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赤ちゃんの歯磨きをスタートしよう♪嫌がる子でも大丈夫!?先輩ママのテクニックも紹介

赤ちゃんの歯磨きをスタートしよう♪嫌がる子でも大丈夫!?先輩ママのテクニックも紹介

2017年7月20日 公開

赤ちゃんの歯磨きはスタートしましたか?お口の中に慣れない歯ブラシが入ってくると、赤ちゃんもイヤイヤ…なかなかお口を開けてくれないなんてことも。赤ちゃんの歯ブラシに苦戦しているママは多いようです。それに、歯磨きはいつから?どうすればいいの?と、意外と知らないことも多いですよね。赤ちゃんの歯磨きについて詳しくまとめてみました。先輩ママ達の歯ブラシテクニックにも注目です!

赤ちゃんの歯磨き、ちゃんとしてる?

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小さなお子さんを持つママから「うちの子、歯磨きが嫌いで…」という話をよく聞きます。私の子どもも歯磨きが大嫌いで、小さいころの歯磨きの時間は毎日戦争のように大変でした。ついつい(1回くらいサボっても…)なんて思ってしまうのですが、虫歯予防のためには歯磨きは欠かせません。

先日、子どもの仕上げ磨きをしている時に奥歯に小さな黒い点を見つけました。これって虫歯!?と思い、すぐに歯医者さんに診てもらいました。とても小さい物ではありましたが、やはり虫歯でした。たった1つの1ミリもないような点ですが、きれいだった乳歯に虫歯ができてしまうとかなりショックです。それからは歯医者さんや保健師さんにも相談し、様々な情報を集めて虫歯予防に努めるようにしています。

赤ちゃんのうちは虫歯ができても治療が難しく、乳歯に虫歯ができてしまうと進行も早いと言われています。虫歯ができてしまう前に、正しい知識を身に付けてきれいな歯の状態を保てるようにしてあげましょう。

赤ちゃんの歯磨きはいつから始めるの?

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赤ちゃんの歯の生え始めは3ヶ月~9ヶ月。早いお子さんもいれば遅いお子さんもいたりと様々ですが、歯が生えたからと言ってすぐに歯ブラシを始める必要はありません。というのも、母乳やミルク、離乳食初期の頃は、唾液の力だけでも十分な洗浄能力があるためです。水分補給の際は水やお茶などをあげるようにしましょう。

赤ちゃん用の練習歯ブラシが販売していますが、始めるのは6ヶ月過ぎ頃からで大丈夫。この頃は歯を磨くというよりも、歯ブラシを口に入れてみて感触に慣れる練習をするものととらえましょう。上下の歯が生えてくると離乳食も進んでくるし歯に食べかすが挟まったりします。大体生後10ヶ月頃をめどに、ママの仕上げ磨きを行うようにしましょう。

最初はガーゼで拭くだけでもOK

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歯ブラシは無理に行おうとすると、赤ちゃんが嫌がったり嫌いになってしまいます。乳歯がまだ数本の頃は、離乳食の後などにガーゼでやさしく拭いてあげるだけでもOK。食べかすを綺麗にしてあげましょう。拭いた後は、お水を飲ませてお口の中を清潔にしてあげてくださいね。

赤ちゃんの歯磨きの前に練習をしてみよう!

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赤ちゃん用の歯ブラシとはいえ、ギザギザとした感触のものが口の中に入り込むのは、赤ちゃんは嫌がります。歯ブラシを嫌がらずに行うためにも、歯磨きを始める前の練習が必要です。

・小さいうちから口の周りをちょんちょんと触ってあげる
・指を清潔にし、歯茎の中も優しくなでてあげる
・ガーゼで口の中を拭いてあげる

などを行っていると、歯ブラシも嫌がらずに咥えてくれやすくなります。日ごろの遊びやスキンシップなどで取り入れてみましょう。

赤ちゃんの歯磨きの正しいやり方を教えて!

