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おみくじの内容◇読み方間違ってるかも?!意味や正しい引き方など◇その疑問解決します!

おみくじの内容◇読み方間違ってるかも?!意味や正しい引き方など◇その疑問解決します!

2017年11月2日 公開

神社などへお参りしたときに引くおみくじ、内容しっかり読み解けていますか?おみくじには吉凶だけでなく神様からのアドバイスが詰まっています。せっかくおみくじを引くなら内容もしっかり読み解きたいですよね。おみくじの内容の読み解き方や正しい引き方、おみくじの豆知識を含めご紹介していきます。

おみくじの内容の意味正しく読めてる?

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神社などお参りに行ったときに、おみくじを引くというのは楽しみのひとつかもしれません。おみくじを引いて吉凶に一喜一憂という時間は、楽しくもありショックでもありで楽しいものです。

おみくじの内容は吉凶の判定に加えて、運勢などさまざまなことが書かれています。吉凶も、【大吉】や【大凶】のようにわかりやすいものから【小吉・中吉】など中途半端なものまであり、その順番やどう読み解くの?と思ってしまうようなものが多く書いてあります。

漢詩や和歌も現代の言葉とは違う言葉であったりするので、ぱっと見には理解しずらいものかもしれません。
運勢は、神様からの御言葉を簡潔に示したものと考えられています。それも『これはなんのことなの?』と思ったり、【出づ】【出でず】は出るのでないの?と思ってしまったりと、読むことをあきらめてしまいたくなってしまうかもしれませんね。

おみくじに書いてある内容をすべて正しく読み解けていない人の方が多いのかもしれませんね。

この記事では、おみくじの内容や意味をしっかり読み解くためのヒントを解説したいと思います。
是非参考にしてみてください。

おみくじの内容◇いい順番

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おみくじを引いてまず確認する吉凶。いろいろとある中で、どれが一番良運でどれが一番不運なのかわかりにくい場合もありますよね。
神社によって内容が違っていることもあるので、なおさらです。

基本的な吉凶の順番は【大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶】となります。ここから各神社で細分化し、区分が増えていたりします。

吉の順番が、中吉などよりも下にくる場合もありますし、【平】というのが出てくることもあります。【平】が出てくる神社で有名なのは【広島宮島・厳島神社】があります。
【平】は可もなく不可もなくという意味だそうで、順番でいうと凶の手前ということになるそうです。
【平】が入ったおみくじは、数少ないので【平】が出ると大吉と同じくらいラッキーと感じる人もいるそうです。

有名な神社・仏閣のおみくじ吉凶の順番

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では、有名どころの神社・仏閣のおみくじの吉凶を見てみましょう。それぞれ、特徴的なものもありますので、参考にしてみてください。

京都伏見稲荷大社のおみくじ吉凶の順番

京都伏見稲荷大社のおみくじの吉凶はとっても多く細分化されているのでおもしろいんですよ。順に書いてみます。

大大吉:願いが叶う最高な幸運
大吉:とても良い運
向大吉:大吉に向かうような良運
末大吉:いずれ大吉になるであろう運
吉凶未分末大吉(よしあし いまだわからず):吉凶はわからないがいずれ大吉になるであろう運

小吉
中吉
後吉(のちきち):今後は吉となる運
末吉:いずれ吉となる運
吉凶不分末吉(きっきょうわかたず):吉凶分けられないがいずれ吉となる運
吉凶相交末吉(きっきょうあいまじり):吉凶交ざっているがいずれ吉となる運
吉凶相半(きっきょうあいなかばす):吉凶半々の運
吉凶相央(きっきょうあいなかばす):吉凶半々の運
小凶後吉:多少の難はあるがいずれは吉となる運
凶後吉:難は多いがいずれは吉となる運
凶後大吉:多くの難を超えればその後は大吉となる運


細分化されて数も多く、こんなにあったら覚えられないかもしれませんね。ただ、京都伏見稲荷大社のおみくじの凶には救いがあるのが特徴のようです。
苦難を乗り越えればよいことがあるとされているのは、心が救われるかもしれませんね。

