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働くママでも幼稚園はあり?ワーママの割合は?幼稚園に預けるメリットデメリットを徹底分析!

働くママでも幼稚園はあり?ワーママの割合は?幼稚園に預けるメリットデメリットを徹底分析!

2018年4月16日 公開

地域によってはフルタイムでも保育園に入ることが出来ない中、働くママが子供の預け先を幼稚園にするという家庭も増えています。しかし、保育園との違いに不安を覚えるママも少なくないですよね。そこで今回は、幼稚園の働くママの割合や費用、幼稚園へ預けるメリットデメリットを詳しく解説します。

働くママでも幼稚園入園は可能?

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ズバリ、働くママでも幼稚園に子供を入園させることは可能です。実際、最近の待機児童問題のせいで保育園に預けることが出来なかったママが、3歳から幼稚園に入園させて職場復帰を果たしたり、小規模保育園から転園させるケースも増えています。

そのため、幼稚園によっては通常保育以外の「預かり保育(延長保育)」の時間を、早朝~夕方まで行う園も増えており、保育園に近い存在へと変化しています。また、幼稚園の制度だけでなく、ママの勤務形態によっても、保育園だけでなく幼稚園に入園させることが可能な場合があります。

最近は、共働きの世帯が増えていますので、工夫すればフルタイムのママでも、決して無理なことではないんですよ!

【先輩ママに聞いた】何故幼稚園を選んだのか?

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ママが働くというと、保育園に通わせるのが当然と思いがちですが、家庭の方針や地域の特性によっては敢えて「幼稚園」を選択するママも増えています。何故保育園ではなく、幼稚園に通わせるのか?実際に先輩ママたちに聞いた理由をまとめてみました。

①認可保育園に入園することが出来なかったから

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地域によっては、認可保育園に通わせたくても、通わせられない場合がありますよね。認可外保育園の場合、月の保育料は約4~5万円というところが多く、認可外の場合は補助がでないことが多いので、3歳になったら保育料の節約のためにも幼稚園に転園させるというケースも多いようです。

実際、私の娘が通っていた認可外の小規模保育園では、3歳までに認可保育園に転園できなかった子は、みんな幼稚園へ転園しています。

②幼稚園のほうが教育的なことを学べそうだから

Study School Learn Education · Free photo on Pixabay (115270)

基本的に保育園の場合、あくまでも「子供を預かる」ことを目的としている施設が多いため、幼稚園に比べると行事も少なく、最低限の教育しか受けられないことが多いのが現状です。ただ、最近は保育園の特色として、英会話を取り入れたり、リトミックや体操教室を取り入れるなど、幼稚園に近いような教育を受けられる施設も増えているようですが、まだまだ少数派。

小学校を見据えた保育・教育を前提としている幼稚園に比べると物足りなさを感じるでしょう。それに比べて幼稚園は、文部科学省が管轄している施設なだけに「学校教育法」に基づいて運営されているため、しつけや生活指導、遊びを通しての運動能力や学習力を高めるようなカリキュラムになっています。

だからと言って、小学校に入学した時に保育園と幼稚園の子で大差がつくわけでもないので、その子の性格や親御さんの考え方次第とも言えます。

③習い事をさせたかったから

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保育園の場合、習い事をさせようとすると、ママのお休みの土曜日などに別途お教室に通わせなければなりませんが、幼稚園の場合は、通常保育のあとに希望者は「課外授業」を受けることが出来ます。

園によってレッスン内容は様々ですが、書き方教室や水泳教室、体操教室、ピアノ、お絵描き教室などが、幼稚園で習わせることが出来るのです。これなら、忙しいママもあちこち送迎しなくて済むので助かりますよね。そんなオプションに魅力を感じて幼稚園を選ぶママも多いようです。

④小学校入学を意識して

Girl White Fun · Free photo on Pixabay (115272)

幼稚園の場合、多くは自宅から近くの幼稚園に通わせることが多いので、必然的に小学校の学区内の友達が出来やすくなります。一方、保育園の場合は、ママの職場の近くの保育園に通わせたり、自宅からもかなり距離のある保育園に通わせたりすることも多いので、小学校入学時に戸惑うケースがあります。

幼稚園上がりの子同士で、すでに友達の輪が出来ていて、自分だけが1人ぼっち…となってしまうことがあるのです。子供は比較的すぐに仲良くなれますが、ママ友はそうはいきません!幼稚園出身のママ友グループは、かなり結束が強いそうなので、将来的に小学校入学を検討するにあたっては、幼稚園の方がやりやすいと感じるママもいるようですよ!

