ikumama

Top
赤ちゃんが牛乳を飲めるのはいつから?飲ませ方や注意点など詳しく紹介します

赤ちゃんが牛乳を飲めるのはいつから?飲ませ方や注意点など詳しく紹介します

2017年7月26日 公開

牛乳は栄養豊富な飲み物です。子どもの成長をサポートしてくれるので、積極的に飲ませてあげたいですよね。でもちょっと待って!!牛乳を飲むときには気を付けなければいけないこともあるんです。特に初めて飲む赤ちゃんは注意が必要なんです。牛乳の与え方や注意点、離乳食レシピまで詳しく紹介します。

赤ちゃんは牛乳はいつから飲める?

Free photo: Milk, Glass, Frisch, Healthy, Drink - Free Image on Pixabay - 2474993 (81048)

赤ちゃんが成長し、離乳食も後期に入ったら「そろそろ牛乳も飲んでみようかな?」と思う頃ですよね。育児書などを見てみると、赤ちゃんが牛乳を飲めるのは『1歳を過ぎたころから』と記載されています。小さな赤ちゃんは消化器官も未熟です。離乳食で様々な食材を食べ、消化器官が発達してきた1歳過ぎ頃から牛乳は始めてみましょう。

牛乳をたくさん飲むと背が伸びると聞いたことがあるかと思います。牛乳にはカルシウムが豊富に含まれていて、小学校の給食では毎日のように出てくる飲み物でもあり、積極的に飲んだ方が健康には良さそうですよね。反面、牛乳は飲みすぎるとお腹を壊したりなど体質によっては不調が現れるといったこともありますので、初めて牛乳を飲むときには気を付けなければいけないこともあります。

牛乳を1歳未満で飲んではいけない理由とは?

Free photo: Baby, Twins, 100 Days Photo - Free Image on Pixabay - 772441 (81050)

ミルクや母乳を飲んでいた赤ちゃんなので、栄養豊富な牛乳も飲んでもいいのでは…と思うかもしれませんが、体の発達が未熟な1歳未満の赤ちゃんが牛乳を飲んではいけないのには理由があります。

牛乳にはアレルギーがある!?

Free photo: Baby, Tears, Small Child, Sad, Cry - Free Image on Pixabay - 443390 (81051)

アレルギーを起こしやすい食材には様々な物がありますが、実は牛乳もその1つなんです。

1歳未満の赤ちゃんは臓器の成長がまだ未熟なため、離乳食も柔らかいものや消化に良いものを調理して少しずつ慣れながら食べていますよね。牛乳に含まれるたんぱく質は、未熟な赤ちゃんの消化機能では上手く分解することができません。そのまま吸収してしまうと、じんましんや呼吸困難などのアレルギー症状を発症してしまうことがあります。

鉄欠乏性貧血を起こすことも!?

Free photo: Milk, Health, Growth, White - Free Image on Pixabay - 2350556 (81052)

牛乳はカルシウムが豊富な食材です。カルシウムは骨を形成するのに大切な栄養ではあるのですが、摂りすぎると鉄分の吸収を妨げてしまうことがあります。小さな赤ちゃんが牛乳を飲むと、鉄分が足りなくなってしまう『鉄欠乏性貧血』になってしまう恐れがあり、その状態が長く続くと運動機能や認知能力の低下が起こってしまう可能性もあります。

ミルク・母乳の量が減る

 (81053)

1歳未満は離乳食を食べているとはいえ、まだミルクや母乳の栄養が必要な時期です。

代りに牛乳を与えてしまうと、ミルクや母乳で補えていた必要な栄養素が減ってしまいます。牛乳も栄養が豊富ではありますが、1歳を過ぎたころから摂取するようにしましょう。

赤ちゃんが初めて牛乳を飲むときの注意点

Free photo: Baby, Boy, Little Boy, Sweet - Free Image on Pixabay - 179378 (81055)

1歳を過ぎると赤ちゃんの消化機能も発達してきているとはいえ、やはりアレルギーなど体調の変化が心配です。初めて牛乳を飲むときは、20ml~30mlくらいの量から始めて様子を見ましょう。味に慣れられるよう、スプーンで飲んでみると進めやすいです。冷蔵庫で冷えた牛乳は、赤ちゃんの胃腸を冷やして負担をかける原因になります。ミルクなどと同じように人肌くらいに温めたものをあげると飲みやすいです。体調に変化があるといけないので、初めて飲むときはかかりつけ医が営業している平日の昼間にしましょう。

牛乳はミルク・母乳と見た目が似ているものの、味には違いがあります。赤ちゃんが飲みやすいように、飲む量が増えて来たら使い慣れた哺乳瓶やベビーマグがあればそれらを使って飲んでみるといいですね。

少量ずつ飲み始め、慣れて来たら常温くらいのものでも大丈夫。1日の合計量は200ml~300mlくらいに収まるように、数回に分けて飲みましょう。飲みすぎはカルシウムの摂りすぎになったり、お腹を壊す原因にもなってしまいます。

赤ちゃんが牛乳を嫌がって飲んでくれない時

Free photo: Strawberry, Milk, Strawberry Milk - Free Image on Pixabay - 1882400 (81056)

