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インフルエンザB型の症状とは?A型との違いや注意点・対処法を徹底解説!

インフルエンザB型の症状とは?A型との違いや注意点・対処法を徹底解説!

2017年11月6日 公開

インフルエンザが流行する季節になって来ましたよね。そこで気になるのがインフルエンザB型の存在。症状は極めて風邪に似ているため、気付かず周囲の感染源になっていることもあるそうです。そこで今回は、インフルエンザB型の症状や対処法についてご紹介します。

インフルエンザB型の症状とは?

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インフルエンザと言うと毎年流行するのはA型がほとんどなので、B型の存在はあまり知られていませんが、決して油断してはいけません。特に予防接種を打ったと思い、油断していると、B型に感染したなんてケースも少なくないので注意しましょう。
早速以下にインフルエンザB型の症状についてまとめました。

【主な症状】

・38℃以上の高熱、もしくは微熱(熱が出ないこともある)
・悪寒・寒気
・筋肉痛、関節痛
・全身倦怠感
・頭痛、めまい
・鼻水、鼻づまり
・喉の痛み
・咳、痰
・胃炎、腹痛
・嘔吐・下痢​

インフルエンザA型との違いは?

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インフルエンザは主にA型、B型、C型と3タイプあり、ここ数年流行しているのはA型です。その為、予防接種のワクチンは、A型のものを打っていることがほとんどなのですが、稀に数年に1度、B型が猛威を振るうケースもあります。

しかし、急な高熱が出るA型に比べて、気がつきにくいのがB型でもあります。A型とB型はどう違うのでしょうか?以下にご紹介します。

①下痢、嘔吐など消化器官に異常が出る

A型と決定的に違う点と言えば、消化器官に症状が現れること。下痢や嘔吐を伴うことが多いので、時期的にもノロウイルスと勘違いすることがあります。それ故に、インフルエンザと気づかないことがよくあるそうです。

②熱が出ないこともある

インフルエンザと言うと、急な高熱が続くイメージですが、それは主にA型の症状。B型の場合は、ほとんど熱が出ないことがあり、出ても微熱程度のことが多いそうです。その為、単なる風邪などと間違えやすく、本人も気づかぬうちにウイルスを撒き散らしてしまう可能性があります。

③A型よりも長引く傾向がある

症状がA型よりも軽い人が多いので、十分に治らないまま仕事や学校などに行ってしまい、その結果治りが遅くなることが多くあります。本人もインフルエンザの自覚がないのが怖いところです。

④流行時期は2〜3月

ここ数年、インフルエンザA型の流行が終わったあとにB型が流行する傾向がありますので大体毎年2〜3月頃に流行ります。しかし、今年はA型そのものも、すでに秋ごろから流行り出しており、例年に比べて流行時期が前倒しになっている為、もしかするとB型の流行時期も2月より前に流行る可能性は充分あり得ます。

インフルエンザB型の感染力と潜伏期間とは?

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インフルエンザB型は、A型に比べると感染力が弱いことが特徴です。基本的にA型と同じように飛沫感染・空気感染・接触感染で広がっていきます。外出時は手洗い・うがい・マスクの徹底をし、もし家族内で感染者が出た場合は、食器やお風呂などを共有せず、嘔吐した汚物には直接触れないように注意してください。

また、インフルエンザB型はウイルスに感染後1~3日の潜伏期間があり、発症します。この潜伏期間中でも、周囲に感染させてしまう可能性があるため、症状が出ていなくても注意が必要です。感染した可能性がある場合は、周りへ広げないためにも不要不急の外出は避けるようにしましょう。

インフルエンザB型の注意点

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A型と比べて少し軽い症状だったり、単なるお腹の風邪なのかと思って見過ごしてしまうケースがあるがゆえに、少々怖いインフルエンザB型。ここでは、インフルエンザB型ならではの注意点について詳しくご紹介します。

注意点① 風邪だと思って重症化する

これは実際によく聞くケースで、熱も高くないので単なる風邪だと思って勘違いをすることが多いのがインフルエンザB型の怖いところ。「これくらいなら大丈夫」といつものように通勤・通学・登園をすることでさらに症状が悪化してしまうというわけです。

