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新米のおいしい食べ方は5つのポイントが重要!ふっくらツヤツヤご飯に合うレシピも紹介

新米のおいしい食べ方は5つのポイントが重要!ふっくらツヤツヤご飯に合うレシピも紹介

2020年11月6日 公開

今年も多くの新米がスーパーなどに並んでいますね。新米と聞くだけで”おいしい”というイメージはありますが、その新米のおいしさ、引き出す食べ方をしていますか?研ぎ方、水加減や炊き方で変わってくるご飯のふっくらさやツヤに違いが出てきますよ。今回は新米のおいしさをたっぷりと味わうために、新米のおいしい食べ方をご紹介します。また、さらに新米をおいしく食べられるよう、ご飯のお供やおいしいおにぎり、炊き込みご飯レシピもご紹介します。

新米を最高に満喫する『おいしい食べ方』とは?

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新米とはその年に収穫され、年内に精米されたお米のこと
早い地域では夏中盤頃から、大体の地域では秋ごろから年明けくらいまでにスーパーに並んでいることが多いですよね。

新米=ふっくらツヤツヤでおいしい!と思っている方もいるかもしれませんが、その新米本来のおいしさをしっかりと引き出した食べ方はできていますか?せっかくの新米、おいしく味わいたいですよね。

お米の研ぎ方水の量炊き方味わい方など、すべての工程を今一度見直し、ぜひおいしい新米を最高の状態で味わいましょう!

新米のおいしい食べ方ポイント①お米の研ぎ方

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お米を研ぐ作業は、無意識に、ルーティンのようにされている方も多いと思いますが、なぜお米を研ぐのかを考えたことはありますか?

精米されたお米の表面には、米ぬかや汚れがついています。これを水で洗って取り除くために研ぐのです。

しかし、最近では精米技術も進歩し、米ぬかや汚れはついていても少しだけ。ごしごし洗う必要はなく、さっと洗い流す程度でOKだそうです。

このことを踏まえて、正しい研ぎ方を今一度復習してみましょう。

◎お米の正しい研ぎ方

1.お米をきちんと量る
ついつい適当に量っていた方は、一度きちんと量ってみましょう。
水の量とも関係しているので、計量カップは必須。

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お米の保管も兼ねて、計量もできる米びつを使うのもおすすめ。簡単に量れますよ。
2.研ぐ水は飲んでおいしい水がおすすめ
水道水などで研ぐ方も多いと思いますが、研ぐ時にお米はたくさん水を吸収します。お米の中に吸い込まれる水がおいしければ、炊きあがりもおいしいこと間違いなし。

水道水もおいしい!という地域は問題がありませんが、ニオイなどが気になる場合は、浄水器の水を使って研ぐのがおすすめです。

3.ボウルや炊飯器の内釜の中で研ぐ
お米を研ぐときは、お米をボウルや炊飯器の内釜で研ぎます。炊飯器の内釜を使うと、釜のテフロンが剥げてしまう機種のものもあるようなので、お使いの炊飯器の使い方を確認してみましょう。

避けたいのが金属製のザルを使うこと。水切りなどが早くできて便利ですが、研ぐ時や水を切っている時に、お米が傷つく可能性があるようです。お米が傷つくと、炊き上がりがべちゃっとなってしまうので気をつけましょう。

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ザルを使う場合、おすすめなのはこちらの竹ザル。お米がこぼれないよう、細かい網目になっています。やさしくお米を傷つけず、水切りができますよ。

他にも野菜の水切りや、食器等の水切りかごとしても併用できます。
4.1回水で洗い、その後2~3回やさしく軽く研ぐ
先述したように、精米技術の進歩により、お米の表面はさほど汚れていません。そのため、研ぐ作業はやさしく、軽くでOK。

初めにお米を入れたボウル(または内釜)に水を入れ、2~3回底からかき回したら、すぐに水を切りましょう。最初に水につけたときはお米が水分を多く吸収するので、汚れが浮いた水をお米が吸収してしまうのを防ぐためです。

