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人見知りする赤ちゃんは賢い証拠?もう悩まないで!人見知りの原因と8つの対処法

人見知りする赤ちゃんは賢い証拠?もう悩まないで!人見知りの原因と8つの対処法

2018年7月17日 公開

赤ちゃんの成長とともに、急に始まるのが「人見知り」。これまで平気だったおじいちゃんおばあちゃんや近所の人の顔を見た途端に泣き出してしまうなんてこともありますよね。不安になるママも多いのですが、実は人見知りするということは赤ちゃんの成長にとって良いことなんです!今回は、人見知りの原因と対処法についてご紹介します。

赤ちゃんの人見知りはいつから?

Baby Girl Cap · Free photo on Pixabay (122452)

これまでママ以外の人にでもニコニコ笑いかけて、誰に抱っこされても平気だった赤ちゃんが、突然他人に対して大泣きしてしまうことってありますよね。これがいわゆる「人見知り」の始まりです。他人だけでなく、パパやおじいちゃんおばあちゃんにまで泣きわめき、ママが気まずい思いをしてしまうことも多いのではないでしょうか。

ちょっと病院に行きたい・買い物にゆっくり行きたいなどという時も、誰かに赤ちゃんを預けることが出来ないので、ママの負担もこれまで以上に増してしまいますよね。

◆人見知りは生後6ヶ月頃から

個人差がありますが、多くの赤ちゃんは生後6ヶ月頃から人見知りが始まり、大体2~3歳頃まで続くと言われています。早い子だと生後4ヶ月という子も!もちろん、人見知り自体がほとんどなく、ママが困るほどではないという子もいます。

ちなみに私の娘は、生後4ヶ月から始まり、2歳頃には少しずつおさまってきたように思います。4歳の今でも、初めて会う人や初めて行く場所には緊張してもじもじするようなところはありますが、時間が経てば慣れてくるのでママの負担はほとんどなくなりました。

◆パパ見知りも「人見知り」の一種

同居していないおじいちゃんおばあちゃんだけでなく、パパに対しても拒絶反応を示す赤ちゃんも少なくありません。私の娘もまさに「パパ見知り」でした。

なかなか抱っこ出来ず、酷いときは話し声にさえ反応し大泣きしてしまうこともあり、パパが居るのに赤ちゃんのお世話をお願い出来ないというストレスを感じていた時期がありました。

このパパ見知りも「人見知り」の一種で、普段仕事で忙しく、ほとんど赤ちゃんと顔を合わせることがない・単身赴任で不在がちなどの場合は、他の人と同じように「人見知り」の対象となってしまうのです。

赤ちゃんの人見知りは何故起こる?

Question Mark Why Problem · Free photo on Pixabay (122453)

そもそも赤ちゃんの人見知りは何故起こるのでしょうか。考えられる2つの要因についてご紹介します。

原因① ママと他人が区別できるようになったから

赤ちゃんの人見知りの原因の1つとして挙げられるのが「ママと他人との区別が出来るようになった証」という喜ばしい事実です。いわば、脳がしっかりと発達しているという証拠でもあります。

程度の差があれど、どの赤ちゃんも通る成長過程であると捉えることで、ママのストレスも少しは軽減するかもしれませんね。

また、ママと赤ちゃんの絆が深ければ深いほど、「ママじゃなきゃイヤ」という反応に繋がるとも言われていますので、人見知り=ママと赤ちゃんの信頼関係が確立されている証拠とも言えます。

原因② 興味があるけど「怖い」という葛藤状態から起こるもの

ある研究によれば、人見知りは単なる「ママ以外の人が怖い」という感情ではなく「興味があるけど怖い」という葛藤状態から起こるものであるということが判っています。

つまり、「相手に興味があるから近づいてみたい」と思う一方で、「やっぱり怖い」という相反する気持ちが入り混じり、どちらの気持ちを取るか迷って葛藤した結果、人見知りという症状が出てしまうということなのだそうです。

その証拠に、人見知りの赤ちゃんは、ママに抱っこされながらじーっと相手のことをよく観察していますよね。気になるのかと思い、話しかけてみると突然「ギャー」っと泣き出してしまいます。これは、そんな赤ちゃんの葛藤状態を表した行動なのかもしれませんね。

赤ちゃんの人見知りは悪いこと?

