妊娠中こそ旦那を教育する絶好のチャンス!夫をイクメンに育てるコツとは?

妊娠中こそ旦那さんを教育するには絶好のチャンスです。これを逃したら、産後、ママが家事も育児も1人で担うことになり、ストレスが溜まる一方になってしまいます。夫婦仲の危機にもつながるかもしれません。そこで今回は、妊娠中から旦那を「イクメン」に育てるコツについてご紹介します。

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2017/08/19 公開 | 2256 view

妊娠中こそ旦那を教育する絶好のチャンス!夫をイクメンに育てるコツとは?

妊娠中の妻と旦那の考え方の違いとは?

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妊娠が発覚してから、「親になる」という自覚が芽生えるのは、男女差があるといわれています。実際に体の変化を感じる女性に比べ、男性は変化を感じる機会に乏しいため、なかなか父親になる実感が湧きにくいのです。これは、ある意味仕方のないことではありますが、このまま出産を迎えてしまうと、産後も、育児と家事を妻に任せっきりで何もしない「ゼロメン」になってしまうのです。

妊娠中すれ違いになる夫婦…主な原因とは?

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計画的な妊娠であっても、そうでない妊娠であっても、愛する2人の間に、新しい命が誕生するのは喜ばしいことですよね。しかし、妊娠中の夫の態度がきっかけで、夫婦のすれ違いが起きてしまうことがあります。そして、そのすれ違いは、産後も尾を引いてしまうこともあるのです。以下に、主な原因を挙げてみました。

原因1:妻の体の辛さを理解してもらえない

妊娠中は、つわりや腰の痛み、便秘、食べ物の制限など、意外にも女性はストレスを感じてしまいます。体が重く、気分が悪いと、1日中家事もせずにソファでぐったりしていることだってありますよね。しかし、それを見た夫が「怠けてばかりいる」「ダラダラ過ごしていて楽だな」なんて言ってしまうと、即喧嘩になるでしょう。

確かに、男性には一生かかっても体験することの出来ない経験をするわけですから、すべてを理解しろと言っても無理があります。しかし、お腹がどんどん大きくなっていく妻を見ていれば、「体が重くて大変そう」と気が付くはずですよね。辛さを理解してもらおうとするのではなく、辛そうな妻を気遣う「思いやり」の気持ちを持ってもらうことが大切なのかもしれません。

原因2:父親になる自覚がない

例えば、妊娠が発覚して以降も、お金の使い方が荒いとか、お腹の赤ちゃんにあまり興味を示さないなど、父親になる自覚が全くないことも、夫婦のすれ違いの原因となります。旦那さんが、父親になる自覚が芽生えないと、出産を控えた女性は、とても不安になってしまいます。こういった男性は、実際に赤ちゃんが産まれたとしても、直ぐには父親の実感を持つことができないので、結局は子育て=妻の仕事…と思い込み、家事も育児もサポートしてくれなくなってしまうのです。

原因3:妊娠中も家事は妻に任せっきり

つわりが酷かったり、お腹が大きくなったりすると、これまで出来ていた家事をするのも一苦労。特に、お風呂場の掃除などは大きなお腹が邪魔をして苦しかったり、ゴミ出しも重たいものを持つこと自体が、妊婦さんの体にはよくありませんよね。しかし、妊娠前から家のことは全て妻に任せっきりだった夫は、そんな妻の光景を目にしても、特に違和感を感じることがありません。

実は、私の夫もそうでした。私が妊娠中に緊急入院した際は、ゴミ出しの仕方が分からなかった・洗濯の仕方が分からなかったと、結局何もせず、2週間後に退院した時は、自宅がゴミ屋敷になっていたほどです。妊娠中は、いつ何が起こるかわかりません。私のように緊急入院する場合だって考えられます。最低限の家事を、夫が出来るように妊娠中から教育することは大切なことです。そうすれば、家事の大変さも分かるので、妻に任せっきり…ということはなくなるはずです。

日本は世界一「夫が家事・育児をしない国」

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日本の古くからの考え方なのか「男は仕事、女は家庭」という性別の役割分業観が強い国です。「男子厨房に入らず」なんて言葉もあるように、男性は仕事に専念するのが当たり前と考えられてきました。しかし、女性の社会進出が盛んになって以降、もはやこのような考え方自体が、時代遅れと言わざるをえません。というのも、最近では共働きの家庭が増えてきたからです。

「イクメン」という言葉が社会に浸透し始めて数年経ちました。しかし、実際に子育てをしながら仕事もしているママに聞くと、夫に比べて家事・育児の負担は妻の方が多いという答えが圧倒的に多く、平等に分担しているという家庭は、ごくわずか。諸外国と比べると、日本男性の家事分担率は、たったの18.3%。北欧やアメリカでは、40%前後、お隣の韓国でさえも25%という結果なので、ダントツで日本は「世界一夫が家事・育児をしない国」というわけです。なんとも不名誉なことですよね。
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