その後、再度水を入れ20回程度、やさしく、ゆっくり、軽くかき回すように研ぎます。研ぎ終わったら水を捨てます。これを2~3回繰り返しましょう。

研ぎ汁が透明になるまで研ぐ方もいますが、白いのが残っていても問題はありませんよ。研ぎ過ぎないように気をつけましょう。

✕避けたいお米の研ぎ方

反対に避けたいお米の研ぎ方が、強く、ごしごしと洗うように研ぐことです。こうするとお米が傷ついたり、割れてしまったりし、炊き上がりがべちゃべちゃになる原因に。

また、水を入れた状態で研ぐ方も多いですが、水を入れているとお米は軽いので水に浮いた状態。お米同士の軽い摩擦があることで、表面の米ぬかや汚れが取れるので、水を入れずに研ぎましょう

その他、冬の寒い時期は研ぐ時も温かいお湯を使いたくなりますが、これもNG!表面がふやけてしまい、研いでいる間にお米が割れやすい状態になってしまうからです。

新米のおいしい食べ方ポイント②水に浸す時間

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お米を研ぎ終わったら、次は水を入れます。水は研ぐ時と同じように、お米に吸収される水なので、浄水器の水などおいしい水を使うのがおすすめです。

もちろん、水もきっちり量ること。炊飯器で炊く場合は内釜のメモリから10%程度減らし、それ以外で炊く場合はお米の量よりも10%増しにするのが目安です。

そして、お米を炊く中でとても大切なのが、水へ浸す時間。浸す時間は気温とも関係していて、

・夏は30分程度
・冬は2時間程度

が目安です。

とはいえ、なかなか冬2時間も浸しておくのが難しい!という方もいますよね。急いでいる時には40~50℃程度のぬるま湯に15~20分浸しておくといいそうです。(研ぐ時はお湯はNGですよ)

新米のおいしい食べ方ポイント③それぞれの道具での炊き方

しっかりと水に浸したら、お米を炊いていきましょう。いつも以上においしく新米を堪能するために、炊飯器、鍋・土鍋、それぞれの炊き方のポイントをご紹介します。

≪炊飯器での炊き方≫

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炊飯器で炊くのはとても簡単で便利ですよね。
そんな便利な炊飯器をもっと活用するために、炊飯器の機能を今一度確認するのがポイント。私もいつもただスイッチを入れるだけだったのですが、炊飯器によって、炊き上がりに違いが出る機能があることも。

蒸らしの時間を調整できるものもありますので、毎度変えてみて、お好みの蒸らし時間を見つけるのもいいですね。

≪鍋・土鍋での炊き方≫

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鍋や土鍋で炊くと、炊飯器で炊くのとはまた違う新米の味が楽しめます
これまで鍋で炊いたことがないという方も、お米を炊けるようになると、キャンプやバーベキューなどの場面でも役立ちますよ。私も最初は炊くのが難しそうだと、躊躇していたところがありましたが、やってみると意外と簡単でした!

炊き方は次の通りです。

1.鍋にお米と分量の水を入れ、蓋を開けたまま、中火にかける
2.全体がふつふつと沸騰してきたら、一度しゃもじで鍋底、鍋肌からお米を離すように混ぜる
3.表面をならしたら、蓋を閉め、弱火で炊く(1合:8分、2合:10分、3号:12分、4合15分程度)
4.火を止めたら、蓋をしたまま、10分程度蒸らす

※鍋の種類や火力によっても、3の工程の時間は変わります。上記の時間を目安に、何度か挑戦し調節してみてください。

新米のおいしい食べ方ポイント④炊きあがりのしゃもじの入れ方

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炊きあがった時のしゃもじの入れ方にも、おいしく食べるコツが隠されていますよ。

まず、炊きあがった表面に”十”の文字を入れるように、しゃもじで切ります。そして、釜の底から大きく掘り起こすようにしゃもじを入れます。
お茶碗へは2~3回に分けて、やさしくすくい、ふわっと盛るようにしましょう。

お茶碗へ持った後は、すぐに蓋部分と釜の周りの水分を拭きとりましょう。周りの水分が、まだ内釜に残っているご飯にかからないようにするためです。

新米のおいしい食べ方ポイント⑤余った場合の保存方法

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炊いたご飯を食べきれない時にご飯を保存しますが、この保存方法も新米をおいしく味わうための重要ポイントです。