Baby Kid Child · Free photo on Pixabay (122454)

赤ちゃんの人見知りは、マイナスなイメージに取られがちですが、人見知りのメカニズムを知ると決して悪いこととは言い切れない気がします。

確かに、人見知りであるとママ以外の人に預けることが出来ないので、ママの育児負担は倍増してしまいますし、どこへ連れて行っても泣き叫ぶので、なかなか思うように遊ばせられなかったり、育児イベントにまともに参加出来なかったり苦労が多いんですよね。

人見知りは、赤ちゃんの脳が発達し、赤ちゃんなりに色々と考えているという成長の証です。知能が発達し、賢くなってきた証拠なのです。我が子の人見知りに悩むママも少なくないと思いますが、決して悪いことではないので、自分の子育ての仕方が悪かったのか…など深く悩まないようにしてくださいね。

むしろとても良い傾向なのだと自信を持ちましょう!周りに何を言われても、胸を張って大丈夫ですよ。

赤ちゃんの人見知りはママのせいではありません!

Mother Baby Happy · Free photo on Pixabay (122455)

私も娘の人見知りが酷かった時期に、祖父母や近所の人から「もっと外に出て人と触れ合わなければダメ」などと言われたことがありました。「ママの性格が内向的だから」と言われた友人もいます。

繰り返しになりますが、赤ちゃんの人見知りは、生まれ持った気質や脳の成長に因るものですから、人見知りが激しい子だからといって、「ママのせい」ではありません。

人見知りの度合いや期間も個人差があり、赤ちゃんそれぞれの個性です。誰かと比べて評価することでは決してありませんので、安心してくださいね。

赤ちゃんの人見知りに困ったときに試したい!8つの対処法

Baby Newborn Tears · Free photo on Pixabay (122456)

ママのせいではないと分かっていても、実際に赤ちゃんの人見知りが激しい時期は、ママも精神的にも肉体的にもまいってしまうもの。成長とともに落ち着いてきますので、あまり深く悩む必要はありませんが、お出かけ先などで困ったときは以下の方法を試してみてください。

人見知りの対処法8つをまとめてみました。

①赤ちゃんの目をのぞき込まない

Beautiful Close-Up Eye · Free photo on Pixabay (122457)

ある研究結果によると、人見知りが強い赤ちゃんは、人見知りの弱い赤ちゃんよりも、相手の「目」を長い間見ていることが分かりました。赤ちゃんは、興味深く相手の顔、特に「目」を見て様子をうかがっているということなのです。

この時、人見知りの弱い赤ちゃんは「正面を向いている顔」、つまり視線が合った状態であるのに対し、人見知りの強い赤ちゃんは「よそ見をしている顔」、つまり視線が合っていない状態であることがわかっています。

要するに人見知りが強い赤ちゃんは、相手と目線が合うことに恐怖を感じてしまうため、なるべく赤ちゃんの目をのぞき込まないようにするほうが良いということなのです。

「怖くないよ」なんて笑顔で言いながら赤ちゃんをあやそうと試みても、目と目が合っている時点で赤ちゃんからすれば「不安・恐怖」を感じていますので、逆効果。
人見知りの強い赤ちゃんほど、視線を合わせないというのは鉄則なのです!

②赤ちゃんに注目しない

Baby Boy Hat · Free photo on Pixabay (122458)

ついつい赤ちゃんの仕草や表情が可愛いからと気になって、じーっと注目してしまうのですが、これは人見知りの強い赤ちゃんにはNG行動。大人だって大勢の人から注目され続けたらストレスですよね。

これは赤ちゃんも同じで、見慣れない人達から注目を浴びてしまうのは「恐怖」でしかありません。なるべく目線を合わせず、そっと見守ってあげるようにすることが大切なのです。

③写真などを見せて顔を見慣れさせておく

Photo Photographer Old · Free photo on Pixabay (122459)

同居していないおじいちゃんおばあちゃんに会わせると、途端に人見知りが発動して泣き出してしまうことってありますよね。当然、赤ちゃんにとっては見慣れない存在であるから「不安・恐怖」を感じてしまうのです。

大人のように1度や2度会ったからといって、記憶に残っているわけでもありませんので、普段からおじいちゃんおばあちゃんの写真を見せたり、テレビ電話などを使ったりして見慣れさせておくことも大切です。

パパ見知りが酷い赤ちゃんにも効果的です。「これがあなたのパパよ~」などと毎日写真を見せてあげましょう。赤ちゃんにとって身近な場所に写真を貼っておくのもおすすめです。

④あらかじめ赤ちゃんに声をかけておく

Family Mom And Daughter Baby · Free photo on Pixabay (122460)

おむつ替えや授乳の際など「さぁこれからオムツを替えましょうね」などと声掛けをすると思うのですが、赤ちゃんにとって見慣れない場所へ行ったり、見慣れない人と会う場合は、事前に声掛けをしておくことも忘れないようにしましょう。

「これからおじいちゃんおばあちゃんが来るのよ~大丈夫だからね~」などとママの声掛けで安心させておくと良いでしょう。まだ言葉の理解が出来ない赤ちゃんでも、声掛けを習慣づけておくことで、心の準備が出来るようになり、これから何かあるのかな?と予感することが出来ます。

