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2017年の十五夜はいつ?中秋の名月との違いは?意味を知ってお月見を楽しもう♡

2017年の十五夜はいつ?中秋の名月との違いは?意味を知ってお月見を楽しもう♡

2017年6月25日 公開

十五夜についてこどもに聞かれたとします。十五夜のことちゃんと話してあげられるでしょうか。秋の素敵な夜をより楽しむために、中秋の名月との違いや十五夜の意味や4つの楽しみ方など十五夜について調べてみましたので、ご紹介します。

十五夜を知ろう

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小さいころ秋が近くなると【うさぎ うさぎ】っていう童謡歌いませんでしたか?『うーさぎ うさぎ なに見てはねる 十五夜お月さま 見ては~ね~る~♪』っていう歌です。

十五夜っていう言葉はよく知られていますし、月に関係しているということもご存知の方も多いでしょう。でも、例えばこどもに「十五夜ってなに?」って聞かれたら答えられるでしょうか。わたしは、残念ながら答えられず口ごもってしまうタイプですね。

そんなわたしが、こどもたちにもお話できるように【十五夜】について調べてみたのでご紹介します。

2017年の十五夜はいつ?

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まずは、今年2017年の十五夜がいつなのか調べてみました。

2017年の十五夜:10月4日

この日が十五夜の日となります。毎年同じ日が十五夜というわけではなく、9月の中旬あたりから10月上旬までの間にあります。
月の満ち欠けを基準に日を数える旧暦でいう8月15日をさして十五夜としていましたが、現代太陽の動きを基準に日を数えるとズレが出てきてしまうのです。
旧暦でいう8月15日が9月中旬ごろから10月上旬にやってくるということになります。

2018年は9月24日
2019年は9月13日
2020年は10月1日

こんな風に毎年違う日ということになります。毎年メディアで十五夜の話題がでるので「あぁ、その日が十五夜なのね」と漠然と考えていましたが、ちょっと納得です。

十五夜の意味

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続いては十五夜の意味です。十五夜にはどんな意味があるのでしょうか。

十五夜は新月(月が出ていない夜または月が光っておらず真っ黒で見えない)の夜から数えて15日目の満月(欠けることなく真ん丸に見える)の夜のことを指しています。

【月の満ち欠けとともに作物が成長していく】ということから、秋の作物収穫に感謝し、翌年の豊作を祈る意味もあるのだそうです。
そして、ものごとの結果や成果があらわれることへの感謝と願いが込められているものでもあるのだそうです。

十五夜と中秋の名月

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十五夜という言葉と共によく聞かれるのが、中秋の名月ではないでしょうか。十五夜と中秋の名月って違うんだろうかと思ったことがある方もいるかもしれません。わたしもそのひとりです。

中秋の名月は秋の真ん中の十五夜のことをさしている言葉なので、十五夜と中秋の名月は同じ意味ということになります。
ただ違うのは、十五夜は秋の真ん中だけではないということなんです。【新月から十五夜たって満月に】という月の満ち欠けは、秋だけに起こるものではないですよね。ということは、毎月十五夜があることになります。

しかし、現代は十五夜といえば中秋の名月の日として広く知られ、使用されているということになります。

十五夜といえば中秋の名月と覚えてしまっても仕方がないところですよね。

十五夜・中秋の名月の日って満月?

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十五夜・中秋の名月は満月の日をさしているとここまでご紹介してきましたが、『あれ?今まで見た十五夜・中秋の名月って満月だったかな?』と疑問をもった方もいるかもしれません。わたしも思いました。月が欠けていたような記憶があります。

十五夜・中秋の名月の日、厳密にいうと満月とは限らないのだそうです。十五夜と満月は1日前後のズレがあるのだそうです。

今年2017年の十五夜・中秋の名月は10月4日ですが、満月はその2日後の10月6日です。2018年は、十五夜9月24日 、満月9月25日、2019年は十五夜9月13日 、満月9月14日とズレています。

月が満月になる周期が14日~16日と少しブレているというのが原因なのだそうです。

『なぁんだ、満月じゃないのか』とがっかりした気持ちになってしまうかもしれませんね。でも、欠け方は大きくなく丸に近い月なので、空気が澄んで晴れたよるには本当にキレイな月ですよね。

十五夜の楽しみ方①お月見

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十五夜・中秋の名月のころは、大陸からの冷たく乾燥した空気が入り込むため、晴れた日は大気が澄んだ状態となるため、月はとてもキレイに見えるときです。