働くママが幼稚園に入園させるメリットデメリット

Child Girl Young · Free photo on Pixabay (115264)

子供を幼稚園に預けて働く場合、どんなメリットやデメリットが考えられるでしょうか。子供を保育園、幼稚園の両方に通わせた経験のある私が感じたことを元にご紹介します。今後、職場復帰を考えている方は是非参考になさってください。

◆メリット

幼稚園を選んだ理由でもお伝えしたとおり、保育園よりも幼稚園の方が「教育」といった面では、とても充実している印象です。

保育園では、ただ自由にお絵描きしたり、思い切りお庭で遊ぶだけだったのに対し、幼稚園では、時間内にテーマに沿った絵や工作を仕上げるようにしたり、芋堀や果物の収穫など季節を感じられるイベントが多くあったりします。

こういった遊びを通して社会性・協調性などを育み、さらには知識と教養を深めていくことが出来るのが大きなメリットと言えるでしょう。また、課外授業の充実度も大きな魅力です。場所を移動せず、いつものお友達と一緒に「習い事」を受けることが出来るので、子供も安心して楽しく学べますよね。

◆デメリット

幼稚園に預けるママの中には、まだまだ働くママを良しとしない考えの人もいます。「小さいうちから子供を預けて働くなんて」などと陰口を叩かれてしまうこともあるかもしれません。

保育園と違い、幼稚園はママ友との付き合いがかなり密なので、上手くお付き合いすることが重要となってきます。その点、かなりの覚悟がいるでしょう。また、働いているからと言って、幼稚園の役員や係りを免除されるわけではありませんので、その点も要注意です!

さらに、保育園に比べて幼稚園のイベントは、平日に行われることも多いので、働くママにとっては大変かもしれません。融通の利く職場でないと、かなり難しくなるでしょう。お弁当作りなども忙しい朝には負担になるかもしれませんね。

ママだけでなく、子供も通常保育で帰るお友達を目の当たりにしてしまうので、慣れないうちは寂しさを感じてしまう子も多いでしょう。自宅に帰ってからの心のケアが大切となります。

預かり保育の料金は?

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預かり保育(延長保育)の料金は、園によって様々ですが、1時間100円というリーズナブルな園もあれば、1日1.000円と料金が決まっている園もあります。

ちなみに我が家の場合ですが、預かり保育はチケット制で1時間200円。事前に200円のチケットを購入しておき、子供に持たせることで申請するという方式です。
友人の子供が通う幼稚園は、1日800円としている園なので、1時間しか延長しないという場合は、勿体ないと言っていました。

預かり保育の料金は、基本的に月の保育料とは別料金ですから、働くママの場合、1ヶ月でどのくらいの預かり保育料金が発生するか考えておかないと、負担が多くなってしまい、ママの給料の半分以上支払う羽目になってしまいますので要注意です。

長期休暇中の預かり保育は?

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幼稚園の場合は、夏休みが約1ヶ月半、冬休みが約2週間、春休みは約3週間あります。これらを一般的に「長期休暇」と呼びますが、園によってはこの「長期休暇」の預かり保育をしていない場合があるので、要注意です。

長期休暇中の預かり保育がやっていない園の場合は、別途、祖父母の協力や自治体のファミリーサポート、保育園の一時預かりを利用しなければなりません。

また、長期休暇の預かり保育があったとしても、その料金も事前に確認しておいた方がよいでしょう。我が家の場合は、1日1.200円なので、保育園の一時預かりよりは安いかなと思っていますが、幼稚園は夏休み期間中の8月でも月謝は発生しますので、月の保育料プラス長期休暇の預かり保育料と考えると、かなりの出費になってしまいます。

どちらにしても、家族のサポートが必要不可欠と言えそうですね。

実際、幼稚園に通う働くママの割合とは?

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では実際に、幼稚園に通わせている働くママの割合はどのくらいなのでしょうか?

これは本当に幼稚園によって様々なので、一概には言えないのですが、私の子供が通う幼稚園では、パートも含めると7~8割のママが働いています。そのため、園の行事も土曜日に実施することが多かったり、必ずしも親が参加しなければならない行事がないなど、融通が利く幼稚園です。

幼稚園を選ぶ際に、「長期休暇預かり」がやっているかどうかで、働くママの割合が概ね分かると思います。比較的、長期休暇の預かり保育や延長保育の時間が充実している園は、働くママが多いです。働きやすい環境であるから、働くママが選ぶのだと思います。

周囲に先輩ママがいれば、事前に確認してみるのが1番安心ですよ!

まとめ

Mother Son Maternity · Free photo on Pixabay (115268)

いかがでしたか?働くママでも幼稚園に子供を預けるという選択肢は、決して無理なことではないと思います。しかし、やはり保育園に比べると、保育時間の短さやママ友同士のお付き合い、お弁当やイベント準備など、不安要素は多いかもしれません。

とはいえ、メリットだってたくさんあります!保育園にはない、可愛い制服を着させられるのも幼稚園のメリットと言えますよね!子供のために一生懸命働くママも、お弁当を毎日作るママの姿も、子供の目にはしっかりと焼き付いているはずです。

中学生の子供を持つママに言われましたが、「こんなにも子供と密に接するのは、幼稚園や小学校低学年までだよ」と。それを過ぎると、どんどん子供が親の手から離れていってしまいます。だからこそ、今しかないこの時間を楽しむのもひとつなのかもしれないと、私は考えています。

働くママの皆さん、保育園だけと選択肢を狭めずに、お子さんの成長のためにもあらゆる可能性を考えてみて下さいね!
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