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予防接種で副反応が起こる理由は?副反応の症状ともしもの時の対処法

予防接種で副反応が起こる理由は?副反応の症状ともしもの時の対処法

2017年2月14日 公開

みなさん子供の予防接種の知識はありますか?赤ちゃんはたくさんの予防接種をしなくてはいけません。もし副作用が起こってしまったら、ママやパパは戸惑ってしまいますよね。そんな時対処法を知っていると役立ちます。もしもの時に備えて予防接種について把握しておく事が重要です。

予防接種の副反応とは?

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生後二ヶ月頃から始まる予防接種。たくさんの種類を打たなければいけないので、2、3種類を同時摂取したりと子供は大丈夫なのかママは心配になりますよね。そこで気になるのが副反応です。予防接種後に発熱や注射した箇所が腫れたりなどのワクチンと関係が無いとは言えない症状を副反応と言います。軽度の場合は良いですが、重度の副反応を起こしてしまうと入院なんて事もあり得るのです。
しかし、予防接種は打たなければいけません。もし、自分の子供が予防摂取後に体調を崩してしまった場合、ママやパパが何も分かっていないと戸惑ってしまいます。副反応の場合は、適切な対処が必要になります。ここからは、副反応についての症状や対処法を紹介していきます。

副反応が起こる理由

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予防接種後に発熱などの副反応が起こるのはなぜでしょうか。予防接種は細菌やウイルスなどの感染症にならないように、なっても症状が軽度ですむようにする為に必要なのです。そのため赤ちゃんや子供に病気にかからないよう、ワクチンで免疫をつけてあげなければいけません。そうすると、一時的に感染したのと同じ様に体が反応して発熱したりなどの副反応を起こす事があります。ワクチンの種類によっても副反応は異なります。

副反応の代表的な症状

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副反応の代表的な症状にはどのようなものがあるのでしょうか?代表的な症状は、発熱や倦怠感、下痢、嘔吐、接種箇所の腫れ、かゆみなどがあります。このような症状が現れたら副反応と考えて良いでしょう。副反応は軽度なものであれば、心配はありませんが、なかなk症状が改善されないなど重度な場合もあります。上記以外の身体の異変があり、少しでも気になる症状が出た合は医師に相談してください。

副反応の熱か体調不良の熱か見分ける方法は?

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予防接種後の発熱といっても、体調不良の熱だという事もあります。赤ちゃんは熱を出しやすいので素人からしたら、どうやって見分ければいいのか分からないママは多いでしょう。素早く対処する為にも、どのような熱かを見分ける必要があります。副反応による発熱には特徴があります。
予防接種後から翌日にかけて熱が37.5℃以上出てしまった。発熱だけで、風邪のような症状がない。3日目までには熱が下がる。予防接種後、2日以内に下痢をする。これらに当てはまると、副反応の場合があります。

3日以上高熱が続く場合や、水分が取れない場合は、他の病気にかかっている可能性があるので、病院へ受診しに連れていきましょう。ワクチンの種類によっては、副反応が重篤になってしまう場合があるので良く子供を観察する事が大切です。

副反応が起こりうる期間の目安

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予防接種後副反応が起きていないか、どのくらいの期間子供を観察すればいいのでしょうか?生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドによって期間は異なります。それぞれワクチンの特徴を知っておくといいでしょう。

生ワクチン

生ワクチンの予防接種は、BCG・MR・水痘・ロタウイルス・などがあります。生ワクチンを接種した後は発熱する事が多いといわれていて、約3週間ほどは副反応に注意しながら子供を観察する必要があります。生ワクチンは生きた細菌や毒性を抑えたものを接種するため、その感染症の症状が現れてしまう事があるのです。ママは接種した事によって、その病気にかかるのではと心配する方もいますが、症状が現れても軽度な事がほとんどになります。生ワクチンは、体内で細菌やウイルスが増えていくので、不活化ワクチンのように何回か接種しなくてすみますが、免疫ができるのには約1ヶ月かかるといわれています。

