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ふるさと納税はお金がないときの救世主?節約上手なママはもう始めてる!簡単手軽な入門ガイド

ふるさと納税はお金がないときの救世主?節約上手なママはもう始めてる!簡単手軽な入門ガイド

2018年1月8日 公開

ふるさと納税ってほんとにお金がかからないの?節約にもなる?節約上手なママたちが実はしっかり始めている、ママでも簡単なふるさと納税の初めかたを徹底解説!お金がないときでもおいしいものが食べられるかも♪今年こそ始めてみてくださいね♪

ふるさと納税ってお金がかからない?節約になるの?

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ふるさと納税はお金がまったくかからないというわけではありません。ですが、わずかなお金の負担で返礼品をもらうことができるという人気の仕組み。
地方自治体への寄付として一旦払ったお金が、「所得税の控除(還付)」もしくは「住民税の控除」という形で結果的に戻ってくるという仕組みです。医療費控除や扶養控除という言葉を聞いたことがありませんか?これらは税金の金額を抑えるという「控除」を受けられる仕組みですが、ふるさと納税を通じて地方自治体へ支払った寄付金も、この控除対象になるのです。具体的には、寄付をした翌年の所得税・住民税の控除を受けられます。(所得税は還付金という形で戻ってくる場合もあります。確定申告をしない場合は、住民税の減額のみが対象です)
控除の対象となる寄付金の金額には、世帯の状況や収入によって上限額があり、この上限額の中で2000円を超えた部分が控除の対象となるため、よく、実質2000円の負担で返礼品を受け取れる、と言われます。
詳しくは、次でご説明していきたいと思います。

ふるさと納税はどうしておトクなの?

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ふるさと納税は、納税という名前ではありますが、実際は寄付。
自分が生まれ育ったふるさとや、応援したい地方自治体に寄付をすると、そのお礼として「返礼品」が送られてきます。これこそ、ふるさと納税がおトクな理由。先ほど、寄付金として支払った金額は、2000円の実質負担分を除いて、翌年の税金の控除という形で戻ってくるというお話をしました。つまり、実質的には2000円ぶんの負担で、返礼品を受け取ることができることができるのです。
ふるさと納税では、寄付する自治体を自由に選ぶことができるので、自分の好みの返礼品を用意してくれている自治体に寄付をすることで、お好みの特産品をもらうことも簡単。お米やお肉、果物やスイーツなど、返礼品も地域によってさまざまで、目移りしてしまうかもしれません。

すごく手間がかかりそうで心配?意外と簡単です!

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納税、税金の控除、と聞くと、それけでハードルが高そうな気がしますが、ふるさと納税は、人気の高さから、手軽にはじめられるサイトもたくさんあります。
たとえば、楽天市場のふるさと納税のサイトでは、楽天市場のアカウントを持っていれば、ログインして、好きな自治体を選んでクリックするだけでほぼ完了。クレジットカード情報を登録していれば支払いもクレジット決済でOKなので、インターネットショッピングと同じくらいの手間で申し込むことができます。
(税金の控除を受けるためには、それにプラスしていくつかのステップが必要ですが、それは、のちほどご説明します)
また、こちらの「さとふる」というサイトも人気のあるサイト。テレビのコマーシャルなどでも見たことがある方も多いのではないでしょうか。
地域や金額、希望の返礼品から、寄付する自治体を選ぶことができ、また、いろいろな疑問にも丁寧に答えてくれています。ふるさと納税初心者の方におススメのサイトです。

でも、やっぱり確定申告が大変そう・・・そんな方にはワンストップ特例!

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たとえばサラリーマン世帯などでは、基本的には年末調整だけで確定申告の必要がないという場合も多いはず。ふるさと納税のためだけに確定申告に行くのは大変、と思う方も多いですよね。
そんな声を反映して、平成27年4月からスタートしたのが「ワンストップ特例」制度。
ふるさと納税の際、この制度を利用すると、確定申告をしなくても税金の控除を受けることができるのです。

ワンストップ特例制度ってどう利用するの?

