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花粉症に効くヨーグルトはコレ!乳酸菌の種類と効果的な食べ方のポイント5つ♪

花粉症に効くヨーグルトはコレ!乳酸菌の種類と効果的な食べ方のポイント5つ♪

2019年1月30日 公開

毎年春になると花粉症のシーズン到来!外出するのも嫌になるくらい辛い症状に悩まされている人はたくさんいます。そんな方に是非試して欲しいのがヨーグルトを使った花粉症対策。 ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、花粉症の症状緩和や改善に役立つと言われ、大注目されているんです!とはいえ、市販のヨーグルトの種類は非常に多く、どれを食べてよいのか分かりませんよね。 そこで今回は、花粉症に効果的な乳酸菌の種類をご紹介。より効果が得られる食べ方や食べる量・タイミングなどについても詳しくまとめました。 飽きずに続けられるよう、ヨーグルトを使用したレシピもご紹介していますので、毎日の食生活に取り入れてみてくださいね♡

花粉症にヨーグルトが効くのは何故?

Question Mark Why Problem · Free photo on Pixabay (139236)

スギやヒノキ、ブタクサなど植物の花粉に対してアレルギー反応を引き起こし、くしゃみや鼻水、鼻詰まり、肌荒れ、目の痒みなど様々な症状に悩まされる「花粉症」。なんと日本人の4人に1人は花粉症に悩まされているというデータがあるほど、最も身近なアレルギーなのです。

こんなに多くの人が悩んでいる花粉症ですが、残念ながらいまだ根本的な治療法が発見されていないため、現在では、症状を和らげるための対策や治療法がメインとなっています。その中でもここ数年注目されているのが「ヨーグルト」を取り入れた花粉症対策。

一体何故ヨーグルトが花粉症対策に効果的なのか、そのメカニズムについてご紹介します。

◆花粉症の原因は「免疫機能」にある

そもそも花粉症を引き起こす原因とは何なのでしょうか。
実は花粉に対するアレルギー反応は、体内にある免疫細胞の過剰反応により引き起こされると言われています。

普段は私たちの体を外敵から守ってくれる免疫細胞ですが、体内に花粉が入って来ると「花粉=異物」と判断し、過剰に攻撃してしまうのだそうです。その結果、免疫細胞のバランスが崩れてしまい、アレルギー反応が出てしまうというわけなんです。

◆乳酸菌パワーで免疫力をアップ!

免疫細胞の過剰反応によって引き起こされる花粉症ですが、実は免疫力そのものを高めることにより、過剰反応を抑える効果が得られることが分かっています。
そこで活躍するのが「乳酸菌」。

腸内には、人間の免疫システム全体の約60%があると言われているため、腸を元気にすることで免疫力がアップし、花粉症だけでなくその他健康面・美容面でも良い効果が得られるのです。
なかでも免疫力を高める効果のある乳酸菌を積極的に摂取することで、アレルギー反応を少しでも和らげることが出来ると言われています。

花粉症に効果的な乳酸菌はコレ!

Milk Yogurt Drink · Free photo on Pixabay (139237)

花粉症の症状を緩和すると言われているヨーグルト。その中に含まれる乳酸菌の種類が非常に重要となってきます。
ヨーグルトと言っても様々な種類がありますので、花粉症対策の1つとして考える場合は、以下の乳酸菌が含まれている製品を選ぶようにしましょう。

あくまでアレルギー反応の緩和を目的とするもので、医薬品などの「治療」を目的とするものではありませんので、その点はご注意くださいね。

◆L-92乳酸菌

L-92株とは、カルピス社の保有する菌の中から特に「アレルギー症状を抑制する効果が高い菌」として選ばれた菌で、主にアレルギー症状の原因となるIgE抗体の産生を抑制する作用があります。

花粉症だけでなく、アトピーやアレルギー性鼻炎などにも効果的なんだそうです♪

◆ビフィズス菌BB536株

ビフィズス菌BB536株は、森永乳業が発見したビフィズス菌で、胃酸に強く、生きたまま腸に到達することが出来る乳酸菌の1つです。

主に便秘予防や免疫力アップに効果的で、インフルエンザ予防から花粉症の予防および症状の緩和についても効果的だと言われています。

◆L-55株

こちらも胃酸に強く、生きて腸まで届く乳酸菌と言われているものです。主に便秘予防や改善、花粉症の症状緩和、アトピー性皮膚炎の改善などに効果があると言われています。

実際に花粉症のマウスを使った実験で試したところ、鼻かき行動やくしゃみなどの症状が抑えられたと言われています。

◆乳酸菌シロタ株

乳酸菌シロタ株は、1930年にヤクルト社の創始者が発見したヒト由来の乳酸菌です。非常に長い歴史を持ち、世界的にも信頼度の厚い乳酸菌の1つです。

主に整腸作用、大腸がんや乳がんの予防、風邪やインフルエンザ予防、免疫力アップに効果があります。また、花粉症の症状緩和だけでなく他のアレルギー症状についても効果的であると言われています。

◆LGG乳酸菌

LGG乳酸菌は、先ほどご紹介した乳酸菌シロタ株やビフィズス菌BB536よりも前に「特定保健用食品」の認定を受けた乳酸菌です。

小児のアトピー性皮膚炎や花粉症の症状改善に役立つと言われています。さらに免疫力の向上、インフルエンザの感染予防および症状緩和などにも効果的だそうです。

花粉症対策に効果的なヨーグルトの食べ方とは?

