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赤ちゃんのおやつはいつから?意外と知らない食べさせ方の基本♡

赤ちゃんのおやつはいつから?意外と知らない食べさせ方の基本♡

2016年12月31日 公開

離乳食も慣れてきてもぐもぐが上手になってきた頃…もうおやつはあげても良いのかな?と悩むママは多いです。そもそもおやつは必要なものなのか、そしていつからどんなものをあげたら良いのか、この記事ではそんなママの疑問にお答えします♡

赤ちゃんにおやつは必要?

賛否の分かれる「おやつ」論争!

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子どもにおやつを与えていますか??

子どもにおやつを与えていますか??

上の図は育児サイトコンビタウンが行なった乳幼児〜幼稚園児までの子どもをもつママに向けて行なったアンケートの結果です。この中には4歳以上の幼児も含まれている為、おやつをあげている人が多いように感じますが、実は「おやつをあげるかどうか」は家庭の方針によって大きく考え方の変わるポイントなんです。毎日あげている方もいれば、友人や親戚との付き合いの時だけという方も…。実際にどんな考え方の違いがあるのか、先輩ママの「おやつ」に対する見解を見ていきましょう。

おやつを与える理由は人それぞれ!

【コンビタウン】おやつ|妊娠・出産&口コミ情報サイト (16260)

上記でも述べたようにおやつをあげる理由は人によって違います。中には方針の違いによってママ友とトラブルになってしまった方もいるようですね。おやつを与える理由はお腹が空いた時の捕食の為だったり子どもを喜ばせる為だったりと様々。あげるものも手作りのものや市販品など人それぞれです。おやつの食べさせ方ひとつとっても、赤ちゃんの成長や普段食べているもの、アレルギーなどによって違いますので、ぜひ赤ちゃんやママのペースで進めることを念頭に置いておくようにしましょう。

まずは「おやつ」の意味を正しく理解しましょう!!

確かに楽しみとしての「おやつ」も必要だけど…

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さて、あなた自身は普段「おやつ」を食べていますか?昔は朝と夜の2回食だったため、農民が食事と食事の間の「八つ時(14時ごろ)」に栄養を補給するために食べていた間食が「おやつ」と呼ばれていました。エネルギーを補う意味があった為、甘いものなどのカロリーが高いものが多く、饅頭やお団子などを食べていたそうです。今ではその頃のそういった風習が所以で「おやつ」=「お菓子などの甘いもの」だというイメージが強くなっているように思います。「おやつ」が捕食としてではなく「嗜好品」のような捉え方をされるようになった事が原因で、「うちではおやつを与えない!!」といったママたちが増えていったのかもしれませんね。もちろん楽しみとしての「おやつ」も子どもの食育には良い効果をもたらします。しかし「おやつ」にはその他の意味があることをきちんと理解しておく事が大切なんです。
食事と食事の間かくは、4~5時間が理想的。でも、私たちの生活では、昼食と夕食の間が6~7時間くらい開いてしまうことがあります。場合によってはもっと間が開くこともあるでしょう。このような時は、軽めのおやつをとることをおすすめします。おやつは“間食”といって、その名のとおり食事と食事の間にとるもの。上手におやつをとることで、夜おそくに食べすぎるのを防ぐという働きがあります。
元気な毎日を過ごすためには、食事のバランスを考えるのはもちろんのこと、朝、昼、夕と規則正しく食べることがとても大事です。夕食の時間が不規則になりがちな人は、おやつでそのバランスをとりましょう。
農林水産省でも「おやつ」を活用したエネルギー補給を推奨しています。上手に「おやつ」の時間を取るのが食育にも重要だとの見解を示したものです。
今まで子どもの楽しみとしておやつをあげていた方も、ぜひ「おやつ」の本当の意味を学び、子どもの成長を助ける「おやつ」の食べさせ方について見直してみましょう!

捕食としての“おやつ”はいつから食べさせてOK??

