冬から春に流行る!溶連菌感染症の症状と対処法は?大人にもうつるの?出席停止期間は?

子供に多い感染症の1つ「溶連菌感染症」はご存知でしょうか。冬と春~初夏にかけて流行る感染症で、きちんと対処しておかなければ合併症を引き起こすリスクがある怖い病気なんです。しかも、1度かかっても何度も繰り返しかかることがあるので非常に厄介。もちろん、インフルエンザのように予防接種もありません。 風邪と思っていたら実は溶連菌感染症だったという話もよくあるので、症状や対処法についてよく理解しておきましょう。何事も早めの対処が肝心です!万が一感染した場合の、出席停止期間や大人への感染のリスクについても徹底解説していますので、最後まで是非ご覧下さい。

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2018/11/28 公開 | 1567 view

冬から春に流行る!溶連菌感染症の症状と対処法は?大人にもうつるの?出席停止期間は?

早めの対処が肝心!溶連菌感染症とは?

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溶連菌感染症とは、「溶血性連鎖球菌」の略称で、主に血液中で赤血球を破壊するストレプトリジン0という細菌が毒素を作り出し、人体に影響を及ぼします。
溶連菌には、α溶血とβ溶血の2種類存在します。そのうち、人に感染症を起こす性質があるのは、β溶血A群、B群、C群、G群などですが、一般的に溶連菌感染症として知られているのは、「A群β溶血性連鎖球菌」と言われています。

溶連菌感染症は、主に喉に感染し、咽頭炎や扁桃炎などを引き起こします。所s機段階では風邪との区別がつきにくいため、対処が遅れてしまうこともあるようです。また、アトピー性皮膚炎の子は、溶連菌感染症にかかると、重症化しやすいそうですので、気を付けましょう。

溶連菌感染症の流行時期とは?

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溶連菌感染症が流行するピークは、主に2回あるといわれています。1度目は、春から初夏にかけて。2度目は、です。最近はニュースなどで取り上げられることが多くなり、認知度も高まりました。

溶連菌感染症は、他のウイルスの流行りと重なることがあるので、インフルエンザやアデノウイルス、マイコプラズマ肺炎などとの混合感染をしてしまうケースもあります。免疫力が低下している時期の外出は気を付けるようにしましょう。

気になる溶連菌感染症の症状は?

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溶連菌は、主に喉に感染する病原体です。しかし、喉に症状が出るだけでなく、高熱があったり皮膚に発疹が出来るなど症状も様々です。風邪と違って、鼻水が出ないのも特徴の一つと言われています。溶連菌感染症には、潜伏期間があり、実際に感染してからだいたい2〜4日で症状がでます。

全ての症状が当てはまるわけではないため、自己判断をせず、少しでもお子さんに異変を感じたら、早めにかかりつけの小児科を受診しましょう。早めに対処することで、症状の悪化や合併症のリスクを抑えることができます。以下に代表的な症状をご紹介しますので参考になさってください。

①喉の痛み・腫れ

口内炎のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (30935)

溶連菌感染症になると、咽頭炎や扁桃炎を引き起こし、喉が赤く腫れて強い痛みを伴うことがあります。風邪とは異なり、咳や鼻水が出ないのも溶連菌感染症の特徴でもあります。風邪と区別がつきにくい場合は、鼻水の有無で様子を見ても良いかもしれませんね。
喉に炎症が出るため、痛くて食事を摂れない子も多くいるようです。

②高熱・発疹

子供の発熱のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (30936)

溶連菌感染症になると、扁桃炎を引き起こし、38度以上の高熱が出ることがあります。3歳未満ではあまり熱があがらないとも言われていますが、だからと言って甘く見ないようにしましょう。熱が高い時は体のだるさなども見られます。

また、体や手足に小さく赤い発疹が出ることがあります。「イチゴ舌」と言われる症状で、舌にイチゴのようなブツブツが出来たりします。

熱が下がり、発疹もおさまってくると、手足の皮がむけ、痒がることもあるそうです。小さい子供は掻きむしってしまい、とびひを引き起こす危険性もありますので注意しましょう。

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