Tablespoon Yogurt Strawberry · Free photo on Pixabay (139238)

花粉症対策を目的とするならば、ヨーグルトの食べ方にも注意しましょう。より効果的な摂取方法をまとめましたので是非参考にしてください。

①継続的に食べることが大切

花粉症の症状を和らげる・アレルギー反応を抑えるという働きのあるヨーグルト。つまり、薬とは違い「即効性」が期待出来るものではありません。そのため、長期にわたり毎日食べ続けることが大切なんです。

個人差はありますが、一般的には花粉症の症状が出始める約1ヶ月前から始め、3ヶ月、半年…と長期間にわたって継続的に食べ続けることで効果が得られると言われています。

また、体質が改善されたからと言ってすぐにヨーグルトをやめると、また元に戻ってしまう可能性もありますので注意しましょう。

②1日の摂取量は?

乳酸菌の効果を効率よく得るためには、1日100~200gくらいを毎日摂取する必要があります。

一般的に売られているプレーンタイプのヨーグルトで1つ400g程度、バラ売りしている1人分サイズのヨーグルトで約100g、ドリンクタイプのもので100mlとなりますので、まずは市販のヨーグルトを1日1つ食べる程度から始めてみるのが良いかもしれませんね。

③プレーンタイプを食べる

ヨーグルトにはお砂糖やフルーツの果肉が入っている「加糖タイプ」と、砂糖が一切入っていない「プレーン」がありますよね。実はヨーグルトは砂糖と一緒に摂取すると、体質改善に必要なビタミンBが減少してしまうと言われているので、なるべくなら「プレーン」タイプを選ぶようにしましょう。

甘さが足りない人は、少しはちみつをかけたり、フレッシュな果物を一緒に摂ると食べやすいと思います。

④食後に食べるのがおすすめ

ヨーグルトを食べるタイミングは、朝昼晩いつでもOKなのですが、基本的には食後に食べるのがおすすめです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌を生きて腸まで届けるためには、胃酸の影響を受けにくい食後が良いとされています。

毎日の食後のデザートに食べるといいかもしれませんね♡

⑤リンゴと食べるとより効果的

リンゴは、ダイエット効果やインフルエンザ予防効果、抗がん効果などが期待出来ると言われていますが、実は花粉症の炎症を抑える効果アレルギー反応を抑制する効果も期待出来るんです!

ヨーグルトと一緒に摂取すると、より効果的と言われていますので是非試してみてくださいね。もちろん、便秘解消にもおすすめですよ。

続けやすい!ヨーグルトの選び方

Yoghurt Milk Snack · Free photo on Pixabay (139240)

花粉症の症状緩和のためにヨーグルトを食べるということは、あくまで「体質改善」が目的です。そのため、継続的に長期間食べ続けなければ、効果を得ることが出来ません。

ヨーグルトを選ぶ際には以下の3つについて注意して購入するようにしましょう。

①続けやすい価格
②入手のしやすさ
③味の好み


やはり続けることで効果を発揮するので、近所のスーパーやコンビニなどで買いやすい値段であることや入手のしやすさが重要となってきます。
また、味の好みも重要ですよね。美味しくないと感じるものは食べ続けることが出来ません。
自分の好きな味かどうか、まずは色々と試してみるのもイイと思います。

飽きずに続けられる!おすすめの食べ方

Berries Muesli Blackberries · Free photo on Pixabay (139239)

毎日美味しく食べ続けることが重要ですが、いくら好きなものでも長期間続けているとさすがに飽きてしまいますよね。
そんな時にはアレンジをひと手間加えてみると、また違った楽しみ方出来るはずです♡
普通のヨーグルトに飽きた方は是非やってみてくださいね。

効果が出ないことも…

Woman Desperate Sad · Free photo on Pixabay (139241)

残念ながら、ヨーグルトを食べ続けていてもなかなか効果が出ないという場合もあります。それはもしかしたら、食べ続けていた乳酸菌が、自分に合っていないのかもしれません。

まずは最低1週間程度同じヨーグルトを食べ続け、その結果花粉症の症状に変化が見られた場合は、もうしばらく続けてみましょう。
逆に、お腹が下るなどいつもより体調が悪くなった場合は、もしかしたら乳酸菌が自分のカラダに合っていないのかもしれませんので、他の乳酸菌の入ったヨーグルトに変えてみると良いと思います。

まとめ

Forest Birch Spring · Free photo on Pixabay (139242)

いかがでしたか?
実際、各社の研究結果でも、花粉症にヨーグルトの効果が得られた人とそうでない人がいますので、個人差もあるのでしょう。

ただ、毎年薬を飲むのが気になる人や子供の花粉症の治療に薬をあまり使いたくないという場合には、大いに試してみる価値はあると思います。少しでもいつもより症状が軽くなれば嬉しいですよね♡

ヨーグルトは、花粉症だけでなく、インフルエンザや風邪予防、美容にも効果を発揮してくれますから、決して食べて損はないはず!

是非皆さんも、これを機に毎日の食生活にヨーグルトを取り入れてみてはいかがでしょうか。