不活化ワクチン

不活化ワクチンには、B型肝炎、ヒブ、 小児用肺炎球菌、 百日せき・ポリオ・日本脳炎・インフルエンザなどがあります。不活化ワクチンを接種した後は24時間は副反応に注意しながら観察する必要があります。不活化ワクチンは、細菌やウイルスを弱めてから、免疫をつくる成分を取り出したワクチンなので、生ワクチンのようなその感染症の症状が現れることはほとんどありません。しかし、生ワクチンのように体内で細菌やウイルスが増えないので、2から3回の接種が必要になります。

トキソイド

トキソイドには、ジフテリア・破傷風などがあります。トキソイドは、細菌の毒素を取り出し、無毒にしたワクチンで、生ワクチンに比べると副反応が少なくなっています。人により接種後、約30分程から副反応を起こしてしまう場合もあるので、接種後すぐから子供の観察が必要になります。副反応はほとんど、2日から3日で治まります。しかし、副反応が起きた場合は予防接種をした病院で受診した方がいいでしょう。

副反応が起こった場合はどうすればいい?

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急に副反応が起こった場合、ママは戸惑ってしまいますよね。ここでは、発熱・下痢・接種箇所が腫れた時にどうすれば良いのかを紹介します。

発熱した場合

発熱をした場合は水分が不足しがちになるので、脱水症状に要注意です。水分をこまめに与え、脱水状態にならない様に気をつけてあげましょう。
さらに、冷えピタやアイスノンを使って体温を下げてあげるのが良いでしょう。機嫌がよく、元気ならば自宅で様子を見て、長引くようなら医師に相談するのをおすすめします。

下痢の場合

下痢をしていると、水分が不足しがちになるので水分をしっかり取らせてあげましょう。オムツの場合に下痢をしていると、オムツがすぐパンパンになりオムツ漏れやお尻がかぶれてしまったりするので、こまめにオムツを替えてあげましょう。

接種箇所が腫れた場合

接種箇所が腫れた場合は、あまり刺激を与えずに安静に過ごしましょう。しかし、あまりに痛がったり発熱したり、腫れが広がったなどの場合は接種箇所を冷やし、医師に相談した方が良いでしょう。

重篤な副反応にすぐ対処するためにできること

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万が一子供が、急に重篤な副反応を起こしてしまった場合、ママは戸惑ってしまいますよね。毎回の予防接種の種類や副反応の特徴について予習し、もしもの時の為に備えておく必要があります。そして、予防接種後は医師の指示に従い、子供の様子を観察しましょう。
もし夜中や休日に副反応が起こってしまった場合は、♯8000「小児救急電話相談」に電話をすると、対処方や休日・夜間診療をしている場所を教えてくれます。

もし副反応で後遺症が残った場合は?

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予防接種で子供にもしもの事があったらどうすればいいのでしょうか。日本には、予防接種によって健康被害にあった場合の制度があります。しかし、定期予防接種と任意予防接種の場合では内容が違うので注意してください。

定期予防接種

定期予防接種後に重い副反応が起きてしまったら、予防接種法によって救済措置を受けられます。救済措置とは、お金が給付されると言う事です。金額は、その年によって異なり、厚生労働省の予防接種健康被害救済制度のページに記載されています。子供の健康や命はお金には変えられませんが、このような制度があると少しは安心できるのではないでしょうか。

任意予防接種

任意予防接種は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法によって給付を受けられます。しかし、「感染拡大を防ぐ」事を目的とした定期予防接種の場合よりかなり低い給付額になってしまいます。

副反応を防ぐためにできること

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副反応には個人差があり、予期することができないので防ぐためにできる事は限られています。しかし、しっかりワクチンについて調べ、もしもの時に対処できるようにしておく事が重要です。予防接種を受けると、30分はそのまま病院で様子を見てくださいと言われると思います。そして医師からその日の運動制限や入浴についてなど、接種後の家での過ごし方の指示がされると思います。ママは指示に従い、しっかり子供を観察しましょう。

まとめ

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みなさんいかがでしたか?子供の健康が一番。しかし子供の予防接種は不安な事だらけで、もしもの事を考えずにはいられません。特に生後数ヶ月間はたくさんの予防接種が待っています。ママは定期のワクチンや任意のワクチンをどう接種するかを考えなければいけません。上記で説明したような副反応が起こってしまったとしても、慌てることなく冷静に対処する事が大切なのです。
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