ikumama

Top
七草がゆのレシピ特集☆簡単&苦くない!美味しい作り方◇意味や由来の解説つき!

七草がゆのレシピ特集☆簡単&苦くない!美味しい作り方◇意味や由来の解説つき!

2017年10月27日 公開

年が明けるとスーパーなどで見かけるようになるのが、七草がゆの七草です。青菜ばかりなので、苦手な方も多いかもしれません。実は簡単に美味しく食べられるレシピはたくさんあるんです!そんな七草がゆのレシピと七草がゆについての豆知識をあわせてご紹介します。

七草がゆ◇簡単に美味しく食べるレシピがいっぱい

 (93310)

新年を迎え美味しいものをたくさん食べて、ゴロゴロと過ごしたお正月がすぎて、胃に負担がかかり疲れ切っているころに食べるのが【七草がゆ】ですよね。

時期になると、スーパーにも七草そろってパッケージされたものが売られているので、七草を目にする機会は多いのではないでしょうか。

パッケージの中を見ると、青い葉っぱばかりで尻込みしてしまいたくなるところですが、簡単に美味しく食べられるレシピはたくさんあります。

季節の行事や体調管理の一環として七草がゆ、おすすめです。

七草がゆを美味しく食べるためのコツ

 (93311)

七草がゆに使う【七草】は見た通り、青い葉物が大半です。青臭さやアクの強い野菜ばかりといえます。
そのため、苦く感じたり臭いが気になったりと苦手意識を持つ方も少なくないでしょう。
七草がゆを美味しく種るためには、しっかりと【下ごしらえ】しておく必要があります。少しの手間をかけてあげれば、とっても美味しく食べられます。

すずな(蕪の根の部分)、すずしろ(大根の根の部分)は、刻むだけで十分です。
葉の部分(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ)は【青菜をサッと塩茹でして、冷水にとり水気を絞って刻む】作業をしておきましょう。

このひと手間で、苦味や青臭さを抑えて美味しく七草がゆを作ることができます。手間を惜しまず、下ごしらえをしましょう。

七草がゆレシピ➀ごはんから作る

 (93312)

まずは、ごはんの状態から作る七草がゆのレシピをご紹介します。『生米から炊くのは大変だ』『冷ごはんが残っているからこれで作りたい』という場合におすすめです。
ごはんから作る方法が一番トライしやすい方法かもしれませんね。是非お試しください。

七草がゆレシピ②炊飯器で作る

 (93313)

続いては、炊飯器で七草がゆを作るレシピをご紹介します。炊飯器に材料を入れてスイッチを入れるだけの簡単調理です。火加減を見ておかなくてもいいし任せっきりにできるしで、楽ちんなのでチャレンジしやすいかもしれませんよ。

七草がゆレシピ③土鍋で作る

 (93314)

今度は土鍋で七草がゆを作るレシピをご紹介します。おかゆを土鍋で炊くと、本当に美味しく仕上がりますよね。火加減など注意すべきこともあるでしょうが、土鍋をおもちのご家庭なら一度は土鍋で炊いてみてはいかがでしょうか。

七草がゆを食べる日

 (93315)

七草がゆのレシピをチェックしたところで、今度は七草がゆについての豆知識をご紹介していきます。

七草がゆを食べる日はいつなのかご存知ですか?年が明けて三が日をすぎたころからスーパーには七草の陳列が始まっているようですよね。

実際に食べる日は【1月7日】です。朝食に食べるのが習わしのようですね。
1月7日は五節句(桃の節句や端午の節句のような節句)のうちの【人日の節句】にあたります。松の内の内の最終日である地域が多いので、覚えやすいかもしれませんね。

七草ってどんなもの?

 (93316)

先にも触れたように、七草は【せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ】の七つをさします。
それぞれ、効能など意味があるとされているのでご紹介します。


せり(芹)

せり(芹)は、たくさんの新芽がせり合って育つことから【競争にせり勝つ】という意味を持っているとされています。

食欲を増進させたり、胃腸の調子を整えたり、解熱・降圧の効果もあるとされています。

なずな(薺)

なずなは通称で呼ばれることが多く、ぺんぺん草と聞けばわかりやすいのかもしれませんね。
なでて汚れを取るとされ、江戸時代では普通に食されていたものなのだそうです。

利尿作用や解熱作用があるといわれています。

ごぎょう(御形)

ごぎょう(御形)は人形(ひとがた)の意味です。仏様の身体を表しているとされています。また、母と子の姿ともいわれ【母子草】ともいわれているのだそうです。

痰や咳を鎮める効果があるといわれています。
 (93317)

はこべら(繁縷)

はこべらは細かい茎に群がっていうように葉がつくことから、繁栄の意味を持ちます。

ビタミンが豊富に入っているそうで、腹痛のときにもいいとされています。歯槽膿漏も効果があるのではとされています。

ほとけのざ(仏の座)

ほとけのざ(仏の座)は、葉が地面に広がって生えているので、その葉を仏の安座と見立てたといわれています。

食物繊維が豊富で、解毒・解熱作用があるとされています。

すずな(菘)

すずな(菘)は蕪(かぶ)のことをさしています。現代、蕪は根の部分を食べることが多いですが、昔は葉の方が重用されていたのだそうです。
鈴菜と呼ばれ、この鈴は神様を呼ぶための鈴の意味を持っていたそうです。

利尿作用や便秘解消の効果があるとされています。

すずしろ(蘿蔔)

すずしろは大根のことですね。大根の古名である【清白(すずしろ)】からきているそうです。けがれのない清白を表しているとか。

食欲を増進させたり、利尿作用があるとされていますね。

七草がゆの由来

 (93318)

七草がゆの大きな意味は【無病息災・健康来福】という意味があるとされ、その昔中国から伝わってきた文化が日本の風習として定着したものとされています。

七草がゆを食べる日でも触れたように、1月7日【人日の節句】の行事とされ、五節句のひとつに数えられます。

1月1日(元旦)・・鶏
1月2日・・・・・・いぬ
1月3日・・・・・・猪
1月4日・・・・・・羊
1月5日・・・・・・牛
1月6日・・・・・・馬
1月7日・・・・・・人
1月8日・・・・・・穀

古代中国では、8日までにそれぞれ占うという行事があったそうです。このうちの7日は【人に罰を与えず、七種類の若葉をかゆに入れて食し、無病息災を願う】という風習があったのだそうです。
日本の年の初めの若草摘みと絡め、七草がゆが定着していったといわれているそうです。

実際、本来七草がゆは【前日に七草を摘み、翌朝食べる】というのが本来の食べ方なのだそうです。

まとめ

 (93319)

七草がゆのレシピとあわせて、意外と知らない七草がゆのことについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

年始にはスーパーに並ぶ七草のセットを見たら、なんとなく『あ、七草がゆの時期ね』と思うし、なんとなく『行事はやった方がいいかな』と七草がゆを用意していたという方もいるかもしれませんね。
せっかく行事をやるなら、こどもに行事を説明してあげられるといいですよね。

わたしも、この記事を書いたことで、七草がゆのこと再確認したので次の1月7日には、美味しい七草がゆを家族にふるまい、七草がゆの意味を話してみようと思います。

食卓での家族の会話の話題の役に立てていたら幸いです。
]]>