赤ちゃんに離乳食を食べさせているお母さんのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (16284)

生まれて数か月まで乳児は、お乳を十分に飲んでも空腹になってしまいます。1度に飲める量が限られていたり、固形のものを食べないので消化が早いという事が理由です。その為1日何回もおっぱいを飲み、そこから栄養を摂る事になります。その後、離乳食を食べ始めると徐々に腹持ちが良くなる為、食事の間隔は長くなりますが、まだまだ消化機能が未熟の為、1回に食べられる量も限られ、食事と食事の間に栄養補給が必要になります。離乳食が始まってからのむら食い、小食など、赤ちゃんはその日その時によって食べる量が違うので、1日3回の食事だけでは必要なエネルギーや栄養素を満たせない事が多いです。そこで栄養を整えるのが「補食」としての「おやつ」なのです。離乳食が始まってもおっぱいを飲んでいる間は必要な栄養を母乳やミルクから補う事が出来る為、捕食は必要がありません。離乳完了して3回の食事が栄養の主体になったときに初めて補食が必要となることを覚えておきましょう。

おやつをあげる時はこんな事に注意しよう!

おやつに関して気になることはなんですか?

おやつに関して気になることはなんですか?

上記は赤ちゃんにおやつを与えているママの心配事に関するアンケートです。ここでもおやつには甘いものをあげるというイメージから、虫歯がダントツのトップに挙がっているのかもしれませんね。確かに歯が生え始めたら虫歯のケアも必要にはなるかと思いますが、赤ちゃん期に1番注意したいのが味覚の発達に関することです。味覚の発達に関し、日本小児歯科学会では以下のような見解を発表しています。
出生後、数時間で苦味を嫌い、甘味、うま味を好みます。一般的に味覚は年齢に応じて少しずつ深みを持って発達していき、生後2~3か月で味の好みに差が出始めます。人間は本能的に甘味、塩味、うま味を好みますが、これは母乳と関係していて母乳のエネルギー源である炭水化物は甘味で、たんぱく質であるアミノ酸はうま味、ミネラルであり生存に必須である食塩は塩味です。味覚の成立は複雑で、塩味が甘味を強調したり、酸味が甘味を打ち消したりしますから味の組み合わせも大切です。豊かな味覚を形成するのには経験が必要ですから、子どもの味覚の発達には、育成するという態度が必要です。そこで大切なことは、母乳は決して濃い味ではないということです。低年齢時期から濃い味を覚えてしまうと奥深い味覚の発達を阻害します。
赤ちゃんは大人よりも味覚が敏感。赤ちゃんに与える食べ物は食事でもおやつでもきちんと取捨選択していきたいですね。

おやつには何をどのくらい食べさせたらいいの??

おやつのあげ方スケジュール例

赤ちゃんにおやつって、いつ、どれくらいの量あげたらいいの?|おやつの食べ方|和光堂わこちゃんカフェ (16299)

おやつを与える目安は一般的に1日に必要なカロリーの1割程度と言われています。1歳前後の赤ちゃんは1日に1,000kcalのエネルギーが必要なので、おやつの量は100kcalぐらいを目安にすると良いでしょう。
※ただし赤ちゃんが欲しがらなければ無理にあげなくても大丈夫です。

赤ちゃんのうちは栄養を補うことを意識

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赤ちゃんのうちは食事の中で不足しがちな栄養を摂れるようなおやつを意識しましょう!カロリーを補う炭水化物をはじめ、たんぱく質、ビタミン、ミネラル類、鉄やカルシウムなどの栄養素を果物、野菜、チーズ、ヨーグルトなどがオススメです。また市販のおやつをあげる場合は消化や味付けのことを考慮して赤ちゃん専用のお菓子をあげましょう。

添加物保存料0の安心おやつを手作りで♡

子どもが喜ぶ簡単おやつ おうちでよく作るおやつは?|ベネッセ教育情報サイト (16255)

忙しいママも半分以上の方が子どものおやつを手作りしているようです。味覚発達の時期だからこそ「安心のおやつを食べさせたい。」そんなママたちの思いが詰まったオススメレシピを集めてみました。野菜を混ぜて栄養面に気を遣った物や、いつでも簡単に作れるように試行錯誤したもの等、ママの愛が詰まった素敵なレシピたち♡ぜひ色々試して我が子のお気に入りおやつを見つけましょう♪

まとめ

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いかがですか?大人になっても楽しみなおやつの時間。その基盤を作るのは赤ちゃんの時代です。ぜひ食育を意識した「おやつ」を準備して、家族で楽しいティータイムを過ごしましょう♪