赤ちゃんにも味の好みがあります。ミルクや母乳はゴクゴク飲むのに、牛乳は嫌いという赤ちゃんもいることでしょう。赤ちゃんが牛乳を飲まない時は、無理に飲ませなくても大丈夫。むしろ、無理に飲ませたことでますます嫌いになってしまい、大きくなっても飲めないなどと言ったことになると、そちらの方が困りますよね。

牛乳を嫌がるときは「まだ早かったかな?」くらいに考え、少し日にちを開けて再チャレンジしてみましょう。その間、乳製品で栄養を摂りたいのなら、ヨーグルトやチーズなど別の乳製品を食べるようにします。

その後、赤ちゃんが飲んでくれるようになると良いのですが、好き嫌いというのは個人差もありますので、飲めなかったということもあるでしょう。

イチゴやバナナとスムージーにしてみたり、ミカンの缶詰と一緒に牛乳かんにしたら食べてくれるということも。クリームシチューなど赤ちゃんが好きそうなメニューにしてみるのもいいですね。牛乳に少しだけオリゴ糖を混ぜると、甘くて飲みやすくなるということもあります。赤ちゃんによっては牛乳のメーカーを変えたら飲めるようになったという子もいるようです。(やはり高い牛乳はおいしいのでしょうか…!?)

少しずつ牛乳の味に慣れて、克服できるように頑張りましょう。

牛乳でお腹を壊す原因は?

Free photo: Kids, Baby, The Son, Dear - Free Image on Pixabay - 1508121 (81072)

大人でも、牛乳を飲むとお腹を壊してしまうという体質の方はいますよね。赤ちゃんも牛乳を飲み始めたらお腹を壊すことが多くなった…そんな症状が出ていたら、それは『乳糖不耐症』かもしれません。

牛乳やミルクに含まれる乳糖が上手く消化できないために下痢になってしまうという症状で、生まれつきの症状の子もいれば、胃腸炎などの後に一時的に症状が見られているという場合もあります。生まれつきの症状であれば、母乳やミルクなどでも下痢の症状が見られたり、体重が上手く増えないなどといったこともあります。その場合、乳糖不耐症用のミルクを飲んで様子を見ます。

1歳を過ぎたころから症状が見られたという場合、多くは胃腸炎や風邪などが原因と考えられるので、牛乳はお休みして病院でお薬をもらい、様子を見てみましょう。

乳糖不耐症はアレルギーとは症状が異なります。

ヨーグルトはいつから食べられる?

 (81057)

牛乳よりもたんぱく質の分子が小さいヨーグルトは、離乳食初期の生後6ヶ月頃から食べることができます。最初は糖分が多いヨーグルトは避け、砂糖が入っていないプレーンヨーグルトから初めてみましょう。

プレーンヨーグルトは酸味があり、赤ちゃんがあまり食べてくれないという場合は、ベビーダノンから始めてみるのがオススメです。野菜や果物のジュレと一緒になっていて、赤ちゃんも美味しく食べることができますよ。

離乳食で牛乳が使えるのはいつ?

 (81058)

ヨーグルトが食べ慣れてきた離乳食中期の7~8ヶ月頃から、離乳食では牛乳を加熱して調理に使うことができます。アレルギーなどの心配もありますので、少量から始めてみるようにしましょう。

味付けに粉ミルクを使用したミルク粥などは食べているかと思いますが、ミルクの代りに牛乳を使って作るミルク粥は簡単です。他にも、牛乳を使ったオススメレシピはたくさんありますので、ご紹介します。

牛乳を使った離乳食のオススメレシピ

『牛乳』と『加工乳』『乳飲料』は違う!?

Free photo: Cow, Horns, Milk Cow, Beef - Free Image on Pixabay - 2193298 (81059)

スーパーの牛乳コーナーを見てみると、『牛乳』の他にも『加工乳』や『乳飲料』と表記のある商品も並んでいます。牛乳との違いはあるの?と思った方もいるでしょう。

正確には
牛乳…生乳のみ
加工乳…生乳に乳製品を加えたもの(バター、脱脂粉乳など)
乳飲料…牛乳に乳製品以外のものを加えたもの(鉄分、カルシウムを強化しているなど)

となっています。多少値段にも差があります。

初めて飲むならば加工されている乳飲料などよりも、生乳に近い『牛乳』から始めてみましょう。

牛乳は賞味期限にも気を付けて!

Free photo: Time, Calendar, Saturday, Weekend - Free Image on Pixabay - 273857 (81064)

牛乳の賞味期限は意外と長いように感じますが、栄養価が高い牛乳は雑菌が繁殖するスピードが速いです。一度開封してしまうと一気に雑菌が増えてしまうため、赤ちゃんに飲ませる牛乳は開封してから2~3日以内のものにしましょう。

使いきるのが難しいようでしたら、500mlのハーフサイズやストローがついている小さいタイプの牛乳を購入して使うのがオススメです。

まとめ

Free photo: Baby, Baby With Mom, Mother Kiss - Free Image on Pixabay - 165067 (81065)

栄養豊富な牛乳は、正しい飲ませ方をすることでお子さんの成長をサポートしてくれる食材です。初めて口にする時には気を付けなければいけないこともたくさんありますが、上手に食事に取り入れて赤ちゃんの栄養バランスを整えてあげましょう。