不妊治療はいつ始める?病院選びのコツ6つと初診の不安・お悩みQ&Aを一挙ご紹介♡
2018年10月31日 公開
不妊の悩み、1人で抱え込んでいませんか?そもそも不妊ってどういうことなのか、不妊治療を始める時期はいつからが良いのか、どんな病院を選べば良いのかなど悩んでしまいますよね?そこで今回は、不妊治療のスタート時期や病院選びのコツについてご紹介します。 また、初診の費用や服装などあまり人には聞けない不安やお悩みについてもQ&A形式で詳しくご紹介。赤ちゃんが欲しい・そろそろ本格的に病院で不妊治療を始めようかなと悩んでいるという方に是非おすすめの記事です。これをきっかけに、是非ご夫婦で話し合ってみるのも良いかもしれませんね。
不妊治療は病院に通うべき?そもそも「不妊」ってどういうこと?
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赤ちゃんが欲しいと考えてはいるけど、病院へ通うべきなのかどうなのか、まずそこから悩んでしまうという方は多いのではないでしょうか。私も28歳で結婚し、そろそろ赤ちゃんが授かりたいなと感じた30歳のころ、「不妊」って何?自分でタイミングをとるのではダメなの?と思っていました。
『不妊治療』と聞くと、それだけで敷居が高い気がするので、1歩足を踏み出すことが出来ないで「様子を見よう」と考える人も少なくないでしょう。 そもそも、不妊とはどういう状態のことなのでしょうか?また、病院へ行くメリットはどんなことが挙げられるのでしょうか?まずはそこから考えていきたいと思います。
『不妊治療』と聞くと、それだけで敷居が高い気がするので、1歩足を踏み出すことが出来ないで「様子を見よう」と考える人も少なくないでしょう。 そもそも、不妊とはどういう状態のことなのでしょうか?また、病院へ行くメリットはどんなことが挙げられるのでしょうか?まずはそこから考えていきたいと思います。
◆「不妊」とは…
「不妊」とは、妊娠を望む健康的な男女が避妊をせず性交しているにも関わらず、一定期間妊娠しないことを指します。この一定期間とは、一般的には1年間のことで、要するに1年夫婦生活をつづけたにも関わらず、赤ちゃんが授からなかった場合、「不妊」かも?と考えて行動を始めた方がよいということなのです。
◆病院へ行くべきか否か
「不妊」かも?と思ったら、次に考えるのが病院へ通う方が良いのかどうかということですよね。確かに、自分で基礎体温表をつけ、タイミングをはかり、もう少し様子を見るというのも1つの方法かもしれません。しかし、不妊なのかもしれないと思った時、様子を見ずに1度病院へ行く「メリット」は意外と多くあります。
例えば、不妊治療を始める前の検査をいくつかすることで、「授かりにくい原因」が明確に分かるかもしれません。また、専門家の指導があった方が、タイミング法の精度が上がるかもしれませんよね。
残念なことですが、女性の場合、30歳を過ぎると妊娠率がどんどん低くなっていきます。35歳以上、40歳以上となれば、さらに妊娠する確率は下がっていくのです。そのため、赤ちゃんが欲しいと望むご夫婦であれば、不妊かもしれないと思ったら、様子を見ずにすぐに病院へ行った方が、手遅れにならずに済むかもしれないのです。
例えば、不妊治療を始める前の検査をいくつかすることで、「授かりにくい原因」が明確に分かるかもしれません。また、専門家の指導があった方が、タイミング法の精度が上がるかもしれませんよね。
残念なことですが、女性の場合、30歳を過ぎると妊娠率がどんどん低くなっていきます。35歳以上、40歳以上となれば、さらに妊娠する確率は下がっていくのです。そのため、赤ちゃんが欲しいと望むご夫婦であれば、不妊かもしれないと思ったら、様子を見ずにすぐに病院へ行った方が、手遅れにならずに済むかもしれないのです。
不妊治療で病院へ行くタイミングは?