お月見をするときには、秋の収穫への感謝と来年の豊作を祈り、ものごとの結実を感謝するためお供え物をして、お下がりをいただいて楽しむ風習があります。

月見団子

月と同じく丸いお団子をお供えして、それをお下がりでいただくと、健康でしあわせになれるとの考えから、お月見にはお団子が欠かせない存在です。

お供えするお団子は、15にちなんだ1寸5分(4.5㎝)の大きさのお団子を15個お供えするのが主流です。
1年の満月の数の12個(うるう年は13個)をお供えするという場合もあるようです。

すすき

すすきには月の神の依り代という意味合いがあります。月の神は、作物の豊作と子孫繁栄を見守ってくださる神と考えられているのだそうです。
本来ならば、稲穂をお供えしたいところですが、収穫前の大切な時期のため稲穂にそっくりな姿をしているすすきをお供えすることとなったようです。
また、すすきの鋭い切り口は魔除けの役目を果たすともいわれ、軒先につるす習慣もあるのだそうです。
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収穫した野菜や果物

十五夜・中秋の名月の別名として【芋名月】というのがあります。芋類の収穫をお祝いする行事でもあることからそう呼ばれるのだそうです。
よって、お供え物に芋類(里芋やさつまいも)をお供えするのだそうです。

その他にも、旬の野菜や果物をお供えして収穫の感謝をするといいですね。特にぶどうのようなつるのあるものは、月とのつながりを強くするものといわれているようです。

秋の七草

十五夜・中秋の名月のお供え飾りには、秋の七草もいいですよ。
十五夜・中秋の名月に欠かせない尾花(すすき)に加え、萩(はぎ)、女郎花(おみなえし)、桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、葛(くず)、藤袴(ふじばかま)が秋の七草です。
秋に咲く花として知られ、鑑賞が目的とされ万葉集にも出てくる七草として知られています。

十五夜の楽しみ方②食べ物

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全国的な風習とは違いますが、栃木県や群馬県の一部では十五夜・中秋の名月のお月見のときには【けんちん汁】と【秋刀魚】を食べるのだそうです。

その理由ははっきりしていないようですが、お供えにする里芋を使ったけんちん汁は十五夜のメニューにはぴったりかもしれませんね。
秋刀魚は秋の旬な食材ですから、お供えのお下がりの里芋と旬の食材でご利益がありそうな気がしますね。

十五夜の楽しみ方③月光浴

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日本では古来より、月には月読命(つくよみのみこと)という神がいらっしゃって不思議なパワーがあるとされてきました。そして、お月見や月待ちといった月を愛でる習慣も多く愛されています。

月光浴がいいとされる時期は、満月の前後2.3日の間とされています。十五夜・中秋の名月の時期はぴったりですよね。
月の光はしあわせホルモンであるセロトニンが分泌されることがわかっていて、前向きな気持ちになれなり、穏やかな心持ちにしてくれるとされているんです。

家の中でも、月の見える場所で、ゆったりとお月見をすれば、癒されるかもしれませんね。

十五夜の楽しみ方④写真を撮ってみる

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最近は多くの人がスマートフォンを持っていますよね。そして、カメラ機能はコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)と変わらないし、遜色ないといっていいですよね。
そして、多くの人がSNSをやっている時代です。キレイな月はとってもフォトジェニックですから、キレイに撮りたいですよね。

スマートフォンで月を撮る

デジタル一眼レフカメラなどに比べたらやっぱりスマートフォンのカメラは貧弱だといわざるを得ないのです。普通に撮ると、白く光る丸いものが写っている感じになってしまうので、なんとか月がわかるように撮りたいですよね。

まずはカメラアプリのマニュアル撮影モードにしてみます。そして、調節するパラメータはISOとWB(ホワイトバランス)とシャッタースピードです。

ISOは低レベル~100程度まで小さい値に設定します。WB(ホワイトバランス)はオートか太陽のマーク-1~くもりのマーク-2くらいで調節してみます。シャッタースピードは1/100 ~ 1/2000に設定してみましょう。

これで挑戦してみてください。確実にキレイに撮れるというお約束ができるわけではありませんが、普通に撮るよりは幾分かはいいものが撮れるのではないでしょうか。何度も挑戦してキレイに撮れたら、きっととってもうれしいでしょうね。

まとめ

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十五夜についてご紹介してきましたがいかがでしたか?わたしも知らないことだらけだったので、調べていてとても楽しかったです。

十五夜がどんな日でどんな意味があるのか知ってからお月見など楽しむことができれば、こどもといっしょに楽しむ際も、話の話題になっていいかもしれません。
昔からの日本の風習に触れながらこどもとお月見するのも素敵なことかもしれませんね。

十五夜・中秋の名月の日、ステキな夜になるといいですね!