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【幼児教育】算数好きな子どもを育てる3つのコツ!おすすめ絵本やおもちゃもご紹介

【幼児教育】算数好きな子どもを育てる3つのコツ!おすすめ絵本やおもちゃもご紹介

2019年5月27日 公開

ママは昔算数は得意だったでしょうか、苦手だったでしょうか。算数が苦手だったというママでも、我が子が算数を得意とするか苦手になるかどっちがいいと聞かれたら、得意になる方がいいですよね!算数が好きになるか嫌いになるかって、幼児期の過ごし方で決まってしまうかもしれないのです。我が子を算数が得意な子にするために、日頃の過ごし方を幼児期から見直してみませんか?今回は算数が好きな子を育てる3つのコツと、おすすめの絵本やおもちゃをご紹介します!

算数は好き嫌いが別れてしまう科目!幼児教育はどう取り組む?

People Child School - Free photo on Pixabay (151169)

実は算数は他の教科よりも好き嫌いが別れる科目ということをご存じでしょうか。2017年の行われた、小学生を対象としたとあるアンケートによると、算数は好きな科目1位でもあり、嫌いな科目でも1位だったそうです。

なぜ、こんなにも好き嫌いが別れてしまうのでしょうか。

算数が好きになりやすい理由⇒答えがはっきりしているから

算数は決まった答えを導き出す学問です。あいまいな答えはなく、正解か不正解かの白黒はっきりとした答えがあるため、その正解にたどり着けたときの達成感が算数を好きにしてくれるということがあります。

算数嫌いになってしまう理由⇒機械的に方法だけを教わっている?!

反対に嫌いになってしまうのは、その正解を出すための手順を機械的に教わってしまっている可能性があるからです。「この計算はこうするべきもの!」など、機械的に計算方法を教わると、そこでつまづいてしまうと先の正解が導き出せません。

なぜ、このような計算方法になるのか、他に方法はないのか・・・などを考える思考力も重要になる科目なのです。

幼児期に算数が好きな子どもを育てる3つのコツ

Learn School Nursery - Free image on Pixabay (151170)

そんな好き嫌いが別れる算数を好きになるには、実は幼児期は大切な時期です。というのも、小学校へ入学すると、必然的に学校で集団で教わりますよね。先ほど言った算数に必要な力である「思考力」は、なかなか集団では育てにくいもの。

そこで授業とは関係ないところで、数の概念を楽しく、考えながら学ばせられるのが幼児期なのです。

①大人の持つ数学感を捨て、間違いを恐れず遊び感覚で

幼児期に算数が好きな子どもを育てるのには、3つのコツがあります。そのひとつ目が大人の持っている数学感を捨てること。

「たし算から学ばせて次は引き算。できるようになったら九九…」

など、確かに私たちの世代はその順番で習ったかもしれません。でもそういうのはきっぱり捨てて、どんなことからでもいいので遊び感覚で学ばせてみましょう。

・お買い物中の全体金額をクイズ感覚で予想させる
・車のナンバーを見てただ読んでいく

その時に何度間違っていても構いません。思考力は間違えれば間違えるほど育ち、いろんな思考回路ができるからです。実は算数は答えはひとつでも、考える道順はたくさんある科目。考える力を育てるには間違いは必要なのです。

②成功体験を積ませる

算数を好きになるのは、正解にたどり着けた達成感から…と先ほども言いましたね。この「正解できた!」という成功体験は好きになるのに、とても重要な要素です。何度間違っても大丈夫とは言いましたが、間違っているばかりではやはり面白味が出てきません。

スモールステップで、

・数字がひとつでも読めたら大げさに褒める
・お買い物の計算で、100円の単位だけでもあっていたら褒める


など、小さな成功体験でもいいので、たくさん積ませてあげましょう。

③速さは決して求めない

計算は速い方がいい!というのも、大人の算数感のひとつではないでしょうか。確かに速い方が算数ができる!かしこい!というイメージはありますが、算数は正解にたどり着ければ、その速さや道順は問題ではありません。

ゆっくりでもいいので、しっかりと考えるということを大切にしましょう。親は待つ姿勢が大切です。

算数が好きな子を育てる言葉かけや習慣

Love Child Family - Free photo on Pixabay (151174)

では、具体的に普段の生活で、どのように子どもと接すればいいでしょうか。算数が好きな子を育てるために、いいといわれている言葉かけや習慣も知っておきましょう。

「そうだね」とまずは共感する

思考力を育てるには、間違いを恐れずどんどん間違うのがいいのですが、間違う=失敗ととらえてしまう子どもも多く、嫌がりますよね。なので、子どもの出した答えに対してすぐに「それは間違いだよ」というのではなく、