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不妊治療というと、敷居が高い・費用が高額というイメージが先行し、病院へ行くのをためらってしまう方も多いですよね。しかし、前述したとおり、夫婦で性生活を1年以上続けても赤ちゃんが授からない場合は様子を見ずになるべく早く病院へ行くのがベストです。早く病院へ行くことで、より効率的にかつ、費用もかからずに結果を出すことが出来るからです。
【年齢別 病院へ行く目安】
25歳以下:半年性交渉をしても授からなければ病院へ
26~35歳:1年性交渉をしても授からなければ病院へ
35歳以上:半年性交渉しても授からなければ病院へ
20代前半であれば、最も妊娠しやすい時期なので、この時期に妊娠しないというのは何かしらの問題があるということ。そして35歳以上であれば、加齢による卵子の老化などにより妊娠しにくい状態になっているため、早期の治療が必要となります。
もちろん、他にも生理が不順である・生理痛が酷いなどのトラブルを日ごろから抱えている方は、なんらかの原因が隠れている可能性もあります。迷わずに専門医に相談することが大切です。
【年齢別 病院へ行く目安】
25歳以下:半年性交渉をしても授からなければ病院へ
26~35歳:1年性交渉をしても授からなければ病院へ
35歳以上:半年性交渉しても授からなければ病院へ
20代前半であれば、最も妊娠しやすい時期なので、この時期に妊娠しないというのは何かしらの問題があるということ。そして35歳以上であれば、加齢による卵子の老化などにより妊娠しにくい状態になっているため、早期の治療が必要となります。
もちろん、他にも生理が不順である・生理痛が酷いなどのトラブルを日ごろから抱えている方は、なんらかの原因が隠れている可能性もあります。迷わずに専門医に相談することが大切です。
不妊治療の病院選びのコツ6つ
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不妊治療は、本格的にスタートするとなると、ゴールが見えづらく、費用負担だけでなく精神的にも肉体的にも負担が大きいものですよね。そんなとき、信頼できる医師やスタッフとの出会いが心の支えになることもあるかもしれません。
それくらい、不妊治療において、病院選びは重要です。以下のポイントをおさえ、是非自分に合った病院を探してくださいね。
それくらい、不妊治療において、病院選びは重要です。以下のポイントをおさえ、是非自分に合った病院を探してくださいね。
①通い易い場所にあるか
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不妊治療は、ホルモン注射をしたり、卵胞の成長度合いなどをこまめに診察したりと、通院の頻度も多く、「この日に来てください」と医師から指示がある場合もあります。そのため、まずは通い易い場所にある病院を選ぶことが重要です。
自宅からの距離や職場からの距離などを踏まえたうえで選びましょう。
自宅からの距離や職場からの距離などを踏まえたうえで選びましょう。
②婦人科なのか、不妊専門医なのか
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続いて重要となるのが病院の専門性です。婦人科でも卵胞の状態をチェックしたり、タイミング法を指導してもらうことは可能ですが、本格的な治療を受けたいと望むのであれば、不妊専門の病院を選ぶのが良いでしょう。
また、婦人科に産科が併設している場合は、お腹の大きな妊婦さんや赤ちゃんを目の当たりにしてしまいます。それが精神的に大きなプレッシャーとなることもありますので気を付けましょう。
また、婦人科に産科が併設している場合は、お腹の大きな妊婦さんや赤ちゃんを目の当たりにしてしまいます。それが精神的に大きなプレッシャーとなることもありますので気を付けましょう。
③病院の規模は大きいか、小さいか
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不妊専門の科がある大学病院から街の小さなクリニックなど、病院の規模も様々ですよね。規模の大きな大学病院や総合病院では、医師も多いため、担当医制度をとっていない病院の場合、毎回受診するたびに医師が変わってしまい、悩みや不安を相談しづらいという方もいるかもしれませんね。
そんなときは、小規模の不妊専門のクリニックで、医師が1人または2人で診ているというような病院の方が安心かもしれません。ただし、医師が少ないということは、それだけ待ち時間が長かったり、予約が取りづらいというデメリットもありますのでその点を考慮して選んでくださいね。
そんなときは、小規模の不妊専門のクリニックで、医師が1人または2人で診ているというような病院の方が安心かもしれません。ただし、医師が少ないということは、それだけ待ち時間が長かったり、予約が取りづらいというデメリットもありますのでその点を考慮して選んでくださいね。