インターネットなどで、ふるさと納税を申し込む際に、「ワンストップ特例の利用を希望しますか?」という欄にチェックを入れるなどして、利用の意思を表示します。
すると、後日自治体から「ワンストップ特例申請書」という書類が送られてきます。申請書の指定された欄に記入・捺印して、添付書類(マイナンバーの書類のコピー、免許証など本人確認書類のコピー)を添付して返送すればOK。あとは、窓口などに行って手続きをする必要はないので簡単です。

簡単便利なワンストップ特例、ここだけは注意!

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☆寄付先は5団体以内

ワンストップ特例制度の対象となるのは、一年間に5つ以内の自治体に寄付をした場合。6つ以上の自治体に寄付をした場合は、確定申告が必要となるので注意してください!

☆別の理由で確定申告をする場合は利用できません

たとえば一年間の医療費が10万円以上の多額だった場合など、ふるさと納税とは関係なく確定申告をするという場合がありますね。そのときは、ふるさと納税分だけはワンストップ特例で処理、とはできません。まとめて確定申告での手続きが必要です。
逆に、ワンストップ特例を利用するつもりが、医療費が膨らんで確定申告になったということもあると思います。その場合は確定申告が優先になるので、心配ご無用です。寄付の証明書類だけは、捨てずにとっておきましょう。

☆自治体によって違いがある場合も

寄付先の自治体によって、書類の書き方や、添付書類に少しずつ違いがある場合があります。申請書には説明の手紙が添えられているので、チェックしてから申請書を送付しましょう。

☆年末ぎりぎりのふるさと納税は注意!

年末、12月末ぎりぎりでふるさと納税をする場合、ワンストップ特例の書類の返送が遅くなると確定申告の必要が出てくる場合があります。できれば、年内に申請書を返送しておくと安心です。

初心者でも簡単!ふるさと納税のはじめかた

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最初はハードルが高い「ふるさと納税」。
ここからは、初心者の方でも手軽に始められるよう、具体的なステップをご説明していきます。

①まずは寄付上限額をチェック!

まず、ご自身の寄付上限額を知ることが第一歩。税金の控除対象の範囲内で、一年間にいくらまで、ふるさと納税をできるのかを確認しましょう。
さきほどご紹介した「さとふる」では、だいたいの年収と家族構成を入力すると、目安の金額を教えてくれるシミュレーションも用意されています(自営業の方の場合はご利用できません)。
できれば、源泉徴収票などの書類を用意すると、より正確な金額がわかります。

②次に自治体を選びましょう

自分や家族にゆかりのある自治体、応援したい自治体があれば、そちらの自治体のホームページなどからも申し込めます。
また、先ほどご紹介した「さとふる」などのサイトで、希望する返礼品を用意している自治体を探してサイトから申し込むこともおススメです。

③いよいよ、ふるさと納税です

自治体が決まったら、次は納税(寄付)をしましょう。
自治体から発行される、ふるさと納税専用の振込用紙や納付書、クレジットカードで支払い可能な自治体もたくさんあります。詳しくは、各自治体のやり方にしたがってください。
納税が完了すると、確定申告に必要な寄附を証明する書類(受領書)が届きます。確定申告をする場合は、この書類が必要なので大切に保管しましょう。
ワンストップ特例を利用する場合は、さきほどご説明した手順で申請書を送りましょう。

④確定申告をしましょう

ふるさと納税をした、翌年の確定申告で手続きをしましょう。
(ワンストップ特例制度を利用した方は確定申告の手続きは不要です)
これによって、ふるさと納税をした翌年度の税金から控除を受けることができます。
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ふるさと納税で気をつけることって?

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☆ふるさと納税は税金を納めているひとの名義で!

ikumama読者のみなさんの場合、ママは専業主婦でパパだけが税金を納めている、という場合もありますよね。その場合、ふるさと納税はパパの名義でする必要があることに注意!
たとえば楽天のママのアカウントで申し込みをした場合、ママ名義で納税の証明書が届いてしまい、パパの税金の控除に使えなくなってしまうなんてことも。
クレジットカードで納税する場合も、住民税を納めているひとの名義のものを使ってください。

