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【必読】小児救急電話相談マニュアル!使い方や番号など、知っておけば夜間休日も安心!

【必読】小児救急電話相談マニュアル!使い方や番号など、知っておけば夜間休日も安心!

2017年6月24日 公開

小さいこどもの急な病気やケガってなぜか、かかりつけ医院がやっていない夜間や休日だったりしませんか?そんなとき頼りになるのが小児救急電話相談です。いざというときのために使い方や電話番号などを小児救急電話相談のマニュアルと題しでご紹介していきます。

小児救急電話相談ってどんなもの?

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【小児救急電話相談】とは昼間の診療がない時間(夜間・休日)に急な病気やケガなど心配なことが起こった際に、受診すべきなのか、どう対処すればいいのか、全国の窓口で小児科医や看護師と電話で相談できる事業です。

これは、国(厚生労働省)の政策事業として行われているものです。夜間や休日の救急外来で軽症な患者が増え、重篤な患者の治療に支障をきたすケースも多くなっている状態で、医師の負担は大きなものとなっているのが現状です。

緊急性の高い重症な患者など、必要な人が必要な治療を受けられるようにし、医師の負担を軽減することを目的とした事業の一環として始まったものです。

小児救急電話相談の使い方

小児救急電話相談事業(#8000)について |厚生労働省 (74980)

小児救急電話相談の使い方は簡単です。昼間の診療が終わっている時間帯(休日・夜間)にお子さんが発熱・ケガ・嘔吐など心配な症状となったときに【#8000】に電話をします。

電話をすると、各自治体の窓口の小児科医や看護師につながります。つながった小児科医や看護師にお子さんの症状や状態を伝えれば、どう対応すればいいか教えてくれます。
様子を見ましょうといわれるときもありますし、受診をすすめる際も近くの診てくれそうな病院の問い合わせ先を教えてくれたり、問い合わせの際のアドバイスをくれたりもします。

小児救急電話相談の番号

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使い方でもご紹介した通り【小児救急電話相談】の番号は【#8000】です。全国共通の番号ですが、つながる先は、お住いの各自治体の窓口につながります。
この【#8000】がつながる各自治体の窓口にはそれぞれ電話番号があります。
この厚生労働省の【#8000】ホームページに各自治体の窓口の電話番号が記載されています。47都道府県すべてにありますので、お住いの地域の電話番号をメモしておくといいでしょう。
その他にも各自治体のホームページの医療についてのところに、地域限定の相談窓口の電話番号を記載している場合もあります。
お住いの地域のホームページはチェックしておいた方がいいでしょう。

小児救急電話相談の受付時間

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小児救急電話相談の受付時間は、基本的に昼間の診療がない時間ということになります。これも各自治体の窓口によって受付時間がことなっています。

夜間の受付開始は19時くらいからが多いようです。18時スタートや20時スタートのところもあります。受付終了は翌朝8時までというところも多いですが、深夜0時までなど翌日にかからない時間に終了する場合もありますのでチェックしておく必要があります。

休日の受付開始は朝から受け付けている場合もあれば、平日と変わらない場合もあってまちまちです。土曜日に関していえば、午前中は診療がある医院が多いためか午後からという場合と平日と同じ受付開始という場合があるようです。

電話番号をチェックするホームページにお住いの地域の受付時間を詳しく記載してあるので参考にしてみてください。

小児救急電話相談がつながらない

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夜間や休日、お子さんの急な熱やケガの場合頼りたいと思って【#8000】にかけたのに何度かけてもつながらない!というのがよくあるのです。
根気よくかけ続けるのがいちばんなのですが、つながらないときにどうしたらいいのか不安になってしまいますよね。

根気よく何度もかけてつながらないときは【#8000】ではなく、各自治体の小児救急電話相談の電話番号にかけてみてください。つながる場合があります。
それでもつながらないというときは、少し間をおいてみましょう。それでもつながらなかった場合に役立つサイトもあります。

小児救急電話相談にかける前に

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夜間・休日の急な病気やケガは、本当に不安になるし慌てることです。小児救急電話相談に電話したはいいがなにを話したらいいのか頭が真っ白ということもあり得ます。
できれば、電話をする前に、電話の向こうの小児科医や看護師に聞きたいことをメモしておくといいでしょう。

