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【実体験】ママが病気で入院することになったら…⁉押さえておきたい4つの準備ポイント

【実体験】ママが病気で入院することになったら…⁉押さえておきたい4つの準備ポイント

2019年4月2日 公開

ikumama読者のママは妊娠・出産以外で入院の経験がない方も多いのではないでしょうか。もし、今、医師から入院の必要性を言われたらあなたはどうしますか?この記事では、ママの入院が決まった時にママが不安に思うことを重点的に手早く段取りできるようにポイントを絞ってまとめてみました。これから入院するママにはもちろん、健康なママにもいざという時に備えてシミュレーションしながら読んでいただけたらと思います。

「万が一」は子育て中のママにもやってくる可能性もあります

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ママの代わりはいない!?

もし、あなたが数日後に手術入院することが決まったときに、あなたが自宅で日々担っていたことを任せることができる人はいますか?また入院に向けての準備や手配はすぐできますか?

「ママの代わりはいない」とよく言われますが、本当にその通りで、荒れた我が家が頭をよぎる方も多いのではないでしょうか?

急いで準備!!…でも本音は何もしたくない…

2人の兄妹(兄4歳・妹2歳)の子どもを持つ私自身が、実際に3週間と11日の計2回手術入院した経験からいうと出産の入院より準備は大変に感じました。
その理由としては入院予約を入れた日から実際に入院するまでの期間が短い退院までの期間が長かったなどがあげられます。

また、素直な自分の気持ち言うと、入院前は手術や病気に対してのショックと不安がひどかったです。
が、「家族にそんな姿を見せられない」といつも通りに過ごすことで精いっぱいでした。

家事や育児などに関しては億劫になり、元気にはしゃぐ子ども達と日常生活を送ること自体が精神的に辛くて準備も思うように進めることができませんでした。

この記事では自身の体験も交えながら、ママの「万が一」というときに備え、効率よく入院準備に入れるように、押さえておきたいポイントや工夫したポイントをまとめてみました。

準備ポイントその1:日中の子供の面倒は誰に頼む?

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この項では日中の子どもの面倒を頼む人がいない場合を想定して記載しています。

入院期間中の子供の面倒はママやパパのご両親に頼もうかと考えている方もいるかもしれませんが、ご両親が高齢だったり育児に不慣れな場合、精神的にも肉体的にも疲弊させてしまうこともあります

病気入院は長期になる場合もあるので、ママが退院する前にご両親がダウンしてしまう可能性も。
子どもは日中は保育園などに通ってもらって、降園からパパの帰宅までの面倒をご両親に見てもらうなど時間を短縮したほうがお互いに安心できることもありますよ。

「わが子が保育園なんて・・・」と心配になるママもいるかもしれませんが、先生たちは保育のプロです。
きちんと年齢に合ったお世話をしてくれるので安心して任せましょう。

未就園児の場合

待機児童の関係で年度途中からの保育園入園は厳しい地域もあるため、探すまでに時間がかかる場合があります。未就園児の預け先確保は早急に動きましょう。

預け先の候補としては下記のようなところがあげられます。

・保育園
・一時保育
・民間のベビーシッター
・ファミリーサポート事業

完全母乳で育児をしている子どもがいる場合は、ママが不在にする期間ミルクはどうしたらいいのか、事前にかかりつけの小児科医や母乳指導をしている助産師さんなどに相談してみるのもよいでしょう。

預け先で困った場合は、まず地域の役所担当窓口や子育て支援センターなどに確認してどんな方法があるのか教えてもらい、手続きを進めます。

通園している場合

日中働いている人がお迎えに行く場合には延長保育の申請を
最近は保育園だけではなく、幼稚園も延長保育を行っているところもあるので利用できる場合は申請しましょう。
延長保育制度のない園の場合は、仲の良いママ友やファミサポ会員さんに時間まで面倒を見てもらう方法もあります。

また、送迎が親でない場合(子どもの祖父母やファミサポ会員)は事前に「こういう人が迎えに来ます」と園に連絡しておきます。
園には入院の報告をするべき?
ママの病状については必ずしも報告する必要はないですが「母が入院するため父が送迎を担当します。不慣れなためご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。」といった内容でよいので、報告しておいたほうが良いでしょう。

私の場合、保護者と園長先生の距離が近い保育園だったので、私の病状も含めて園長先生に報告をしました。
その結果、保育園でサポートできることをいろいろ考えてくださり、担任の先生方へ指示を入れてくれました。

私が入院するまで、パパは保育園の準備などには全くノータッチだったので忘れ物や確認漏れなど沢山もあったようですが、先生たちに沢山フォローしてもらってありがたかったよ!と言っていました。
下記の記事ではファミリーサポート(ファミサポ)について詳しくご紹介しています。
ご存じない方はこちらも一緒に参考にしてみてください。

準備ポイントその2:子どもたちの心の準備を

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子どもに入院することは言うべき?

