【忘れっぽい】が気になる!?病気かもしれない??発達障害ADHDについて徹底解説

忘れっぽい性格である、というのにも度合いがありますよね。あまりに度が過ぎる【忘れっぽさ】がある場合、もしかしたら病気かもしれません。発達障害のなかのひとつにADHDというものがあります。代表的な症状に【忘れっぽい】もあります。子供だけの病気ではありません。正しい知識を持っておきましょう!

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2017/03/28 公開 | 3420 view

【忘れっぽい】が気になる!?病気かもしれない??発達障害ADHDについて徹底解説

その【忘れっぽさ】は大丈夫?

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何かを忘れる、ということは日常生活のうえでよくあることですね。
しかし、忘れっぽい、というのは気を付けていたら大丈夫な場合と、気を付けていたはずなのに気を付けていたことを忘れてしまうという場合もあります。
【忘れっぽい】性格、というだけで片付けられるときもありますが、その忘れっぽさは病気かもしれません。

発達障害のひとつ、ADHDの主な症状に【忘れっぽい】があります。
ADHDについて、偏見や差別することなく正しい知識を持っておきましょう。

ADHDってなんだろう?

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ADHDとは【注意欠如多動性障害】という発達障害です。
これは、多動性・衝動性と注意力の欠如の障害を特徴とした、行動においての障害です。
米国精神医学会の「精神疾患の診断・統計マニュアル第4版」においてはADHDと呼ばれています。
WHO(世界保健機関)の「国際疾病分類第10版」では、多動性障害と呼ばれています。
どちらも差異はありませんが、ネットでよく目にするのはADHD、医者に聞く場合は多動性障害であることが体感多いかと思います。

本来、多動性・衝動性のある障害には、脳障害説と、環境によってそうなってしまったという環境因説があります。
このふたつの説から調べられていましたが、現在で分かっていることは、脳の形が健常児・健常者と違うことがあります。
前頭前部・ 尾状核・ 淡蒼球・ 小脳虫部が健常児・健常者に比べ、小さいことが分かっているんですよ。

前頭前部は思想や創造性を担っている場所
尾状核は脳の学習・記憶を担っている場所
淡蒼球は運動機能を担っており、やる気回路があると言われている場所
小脳虫部は体幹の動きの調節や姿勢・歩行などを担っている場所です。
これらが小さいことにより、忘れっぽかったり、思うがままに行動してしまったり、注意力が散漫しているように見えたりしてしまうんですね。

ADHDの症状とは

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ADHDの主な症状は【不注意】【多動性】【衝動性】であると言われています。

【不注意】は、注意力散漫や注意力の欠如により、注意を持続できなかったり、気が散りやすいというもの。
つまり、物忘れが激しかったり、やり始めたことをやり遂げられなかったり、言われたことを聞いていなかったり、ということになります。

【多動性】は、活動の過剰、と言われています。
せわしなく動き回ったり、もじもじ・くねくねと常に動いてしまったり、という症状が出ます。

【衝動性】は、結果を考えずに判断・行動を取ることです。
そのため、周りが危険にさらされたり、物を破壊する、ということにもなりかねます。
順番を待てない、人の妨害・邪魔になる、質問を聞き終えないで答えてしまう、という症例があります。

ADHDである人は、学習障害やそのほかの精神障害を合併していることも少なくありません。

いつからADHDだと分かるものなの?

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ADHDかな?と思う兆候があったとしても、子供ならなおさら気付きにくいもの。
ただでさえ子供は、いきなり走り出したり、叫び出したり、泣き出したりするものですよね。
ADHDは先天性のものであると言われているため、分かりづらく気付きにくい障害です。

幼児期に症状を認められることが多いADHDですが、集団生活の場、つまり幼稚園や保育園に行くようになって気付くことが多いそうです。
どんな症状が現れるかによって【多動性‐衝動性優勢型】【不注意優勢型】【混合型】に分けられて考えられているんですよ。

成長や発達の度合いは、子供によって違うものです。
誰かが出来て、誰かが出来ない、というのは当たり前のこと。
みんなが同時に同じことが出来るようになるわけではありませんよね☆
はじめから障害ではないか?と疑うのではなく、ゆったりと構えておきたいですね。
個人差とは言えないほど、何かが出来ていなかったり、注意力が散漫していたり、と顕著な症状がある場合、はじめてそのときに考えてもいいと思いますよ♪

大人のADHDって??

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大人より子供によくみられる発達障害ですが、気付かないまま大人になっていたり、大人になって発症する場合もあります。
大人の場合は、落ち着きがない【多動性】よりも【不注意】が目立ってしまうようです。
仕事でのケアレスミスを繰り返す、忘れ物・物忘れが多い、よく物をなくす、約束を守れない、時間管理が苦手、などの症状ですね。
また、本人にやる気があったとしても、無責任、だらしない、と見られてしまうことも。

本人は、しっかり確認していることも多いんです。
「それでもどこか抜けている」そんな発達障害なんです。
人に誤解を与えやすい症状ばかりのため、邪険にされることも少なくありません。
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