ikumama

Top
つらい花粉症に悩む人たちへ花粉症の基本知識徹底解説!!

つらい花粉症に悩む人たちへ花粉症の基本知識徹底解説!!

2017年1月6日 公開

多くの人々を悩ます花粉症。 花粉症とは一体どんな病気なのでしょうか? 花粉によってなぜつらい症状が起こるのか? 代表的な花粉とその分散時期などを徹底解説!!

花粉症ってどんな病気?

 (17281)

花粉症とは、一体どんな病気なのでしょうか?
日本人の25%が花粉症といわれていて花粉症だという人も多いと思います。
花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となっています。
くしゃみや鼻水、アレルギー症状を起こす病気です。
季節性アレルギー鼻炎とも呼ばれていて原因物質の種類により、2つに分類されています。

季節性アレルギー性鼻炎

原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状がでます。
日本では、約60種類の植物が花粉症を引き起こすと言われています。
主なアレルゲンは、スギやヒノキ、カモガヤ、シラカンバ、ブタクサ、オオアワガエリなどです。
くしゃみや鼻水、鼻づまりだけではなく、目のかゆみや充血、涙などを伴う場合が多いです。
その他にものどのかゆみや皮膚のかゆみ、下痢や熱などの症状が現れることがあります。
シラカンバやハンノキ、イネ科の花粉症の人が、ある果物や野菜を食べると口の中がかゆくなったり、腫れたりする症状が出たりもします。

通年性アレルギー性鼻炎

一年中アレルゲンがあって症状も一年中あります。
主なアレルゲンは、ダニやハウスダスト、ゴキブリや昆虫、ペットの毛などです。
通年性アレルギー性鼻炎と花粉症の両方で悩む人や、複数の花粉に反応して症状が出てしまう人が増えています。
一年中くしゃみや鼻水、鼻づまり、目の充血やかゆみに悩まされている人は、少なくありません。
 (17280)

花粉症を引き起こす植物の種類について

 (17342)

つらい鼻づまりなどの花粉の症状を引き起こす植物は、たくさんあります。
特に注意したい花粉が、スギ・ヒノキ・ブタクサ花粉です。
他にも様々な花粉が一年中飛散しています。

<スギ花粉>
飛散時期は2月から4月です。
飛散量が多く、日本で最も多い花粉症の原因と言われています。
鼻アレルギー、目、のど、皮膚の症状も出て全国で発症しています。

<ヒノキ花粉>
飛散時期は、スギより少し遅れて3月~5月で、スギと同じく飛散距離が長くて広範囲で発症しています。
症状は、スギ花粉と同様でスギとヒノキ両方の花粉症を持っている人も多く重症化しやすいです。

<ブタクサ花粉>
飛散時期は、8月から10月です。
日本では、スギ・ヒノキに次いで多い花粉症です。
背が低い草花で飛散距離は、短いです。
近づかなければ避けれます。

季節でまとめてみると春は、スギとヒノキ。
夏は、イネとシラカンバ。
秋は、ブタクサやよもぎ、カナムグラ。
冬は、スギ。
ほぼ年間を通してなにかしらの花粉が日本中を飛び回っています。

風邪と間違えやすい?花粉症の見分け方!

 (17302)

花粉症の症状は、風邪とよく似ているので間違えやすいです。
症状は似ていますが、原因は違います。
見分けるための最も簡単な方法は、鼻水です。
花粉症による鼻水は、なにもしなくても垂れてくるようなサラサラとした水のような状態です。
目のかゆみも花粉症に見られるサインです。
風邪による鼻水は、粘り気があって色が黄色かったりします。
のどの痛みや発熱もみられます。
間違った自己判断で薬などを服用してしまうと体に悪影響を及ぼすこともあるので注意しましょう!!

