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貴女は大丈夫?妊娠中に考えられる皮膚トラブルはこれ!「産婦人科」「皮膚科」どちらに受診すべき?

貴女は大丈夫?妊娠中に考えられる皮膚トラブルはこれ!「産婦人科」「皮膚科」どちらに受診すべき?

2016年11月22日 公開

皮膚トラブルに悩む妊婦さんは多いですね。妊娠中ということもあり、普段なら気にならないような些細なことにも不安になってしまったり…。妊娠中に起こりうる皮膚トラブルにはどんなものがあり、どのように対処すればよいのかをまとめました。

妊婦さんには皮膚のトラブルはつきもの

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妊娠中は、妊娠を維持するために必要なエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが増加します。それらのホルモンが増加することで、ホルモンバランスが乱れ、情緒不安定になったり体質が変化することがあります。
体質の変化に伴うトラブルとしてよく挙げられるのが皮膚トラブル。
ここでは、妊娠中に起こりやすくなる皮膚トラブルの症状や対処法をご紹介します。

妊娠中の皮膚トラブル①かゆみ

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妊娠中の皮膚トラブルとしてよく聞くのが「かゆみ」。
妊娠中は汗をかきやすくなるため、かゆみや湿疹が現われやすくなります。
また、女性ホルモンの分泌が増加する分、男性ホルモンのバランスが低下するので、お肌は乾燥しがち。乾燥はかゆみを増加させることに繋がるため、「かゆみ」に悩む妊婦さんが多いのです。
湿疹などの症状はないのにひどいかゆみが起こる場合は、「妊娠性皮膚掻痒症
(にんしんせいひふそうようしょう)」の可能性があります。
妊娠中期から後期の妊婦さんに現れ、全身がムズムズしたり、チクチクと刺されるような、強いかゆみをともないます。ホルモンバランスの変化のほか、特定の病気が原因の場合もあるようです。

妊娠中の皮膚トラブル②発疹

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「かゆみ」以外によく挙げられる皮膚トラブルが「発疹」。
その症状は以下の二つが多いようです。
一つ目は「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」。
お腹を中心に、腕・足・胸・背中回りなどに、ぷつぷつとした赤い発疹が出てかゆくなります。妊娠中期以降に現れやすくなります。原因は解明されていませんが、ホルモンバランスの乱れも原因の一つと考えられているようです。
二つ目は「妊娠性疱疹(にんしんせいほうしん)」。
妊娠性痒疹と似ていますが、蕁麻疹のような赤い発疹ができるだけではなく、強いかゆみのある水ぶくれができるのが特徴です。主に妊娠中期以降に症状が出やすく、免疫力不全によって起こると言われています。

妊娠中の肌トラブル③肌の黒ずみ

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妊娠中の皮膚トラブルの中でも、人には聞きづらいのが「肌の黒ずみ」。特に、乳首や乳輪、デリケートゾーンの黒ずみに関する悩みです。
人によって程度はありますが、これは妊娠中に起こる当然の変化。妊娠中は、エストロゲンとプロゲステロントいう2つの女性ホルモンの分泌が急激に増加していきますが、それらのホルモンがメラニン色素の色素細胞(メラノサイト)を刺激し、肌内部のメラニン色素が増えます。
結果、色素沈着が起こりやすくなり、黒ずみやシミ、そばかすとなって現れてきます。特に、ワキや乳首、乳輪、外陰部などはメラニン色素が多いため、黒ずみやすくなります。また、メラニン色素は肌を守る働きがあるため、乳首に関しては、赤ちゃんの授乳に備えてという考えと、赤ちゃんが乳首(乳頭)見つけやすいように色素が沈着するという説もあります。

妊娠中の肌トラブル④にきび

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大人の「にきび」に悩まされる妊婦さんも多いよう。
妊娠によって女性ホルモンのバランスが大きく変わる、妊娠初期に起こりやすくなります。妊娠を継続するために必要な「プロゲステロン」は、肌の皮脂の分泌を促す作用があるため、皮脂量が過剰になり、にきびの原因となっています。妊娠ニキビは、顔だけでなく、背中や胸などの広い範囲に現れるのが特徴。
妊娠中期以降、体調が整い女性ホルモンも安定すると、肌の調子が良くなりニキビの症状が改善されていくと言われています。
その他、子宮が大きくなることで胃や腸が圧迫されて起こる便秘や、つわりによる食生活の変化、睡眠不足なども「にきび」の原因と言われています。

妊娠中の肌トラブル⑤妊娠線

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妊婦さんならではの皮膚トラブル言えば「妊娠線」。
「お腹が急激に大きくなること」と「ホルモンバランスの変化」が重なるためにできやすくなるようです。
一度できてしまった妊娠線は完全には消えず、産後も残る可能性があります。まずは線ができないよう保湿剤でケアすることが大切です。
妊娠線の原因は、脂肪の増加による皮膚の急速な伸びと、妊娠中に増加するコルチコステロイドというホルモンといわれています。多くは妊娠6~7か月に下腹部、乳房、太もも、お尻に出現し、約9割の妊婦さんに起こります。色は、はじめがピンク色で、その後色素沈着により黒ずみ、分娩後は色素沈着が薄くなり、白色になります。肌が乾燥していると余計に悪化するので、保湿剤を塗るといいでしょう。また、予防には、急激な体重増加を防止することが重要です。

妊娠中の皮膚トラブルの場合「産婦人科」「皮膚科」どちらに受診すべき?

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では、妊娠中の皮膚トラブルが起こった場合、皮膚科と産婦人科どちらにいくべきなのでしょうか。
「かゆみ」や「湿疹」の場合、皮膚の症状でもまずかかりつけの産科医に相談するのがいいようです。
産婦人科で治療したり、薬を処方してもらえる場合も多々あります。
その上で、皮膚科への受診を勧められたら皮膚科に行くという流れがいいでしょう。
ただし、患部がかゆくてとても我慢できないなど辛い症状や緊急を要する症状があるのなら、初めから皮膚科に行く方がいい場合もあります。その際は、妊娠週数などを事前にしっかりと医師に伝えましょう。
気になる肌トラブルの症状が出た場合は、ひどくなる前にかかりつけの産婦人科で相談するのがよさそうですね。

妊娠中こそ「皮膚ケア」をしっかりしよう!

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妊娠中は、肌全体が乾燥しやすく表面のバリア機能が弱っており、かゆみや湿疹の原因となることもあります。UVケアと保湿をおこたらないことが肝心です。
妊娠線予防にも保湿ケアが有効です。肌にうるおいを与えて柔らかい状態にしておくことで、急激にお腹が大きくなっても皮膚の断裂が起こりにくくなります。妊娠線専用のオイルやケアクリーム、低刺激なボディクリームなどで、妊娠線の出やすいお腹をはじめ、バストや太もも、ヒップ、二の腕などをケアしましょう。
臨月になるとお腹がぐっと下にさがるので、お腹の下になる部分(そけい部の上からおへその下あたり)に妊娠線ができる可能性が高くなります。引き続きしっかりケアしましょう。

助産師の妊娠線オイルの塗り方~お腹の妊娠線~

お腹の妊娠線予防のためのスキンケア方法が紹介されています。

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まとめ

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いかがでしたでしょうか?
妊娠中は、ホルモンバランスの変化に伴いお肌にも様々な変化が見られます。まずは保湿ケアでお肌を守ってあげることが大切。妊娠初期から優しくスキンケアしてあげるいいですね。