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妊娠中はなぜ便秘になりやすいの?4つの改善法&おすすめレシピ3選で快便を目指そう!

妊娠中はなぜ便秘になりやすいの?4つの改善法&おすすめレシピ3選で快便を目指そう!

2019年5月15日 公開

妊娠中便秘で苦しむ人も多く、放っておくと痔などのマイナートラブルに発展することも少なくありません。でもなぜ妊娠中に便秘になりやすいのか、赤ちゃんへの影響があるのかなど、気になる人も多いですよね。そこで妊娠中の便秘の原因を始め、赤ちゃんへの影響を詳しく解説!4つの改善方法や便秘に良い栄養素&良くない食べ物や飲み物についてもまとめました。さらに便秘改善に一役買ってくれる簡単かつ人気のレシピ3選も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ妊娠すると便秘になりやすいの?

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妊娠すると便秘で悩む妊婦さんも多いです。ではなぜ妊娠中は便秘になりやすいのでしょうか。

プロゲステロンの分泌が増えるから

妊娠すると妊娠の継続に必要な「プロゲステロン」という成分がたくさん分泌されます。でもこのプロゲステロンは、腸の働きを鈍くさせる働きもあるので、腸がうまく機能せず便秘になってしまうのです。プロゲステロンは妊娠直後から分泌が増えるので、妊娠初期から便秘で悩む妊婦さんも結構いるんですよ。

腸が圧迫されるから

妊娠中期から後期になると、お腹が急激に大きくなります。お腹が大きくなると腸などの臓器が圧迫されてしまうのです。便の通り道でもある腸が圧迫されることで、スムーズに輩出されにくくなることから、便秘になりやすくなります。便秘は妊娠中期から後期にかけて増えるのは、腸の圧迫が大きく関係しているんですよ。

便秘になることで赤ちゃんに何か影響は出る?

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便秘になることでお腹が圧迫されたりしない?赤ちゃんに何か悪影響があるのでは…と不安に思うママもいるかもしれません。でも赤ちゃんは羊水にしっかり守られているため、便秘によって赤ちゃんに悪影響が出るということはありませんので安心して下さいね。

ただし妊娠中の便秘が悪化すると、痔になるなどママにとっては良くないトラブルが出てくるので出来るだけ早く解消する必要があります。

妊娠中の便秘におすすめの4つの改善方法!

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妊娠中の辛い便秘には4つの改善方法があるので、詳しく見ていきましょう。

1.適度な運動をする

ウォーキングなど適度な運動は腸の働きを活発にするだけでなく、お腹の筋力も付くので便秘改善には持ってこいです。外での運動が厳しい人は、マタニティヨガやストレッチもおすすめですよ。ただしお腹が張りやすい人は、医師に相談のうえ行ってくださいね。

2.水分をしっかり取る

体の水分が不足していると、便も水分を失い固くなってしまいます。便が固くなると、腸内で停滞してしまい便秘の原因になってしまうのです。そのため、喉が渇いていなくてもこまめに水分補給を行いましょう。

ちなみに1日1.5~2リットル飲むことが推奨されています。ただ一気に飲むのは難しいので、1~2時間に1回ずつこまめに飲むと良いですよ。また朝起きてすぐに水分を取ると、腸が活発に動きます。そのため、毎日朝起きたら1杯の水分をとる習慣を付けると良いでしょう。

3.便秘解消のツボを押す

簡単にできる便秘解消法の一つにツボ押しがあります。ではどんなツボがあるのか、下記をチェック!

【合谷(ごうこく)】
手の甲にあるツボで、親指と人差し指のちょうど真ん中にあります。ここを5秒ほど押しては離しを、3~5回程度行いましょう。このツボは吐き気にも良いので、つわりで辛い時に押しても良いですよ。

【間使(かんし)】
手の平部分を向け、手首のしわの部分から指4つ分下(中央)の部分にあるツボです。腸の動きを活発にし、排便を促してくれます。少し強めに1分程度押すと良いでしょう。

医師に相談のうえ便秘薬を利用する

色々試しても全く解消されない、お腹が張って苦しいというときは医師に相談のうえ妊娠中でも飲める薬を処方してもらうのも一つの手です。中には市販薬を利用する人もいるかもしれません。

でも市販の便秘薬には、赤ちゃんにとって良くない成分が含まれていることもあります。市販の薬を利用する場合も、必ずかかりつけの産婦人科医に相談してから飲むようにしましょう。

食事も注意!便秘におすすめの栄養素&良くない食べ物は?