インフルエンザは、早期に発見し適切な対処をすれば、さほど怖い病気ではないのですが、このように症状が重くなってから治療を開始するとなかなか治らず、長引いてしまうことがよくあるのです。特に子供の場合は、体力や免疫力が低いのでこの時期は単なる風邪と思わずに注意深く経過観察することが大切かと思います。

注意点② 感染拡大の恐れ

通常、インフルエンザA型は高熱が出ることで症状が発覚しやすいのですが、B型の場合、熱が出ないこともあるので本人にも自覚がないことが多くあります。すると、いつも通りの生活をしてしまい、知らぬ間に会社や学校、保育園や幼稚園で感染を拡大させてしまうことになるのです。さほど症状が重くなければ、周りの家族も「単なる風邪だろう」と注意を怠ってしまうので、より一層、感染が拡大してしまう確率が高まります。

インフルエンザB型の対処法

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もし自分や家族がインフルエンザB型に感染してしまったら、一体どうすればよいのでしょうか。以下の点に気を付けて、早めの対処をし、なるべく周囲に感染させないように気を付けましょう。では早速、インフルエンザB型の対処法についてご紹介します。

①下痢や嘔吐は我慢せずに排出する

インフルエンザB型の場合、下痢や嘔吐など胃腸炎のような症状になることがあります。この時、下痢や嘔吐の中には大量のウイルスが含まれていますので、体内のウイルスを排出するためにも無理に我慢をせずに吐き出してしまいましょう。

ただし、下痢や嘔吐を繰り返すと脱水症状になる危険が高いので、食べられなくても水分だけはこまめに補給しましょう。体力もかなり奪われますので、なるべく横になり休息を取るようにしてくださいね。子供の場合も、ウイルスを出し切ってしまった方が治りが良いのですが、あまりに嘔吐や下痢が激しく、水分もとれないような場合は、医師に相談し吐き気止めなどを処方してもらうようにしましょう。

②必ずかかりつけ医を受診する

インフルエンザB型の症状の中には、頭痛や咳・鼻水なども見られますが、風邪だと思って市販薬を飲んでも、インフルエンザウイルスが原因の場合は、効果がないことが多いそうです。インフルエンザによる頭痛や咳は、抗インフルエンザウイルスの薬を飲むことでしか改善しませんので、自己判断で市販薬を飲み続けるのではなく、かかりつけ医を受診するようにしましょう。

市販薬を飲み続けることで、改善が見られず、症状がどんどん悪化してしまうと、免疫力が低下していることで他の合併症にかかってしまうこともあります。長引かせないためにも、早めに病院へ行く方が安心ですね。

③とにかくよく休む

早期に治りたいのであれば、やはりよく休むことが大事です。病院で処方された薬を飲み、よく睡眠をとり、水分や栄養をとることで、長引かせずに早く治すことが出来るでしょう。熱や下痢・嘔吐による脱水症状が1番危険なので、水分だけはこまめにとりましょう。スポーツドリンクや経口補水液がおすすめですが、飲めない場合はジュースでも構いません。

A型、B型同シーズンにかかることはあるの?

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A型のインフルエンザに感染しても、B型のインフルエンザに対する抗体は作られませんので、当然A型とB型両方同じシーズンにかかってしまうこともあります。また、ごくまれに、A型・B型両方同時に感染することもあるそうです。

A型に1度感染したからと言って、外出する際に予防法を怠っていると、流行時期が遅いB型に感染してしまうこともありうるということです。油断は禁物!手洗いうがいなどの徹底はもちろんですが、人混みに行く際は、マスクをするなど習慣づけると良いですね。

まとめ

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いかがでしたか?冬の季節は、インフルエンザだけでなく様々なウイルスが流行しますので、ちょっとの症状では下手に病院に行きたくないという人もいるでしょう。しかし、実は風邪ではなくインフルエンザB型だった…ということも考えられますので、安易に自己判断せずに早めに病院へ行くことが大切です。
小さなお子さんは、特に手洗いうがいが、上手く出来ませんから注意が必要ですよね。

インフルエンザB型は、合併症を起こさなければ、発症してから1週間から10日もあれば完治する病気です。薬の効果を最大限に得るためには、症状が出てから48時間以内に服用することが望ましいので、早期発見がなによりも大切と言えます。
日ごろから部屋の加湿をしたり、手洗い・うがい・マスクなど予防をしっかりして、インフルエンザシーズンを乗り越えましょう!
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