④スタッフや院内の雰囲気はどうか
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不妊治療を始めて妊娠に至るまで病院に通い続けなければなりませんので、病院のスタッフや院内の雰囲気もとても重要となります。不安な時に「一緒に頑張りましょう」と声をかけてくれる看護師の存在や憂鬱な検査日に笑顔で迎えてくれる受付スタッフの存在など、とても心強いものです。
また、長時間診察を待つ間にもストレスがないよう、待合室のイスや雑誌や本などの多さ、清潔さもチェックポイントです。さらに、不妊治療の場合、どうしても人に聞かれたくないデリケートな会話が多くなりますので、プライベートがしっかりと守られている空間であるかも大切ですね。
また、長時間診察を待つ間にもストレスがないよう、待合室のイスや雑誌や本などの多さ、清潔さもチェックポイントです。さらに、不妊治療の場合、どうしても人に聞かれたくないデリケートな会話が多くなりますので、プライベートがしっかりと守られている空間であるかも大切ですね。
⑤医師との相性はよいか
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不妊治療はただでさえ、精神的ダメージが大きいので、医師との信頼関係が非常に重要です。男性でも女性でも、しっかりと不安なことや質問に回答してくれる医師であるか、分かりやすく説明してくれる医師であるかなどチェックしましょう。
不妊治療は平均で2年ほど通うのが一般的です。もちろん、それでも妊娠に至らなければ、それ以上通う方も多くいます。そのため、医師とは長い付き合いになることを考え、相性の良い医師と出会うことが大切です。
不妊治療は平均で2年ほど通うのが一般的です。もちろん、それでも妊娠に至らなければ、それ以上通う方も多くいます。そのため、医師とは長い付き合いになることを考え、相性の良い医師と出会うことが大切です。
⑥クチコミばかりに左右されない!
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最近は、SNSの普及により、ネットなどで簡単に病院のクチコミを見ることができますよね。もちろん、それらを参考にすることはとても大切なことなのですが、あまりそればかりに囚われてしまうと、なかなか病院が決められず、どんどん治療開始が先延ばしになってしまいます。
考え方や感じ方は人それぞれですから、あまりクチコミなどに左右されず、自分が行ってみたいと思った病院は1度自分の目で見て確かめてみるのが良いと思います。
考え方や感じ方は人それぞれですから、あまりクチコミなどに左右されず、自分が行ってみたいと思った病院は1度自分の目で見て確かめてみるのが良いと思います。
初診時のお悩みQ&A
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では早速、これから本格的な治療を考えているという方が悩む、初診の受け方や費用などについてQ&A形式でご紹介します。ご紹介する内容は、一般的なものとなりますので、病院によっては多少異なる場合もありますのでご注意ください。不安な方は事前に予約する際に、詳しく聞いてみるのが良いでしょう。
Q.初診時の月経周期のタイミングは?
A.不妊治療をスタートする前に、必ずどこの病院でも実施している検査があります。その検査結果に見合った適切な治療を行うために必要なものです。この検査は、月経周期にあわせ、月経期、排卵前、排卵期、排卵後にそれぞれの検査を行います。
しかし、初診では多くの場合、問診やこれまでの経過や今後の希望などを聞くことからスタートしますので、あまり月経周期について考えずに受診するのが良いでしょう。前述した検査も、その時の体の状態に合わせて行っていきますので大丈夫です。気になるようであれば、予約の際に確認するようにしてくださいね。
しかし、初診では多くの場合、問診やこれまでの経過や今後の希望などを聞くことからスタートしますので、あまり月経周期について考えずに受診するのが良いでしょう。前述した検査も、その時の体の状態に合わせて行っていきますので大丈夫です。気になるようであれば、予約の際に確認するようにしてくださいね。
Q.初診時の服装は?
A.初診時にも、内診台にあがり、簡単な診察を行います。初めての場合、緊張してしまいますが、看護師さんなどが教えてくれますのでリラックスしてのぞみましょう。内診台に上がる際は、ショーツなどの下着は全て外しますので、脱ぎ履きしやすい服装が良いですね。
まくりやすいスカートやパンツでも着脱しやすいワイドパンツなどがおすすめです。
まくりやすいスカートやパンツでも着脱しやすいワイドパンツなどがおすすめです。
Q.初診時の持ち物は?
