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お産の始まりから出産までの不安や疑問について徹底解説!!

お産の始まりから出産までの不安や疑問について徹底解説!!

2017年1月9日 公開

初めての妊娠・出産「陣痛はどれくらい痛い?」「破水したらどうすればいい?」など不安や疑問。 37週以降は、いつ陣痛がやってきても大丈夫な時期になります。 赤ちゃんに会える嬉しさの反面、陣痛や破水など出産への不安がいっぱい。 そこまで考えすぎなくても大丈夫!お産の始まりから出産までを徹底解説!

おしるし・陣痛・破水のサインに注意!!

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お産が始まるサインとして、おしるし、陣痛、破水この3つがあります。
どれから始まるのかは人それぞれでどれか抜けていたり、同時に始まることもあります。
まず、この3つについて説明します。

おしるしとは?

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子宮収縮で子宮口がわずかに開き、赤ちゃんを包んでいる卵膜の一部がはがれて起こる出血。
色は、ピンク・赤。褐色などです。
おりものに少し血液が混じった少しドロっとした粘性のある分泌物です。

陣痛とは?

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赤ちゃんを押し出そうと子宮が収縮する痛みです。
痛みは、1分ほどでしばらくたってまた痛み、周期的に痛みが訪れます。
重い生理痛のような感じです。
板状に固く張ってずっと痛いのは、危険なサイインなのですぐに病院へ。

破水とは?

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赤ちゃんの頭と子宮の内圧に押されて卵膜が破れて羊水がでてきてしまうこと。
バシャっとたくさん出ることもあれば、じわじわと少量ずつ出てくることもあります。
感染予防のため、すぐに病院へ連絡して入院荷物をもって病院へ行きましょう。

破水後、陣痛はすぐに始まるの?

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破水すると、赤ちゃんが膣にいる細菌に感染してしまう可能性があります。
そのため、すぐに病院へ連絡して荷物をもって入院します。
その際は、大きめのパッドをあてたり、バスタオルを巻くなどして病院へ向かい、陣痛が来るのを待ちます。
羊水に含まれる陣痛を起こす物質によって、スムーズに陣痛が来る場合と、破水後もなかなか陣痛が来ない場合があります。
また、破水ではなくおしるしからの場合もあります。
おしるしはお産の前兆ですが、その後どれくらいで陣痛が来るか人によって全然違います。
だいたい直後から1週間ぐらいの開きがあります。
陣痛が始まっても慌てずにまず間隔がどのくらいか測るようにしましょう。
陣痛から始まった人は、痛くなった時間を記録して10分間隔か1時間に5、6回の陣痛が来ていたら病院に連絡するようにしましょう。

陣痛の乗り切り方

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陣痛が本格的に始まると気持ちが焦ったり、痛みによってつらい気持ちになります。
そんな陣痛の痛みや不安を少しでも和らげるために、できることはやってみましょう。
陣痛中は、呼吸を止めないようにした方が良いと言われています。
痛いとどうしても呼吸が止まりがちですが、そうしてしまうと筋肉も疲れて痛みも倍増します。
痛い時こそ息を吐いて、なるべくリラックス!!
付き添い中の旦那さんや家族や看護師さんと会話して痛みを紛らわせたり、気持ちをほぐすことも大切。
さすってほしいところを伝えてマッサージしてもらうのも良いです。
腰の辺りを押すには、テニスボールがおすすめです!!
動けるようであれば、少しでも良いので歩くようにしましょう。
赤ちゃんが下に向かって降りてくるので歩くことで重力がかかり、赤ちゃんが外へ出やすくなります。
そして、痛みを我慢することで汗も出てきます。
呼吸でのどがカラカラになったりするのでお茶など飲み物、こまめに水分補給しましょう。
強い痛みを感じている時は、自分で少しでも楽になれるような姿勢をとりましょう。
横向きに寝てクッションを足の間に挟んだりすると少し楽です。
陣痛が始まれば、赤ちゃんと会えるのがもう少しなので頑張って乗り越えましょう!!

出産方法について

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出産のスタイルは、1つではありません。
産む場所や分娩台の種類や姿勢、呼吸法など出産スタイルは、様々。
どんなお産にしたいかを考えることは、とても大切なことです。
一番に考えなくてはいけないことは、赤ちゃんが無事に生まれてくることですが、自分のお産スタイルを考えて希望通りにできるのか産院の方針なども知っておくことが大切だと思います。

ソフロロジー式

自然なお産の流れで自分をコントロールしながら出産の力を高めていく出産方法。
妊娠中からお産に対するイメージを高めるトレーニングをしたり、リラックスする訓練をします。
これによって陣痛を怖いものと拒否する気持ちを持たずに赤ちゃんを産みだすエネルギーとしてとらえられるでしょう。
イメージトレーニングと呼吸法で痛みをコントロールして妊娠中からのイメージトレーニングで赤ちゃんとの絆を強める。
ヨガから応用した呼吸法などでリラックスして安心して出産できます。