⑤ママが親しく話す姿を見せる

Smile Mouth Teeth · Free photo on Pixabay (122461)

赤ちゃんはママ以外の人が「怖い」と感じていますので、赤ちゃんにとって最も信頼のおけるママが楽しく話す姿を印象付けてあげるようにしましょう。

ママが楽しく話をしている様を見て、「この人は大丈夫。安心していいんだ。」と思えるようになります。警戒心が解けやすくなるかもしれませんね。

⑥なるべく周囲に「人見知り」の時期であることを伝えておく

Baby Mother Infant · Free photo on Pixabay (122462)

初めて会う人や普段あまり会わない人と対面させるときは、必ず事前に「うちの子、人見知りが激しい時期なんです」と一言伝えておくようにしましょう。

何も知らないと、「可愛いわね~」「大きくなったね~」などとどんどん赤ちゃんに近づいてしまいます。すると、余計に恐怖感を抱くので、赤ちゃんはますます「怖い」と思ってしまうのです。事前に人見知りであることを伝えておけば、むやみに近づいて抱っこしようと試みたりはしないはずです。

突然赤ちゃんが泣きだしても、相手を嫌な気持ちにさせることもないでしょう。

⑦赤ちゃんのペースで近づいてもらう

Baby Child Toddler · Free photo on Pixabay (122463)

大人のペースではなく、赤ちゃんのペースで徐々に慣れていってもらうことが人見知りを解消する1番の方法です。

人見知りを克服させたいからと、無理にママ以外の人に抱っこさせたり、無理に人の多いところに連れて行くのは逆効果です。ママ以外の人が嫌いなわけではありませんし、人見知り自体が異常なことではありませんから、焦らずゆっくり赤ちゃんのペースで近づいてもらうようにしましょう。

⑧なるべくいつもの場所で会う

Grandparents Grandmother People · Free photo on Pixabay (122464)

人見知りの強い赤ちゃんは、警戒心が強かったり神経質な気質を持っていることが多いので、慣れない「場所」というのも不安に思う要素の1つとなってしまいます。

そのため、おじいちゃんおばあちゃんのお家に行くよりも、自宅に招いて会わせた方が赤ちゃんの不安が軽減します。大人でも見慣れない場所に来ると緊張してしまうものですから、赤ちゃんだって同じなのです。

赤ちゃんが人見知りを全くしなかったら異常なの?

People Bed Baby · Free photo on Pixabay (122465)

赤ちゃんの人見知りは異常行動ではなく、むしろ成長過程において重要なことであると述べてきましたが、逆に全く人見知りをしなかったら異常なの?と不安になるママもいるかもしれませんよね。

人見知りを全くしないからといって、それが異常であるということは一概には言えませんので、あまり心配しないようにしましょう。

もともとの性格がおっとり・マイペースな子だったり、おおらかな気質の子なのかもしれませんし、人見知りの程度が低いのかもしれません。

とはいえ、人見知りが全く無くほかに気になる症状があったり、人見知りが2~3歳になっても激しすぎるという場合は、1度専門家に相談しに行ってみるのも良いでしょう。

必ずしも発達障害であるとはいいがたいのですが、ママが不安でいるのは良いことではありません。素人判断ではなく小児科や子育て支援センターなどを通じてしっかりと診てもらうようにしましょう。

まとめ

Mothers Child Mummy · Free photo on Pixabay (122466)

いかがでしたか?赤ちゃんの人見知りを考える際は、私たち大人に置き換えて考えてみると意外と納得できることが多い気がします。

私たち大人だって、あまり見慣れない人に急に声をかけられ、近づいて来られたら物凄く怖いですし、慣れない場所に行く際は緊張しますよね。周りから注目を浴びるのもストレスに感じるでしょう。だからと言って私たちが異常なわけではなく、ごく当たり前の感情だと言えるでしょう。

私の娘も人見知りが酷く、いつもママの抱っこ紐の中に隠れていたので、「カンガルー」「コアラ」などと言われていました。パパ見知りも激しかったのですが、それが今ではおしゃべり大好きの女の子になり、パパにべったり・パパっ子になりました。

もちろん、ママ以外の大人にもモジモジしながらおしゃべり出来るようになりました。当時は本当に毎日が不安で辛かったのですが、成長と共に改善することを肌で感じています。

人見知りが酷い赤ちゃんのママは大変ですが、ママにいつもべったりなので、迷子になる恐れもなく、変な人についていく危険性もありません!そんな風にプラスに捉え、今という時を乗り切っていきましょう。きっといつか笑い話になる日が来ますよ♡