「そうだね、そうかもしれないね!」

と共感してみましょう。算数の問題ではなくても、この共感は大切で、大人は答えを知っていても子どもの答えを否定せず、受け入れることで子どもは安心していろんなことを考えられます。算数には正解はありますが、一旦共感してあげることで、子どもはさまざまな思考を生み出せるのです。

理由を尋ねる

また、子どもが考え出した答えに対して共感したら、どうしてそう思ったのか理由を尋ねるのも効果的です。小さいころは理由を尋ねても「だってそう思ったから!」などと、きちんと理由を言えないかもしれません。けれど、

「ママは〇〇だから、~だと思ったんだよ」

と理由と答えを一緒に教えてあげると、理由を言う力も付きます。「〇〇だから、~」という思考は算数から数学を学ぶになったときにも、とても大切な思考力です。

大きい(多い)方を子どもに

普段から数が大きい小さい、量が多い少ないというのを意識させるのもいいでしょう。大きいおやつは子どもに、たくさん入っている飴の袋は子どもに…などと決めておくと、

「どっちが大きい?(多い?)」

などと聞いた時に「こっちが大きい(多い)から僕の!」と子どもは楽しそうに答えるようになるでしょう。最初は間違うことがあるかもしれませんが、そんな習慣を繰り返すことで、数の大小や多少が自然に身についていきます。

算数が好きな子を育てる絵本

Child Fun Family - Free photo on Pixabay (151173)

算数は絵本からも学ぶことができますよ!絵本の中から算数にアプローチするのもおすすめです。算数脳を育てる絵本をご紹介します。

◆数を楽しくカウント

123―かずのえほん | トム スローター, Tom Slaughter |本 | 通販 | Amazon

1,080
シンプルながらも目を惹く絵が魅力のこちらの絵本。小さい子にも目につきやすい配色がいいですね。まずは気軽に数に触れさせてみたいという方におすすめの本です。

対象年齢:0歳から

◆さんすうだいすきシリーズ

さんすうだいすき 第1巻 どちらがおおきい? | 遠山 啓, 安野 光雅, ゴトー孟 |本 | 通販 | Amazon

2,592
どちらが大きいか、比べる力を自然と身につけられる絵本。>や<、=などの等号不等号の記号も出てくるので、感覚的に算数を学べます。

対象年齢:3歳から

◆はじめてであうすうがくの絵本シリーズ

はじめてであうすうがくの絵本1 (安野光雅の絵本) | 安野 光雅 |本 | 通販 | Amazon

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計算ではなく、数の概念を絵で見ながら学べる絵本です。なかまはずれはどれか、せいくらべなど幼児の身近なテーマから、物と物を比べる力を身につけます。

対象年齢:4歳から

はじめてであうすうがくの絵本セット 全3巻 | 安野 光雅 |本 | 通販 | Amazon

5,184
こちらは全3巻セットです。かわいらしい絵も魅力的です。大人も一緒に読むと今まで抱いていた算数感、数学感が変わるかもしれませんよ。

算数が好きな子を育てるおもちゃ

Abacus Calculus Classroom - Free photo on Pixabay (151171)

遊びながら算数を学ぶにはやっぱりおもちゃが効果的ですよね。算数を使って楽しく遊べるおもちゃを3つご紹介します。

計算力を育てる!けいさんブロック

Amazon | 幼児のパズル道場 けいさんブロック | すうじ・図形・計算 | おもちゃ

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楽しく遊びながら計算力をつけるなら、こちらの計算ブロックがおすすめです。ブロックを並べたり、数を比べたり、合わせたり。いろんな遊び方をすることで数の概念が身につけられます。

空間創造力を育てる!マグネットブロック

数字のイメージをつかめる!玉そろばん

Amazon | くもんの玉そろばん120 | すうじ・図形・計算 | おもちゃ

2,331
ただただ数字をカウントするだけでは、ただ数字を覚えるだけになりがちですが、玉そろばんを数えながらカウントすると数の概念が身につきやすくなります。また、10ずつに分かれているので、10のかたまりがいくつそろって100になるのか、10を構成する数字は?などイメージがしやすいのが特徴です。

算数脳を育てる教育は家庭から

Learn Mathematics Child - Free photo on Pixabay (152015)

いかがでしたか?幼児期から算数なんて!と思った方もいるかもしれませんが、遊び感覚で算数に取り組んでいると、思考力が育ちます。この思考力がしっかり育っていると、将来算数が好きになりやすいんです。

これからは算数も計算の速さなどよりも、思考力応用力が重視される時代になってきました。算数がお勉強という意識のない幼児期から、算数を好きになる習慣を少しずつ始めてみましょう!