大好きなママとしばらく会えなくなるのは子どもにとってはつらい経験ですよね。
いっそのこと、何も告げずに入院したほうがいいのかもと迷うママもいらっしゃると思います。

年齢の大きな子どもはもちろん、たとえ言葉の理解が浅く当時の記憶も残らない0歳・1歳・2歳であっても、大切な家族の一員です。​
できればママの口から簡単でいいのでしばらく会えなくなることを伝えてあげるのがいいかなと思います。

簡単な物語なら理解できる3歳くらいからは、入院のエピソードがある映像や絵本などで伝えてあげると理解しやすいかもしれません。

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こちらは乳がんにかかってしまった母とその子どものために書かれた絵本です。
入院前後でママが変わっていく様子が子ども目線で丁寧にかかれているため、年少さんくらいであればママが病気になることが理解できる内容になっています。

実際に購入された方の商品レビューでも、自分の病気を子どもに告知するときに使用し子どもに伝わったという書き込みが多くありました。

我が家ではとなりのトトロがいい題材になりました

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我が家の子供たちはトトロが大好きで、以前より何度も見ており、話の内容もおおよそ理解していました。
そこで入院が決まったときに私はサツキとメイのお母さんを例えにあげて入院のお話をしました。

アニメを見ているので、なんとなく入院の雰囲気がわかるようで「入院ってなあに?」といった質問もされることなく「わかった」と返事がきました。
特に4歳の兄は、話中でサツキがお母さんの容態を案じて大泣きするシーンなどの印象もあるようで「ママが入院するってことは大変なこと」と直感で分かったようです。

僕、お留守番頑張るね!と宣言してくれ3週間という長い期間、何とか持ちこたえてくれました。

準備ポイントその3:お金の段取りをとっておく

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想定される入院期間+αの生活費を準備

入院説明の時に医師から伝えられた入院期間はあくまで目安です。ママの状態によっては入院期間が伸びることがあるので入院期間+αの現金を用意してパパに渡しましょう。

ここで注意をしたいのが、あまり家事をしたことがないパパは家計に関しての金銭感覚がママとは違うということです。
生活用品の買い物に不慣れなパパの場合、渡した分だけどんどんお金を使ってしまうことも。

とはいっても現役主婦と同じレベルでの節約は難しいので、パパの家事スキルを考慮して「1週間で〇円くらい使う目安でお買い物してね」と目安を伝えておくと使い過ぎも防ぐことができるかもしれませんね。

医療保険の請求方法を確認しておく

医療保険に加入している場合、入院前に保険金請求の仕方を確認しておくと退院後にバタバタせずにすみます。

保険金請求には保険会社指定の書式で医師の診断書を発行してもらわなければならないので、書類提出してから手元に戻ってるまでの時間がかかる場合があります。

退院後、保険金が早く欲しい場合には、保険会社へ連絡し事前に取り寄せておきましょう。
そして、この機会に、一緒にママの保険を見直してみませんか?
一家の大黒柱であるパパの補償を手厚くする家庭は多いですが、ママが入院すると出費が増えるのも現実です。

保険の見直しは健康で若いうちがベストタイミングです。
下記では女性の保険についてまとめてあるので、是非チェックしてみてくださいね!

準備ポイントその4:家事の引継ぎ

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日程的に余裕がある場合は、不在の時に家事をお願いする人にレクチャーをしておきましょう。

我が家の場合、入院中の家事は8割程パパがこなし、残りは週1回、応援に来た実母と実弟が足りないところをやってくれました。

実母は口頭説明だけでは覚えきれなさそうだったので、大き目の画用紙に家事の方法や要点などの項目を大きく記載して家のいたる場所に掲示しておきました。

実際に掲示しておいて好評だったものを紹介すると

・子どもたちが好きなメニューや嫌いな食べ物リスト
・保育園の持ち物リスト
 (お昼寝布団のカバーのかけ方や、通園バックやレッスンバッグに何を入れてもたせるかまで細かく記載)
・洗濯機が表示する洗剤量に対して、自宅で使っている洗剤や柔軟剤の使用量一覧
・休日の子どもたちのタイムスケジュール

また、子どもの湿疹で使用している塗薬には「誰のどこに塗る」か書き込みもしておきました。

そのほかには、キッチンや子どもの衣類が入っている引き出しには何が入っているかラベリングもしておきました。

もしもの時の連携を夫婦間でしておこう

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今回は入院日程が事前にわかり準備期間のある場合に絞ってまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。

私自身もそうだったのですが、健康なうちは自分が病気になって入院するなんて考えにくいし、考えたくもないものですよね。
しかし、心の中で簡単なシミュレーションをしておくだけでも、実際にそうなってしまったときに慌てなくて済みますよ。

また、ママが入院するといろんな方の力を借りることになります。
家事に不慣れなパパでも立ち回りができるように普段から対処方法を相談し、ノートなどにまとめておくのもおすすめです。

ママとしては家を空けるのが不安でしょうがないかもしれませんが「今は自分の病気をしっかり治す期間」と思い切ってパパなどのサポートしてくれる方たちにお任せしましょう。

きっと、退院する頃には、ママがいない大変さを知り1周りも2周りも大きく成長したわが子やパパがお出迎えしてくれますよ!