☆同じ自治体に何度も、はダメな場合も

自治体によっては、一年間に寄付を受け付ける回数に制限のある場合も。同じ年に、同じ自治体に何度もふるさと納税、はNGの場合もあるのです。返礼品が気に入ったから、もう一回!と思ったときはチェックしてみてくださいね。

ふるさと納税ではこんな返礼品も人気♪

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ふるさと納税では、さまざまな返礼品があります。
自治体にとっては、特産品のPRも兼ねているので、自慢のお肉や農産物、お米やスイーツなどの食べ物をはじめ、お皿や包丁などの工芸品、タオルやゴルフバッグなども。出産祝いセット、なんてものもありますよ♪
ユニークなものとしては、乗馬体験や温泉の入浴券、脳ドッグや十二単を着る体験、なんていうものも。
今まで知らなかった地方自治体の魅力に出会えるのもふるさと納税の魅力です♪

ふるさと納税の返礼品はお裾分けにも便利♪

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ママ友からいただきものをしたり、ご近所からお土産をもらったりすることもありますよね。うれしいけれど、いただいてばかりでは心苦しいということはありませんか?ですが、お返しは難しいもの。お返しのためにわざわざ何かを買うのは大変ですし、かえって、相手に気を使わせてしまうかもしれませんよね。
そんなときに、ふるさと納税での返礼品でお裾分けというのはちょうどいい「お返し」になるのでおススメです。
こちらもわざわざお金を出して買っているわけではないので、気がラクですし、「たくさん届きすぎてしまって食べきれないからよかったらもらって」と言ってお渡しすれば、相手にも気兼ねなく受け取ってもらえてスマートです。
ふるさと納税には、缶ジュースの詰め合わせやビール、日持ちのするお菓子なども豊富に揃っているので、ストックしておくと、お返しが必要になったときに大活躍間違いなしですよ!

手軽でおトクなだけじゃない!ふるさと納税の魅力とは?

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ふるさと納税は、おトクなだけではなく、納税を通じて「地方創生」を目指す制度。
総務省のホームページではこんな風に説明されています。少し引用してみたいと思います。
地方で生まれ育ち都会に出てきた方には、
誰でもふるさとへ恩返ししたい想いがあるのではないでしょうか。
育ててくれた、支えてくれた、一人前にしてくれた、ふるさとへ。
都会で暮らすようになり、仕事に就き、納税し始めると、
住んでいる自治体に納税することになります。
税 制を通じてふるさとへ貢献する仕組みができないか。
そのような想いのもと、「ふるさと納税」は導入されました。
成長の過程で、教育や福祉のサービスを受け、お世話になった「ふるさと」ですが、実際に大人になると税金を納めるのは、「ふるさと」ではなく、住んでいる自治体、という場合も多いはず。税金を納めることを通じて、「ふるさと」に貢献できるというのはうれしいですね。
ふるさと納税を通じて、わたしたち納税者が納税や税金の使い道に関心を持つことができます。
自治体側にとっては、魅力的な返礼品を用意することで特産品のアピールや強化につながり、税金の使い道を公表することで、自治体の努力にもつながります。
おトク、なだけではなく、地方、ひいては日本全体を元気にする制度でもあるのですね。

ふるさと納税は、社会貢献にも!

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ふるさと納税では、税金の使い道を指定することができるのも大きな特徴です。
たとえば、ふるさとや応援したい自治体の、子育て支援に使ってほしい、などと指定することもできます。(自治体によっては、使い道の選択肢が限定されていたり、選べない場合もあります)
また、平成28年の熊本地震の際は、「被災地を応援する」ためにも使われました。平成30年の西日本豪雨は記憶に新しいですが、こちらへの支援のための特設ページも数多くあります。
ふるさと納税の仕組みを使い、被災地への寄付をして、返礼品は辞退するという方がたくさんいたのです。
日本は欧米に比べ、寄付文化が未成熟であると言われますが、ふるさと納税は、寄付文化の発展にも一役かっています。

まとめ

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実は、私も昨年初めてふるさと納税に挑戦した初心者です。ですが実際にやってみて思っていたよりずっと簡単で驚きました。初めてトライするときは、本当にハードルが高いと思います。ですが、せっかくの制度ですから、ぜひ利用してみてください。おススメですよ!
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