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【2018年】春のお彼岸はいつ?意味は?なにをするの?今更聞けないアレコレ徹底解説!

【2018年】春のお彼岸はいつ?意味は?なにをするの?今更聞けないアレコレ徹底解説!

2018年2月1日 公開

寒い日が続きますが暦の上では春はもう間近。2018年今年の春のお彼岸もすぐそこです。春のお彼岸がいつなのか、お彼岸の意味や過ごし方など、本当はどうしたらいいのかわからないこともありますよね。そんな春のお彼岸について徹底解説します!

【2018年】春のお彼岸はいつ?

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2018年、新しい一年がはじまりすでに1ヶ月が経とうとしています。1月は行く、2月は逃げる、3月は去るというほどあっという間に過ぎていきます。そう、春のお彼岸もすぐにやってきます。

2018年の春のお彼岸は【3月18日から3月24日】となります。3月18日が彼岸入りで、3月24日が彼岸明けとなります。彼岸中日である3月21日は春分の日に当たります。春分の日を挟んだ1週間ほどが春のお彼岸の期間ということになります。

ちなみに2019年の春分の日は3月21日なので、2018年と同じ3月18日から3月24日が春のお彼岸となります。

春分の日の前後に3日加えると春のお彼岸の期間がわかるので、覚えやすいかもしれません。

春のお彼岸の意味

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お彼岸はもともと、仏教用語なのだそうです。煩悩にあふれた現世(此岸・しがん)を離れ、修行を積み、悟りの境地(彼の岸)に達するという意味があるのだそうです。

現代日本では、もともとの意味とは少し違って、寺院などでお彼岸の期間に行われる法要や先祖供養という意味合いが一般的ですね。

春のお彼岸は【自然を讃え、生物をいつくしむ】という意味があるそうです。春のお彼岸の中日の春分の日の意味に由来します。
自然に対する感謝やご先祖さまへの感謝をお伝えするという意味でしょうね。

このような風習は日本独自のもので、日本以外の仏教国では見られないものなのだそうです。

春のお彼岸にはなにするの?

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春のお彼岸というと、どんなことをするのでしょうか。
一般的なお彼岸にすることといえば、お墓参りをしてご先祖さまに感謝を申し上げ、お供えをして祈りをささげるというのがお彼岸にすることといえるでしょう。

春のお彼岸は先にお話しした通り、自然を讃えて生物をいつくしむという意味があります。その意味についても意識をしてお参りやお祈りをしてみるのもいいかもしれません。

では、春のお彼岸はどのように過ごすのか具体的にみてみます。

春のお彼岸の過ごし方

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お彼岸の過ごし方としてそれほど特別なものはありません。

*お仏壇のある家は、お仏壇を普段以上に掃除を丁寧に行ってお供えや新しいお花を飾って手を合わせる。
*お墓参りをし、お墓の掃除とお線香やお花をお供えして手を合わせる

普段の先祖供養と変わりませんね。お彼岸だからということで意識するとしたら、春のお彼岸の意味を心にとめて感謝をお伝えするという点があるかもしれません。

理想なのは、家族が揃ってお参りやお供えができることでしょう。しかし、そうもいかないのが現代です。『春のお彼岸だなぁ』『お参りできないけど感謝しています』と意識を向けることでも伝わるものではないかと思います。

春のお彼岸のお供え

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春のお彼岸にお供えするものを確認しておきましょう。

一般的に知られているのは【ぼたもち】ですね。地域によっては【彼岸団子】といってお団子をお供えするところもあります。また【霊供膳(れいくぜん)】というお膳をお供えする場合もあります。

地域や宗派によってお供えをするものしないものが変わってきますので、お住いの地域や宗派ではどのようなお供えをするのか確認しておく必要があるでしょう。
年長の親族や関わりの深い寺院などで聞くと、教えてくれるのではないでしょうか。

お花もお供えしますが、お花の種類に決まりはありません。香りの強いものや棘があるもの、毒のあるものは仏花には向いていないとされますので、避けた方が無難です。
とはいえ、決まり事 は特にありませんから、季節のお花や故人の好きなお花を用意してお供えするといいでしょう。
故人の好みでバラをお供えしたいという場合は、棘を取ってしまってからお供えするといいとされているようです。