Eat Food Vitamins - Free photo on Pixabay (149813)

妊娠中の便秘改善には、食生活を見直すのも大切です。3食きちんと食事をとるのはもちろん、色々な栄養素をバランスよく食べましょう。特に便秘に嬉しい栄養素をチェック!

便秘に嬉しい4つの栄養素はコレ!

【1.水溶性食物繊維】
便を柔らかくし、排出を促してくれます。多く含まれている食材は、バナナ・リンゴ・海藻類などです。

【2.不溶性食物繊維】
水分を吸収すると膨らむので、腸を刺激すると同時に便の量を増やすことで便が出やすくなります。多く含まれている食材は、ジャガイモやサツマイモなどのイモ類・麦などの穀物類です。

【3.オリゴ糖】
生きたまま腸に届き、善玉菌を増やしてくれます。善玉菌が増えることで腸が活性化され、便秘解消につながるのです。多く含まれている食材は、豆腐などの大豆類・はちみつなどです。オリゴ糖自体がスーパーで売っているので、利用するのも良いでしょう。

【4.乳酸菌】
オリゴ糖と同じく、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える働きがあります。多く含まれる食材は、ヨーグルトやチーズなどの乳製品、醤油やみそなどの発酵食品です。

便秘には良くない食べ物はコレ!

残念ながら便秘を悪化させてしまう食べ物もあります。具体的な食べ物は下記の通り。

・リンゴ…便を固くする
・肉類…腸内の悪玉菌を増やし、腸内環境を乱してしまう
・緑茶やコーヒーなど…緑茶やコーヒーに含まれるタニシンには、腸の働きを抑える働きがある


ただしどの食べ物や飲み物も、食べ過ぎると良くないものばかりです。そのため多量の摂取は控えてくださいね。

妊娠中の便秘におすすめレシピ3選!

Casserole Dish Vegetable Tomato - Free photo on Pixabay (149814)

妊娠中の便秘におすすめ、簡単でおいしいレシピを3つ紹介していきます。

作り置きも可能!簡単おいしい「雷こんにゃく」

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水分と食物繊維たっぷりのこんにゃくを使った簡単レシピ!作り置きにも最適なので、たくさん作って少しづつ食べることもできます。ピリッと辛い鷹の爪がアクセントの、便秘解消レシピです。

【材料】
こんにゃく・鷹の爪・ごま油・醤油・酒・砂糖・鰹節

食物繊維&乳酸菌たっぷり「バナナプレーンヨーグルト」

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水溶性食物繊維たっぷりのバナナと、乳酸菌たっぷりのヨーグルトを使ったレシピ!さっぱりしたのど越しで、つわりで食べ物を受け付けないときにも飲みやすいです。

【材料】
バナナ・プレーンジュース・ヨーグルト(無糖)

手軽でおやつにも最適「いりこのオリゴ糖かけ」

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便秘に嬉しいオリゴ糖、妊娠中に必要な栄養素が豊富ないりこを使ったレシピです。オリゴ糖といりこを和えるだけなので、とっても簡単!オリゴ糖に甘みがあるので、おやつとしても最適です。

【材料】
食べるいりこ・オリゴ糖

改善法や便秘解消レシピで妊娠中もスッキリ快適に!

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妊娠中はホルモンの影響やお腹が大きくなることで腸が圧迫されるなど、便秘になりやすい条件がそろっています。でも食事改善など普段の生活を少し見直すだけでも、便秘を改善できるということがわかりましたよね。

手軽に作れる便秘改善レシピも、ぜひ活用してみてください。もし色々試しても改善されない場合やお腹が張って辛い時は、遠慮せずにかかりつけの産婦人科医に相談し薬を処方してもらうのも一つの手です。自分に合った改善方法で、妊娠中もスッキリ快適に過ごしてくださいね。