成田山新勝寺のおみくじ吉凶の順番

参拝者がとても多く、初詣には300万人といわれる人がつめかけます。元旦から28日まではおみくじの自販機が設置されるというのも有名な話です。

【大吉>吉>半吉>小吉>末吉>凶】

このような順番になっています。一般的に中吉となるところが半吉となっているのが特徴といえますね。

おみくじの内容◇運勢の言葉

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おみくじの内容を読み解く上で重要な運勢の部分も、ぱっと見では『?』となってしまうような言葉が並んでいます。
現代的にわかりやすく書かれたものも増えてきたようですが、まだまだわかりにくいものも多いのではないでしょうか。よく出てくる言葉を解説してみます。

争い事・争事(あらそいごと)

他人とのいさかい、喧嘩、訴訟など、他人との対立を指しています。些細なことでも他人と争うこと競うこともこれに含まれるのだそうです。

出づ・出ずべし(いず・いずべし)

出づは『出てくる』『あらわれる』『発生する』という意味になります。出(づ)といわれると逆の意味にとってしまいそうですが、出てくるのだということです。

出ずべしは『出てくるだろう』という少しあいまいな意味合いになるのだそうです。

失物・失せ物(うせもの)

失くしたものという意味ですね。落とし物という意味もあるようです。失くしたもの、落としたものが、見つかるのか見つからないのか、どんなタイミングで見つかるかなどのヒントもあわせて書かれていることが多いようです。

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抱人・抱え人(かかえびと)

使用人・雇い人のことを指します。現代でいうと、社員や部下といったところでしょうか。管理職など人の上に立つ人は気にかけておいた方がいいのかもしれませんね。

凶向吉(きょうむこうきち)

今、これからが悪くても、その後よくなっていくという意味です。悪いことの向こう側にいいことが待っているということなら耐えられるというもの。
おみくじでしか見ることのないような言葉なので、覚えにくいですね。

訓(くん)

物事を説く、教えというような意味ですね。教訓という言葉もあるのでこれはわかりやすい言葉ですね。

障り(さわり)

問題や障害といった意味です。【障りあり】とあれば、なにか問題や障害があるかもしれないと、気に留め注意したほうがいいということかもしれません。

耺・職(しょく)

仕事・職に関することを意味しています。耳に云は職の略字なのだそうです。

相場(そうば)・土木(どぼく)

これはわかりますかね。そのままの意味で株式など投資などに関わることを意味します。
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造作(ぞうさく)

家を建てたりリホームしたりという意味ですね。家のほか、仕事場など購入やリホームを考えているときに気に留めておくといいかもしれません。

旅立ち(たびだち)

まさに旅。旅の安全など運勢のことをいいます。

便り・たより(たより)

知らせ・連絡という意味ですね。便りと見ると手紙という意味ともいえますが、現代の連絡手段は手紙よりもSNSやメール、電話連絡という方が当てはまるでしょうか。

走人・走り人(はしりびと)

走る人(ランナー)ではなく、失踪した人・姿を消した人という意味です。気になることがある相手がいる場合は気に留めておくといいかもしれません。

本復・本服(ほんぷく)

病が回復する、地位や名誉、財が回復するというような意味です。

待人・待ち人(まちびと)

これは【自分が待っている人】ではなく【自身にとってよい方へ導いてくれる人】という意味なのですが、勘違いをしているという方も多い項目かもしれませんね。

よい方へ導いてくれる人、救いの手を差し伸べてくれるような人がいるかということが書かれているのだそうです。
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家移り(やうつり)

引っ越し・転居のことです。これはわかりやすいかもしれませんね。引っ越しの予定がある人、引っ越したいと希望を持っている人はチェックしておくといいかもしれません。

安し(やすし)

簡単・容易・難なくというような意味で、特に問題なく安心して大丈夫というような意味合いになります。
出産に関していえば【出産安し】とあれば、安産になりそうだという意味合いになります。心強いですね。

病事(やまいごと)

