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端午の節句は何を食べる?おすすめレシピ10選!由来やお祝いの仕方についても詳しくご紹介♪

端午の節句は何を食べる?おすすめレシピ10選!由来やお祝いの仕方についても詳しくご紹介♪

2019年2月18日 公開

男の子の健やかな成長を祝う「端午の節句」。 お祝いする際の食事は何を食べると縁起が良いのかご存知ですか? 柏餅やたけのこだけでなく、他にも昔から端午の節句に好んで食べられていた食材があるんですよ♪しかも、その1つ1つにはきちんとした意味があるんです! そこで今回は、端午の節句に食べると良い食材とその意味についてご紹介。さらに、子供が喜ぶ端午の節句のお祝いレシピについてもまとめました。 他にも端午の節句の由来や鯉のぼりや鎧兜を飾る日についてなど、正しい知識やマナーもご紹介しています。子供と一緒に飾り付けをしながら、日本の伝統行事について学びましょう♡

端午の節句とは?

Question Mark Why Problem · Free photo on Pixabay (141107)

そもそも「端午の節句」とはどのような行事かご存知ですか?
3月3日「桃の節句」が女の子の成長を祝う行事であるとするならば、5月5日「端午の節句」は男の子の成長を祝う行事です。

とはいえ、男兄弟がいなかったご家庭で育ったママの中には、いまいちどのようなことをしてお祝いして良いのか分からないものですよね。
そこで今回は、端午の節句についていろいろと調べてみました!
男の子がいるママさんは、お祝いする際の参考にご覧ください。

端午の節句の由来は?

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日本の伝統的な行事の1つのように思われた方も多いでしょうが、実は端午の節句は中国から伝来してきた習わしと言われています。

諸説あるのですが、古代中国では5月は『物忌みの月』と言われており、厄払いが行われていたのだそうです。
もともとは「端午」とは、5月のはじめの「午(うま)の日」を指していて、「午」と「五」の音が同じと言うことから5月5日に厄払いをする風習が定着したと言います。

それから日本に伝わり、鎌倉時代に入ると、厄除けに使われる菖蒲と、武道を重んじる意味の「尚武(しょうぶ)」の語呂合わせにより、「5月5日=尚武の日」として盛んにお祝いされるようになったそうです。

その後江戸時代に入ると、端午の節句となり、男の子が無事に成長することを願ってお祝いする行事へと形を変えて庶民の間で広がったとされています。

端午の節句は何を食べてお祝いするの?

柏餅 | フリー素材ドットコム (141109)

桃の節句だと「桜餅」「ちらし寿司」「はまぐりのお吸い物」などが定番メニューですが、端午の節句はどのようなものを食べたら良いのでしょうか?

◆柏餅

桃の節句と言えば、ピンク色の可愛らしい桜餅を食べますが、端午の節句では柏餅を食べるのが習慣です。
これにもちゃんとした意味があります。

柏の葉っぱは、新芽が出ないと古い芽が落ちないことから、『子供が出来るまでは親は死なない』と言われ、子孫繁栄を意味し、端午の節句にふさわしい縁起の良い食べ物となったそうです。

◆ちまき

ちまきというと、笹の葉でもち米を包んで蒸した食べ物を言いますが、昔は「茅(ちがや)」という葉で巻かれていたのだそうです。この茅の葉は、古来中国では繁殖力が強く、神霊が宿るため邪気を払ってくれる植物とされてました。
このため、端午の節句に茅の葉でもち米を包んで食べる習慣が生まれたと言われています。

ほかにも、このちまきの形状が毒蛇に似ていることから、邪気を払うと信じられていたという説もあります。

◆ブリの照り焼き

ブリは、大きくなるに従い、名前が変わる出生魚。そのことにちなんで、「子供の出世を願う」という意味合いで、端午の節句に好んで食べられるようになりました。

◆カツオのたたき

カツオは、「勝男」という語呂合わせから、「勝つ」=縁起が良いとされ、ちょうどこの時期に旬を迎えるカツオを端午の節句に食べるようになったと言われています。

◆たけのこの煮物

たけのこは、すくすく真っすぐ伸びて大きく育つことから、子供の成長を願い、端午の節句に食べられるようになりました。ちょうど5月が旬の食べ物ということもあり、昔は煮物にして食べる家庭が多かったそうです。
現在は、たけのこご飯にする家庭が多いかもしれませんね。

端午の節句におすすめ♡子供が喜ぶ簡単・レシピ集

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端午の節句の食べ物は、これまでご紹介したとおり、カツオやブリ、たけのこ、柏餅などでしたが、現在ではこれに限らず、ちらし寿司や手巻き寿司、鯉のぼりをモチーフにしたスイーツなど子供が好きなメニューでお祝いするのが主流です。

あまり型にはまらず、難しく考えずに子供が楽しく食事できるようなメニューを考えるといいかもしれませんね。以下に、見ているだけでワクワクしちゃう♡おすすめのレシピをご紹介します。

端午の節句は「菖蒲湯」に入る!

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よく端午の節句には「菖蒲湯」に入るというのを耳にしたことがありますが、これは一体なぜなのかご存知でしたか?

これは奈良時代から続く日本の古い習わしで、季節の変わり目である「午(五)」の日に、薬草を摘んだり、菖蒲を入れたお酒を飲んだりする「菖蒲の節句」というものが由来とされています。
菖蒲は、邪気を払う薬草であると考えられていたのです。

その後、江戸時代になり、菖蒲=尚武(勝負)と読み方が同じであることにあやかり、縁起を担いで武士が出陣の前に菖蒲湯に入っていたと言われています。

このような名残から、端午の節句に菖蒲湯に入ると縁起が良いとされているのですね。
実際に菖蒲には、鎮痛効果や血行促進、保湿効果などが期待出来ますので、体に良いものだと言えます。
菖蒲湯に使う菖蒲は、この季節になればスーパーなどでも売られていますので是非試してみてください。
使い方は、そのまま浴槽に入れて香りを楽しむだけでOKですが、長すぎる場合は、くるんと輪っか状にして使っても良いと思います。

飾り付けはいつからいつまで?

Paper Business Document · Free photo on Pixabay (141112)

端午の節句に欠かせないものと言えば、鎧兜と鯉のぼりの飾りですよね。
これらは、春のお彼岸が過ぎてから飾るのが一般的ですので、だいたい4月に入ってから飾るご家庭が多いようです。
片付ける時期には特に決まりはないようですが、湿気に弱い鎧兜の場合、お手入れが大変になりますので、出来れば梅雨入り前の5月中旬までには汚れを落として片付けるようにしましょう。

ちなみに、この飾り付けについてですが、災いを払う・縁起物の意味合いがありますので、飾るのを忘れていたからと端午の節句の前日に出すのはNG。
これを「一夜飾り」と言って、縁起が悪いとされています。

皆さん、忘れずにしっかりと飾るようにしてくださいね。

まとめ

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いかがでしたか?
今回ご紹介した端午の節句だけでなく、節分や桃の節句など、段々と日本の古くからの季節行事が簡素化されてきている今。

本来の意味を知らない人も増えていますよね。私たちが、祖父母や両親から教わってきたように、これからは私たち自身が子供たちの世代へと受け継いでいかなければなりません。

是非皆さんも、改めてこれらの行事に目を向けて、子供と一緒に楽しみながら学んで下さいね♡