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【保存版】妊娠から出産までの妊娠症状と対処法を初期・中期・後期の時期別に徹底解説!

【保存版】妊娠から出産までの妊娠症状と対処法を初期・中期・後期の時期別に徹底解説!

2020年1月20日 公開

妊娠から出産までは、新しい生命を迎えてうれしい気持ちの反面、周囲の環境は変わらないのに、自分の体だけがどんどん大きく変化していきます。そのため、孤独な気持ちになったり、普段通りにできないもどかしさを感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、妊娠中にはどのような体の変化があり、それぞれどのように対処したら良いのか、妊娠初期から妊娠後期までの時期別に徹底解説します!少しでも不安を感じている方はぜひチェックして、出産に備えていきましょう。

妊娠初期に起こる症状と対処法とは

Light Photoshoot - Free photo on Pixabay (169932)

妊娠1〜4ヶ月までのことを「妊娠初期」と呼びます。この頃は下記のような体の変化が現れ、ママにとってはとても大変な時期です。どのような症状が現れるのかを知り、対応できるようにしておきましょう。

□つねに眠気を感じる

妊娠初期にはプロゲステロンというホルモンの影響で眠気が増します。

<対処法>
眠気を感じる時には無理をせず、ゆっくり横になって休むようにしましょう。

□食欲がなくなる/食欲が増した

妊娠初期は、食欲の変化が起こりやすい時期です。食べ物の好みなども変わりやすく、無性にしょっぱいものが食べたくなることもあります。

<対処法>
体重や塩分摂取過多にならないように心がけながら、食べられるものを摂りましょう。

□においに敏感になる

特定のにおいで気分が悪くなったり、においのきついものが食べられらなくなったり、においに敏感になることがあります。

<対処法>
気分が悪くなった時は休みましょう。また敏感になっているものは無理せずにおいの元を遠ざけましょう。

□熱ぽっさを感じる

妊娠初期は、体温が高くなる「高温期」が続くため熱っぽさを感じることがあります。

<対処法>
特に心配はありません。ただし高熱(38度以上)の場合には医師に相談しましょう。

□イライラしやすい/気分が落ち込む

ホルモンバランスが急激に変化するので、精神的に不安定な状態になることがあります。

<対処法>
気分転換に無理のない範囲で散歩をしたり、ゆっくり自分時間を過ごしましょう。

□お腹が張る

妊娠によって子宮が大きくなり、お腹が張ったりチクチクした痛みを感じることがあります。

<対処法>
お腹の張りがきつい場合には休みましょう。痛みが強い場合には産婦人科に相談をしましょう。

□つわり

つわりは吐き気だけではなく、眠気・だるさ・頭痛・全身の倦怠感など様々な症状が起こる場合もあります。

<対処法>
妊娠中期になると少しつわりが落ち着く場合もあります。つわりがひどい場合は無理をせず、水分などもちゃんととれない場合は、病院を受診しましょう。

妊娠中期に起こる症状と対処法とは

Woman Pregnant Life - Free photo on Pixabay (169936)

妊娠中期は妊娠16週から27週のことをさします。一般的に安定期と呼ばれ、妊娠初期より体調の安定する妊婦さんが多くなりますが、おなかが大きくなってくる分、以下のマイナートラブルも起こりやすくなります。無理をしないように心がけましょう!

□動悸・息切れ

妊娠すると、妊娠していないときに比べて心拍数は10回/分程度増加すると言われています。また、妊娠中期ごろから、心臓が1回の拍動で送り出す血液量が増えるために心臓に負担がかかるようになり、動悸を感じることがあります。

<対処法>
動悸を感じた際には休むようにしましょう。

□貧血

妊婦さんは血液の液体成分の増加に比べて、赤血球の数が不足することによって貧血になりやすくなっています。

<対処法>
ほうれん草など鉄分の多い食事を摂ることが大切ですが、鉄分のみを多く摂るのではなくバランス良い栄養摂取をするようにしましょう。

□腰痛

お腹が大きくなると、お腹をせり出し反り返った姿勢になります。そのため腰の湾曲が大きくなり、腰や背中に痛みを感じるようになります。妊娠中期から後期にかけて特に症状が悪化しやすくなります。

<対処法>
体重の増加を適正範囲内に抑え、長時間立ち続けたり・座り続けたりしないなどを心がけていきましょう。

□便秘

便秘は妊娠初期から黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えること、大きくなった子宮が腸を圧迫することで起こりやすくなっています。

<対処法>
ストレッチなどをして体を動かし、排便を促すようにしていきましょう。

□皮膚の痒み、その他のトラブル

ホルモンの影響もあって皮膚が敏感になり、痒みを感じやすくなります。特に妊娠中期から妊娠後期に痒みが強くなります。

<対処法>
妊娠中は、皮膚が敏感になっているので刺激を与えないようにしましょう。また妊娠線予防のためにもクリームやオイルなどで保湿を心がけましょう。

妊娠後期に起こる症状と対処法とは

Pregnant Woman - Free photo on Pixabay (169934)

妊娠後期は妊娠28週〜妊娠39週のことをさします。引き続き注意が必要になります。後期にはお腹が大きくなる分、体への負担も多くなるのでトラブルも増えてきます。どんな症状が起こりうるかみてみましょう。

□後期つわり/胃の圧迫感

妊娠後期には、さらにお腹が大きくなり、胃が子宮に圧迫され押し上げられてしまいます。妊娠初期にみられるつわりのような症状や胃のムカムカを感じることがあります。

<対処法>
胃が圧迫され、胃の容積も減ってしまいます。1回の食事量を減らし、回数を増やすようにしましょう。また、油分や塩分の多い食事を避け、消化のよいものを摂るようにしましょう。

□頻尿

子宮が大きくなることで、膀胱が圧迫されトイレに行く回数が増えます。

<対処法>
膀胱炎などのトラブルの原因になるので我慢しないようにしましょう。

□むくみ

妊娠後期には赤ちゃんに血液を送るためママの血液量が増えます。より赤ちゃんに血液を送りやすくするため、血球の数は増やさず血漿成分のみ増えるので薄い血液になります。そのためむくみが起こりやすくなります。また、大きくなった子宮に足の付け根の静脈が圧迫されてしまい、足から心臓に戻る血液が滞り、むくみやすくなります。

<対処法>
湯船に浸かる・レッグウォーマー・ストレッチなどで温め血流の流れを良くしたり、塩分を控える食事を心がけましょう。

□こむらがえり

妊娠後期には大きくなったお腹を支えるために脚に疲労がたまり血流が悪くなることでこむらがえりが起こりやすくなります。

<対処法>
むくみと同じように休息や冷えの予防が大切になります。また小魚やほうれん草などミネラルの多い食事を摂るようにしましょう。

□睡眠不足

お腹が大きくなると横になって眠ることが辛く、ゆっくり眠ることが難しくなってきます。

<対処法>
抱き枕やクッションなどを使って姿勢を工夫しながら寝るようにしましょう。

妊娠の症状と対処法をチェックして無理なく過ごそう

People Baby Belly - Free photo on Pixabay (169938)

妊娠中は体の変化も大きいため、辛いことも多いかと思いますが、一番大切なことは無理をしないことです。仕事や家庭のことは他の人に任せられますが、お腹の赤ちゃんを育てるのはママにしかできません。頼れるところは頼って無理のない生活を送りましょう。