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住宅ローンの返済額の目安は?失敗しない借入額と返済額の決め方

住宅ローンの返済額の目安は?失敗しない借入額と返済額の決め方

2017年3月1日 公開

住宅ローンは月々の支払は家賃くらいだけど、人生で一番大きな借金であることも代わりありません。 万が一のことを考えてしかり計画を立てないと、せっかくのマイホームを手放すことになりかねません。 どのように考えて準備すれば良いかを事前に調べておきましょう!

住宅ローンの返済額はどのように決めるの?

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憧れのマイホーム。購入するには現金でという方はほどんどいらっしゃらず、住宅ローンを検討されるのではないでしょうか?
この住宅ローンの返済額ですが、3つのポイントが決め手になります。
1つは「借入金額」で住宅購入金額のことを指します。2つ目は「返済期間」で35年が最も長く設定が可能です。
最後に「金利」で、これがトータル返済金額に大きく影響していくものです。

「借入金額」を抑えるためには自己資金が必要です。
少しでも多く自己資金を調達しておくと後の約35年が楽になるのはもちろんのことです。
ただ引っ越し代や家具などの購入もあると思います。月々の返済とのバランスを考えて自己資金の出しすぎにも注意しましょう!

「返済期間」は短ければ短いほど毎月の返済金額が高くなります。しかし支払う利息は減るため総支払額は少なくなります。
期間に関しては繰り上げ返済等もできるので、よほどのことがない限り深く考えすぎなくてもよいのかなと個人的には思います。

「金利」は変動タイプと固定タイプの2種類が有ります。
変動タイプのほうが金利は低いですが、文字通り金利が変わる可能性があります。
それに対して固定タイプは安定的に支払いの目安が立てられます。
リスクをとるのか安心をとるかという点で考えてみてください。

一般的な返済負担率は25%から35%

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金融機関が住宅ローンの審査をする際に、年収をベースにした年間返済額との割り合いを算出しています。目安となる計算式があるので、【返済負担率 計算式】などで検索していただくとご覧いただけますが
今はローン電卓のようなアプリもあるのでそちらで計算したほうが早いかと思います。
また、年収別の返済負担率は下記のようになっています。
●年収300万以下の場合の返済負担率は25%以下
●年収400万以下の場合の返済負担率は30%以下
●年収401万以上の場合の返済負担率は35%以下

とはいってもあくまでもこれは上限なので5%くらいは余裕を持っておくと審査に困らないと思います。

どれくらい借りられるかは年収や家族構成などで変わる

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一般的な返済負担率を説明いたしましたが、大切なのは、今の生活を維持しながら支払える額はいくらなのかということです。
ちょっと背伸びして予算を毎月1万増やしたとします。例えばお子様の塾代や外食費などに無理があってはせっかくの新居での生活にストレスを感じてしまいます。

つまり借りれる金額=返済が可能な金額ではないということです。
子供のいないカップルと、子供が2人いる家族ではお金の使い道が大きく変わります。

また、共働きかどちらかだけが働いているかによっても世帯の収入は変わります。
では審査にどう影響してくるのでしょうか?

まず、審査する段階で家族構成が確認されます。
扶養家族がいるか否かの確認もされます。
連帯保証や連帯債務者にならなくとも何かあった際に連絡が取れる人がいるかという点も確認しているようです。

しかしながら家族構成が住宅ローン審査にとても重要かというとそうでもないようです。
扶養家族が多いから審査NGになったということはなさそうです。

何年間返済できるかも重要

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住宅ローンの返済期間は65歳までが望ましいと考えられています。そうすると35年ローンを組む場合は30歳までに借りないといけない計算になってしまいます。関東の結婚する平均年齢が30歳なので、結婚と同時に将来のライフプランを考えて住宅を購入しなければならない計算ですね。

銀行では年金や退職金を返済に充てることを想定してくれていますので安心してください。
不動産会社で会社の定年の年齢や、退職後の支払い方法は何にするのか確認されます。
大体の場合が、年金で支払うことで審査進めましょう!と言ってくださいます。

しかし、気を付けなければならないのが、年金をあてにして、それ以外の支出が本当に大丈夫かという事。

例えば、30歳で結婚し35歳で第一子、38歳で第二子が産まれたとします。
教育費で大学入学までを考えた場合、55歳ごろまでは教育費がかかります。
60歳を超えて子供の結婚や、両親の介護、そして自宅の修繕など大きな費用がかかります。