無痛分娩

無痛分娩とは、麻酔を使って陣痛の痛みを緩和してリラックス状態でお産する方法。
痛みに対する恐怖心が強かったり、パニックを起こしやすい人や高血圧の合併症がある人に向いた出産方法です。
麻酔はしますが、意識ははっきりしているので自分でいきんで赤ちゃんが産まれてくるのを実感できます。

フリースタイル分娩

好きな姿勢で出産できる、リラックスできる、自分で産むという主体性が大切。
フリースタイル分娩は、アクティブバースの1つ。
アクティブバースとは、産む人自身がどんなお産がしたいのか積極的に考えて自由なスタイルで出産する方法。
和式トイレでしゃがむような座位、両手両膝を分娩台などについた姿勢で産むスタイル、パパにしがみついて出産するスタイルや分娩台によりかかる感じで立膝をつくスタイルなどいろいろあります。

水中出産

水中出産もアクティブバースの1つ。
体温と同じ約36℃の温水の入ったプールの中での出産方法。
入浴効果を生かして陣痛を緩和してリラックスしてお産に臨めます。
自分の楽な姿勢で水中で生まれた赤ちゃんは、自分で抱き上げます。
水中出産をできる施設は限られていてリスクのある妊婦さんは適用できません。

会陰切開するの?

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会陰切開を怖いと思う人は多いですが、ひどい裂傷を避けるために行うこともあります。
現在は、必要のない切開は行われないのですが、会陰の伸びが悪い場合や赤ちゃんや母体の状態から会陰が伸びきるまで待てず赤ちゃんを早く出した方が良いと判断された場合に行われます。
陣痛の痛みが大きいので切られた音はわかるけど会陰切開の痛みを感じない人が多いようです。
会陰切開の痛みは、だいたい産後一週間ほどで個人差もありますが、痛み止めも処方されます。

帝王切開とは?

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赤ちゃんが産道を通って膣から産まれてくることを「経腟分娩」といい、ママのお腹を切って直接赤ちゃんを取り出すことを「帝王切開」といいます。
妊娠、出産時になんらかのトラブルがある場合、経腟分娩では難しいと医師が判断した時に選択される分娩方法です。
帝王切開といっても判断するタイミングによって「予定帝王切開」と「緊急帝王切開」に分かれます。
妊娠中に経過を見ながら、帝王切開で分娩したほうがより安全だとあらかじめ医師が判断し、手術予定日を決めて行うのが予定帝王切開になります。
主に逆子や巨大児、多胎妊娠、胎盤が子宮をふさぐ前置胎盤、帝王切開での分娩経験の場合に帝王切開と判断されます。
そして、分娩中に緊急事態で急遽帝王切開が必要になった場合、緊急帝王切開といいます。
主に赤ちゃんの心音が弱まったり、先に胎盤が剝がれてしまう常位胎盤早期剥離の可能性や産道をうまく降りてこれないといった赤ちゃんの危険が及ぶ場合、妊娠高血圧症候群や子宮破裂など母体に危険が及ぶ場合などです。
これもでの妊娠経過が順調でも緊急帝王切開になる可能性はあります。
麻酔をしてお腹と子宮壁を切り開いて赤ちゃんを直接取り出します。
手術時自体は、1時間ほどで終わり母体や赤ちゃんの負担は少なくて済むメリットもあります。

立ち合い出産で夫婦一緒に乗り越えよう!

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お産の始まりから赤ちゃんが産まれてくるまでの道のりを夫婦で支え合いながら乗り越え、赤ちゃんの誕生の喜びを分かち合うことができる立ち合い出産。
立ち合い出産を考えているなら、夫婦二人の気持ちが一致しているのかまずそこが大切です。
いくらママが強く希望していてもパパが、出産に立ち会いたくないという気持ちだったら立ち会っても意味がありません。
パパも出産時にどうすればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか?
パパがいてくれるだけで何もしなくてもママの心の支えになると思います。
ママの手を握って、マッサージしたり呼吸法を一緒に行ったり、汗をふいたり水分補給をしてあげたりとできることをしてあげてください。
赤ちゃんが産まれてくるときにパパもいてくれたら赤ちゃんもきっと嬉しいはずです。
パパは自分の気持ちだけではなく産まれてくる赤ちゃんの気持ちも考えて立ち合い出産するか決めるようにしましょう。

まとめ

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お産の始まりから出産までのイメージがつかめましたか?
赤ちゃんに会えるまでの道のりは、すごく長くて大変な気がしますが、無事に出産を終えて赤ちゃんの顔を見ればそんなつらかった気持ちなど一気に吹っ飛びます!!
あと少しママが頑張ればきっと赤ちゃんも頑張って出てきてくれます。
パパも赤ちゃんが出てくるまでしっかりとママのサポートをしてあげましょう!!
頑張るのは、ママだけではないということをしっかりと頭に入れておきましょう。
母子ともに無事にお産を終えることを目指しましょう♡