そのまま病気に関することということになります。体調についてのことですからチェックしておいた方がいいかもしれません。

おみくじの内容◇意味

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おみくじに書いてあることは【神様からの御言葉を簡潔にあらわしたもの】です。吉凶の部分だけで一喜一憂してしまいがちです。
しっかり内容を読んでいくといいことも悪いことも書いてあり、凶であっても、【今が底なら今後は上がるのみ】という救いのあるものとなっています。
また、大吉であっても慢心してしまわぬように気を引き締めてというようなものとなっているのです。

どんなときも、神様の御言葉を胸に精進するのが肝心ということですね。

おみくじの正しい引き方

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➀鳥居がある参道から入り、神の道である中央を避けて進みます。
②手水舎で手を洗い、口をすすぎます。
③参拝します
参拝時、心の中で、まずは御見守りくださる神様への感謝をお伝えします。
その後、おみくじを引く旨をお伝えして聞きたいことがあれば聞き
なければ、今の自身への御言葉を頂戴したいとお伝えします。
お聞き届けくださったことに感謝を述べます。
④参拝が終わったらおみくじを引く
おみくじを引く際にも、引く前にお聞きしたいことを心に浮かべておく


手順としてはこのような形がよいとされています。自身の希望や願い事だけをお伝えするのではなく、感謝をするということも忘れないようにするといいでしょう。

おみくじは結ぶ?

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【大吉などいいものは持帰り、凶など悪いものは結ぶ】ということを聞いたことがあるかもしれませんが、実はどちらでも構わないのです。

【結ぶ】という行為には、【神様とのご縁を結ぶ】という行為とされていました。
そのことから、大吉のおみくじを結ぶことで【神様とのご縁を結んで、おみくじの内容が無事に叶うよう願う】という意味で結んでいたとされています。
凶の場合は、凶をとどめて吉に転じるよう願うために結ぶといわれているようです。

吉凶関わりなく、おみくじの内容を教訓・お守りとして持帰るもよし、結んで持帰らずともよしということになりますね。

おみくじの効果はいつまで?

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おみくじは【引いた時点の状態】を表しているとされているため、はっきりといつまでというものはないのだそうです。

引いたときのおみくじの内容をしっかりと心にとめて、以後の行動や生活をどのようにしていくかが肝心ということになります。

毎年同じ時期におみくじを引くということであれば、引いたあと1年の行動や生活の指針として効果を発揮してくれることでしょう。

おみくじを処分するとき

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引いたおみくじを持ち帰った場合、そのおみくじを処分することを考えたときどのようにしたらいいでしょうか。

*おみくじの教えを十分に感じた
*1年の指針としての役割を終えた

などの理由で処分を考えるとき、処分の方法は2つあります。その方法をご紹介します。

神社・仏閣でお焚き上げ

おみくじを引いた神社や仏閣でお焚き上げをお願いできます。引いたところへ行くことができなかった場合は、身近な場所の神社・仏閣にお願いすることも可能です。

おみくじを結ぶ場所に、結んであるおみくじは定期的にお焚き上げされているものですから、そこに結んでしまうのも手です。
社務所付近にお守りなどお返ししたいものを入れておく場所があったり、社務所に預けられたりする場合もあるので確認してみてもいいかもしれません。

自身で処分

感謝の気持ちを込めて、通常の燃えるゴミとして処分しても構わないのですが、それでは気が引けるという場合もあるでしょう。
そのような場合は、和紙にお清めの塩といっしょに包んで、感謝の気持ちを込めて処分するといいでしょう。
和紙が難しければ、ビニール袋などに入れても問題はありません。
要は、感謝の気持ちです。

おみくじの内容は神様からのメッセージ

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おみくじ、おみくじの内容についてご紹介してきましたがいかがでしたか?

吉凶だけみて『わーい!』『残念!』と思っていただけだったかもしれません。しかし内容をしっかりと読んでみたら、その中にはそのときの自分にピッタリとくる言葉が書いてあるということもあるかもしれません。

占いとは少し違う意味で、その時点の自身の気持ちやその後の自身へのアドバイスとして受け取るといいかもしれませんね。

初詣など神社・仏閣へのお参りの際は、おみくじ引いてみてはいかがでしょうか。
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