引き起こされているように感じるものです。

女性ホルモンのバランスの変化によって引き起こされる月経前症候群
生活習慣の乱れから引き起こされる自律神経失調症
強迫観念によってイライラする強迫神経症
気分が大きくかわるうつ病
の4つが代表的なイライラする症状が引き起こされる病気です。
ひとつずつ確認して自分に当てはまっていないか確認してみてください。原因が分かるだけでも気持ちが変わってきます。

イライラする病気①月経前症候群

月経前症候群でイライラが引き起こされる!

月経前症候群でイライラが引き起こされる!

イライラが引き起こされる病気の一つに月経前症候群があります。
女性の中には、生理によって下腹部痛・頭痛・腰痛・肩こり・貧血などの体調不良で悩む人が多いですよね。生理中は憂鬱な気分になったり、イライラしたり悲しい気持ちになったりする人もいます。

PMSと呼ばれる月経前症候群は月経がはじまる1週間前から2週間前から引き起こされて、月経がはじまると症状が消えていきます。女性の体の中では排卵によってホルモンバランスの変化がひき起こされており、このホルモンバランスの変化によってイライラが引き起こされます 。
ピルやホルモン療法、自律神経の治療によって改善する事がほとんどです。生理前になるとイライラして落ち着かない場合は婦人科に相談してみましょう。

月経前症候群と上手く付き合うために

セルフケアを行うだけでも随分と違います。簡単に出来るのはライフスタイルの改善です。不規則な生活をしないだけではなく、ストレスを溜めないためにも出来る事から始めていきましょう。

まず、第一に言えるのがバランスの良い食事を摂るという事です。食事のとり方に問題があるとむくみや体重の増加、乳房痛が引き起こされ月経前症候群が悪化します。

また、アルコールや塩分、カフェインの摂取を控えるという事です。これらはむくみや緊張感を高めてしまい症状の悪化につながります。
他にも軽い運動として有酸素運動を取り入れるだけでも症状は変わってきます。また煙草を吸っている人の場合であれば禁煙をするようにしてみましょう。ホルモンバランスの乱れを喫煙は引き起こしてしまうためです。
これらの事を気を付けるだけでも全然違います。

イライラする病気②自律神経失調症

自律神経失調症の症状の1つがイライラ

自律神経失調症の症状の1つがイライラ

人間には交感神経と副交感神経という二種類の自律神経があります。交換神経は活動している際や緊張している時に優位になるもので、副交感神経はリラックスしている時に優位になるものです。これは意識をしないでもバランスが保たれているものです。

ストレスや病気などの原因などによって自律神経のバランスが乱れてしまうと自律神経失調症という診断がでます。他の症状としては目まい、吐き気、冷や汗、頭痛、微熱、過呼吸、倦怠感、生理不順というものがあります。イライラを引き起こすのはもちろんですね。
治療方法としては薬物療法や漢方を使って改善する事が出来ます。また、生活習慣の見直しの指導が入るケースもあります。

4つのタイプがある

本態性型自律神経失調症
生まれつき自律神経の働きが乱れやすい特徴があり、低血圧・虚弱体質・体力に自信がない人に多いとされています。

神経症型自律神経失調症
心理的な事から引き起こされやすく、身体的に不調が多くみられる場合には神経症よりも自律神経失調症の診断が出るケースが多いです。

心身症型自律神経失調症
感情や疲労などによって引き起こされるストレスを抑え込んでしまうタイプです。症状が重い事が多い特徴があります。

抑うつ型自律神経失調症
ストレスなどが慢性的に蓄積することによってうつが引き起こされます。身体の症状に隠れて抑うつが分かりにくいので適切な治療が行われないケースがあります。

これらのタイプの自律神経失調症を特定して治療していく事になります

イライラする病気③強迫神経症

強迫神経症はイライラを呼んでしまう

強迫神経症はイライラを呼んでしまう

強迫神経症は聞きなれない名前の病気ですが、神経症の一種とされています。脳内の特定の部位で引き起こされた障害や、セロトニンといった神経伝達物質の機能異常によって発症してしまいます。

強迫神経症でもっとも耳にするのが潔癖症です。汚れていると仕方がなくなって落ち着きをなくす、汚れているような気がしてどうしようもないといった強迫観念にとらわれてしまうのが潔癖症です。
不安が強迫観念となって不安を解消するためにイライラをしながら行うというのが一般的です。精神療法と薬物療法で症状を和らげながら治療を行います。

検査と診断について

強迫症状はうつ病や統合失調症などの他の精神疾患でも引き起こされるものです。それらの疾患との鑑別が必要となります。また、脳炎やてんかん、脳血管障害でも同じような症状がみられるため、髄液検査やCTなどありとあらゆる検査が行われるケースもあります。
依存症ではその行為などに快楽を伴いますが、強迫性障害の場合は快楽ではなく苦痛のみがあるというのが大きな点です。

イライラする病気④うつ病

うつ病でイライラしていない?

うつ病でイライラしていない?

最近、メディアでも多く取り上げられるようになったうつ病もイライラを引き起こす病気としての認知が広がっています。
心の風邪と言われるくらい、だれでもかかってしまう可能性のある病気です。自殺や自殺未遂などのマイ ナスイメージと一緒にされる事も多く、怖い病気に感じますよね。しかし、理解や対処をしっかりとしていれば治る病気です。

悲しみやふさぎ込みだけでもイライラしてしまううつ病は精神療法や生活習慣の改善が行われるケースが多くあります。

要因はないかチェックしてみよう

うつを引き起こす環境的要因、身体的要因がないか確認してみましょう。
環境的要因としては幼少期の辛い体験、家族などの死、仕事や財産を失ったり、人間関係のトラブルなどがあります。身体的要因の場合は慢性的な疲労や脳血管障害、感染症やホルモンバランスの変化などがあります。
これらの要因がないかを考えるだけでもずいぶんと変わってきます。

過度なストレスには要注意

過度なストレスは危険!

過度なストレスは危険!

イライラする病気を引き起こすリスクとして過度のストレスが関係していると言われています。
現代日本はストレス社会と言われており、学生でも社会人でも多くのストレスにさらされて生きています。多少のストレスは人間を成長させてくれますが、過度なストレスは体調不良のきっかけとなります。自律神経失調症に一番なりやすく、すぐにイライラしてしまうといった特徴的な症状が引き起こされます。

ストレスがたまっている事に気付けるならば問題ありませんが、原因が分からない、ストレスに気付かないというケースも少なくはありません。場合によってはストレスと過労で倒れてしまう事もあります。

イライラは更年期障害にもつながる

更年期もイライラする!

更年期もイライラする!

更年期障害にもイライラが関係している場合があります。体調や年齢の関係で放置する事もありますが、自分の体を理解できていないとそれ自体がストレスになって更年期の症状を悪化させてしまいイライラがひどくなるケースも考えられます。

40代を過ぎたあたりからちょっとした事でもイライラすると感じた場合には産婦人科に相談をしてみましょう。ストレス社会と相まって何が原因かわからない事もあるので事実を知るという点が大切なのです。

まとめ

最後に・・・

最後に・・・

いかがでしたでしょうか。普段からイライラする人や、特定の状況でイライラする人の場合は病気の可能性を疑ってみましょう。
イライラが引き起こされる病気は多くありますが、その多くが改善が可能なものです。自分自身を見直して、今一度なぜイライラしているのかを考えてみるのが近道かもしれませんね。
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