不安な気持ち、慌てる気持ちを少しだけ落ち着かせて、お子さんの症状や状態、症状がいつからなのか、熱、ケガの状態など相談したいことをメモしておきましょう。
そうすれば、冷静に電話の向こうの小児科医や看護師に話をすることができますよね。電話の向こうの小児科医や看護師も必要な情報を迅速に確認できるし、足りない情報は電話してきたママに質問することができるので、対応も早くなるでしょう。

小児救急電話相談以外で救急相談したいとき

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夜間でもないし、休日でもない。でも、どこを受診したらいいのかわからない。そもそも受診するべきなのかと迷ってしまうときもありますよね。そんなときは消防庁が実施をしている【救急安心センター・救急相談センター】の【#7119】にかけてみるのもひとつの方法です。こちらはまだ全国展開はしていないようです。こちらは、24時間365日受付しているそうです。
※救急相談センター・救急安心センターを実施している地域

*26道府県*
北海道、青森、岩手、宮城、山形、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、新潟、静岡
岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、兵庫、和歌山、岡山、広島、鳥取、愛媛、香川、熊本

*34市町村等*
札幌、函館、旭川、青森、盛岡、仙台、山形、宇都宮、前橋、千葉、横浜、川﨑、新潟、静岡
浜松、名古屋、四日市、津、桑名、松阪、伊賀、伊勢、大津、京都、神戸、和歌山、岡山、広島、
鳥取(東部・中部・西部消防)、松江、松山、熊本
その他にも最寄りの消防代表番号に医療相談の電話をかけて相談するという手もあります。119にかけてしまうと救急車を向かわせますなんてことになってしまいますので、ご迷惑になりますが受診するべきなのか、どこに受診したらいいのかなどアドバイスをくれる場合もあります。

各自治体の消防本部のホームページには医療相談に関しての情報もありますので、お住いの地域の消防のホームページもチェックしておくといいでしょう。

こんなときは救急車を!

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こちらの画像は消防庁の救急車を呼ぶときのマニュアルからお借りしたものです。

顔色が悪くぐったりしている、唇の色が紫で息が弱い、けいれんしているなど、いつもとは明らかに違っている場合は救急車を呼んでください。
この画像にあるような症状があるときは、重大は病気やケガの場合があるので、迷っている場合ではありません。

小児救急電話相談・わたしの体験談

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これを書いているわたしには3歳の男の子と1歳の男の子の2人のこどもがいます。小児救急電話相談には長男次男ともに、何度かお世話になっています。

ここでは、次男のときの経験をお話してみます。

わが家のこどもたちは気管支が弱く、風邪から気管支炎、気管支喘息のような症状になることがあります。

次男はその日(日曜日)風邪っぽい感じがしてちょっと元気がない状態ではありましたが、長男の誕生日が近いということでお出掛けの用事がありました。
半日連れまわして、帰宅後お昼寝をして起きたら、次男の息が荒くぐったりして、胸の音(喘鳴)がヒューヒューひどい音がしていました。

常備してあった気管支を広げ息をしやすくする胸の貼り薬を貼りましたが、いつもと違ってぐったりしている感じがひどく、お熱が39℃と高く心配になって不安になり【#8000】に電話を掛けました。

やさしい感じの看護師さんが電話に出られ「どうしました?」と声をかけてくださいました。心配な症状を話したところ「お熱は明日の朝かかりつけ医に見てもらうのでいいと思いますが、お胸の音が心配です。おかあさんが聞いていていつもよりもひどいしぐったりしていると感じるのであれば、夜間休日の病院にかかって吸入の処置をしてもらうほうがいいと思います。」とのお話をしてれました。

そして、地域の夜間休日の診療所を教えてくださり、すぐに受診しすることができ、次男は吸入の処置をして呼吸が楽になったようで、お熱がありながらも少し元気になりました。

自己判断せず、電話相談したことで、次男の状態は悪化を免れることができました。

本当に小児救急電話相談があってよかったと感じたできごとでした。

まとめ

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小児救急電話相談を使うときのマニュアルと題してご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

こどもの急な病気やケガ、なぜか病院やってない時間帯に起こるんですよね。小さいお子さんがいるご家庭のあるあるかもしれません。
そんなとき、ママはとても心配ですし、不安になります。「わたしがアワアワしたらだめだ!」って思ってもどうしていいかわからないですよね。

そんなときに力になってくれるのが、小児救急電話相談です。味方につけておけば夜間・休日も少し安心できるのではないでしょうか。

夜間・休日の急な病気やケガは【#8000】です!いざというときのために、よく見える場所にメモしておいたり、ケータイに登録しておきましょう。