春のお彼岸のお供え◇ぼたもちとおはぎの違い

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お供えを確認した際、【ぼたもち】とご紹介しましたが、同じような食べ物で【おはぎ】と呼ばれるものがあります。
その違いはというと、ぼたもちとおはぎを漢字で表してみるとわかりやすいかもしれません。

牡丹餅(ぼたもち)・御萩(おはぎ)

いかがですか?牡丹と萩で季節が違うのがわかります。牡丹は春で萩は秋です。したがって、春のお彼岸にお供えするときは牡丹餅(ぼたもち)で秋のお彼岸にお供えするときは御萩(おはぎ)と呼ぶのだということになります。

牡丹餅(ぼたもち)は粒あんで、御萩(おはぎ)はこしあんでという違いもあるようですね。




寒さは春のお彼岸まで?

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【暑さ寒さも彼岸まで】という言葉、よく聞きますね。

春のお彼岸の中日にあたる春分の日を境にして、日が長くなっていきます。真東からのぼった太陽が真西に沈むときでもあり、昼夜の長さやほとんど同じという時期にもなります。

冬の間よりも長い太陽の出番のおかげで寒さは和らいでいき、春や夏といった暖かい季節へと変わっていき、寒さがひと段落して暖かい春への目途がたつころですね。秋のお彼岸は、この逆の意味になります。

このようなことから【暑さ寒さも彼岸まで】といわれるようになったとされています。

春のお彼岸と秋のお彼岸

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ここまで春のお彼岸についてご紹介してきましたが、もうひとつのお彼岸である秋のお彼岸についても触れていきたいと思います。春と秋でお彼岸に違いがあるのでしょうか。

春のお彼岸は【自然を讃え、生物をいつくしむ】という意味があることをご紹介しましたが、秋のお彼岸の意味は少し違います。
秋のお彼岸の意味は【ご先祖さまを敬い、亡くなった方を偲ぶ】という意味があるとされています。もちろん秋の収穫への感謝も込められますが、先祖供養の意味合いが強いようですね。

お墓参りやお供えをするなど、過ごし方は春のお彼岸と変わりません。

初彼岸ってなに?

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初彼岸というのは聞いたことありますか?お彼岸について改めて調べる中で初めて聞いた言葉だったのですが、どうやら【亡くなって初めて迎えるお彼岸】のことをいうそうです。お盆の初盆や新盆と同じ考え方ですよね。

初彼岸だからといって特別なことをすることはないそうで、お仏壇の念入りなお掃除やお墓参り、お供えなど普通にお彼岸の過ごし方をするといいそうです。

関わりの深い寺院などで開かれる彼岸会やお彼岸のご法要に参加するというのもいいかもしれませんね。
参加するのは、初彼岸だけというわけではありません。普段のお彼岸のときも参加するのもいいかもしれませんね。

【2018年】秋のお彼岸はいつ?

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2018年春のお彼岸がいつかはご紹介しましたが、では秋は?ということで2018年秋のお彼岸がいつなのかも確認しておきましょう。

彼岸の入りは9月20日です。秋分の日が9月23日で中日、彼岸明けが9月26日ということになります。覚え方も春のお彼岸と同じく、秋分の日の前後3日と覚えたらいいでしょう。
ちなみに2019年も9月20日彼岸入りで、中日は9月23日、彼岸明けは9月26日となります。

春分の日や秋分の日は国民の祝日ですから、国立天文台で作られる暦象年表をもとに閣議で決められています。翌年の春分の日や秋分の日は2月1日に発表となりますので、来年以降のお彼岸はまだ正確ではなく予測ということになります。


まとめ

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春のお彼岸やお彼岸についてご紹介してきましたがいかがでしたか?

お彼岸だからといって構えて難しく考えることはないのかなと思います。特別なご法要に必ず参加しなければならないというものでもありません。
日本ならではの風習ではありますが、簡単に言えば普段行くことのできないお墓にお参りして手を合わせ、ぼたもちをお供えしておさがりをいただいくだけです。

普段ご先祖さまや亡くなった方へ感謝をお伝えする機会の少ない方にも、お彼岸の機会にお参りするご縁をいただいたと思えば、気持ちも楽かなと思います。

かといって、毎回お彼岸でお参りできるというわけではないことも多いので、お彼岸の時期に【自然を讃え生物をいつくしむ】【ご先祖さまへのご供養】を意識して、ぼたもちを用意して家族で思いをはせてみるというのもいいかもしれませんね。
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