ちょっとした時間(例えばパパの帰宅が遅く、炊きあがりから夜ご飯までに数時間程度開く場合)であれば、濡れふきんを鍋と蓋の間に挟んでおけば、水分の蒸発を防げます
炊飯器の場合は、炊飯器の蓋を開け、濡れふきんをかけておきましょう。

翌日まで保存する時には、おひつでの保存がおすすめです。おひつは昔から日本で使われている、ご飯の保存用の容器。保温の効果はないものの、炊きあがりのふわふわ感やもっちり感をそのまま保存するのに最適です。

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電子レンジで使えるおひつです。おいしく保存し、食べる前に加熱。まるで炊き立てのようなご飯が味わえますよ。
冷凍保存する場合は、容器にふんわりとご飯を盛り、決してご飯を押しつぶさないようにしてください。そして、熱を冷ましてから冷凍しましょう。解凍する時は、電子レンジで温めます。

そうすることで、炊きたてのご飯の風味、食感がまた楽しめますよ。

新米をおいしく味わえる!ご飯のお供

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新米がおいしく炊けたら、早速いただきましょう。そのままでもおいしいですが、一緒に食べるとさらにおいしくなる”ご飯のお供”も欲しいところですね。

市販のご飯のお供もたくさんありますが、今回は手作りレシピをご紹介します。手作りすると自分好みの味に作れるのでおすすめですよ。
サラダ昆布とえのきのなめたけ

サラダ昆布とえのきのなめたけ

ご飯のお供としておなじみの”なめたけ”。
サラダ昆布とえのきを合わせて作るレシピです。ご飯だけでなく、うどんやおそばにかけてもおいしいですよね。
自家製ちりめんふりかけ

自家製ちりめんふりかけ

ちりめんじゃこを山椒や七味と合わせた、自家製ふりかけです。香りも良く、食欲をそそられること間違いなし。
ふりかけとしてだけでなく、おにぎりの具にしてもいいですね。

新米をおいしく味わえる!おにぎりレシピ

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おにぎりにしても、新米をおいしく味わえそうですね。新米のおいしさを引き立てる、おにぎりレシピをご紹介します。
とろろ昆布おにぎり

とろろ昆布おにぎり

新米にちりめんじゃこをまぶし、ふわっととろろ昆布で包むだけの簡単おにぎりです。素朴でおいしい味ですよ。
手作り鮭フレークおにぎり

手作り鮭フレークおにぎり

手作りの鮭フレークを具にしたおにぎりもおいしいですよ。鮭のお刺身を使えば簡単にフレーク状にできます。お好みの量を具にして味わってみましょう。
via https://cookpad.com/recipe/4108159

新米をおいしく味わえる!炊き込みご飯レシピ

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お米と一緒に旬の食材などと一緒に炊き込む炊き込みご飯も、新米の味を楽しめるメニューです。これさえあればおかずも不要なくらい、おいしい炊き込みご飯のレシピをご紹介します。
鮭とさつまいもの炊き込みご飯

鮭とさつまいもの炊き込みご飯

秋が旬の食べ物である鮭とさつまいも。調味料は塩だけなので、新米の旨味との相性も抜群ですよ。
牡蠣の炊き込みご飯

牡蠣の炊き込みご飯

冬に旬を迎える牡蠣を使った炊き込みご飯です。海のミルクと呼ばれるほどの栄養たっぷりの牡蠣。新米と一緒に食べれば、冬を元気に乗り越えられそうですね。

お米のおいしい食べ方をマスターしよう

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新米のおいしい炊き方や、一緒に食べたいご飯のお供、おにぎりや炊き込みご飯のレシピをご紹介しました!
新米というだけでおいしそうなイメージですが、研ぎ方、浸水時間、炊き方、そしてお茶碗へのよそい方や保存方法まで、少し意識するだけで、もっとおいしく味わえそうですね。

ぜひ、ご紹介したような炊き方で、新米を堪能してみてください。