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歯ブラシをする時は、ママやパパのお膝の間にクッションなどを置き、そこに頭を置くようにすると、口の中がよく見えて磨きやすいです。よくテレビなどでは膝の上に頭をのせていますが、赤ちゃんが小さいうちは苦しい体勢になったり、ママが上手く口の中が見えないということもあります。成長したら、お膝にゴロンで行ってみてくださいね。

歯ブラシが歯に優しく当たるように動かすのがポイント。1本の歯に20回くらいブラシをかけるのが理想とは言われていますが、赤ちゃんの歯にそんなにブラシをかけるのは至難の業ですよね。なるべく磨き残しはないように全体にブラシをかけましょう。

力の入れすぎ・磨きすぎは歯茎を傷つける原因になります。特に、上の前歯上部にある薄い皮の部分は、歯ブラシが触れると痛い部分です。歯ブラシが痛いと、赤ちゃんが歯ブラシ嫌いになってしまう原因にもなります。優しく声をかけたり歌ったり、褒めたりしながら楽しく行いましょう。

赤ちゃんが歯磨きを自分で行う習慣をつける

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歯ブラシが嫌いな赤ちゃんも、自分で歯ブラシを持ってシャカシャカするのは好きという子もいます。きっと『自分でできる』というのが面白いんでしょうね。そういった自信を身に付けることは大切なことです。

ママやパパと一緒に歯磨きを行う時は、赤ちゃんに1本歯ブラシを持たせてあげましょう。自分でやると言っても、赤ちゃんが小さいうちは歯ブラシをカミカミするだけで終わってしまいます。成長するとともに、前歯だけでもシャカシャカと動かせるようになってきますので、できなくても持たせてあげて下さいね。

子ども用歯ブラシとは別にもう1本歯ブラシを用意して、大人が仕上げ磨きをするのも忘れずに!

赤ちゃんの歯磨きは1日何回行う?

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仕上げ磨きが本格的に始まった赤ちゃんの場合、歯磨きは朝・晩の1日2回行うようにしましょう。唾液が減って口の中の洗浄能力が落ちてしまうのは眠っている時間です。朝、時間がなくて磨けなかった~!という日も、夜は必ず丁寧に磨いてあげて下さいね。できるようならお昼寝前にも歯磨きをするとGOODです。

夜は必ず歯磨きを行ってほしいのですが、朝や昼も食事の後はうがいをするとか、食後に水を飲んで食べかすを流す習慣を付けるだけでも虫歯予防には効果的です。

歯磨き粉は使ってもいいの?オススメは?

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歯磨き粉は口に入れるものですから、万が一飲み込んでしまっても体には害のない成分となっています。とはいえ、口を洗浄するものですから、ごっくんしないように使用できた方がいいですね。

うがいができるようになったら歯磨き粉も使ってみましょう。歯磨き粉はあえて使わなくてもいい物ではあるのですが、フッ素やキシリトールが配合されているものは歯を丈夫にし、虫歯予防の効果も期待できます。歯磨きを嫌がっていた子も、好きなキャラクターの歯磨き粉や甘い味がする歯磨き粉をつけてあげると、喜んで歯磨きをしてくれるようになるということも。

歯磨き粉にはジェルタイプや歯磨き粉タイプがあります。初めてならばジェルタイプがオススメですが、うがいが上手なら歯磨き粉タイプだと磨き心地がいいですよ。メーカーによって甘さが強かったりスッキリ感があったり違いもあります。お子さんによって好みがあるようですので、気に入ったものを探してみましょう。

赤ちゃんとうがいの練習!

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うがいの練習はお風呂で始めるのがオススメです。まずはママが、ブクブク~ペっとお手本を見せてあげましょう。少し大げさに音を立てて行うと、赤ちゃんも分かりやすいです。

コップに清潔なお水を用意し、万が一ごっくんしても大丈夫なようにしましょう。最初は口に水をふくんでペッとしてみるだけでOK。ブクブクは少しずつ練習していきましょう。お風呂だとペっとした時にお洋服を汚さないので練習しやすいです。

赤ちゃんが歯磨きを嫌がるんだけど…

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ママがどんなに工夫をしていても、赤ちゃんが歯磨きを嫌いになるというのはよくあります。歯医者さんに相談しても「それは仕方がないよね…」と言われてしまう事も。

歯磨きが一生嫌いなままでいるということはありません。中には大人になっても歯磨きが嫌いという人もいるかもしれませんが、歯磨きの重要性が分かれば必ずやらなければいけないことだということは理解はできますよね。

赤ちゃんも同じで、何も分からないうちは『不快だからやりたくない!』とは思うけれど、成長と共に虫歯にならないためには大切なことなんだと理解ができるようになってくれば、いつかはやってくれるようになります。お家では嫌がるけれど、保育園や幼稚園では普通にみんなと歯磨きしているお子さんの話も良く聞きます。みんながやってるからやらなきゃ、と分かっているんですよね。

お子さんが小さいうちは大変ですが、なるべく楽しく!嫌いにならないようにしてあげるのが大切です。

歯磨きを嫌がる赤ちゃん…先輩ママはどうしてる?