花粉症の悪化を防ぐための注意点

 (17319)

花粉の飛散シーズン中に花粉症の悪化を防ぐために注意してできるだけ花粉に接触しないように工夫しましょう。
症状が軽いうちに早めに病院でみてもらい治療を始めることが大切です。

室内での注意点

こまめに室内の掃除をするようにしましょう。
花粉の飛散量が多い日には、花粉の侵入を防ぐためにドアや窓は閉めましょう。
外に干した洗濯物は、付着した花粉を払い落としてから取り込むようにしましょう。
睡眠を十分にとってストレスをためないように心がけるようにしましょう。
喫煙や飲酒などは、控えて体調を万全にしましょう。
 (17322)

外出・帰宅時の注意点

外出時は、できるだけマスクをして出かけましょう。
メガネやスカーフなども着用して目や鼻への花粉の侵入を防ぎましょう。
晴れている日や風の強い日は、花粉が飛びやすくなっているので外出は控えましょう。
帰宅すると手洗い、洗顔、うがいをしっかりと行って花粉を洗い流すようにしましょう。
 (17316)

花粉症の治療法

 (17405)

現在は、残念ながら完全に花粉症を治す薬はありません。
しかし、症状を軽くするための薬はたくさんあります。
症状の種類や重さによって飲み薬や点鼻薬が使われます。
くしゃみや鼻水、鼻詰まりを軽くする効果があります。
指示通りに飲み続けることが大切で、花粉の飛ぶ量が少なく症状が軽い日などでも自己判断で飲むのをやめないようにしましょう。

飲み薬

<抗ヒスタミン薬>
鼻の粘膜でヒスタミンの働きをブロックしてくしゃみや鼻水、鼻詰まりを軽くします。
抗ヒスタミンの薬の中でも効果に優れて眠気などの副作用が軽減された「第2世代抗ヒスタミン薬」が主流になっています。
鼻詰まりを軽くする薬で主に他の薬と組み合わせて「抗ロイコトリエン薬」が使われます。
症状が比較的に軽い時に鼻の粘膜で肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが出てくるのを抑えるのに「遊離抑制薬」が使われたりします。

点鼻薬

点鼻薬とは、鼻の中に直接噴霧する薬です。
<鼻噴霧用ステロイド薬>
抗炎症作用によりくしゃみ、鼻水、鼻詰まりに対して優れた効果が期待できます。

舌下免疫治療法を知っていますか?

 (17671)

2014年から舌下免疫治療法が花粉症の治療として保険適応のなってネットやTVでも紹介されていたことを知っていますか?
この治療法は、花粉症の原因である花粉エキスをほんのわずか持続的に舌下に投与します。
それによって体を花粉に慣らしてアレルギー症状を和らげるという治療法です。
季節性の花粉症は、短期間集中的にしか花粉にさらされない状態では、体は花粉を異物と感じ取ってしまいます。
でも2~5年の長期間にわたって少量の花粉が存在し続けるのでだんだん異物だと感じなくなります。
結果、花粉飛散シーズンになっても花粉が異物と認識されることなくアレルギー症状が起こらなくなるのです。
舌下免疫治療法で用いられる薬はスギ花粉エキスです。
なのでスギ花粉による花粉症で苦しんでいる人が対象となります。
年齢についても日本では、12歳以上が対象となっています。
妊娠中の人やぜんそく症状を持っている人は、この治療を受けられない場合もあるので事前に医師に確認しましょう。
この治療法は、すべての花粉症の人に効果的というわけではありませんが、多くの人に効果を実感してもらっている結果が出ています。
花粉症でお悩みの人は、一度試されてみてはどうでしょうか?

花粉症に効く薬ご紹介

 (17370)

年々花粉症で悩む人が増えてきています。
ドラッグストアなどで市販薬も増えてきています。
症状が軽い場合や仕事などでなかなか病院に行くことができない人は、ドラッグストアで市販薬を買う人も多いのではないでしょうか?
花粉症に効く市販薬についておすすめを紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

まとめ

 (17675)

花粉症で悩まされる人が年々増えている中、花粉症にならない人もいます。
症状も人それぞれ軽い症状の人もいれば、くしゃみや鼻水が止まらない人、目がかゆくなったり充血したりする人、皮膚がかゆくなったりする人と様々です。
花粉症になる前からしっかりとできることは、やっておきましょう。
花粉症になった人は、症状が悪化しないように自分で生活や環境など工夫して過ごしましょう。
季節に関係なく一年中飛んでいる花粉もあるので花粉症になりやすい人は、マスクとメガネをして生活するように心がけましょう!!
自分がなんの花粉アレルギーなのかしっかりと把握してそれに合った治療薬を服用して早めの対策を取りましょう。