A.初診時の持ち物は、付けている人は「基礎体温表」を持っていきましょう。また、問診票を記入する際に前回の月経周期などを書く欄がありますので、手帳を持っていくか、メモを持っていくと便利です。ほかには健康保険証を必ず持っていくことを忘れないようにしましょう。
Q.初診時の費用は?
A.一般的には、初診の際、簡単な婦人科検診のほかにクラミジア抗体検査や子宮がん検診などを受けることがあります。病院によっては、ホルモン検査やホルモン注射を処方されることもあり、場合によっては保険適用外分も発生する可能性があります。念のため2~3万程度持っていくのが安心ですが、病院によって検査の順番などが異なる場合もありますので、不安であれば予約時に聞いておくと良いでしょう。
初診後の流れ
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初診後は、月経周期に合わせた様々な検査を行っていきます。そのため、検査に約1ヶ月は要すると考えておきましょう。検査内容は、その人その人によっても多少異なりますが、一般的には卵管造影検査や血液検査、ホルモン検査、卵管粘液検査、ヒューナー検査などがあります。こうして各項目の検査が一通り終わると、その結果によって治療が本格的にスタートしていきます。
多くの場合、タイミング法→人工授精とステップアップしていき、それでもなかなか授からない場合は、体外受精や顕微授精などいわゆる「高度生殖補助医療」といった治療がスタートされます。
ステップアップの時期などは、女性の年齢や体の状態によっても異なりますので医師の指示のもと、行っていきます。
多くの場合、タイミング法→人工授精とステップアップしていき、それでもなかなか授からない場合は、体外受精や顕微授精などいわゆる「高度生殖補助医療」といった治療がスタートされます。
ステップアップの時期などは、女性の年齢や体の状態によっても異なりますので医師の指示のもと、行っていきます。
夫婦でよく話し合うことが大切♡
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初診では、絶対に夫婦で受診しなければいけないわけではありませんが、不妊の原因は女性だけでなく男性にもある場合があります。女性の検査だけでなく、男性側の検査も必要となってきますので、治療をスタートする際は、必ず夫婦でよく話し合ってから決めるようにしましょう。
不妊治療は、費用もそれなりにかかりますし、体や心の負担のほとんどは女性ばかりが背負うことになってしまいます。それを支えてくれるのは同じ目標を持ったご主人だけですから、しっかりと気持ちが同じ方向に向いていることを確認し、不妊治療について理解を深めてもらうようにしたいですね。
不妊治療は、費用もそれなりにかかりますし、体や心の負担のほとんどは女性ばかりが背負うことになってしまいます。それを支えてくれるのは同じ目標を持ったご主人だけですから、しっかりと気持ちが同じ方向に向いていることを確認し、不妊治療について理解を深めてもらうようにしたいですね。
まとめ
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いかがでしたか?今でこそ、不妊治療・妊活というワードが社会的に認知されましたが、ひと昔前までは「不妊治療をしている」なんてとても周囲には言えないような雰囲気でしたよね。
残念ながら日本では、不妊治療=人工的に赤ちゃんを授かる…といったイメージが先行しており、まだまだ治療を開始することに難色を示す人(特に男性)が多いのが現実です。しかし、晩婚化の影響により、妊娠出産する年齢も年々上がっているため、妊娠率を少しでも上げたいのであれば、早め早めに治療をスタートさせることが大切です。
必ずしも妊娠・出産がゴールではありませんが、赤ちゃんが欲しいと望むのであれば、まずは夫婦で話し合い、1度病院で診てもらうと良いかもしれませんね。是非この機会に、夫婦間でこれからの家族計画について話し合ってみてください。
残念ながら日本では、不妊治療=人工的に赤ちゃんを授かる…といったイメージが先行しており、まだまだ治療を開始することに難色を示す人(特に男性)が多いのが現実です。しかし、晩婚化の影響により、妊娠出産する年齢も年々上がっているため、妊娠率を少しでも上げたいのであれば、早め早めに治療をスタートさせることが大切です。
必ずしも妊娠・出産がゴールではありませんが、赤ちゃんが欲しいと望むのであれば、まずは夫婦で話し合い、1度病院で診てもらうと良いかもしれませんね。是非この機会に、夫婦間でこれからの家族計画について話し合ってみてください。
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