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先輩ママ達の歯磨きテクニックをまとめてみました。お子さんが歯磨きをイヤイヤして困っているというママは是非試してみてくださいね。

テレビの力を借りる

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テレビでお兄ちゃん、お姉ちゃんがお膝にゴロンで歯ブラシをしている姿を見ると、「自分もやってみたい!」と刺激を受けてマネっ子してくれます。Eテレの『おかあさんといっしょ』では、毎週火曜日に「は・み・が・き 上手かな~」の歌でお馴染みのコーナーをやっているので、チャックしてみては!?

ママと磨きあいっこ

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赤ちゃんに大人用の歯ブラシを持たせ、ママの歯を磨いてもらいます。赤ちゃんはママの歯を磨くのに夢中になり、更にママが「あーん」としていると、赤ちゃんもマネをしてお口を開けてくれるので、仕上げ磨きができるということです。私も試しましたが、磨きやすかったですよ!ただし、赤ちゃんはママのお口を上手に磨くことはできないので、ママが時々痛い思いをすることも…

おもちゃを使う

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お膝にごろんの状態で手に好きなおもちゃを持たせて、その隙に歯を磨いてしまうというママもいました。鏡のついているおもちゃは自分の歯磨きの様子も見えるので、じーっと見ているそうです。

お人形遊びで歯磨き

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ぽぽちゃん人形の歯磨きセットを購入し、ぽぽちゃんと一緒に楽しく歯磨きをしているというママも。ぽぽちゃん人形にはDVDもついてきて、お人形遊びを通じて楽しく生活習慣を身に付けられるそうですよ。

絵本で学ぶ

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虫歯絵本は数多くの種類があります。「虫歯は怖いんだよ」「歯磨きは大事なんだよ」「歯医者さんに行かなきゃいけなくなるよ」など、お子さんの心に訴えることがたくさん描かれています。図書館などで、虫歯絵本を探してみましょう。

最終手段は体を押さえて行う

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ママがどんな手を使っても、嫌なものはイヤ!!!!!
話を聞いていると、赤ちゃんがどうしても嫌がるときは無理に抑えてしまうというママは実は多くいるようです。赤ちゃんは泣いてかわいそうかもしれませんが…虫歯になってしまうことの方がかわいそうですよね。

無理に抑えると赤ちゃんが肩や腕を痛めたり外したりします。ふとももの間に頭を置き、両太ももで赤ちゃんの肩を押さえるようにすると、赤ちゃんも怪我をせずママが両手を使えるので歯磨きがしやすいです。なるべく短時間で切り上げましょう。終わった後は「頑張ったね、偉いね」とたくさん励ましてあげて下さいね。

虫歯になりやすい歯は特に重点を置いて歯磨きを!

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歯磨きをどうしても嫌がる場合、虫歯になりやすい歯だけでもしっかりと磨くことが大事です。虫歯になりやすいというのは前歯の生え際。歯垢が残りやすく、白い線のようなものができるタイプの虫歯になりやすいです。白い線は歯を徐々に溶かしていきます。

それから奥歯。食事を噛むこととが多く、溝ができているので食べかすが残りやすい部分です。飴やお菓子などを食べた後は、特に残りやすくなります。

この部分はしっかりと磨くようにしましょう。もちろん、他の部分も虫歯になることはありますので、全体をしっかり磨けるのが1番理想です。

歯磨きのやりすぎで血が出ることも!

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歯磨きは強く磨いた方が綺麗になりそうなイメージですが、歯茎を傷つけて血が出てしまう原因にもなります。歯磨きは優しく歯に当てるくらいの力加減で大丈夫です。

もし血が出てしまっても慌てないでください。口の中の傷は比較的治りが早く、よだれにも殺菌作用がありますので、特に処置は必要ありません。血が気持ち悪いようでしたら、うがいをさせて様子を見ましょう。

血が止まらないほどダラダラと出ていたり、痛がってご飯を受け付けなくなったりした時は、歯茎に異常が起こっている可能性もあります。歯医者さんで見てもらいましょう。

しっかり歯磨きをして虫歯予防!

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虫歯予防は毎日の歯ブラシの積み重ねが大切です。赤ちゃんのためにも、丁寧な歯磨きを心がけてあげましょう。