そういったことをしっかりと考えて繰り上げ返済を検討しながら35年間ローンに手をつけないのではなく
見直しも考えていきましょうね。

頭金を用意できると有利になる

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住宅ローンを契約する際に頭金があると非常に有利です。
 理由は
 ①金利が優遇されやすい
 ②総支払額が少なくなる
 ③保証手数料が優遇される場合がある。

購入金額の2割~3割くらいを見込んでおくとよいと思います。

実際にネット系の銀行では頭金に借入額の10%あると金利が優遇されるとなっています。 
2017年2月28日時点ですと
通常変動金利0.549%なのが自己資金10%で変動金利0.499%に変わります。

例えば3000万円を35年ローンを組んだとすると
0.549%だと毎月78,526円 総額 32,981,149円

3000万円のうち10%の300万円を自己資金にすると
0.499%となり毎月70,076円 総額 29,431,740円

差額は3,549,409円となり300万差し引いても50万ほどお得になります。


ただし、今は頭金なしで契約する人も増えているようです。
絶対に頭金がなければならないというわけではありません。
たまたま理想のマイホームが見つかった、準備していないという場合でも
見送らずにすむ手段はあると思っていてください

教育予算など住宅ローン以外の見通しも

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 先ほども触れましたが、ローン以外にかかる費用はしっかり考えておきましょう。
 考えておくべき支出は
 ①教育に関する費用
 ②老後に関する費用
 ③介護に関する費用
の3つになります。
 
 学資保険をはじめ保険を活用すると保証プラス積立ができることもメリットとして考えられますし、場合によってはNISAなどの運用も考えておくとよいでしょう。
 不安な方はライフプランナーへの相談もよいと思います。保険の相談などを受けてくれるプランナーであればある程度のローンの話も理解したうえで提案してもらえると思います。

上記以外にもマンションであれば修繕費の値上がりや戸建て住宅であれば外壁や屋根、給湯器等のリフォームなど年間100万を超えるような支出があります。

住宅購入時に先々かかってくる費用を確認しておくとよいでしょう。

無理のない返済計画の立て方

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背伸びをしないローン計画が必要

返済額シミュレーションができるサイト

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シュミレーションについては各銀行で行えるので銀行の住宅ローンページを参考にしてください。
ここでもいくつか紹介しますね!
メガバンク三菱東京UFJ銀行!
諸費用も一緒に金額が出ます!
最近はネット系の銀行でなくても金利が下がっているので注目!です。
ネット系銀行
1度の検索で参考価格として3種類の金利で支払金額等を算出してくれます。
繰り上げ返済が1円単位からなのもお得感ありますね!
ローンの検索サイト!
いろんな銀行の金利を一覧かできることと各銀行のキャンペーン情報も見ることができる。
初めてのローンの時はいろいろ役に立つかも?!

年収別住宅ローンの返済額の目安は?

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変動金利0.65%だと想定して年収別の返済額の目安を算出してみました。

■年収300万の場合
借入目安額:2350万円
返済目安額:62,573円

■年収400万の場合
借入目安額:3130万円
返済目安額:83,342円

■年収500万の場合
借入目安額:3910万円
返済目安額:104,111円

年収差によって違いが出ますね。
実は私は20代後半で(独身)中古戸建てを購入したのですが、
これをみてなるほど、確かにあてはまるなと実感しました。

年収500万だと大体手取りが25万円前後となるので1/3強がローンの支払いになります。
目安金額なので本当に大丈夫かは皆さんで家計を見直してくださいね!

まとめ

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住宅ローンは人生で最大といって過言ではない借金です。
一度借りてしまうと数十年間向き合うこととなります。
しかし毎月の返済金額は家賃と変わらない金額のためちょっと無理をしがちです。

賃貸住宅なら引っ越せば済むことですが、購入した住宅はそんなに簡単にはいきません。

いい物件があるからと準備不足で前に進めてしまうとローンの返済に追われてしまいかねません。

何をもって生活の豊かさをうみだすのか、まずは家族でしっかり話し合って目指すべき形を決めましょう。そしてそれに向けての準備を家族全員で行いましょう!

住宅購入は何度も経験できるものではありません。

皆さんの住宅購入がさらに気持ち豊かな生活を過ごせるものになるようにしていきましょう!
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