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誰でも可能性が!?妊娠初期の流産と稽留流産について知っておこう!

誰でも可能性が!?妊娠初期の流産と稽留流産について知っておこう!

2017年1月6日 公開

妊娠初期で多くの人が気になっているのが流産ですよね。妊娠したらまず最初に出てくる不安なのが流産の問題です。今回はそんな流産について調べてみました。稽留流産は危険な場合もあるので是非参考にしてみてくださいね。

妊娠初期の流産で悩んでいない?

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妊娠と言えば嬉しい事なのですが、どうしても不安も一緒に出てきてしまいます。
妊娠で一番多い悩みなのが流産とされています。
妊娠初期に引き起こされる流産のほとんどは、母体の状態に関係なく引き起こされるものが多いのです。
まずは誰にでも引き起こされる流産について知っておきましょう。

誰にでも引き起こされる流産とは

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流産とは妊娠21週までの時期に何かの原因によって流れ出てしまう現象の事です。
22週目以降では流産ではなく、早産という形になります。
この流産の確率は一般的な数字だと10~15%程度の確率があります。
流産の多くが、妊娠初期と言われる時期に多くあります。
流産を経験してしまうとどうしても自分を責めてしまいがちになってしまいますよね。
しかし、妊娠初期の流産の多くは染色体の異常によって上手く細胞分裂できなかった偶発的なものなので母体の状態に関係なく引き起こされてしまいます。
これは人間の自然の摂理なので仕方がないものなのです。

妊娠初期の流産で考えられる原因は?

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妊娠初期に引き起こされる流産の多くは先ほど少し触れました受精卵の染色体の異常です。
染色体に異常が引き起こされてしまうと、受精卵は正常に細胞分裂を行う事が出来ません。
このような染色体の異常は受精した時点から流産が引き起こされる事が確定していると考えても問題ありません。
流産で自分を責めてしまう人も多いと思いますが、妊娠初期での流産はこの染色体異常が多くを占めています。あまり責めないで、もっと良い環境を作って待っておこうという気持ちが重要です。
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流産の兆候として知っておきたい症状が
◆不正出血
◆腹痛
◆腰痛
◆お腹のハリ
◆基礎体温の低下
が考えられます。
これらが引き起こされたからと言っても必ず自然に流産が引き起こされるというわけではありません。
妊娠初期の場合では、胎児が正常に育っているとしてもこのような症状が引き起こされる事があります。
症状が引き起こされた時には、一度産婦人科を受診して状態を確認してみましょう。

また、このような症状が全く引き起こされない稽留流産といわれるものがあります。
これはお腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまっていますが、お腹に赤ちゃんはいる状態のままなので自覚症状が引き起こされないのです。

知っておきたい稽留流産のあれこれ

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稽留流産のもっとも特徴的な事が、症状が引き起こされない事です。
出血や腹痛などの自覚症状があれば、早期に発見する事が可能です。
稽留流産の場合には赤ちゃんの心臓が止まっていても、胎盤に赤ちゃんは残っています。
妊娠とおなじようにつわりの症状が引き起こされて、流産の症状が引き起こされません。

流産の自覚症状のひとつに基礎体温が下がるというものがありますが、稽留流産の場合には基礎体温が下がらないのでどうしても発見に役立ちません。
体内のホルモン分泌は妊娠している時と変わらないため、基礎体温が高温期を維持したままになってしまいます。

稽留流産の診断について

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稽留流産は代表的な症状がないため、妊婦健診で発見される事が多いです。
妊婦健診ではエコーでの超音波検査をして流産を確認できます。
診断を明確にするには基礎体温などによって受精した時期を調べます。その後、経腟超音波や経腹超音波などを使って6~7週目になっても胎児が確認できない場合は稽留流産と診断されます。また、胎児が確認できても心拍が確認できない場合も同じ診断が出ます。

稽留流産になってしまったら

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稽留流産になると胎児は亡くなった状態のままお腹に残っている事になります。
赤ちゃん自体が自然に出てくる場合であれば問題ない事も多いのですが、胎児がお腹に残った状態になってしまた場合には進行流産に移行してしまいます。
この進行流産は強い腹痛と大量の出血が出てきてしまい、危険な状態を引き起こしてしまう事があります。
医師の診断を受けた場合には、約1週間程度で施術が必要かどうかが判断されます。
自力での排出が難しい場合には手術も方法のひとつとなります。

稽留流産の手術について

残念ながら亡くなってしまった赤ちゃんを取り出すためにも子宮内容除去術という方法が行われます。
自然に排出されると完全流産とされますが、子宮に残ってしまっていると感染症の恐れもあるため手術が行われます。次の妊娠に備えるためにもこの手術は重要なポイントになるのです。

一般的な手術の場合は局部麻酔で行われ、10分程度で終わるものとされています。しかし、人や程度によって全身麻酔が行われるケースがあります。
また、費用は約2~10万円程度とされています。これは病院や症状によって金額に差が出るので注意が必要です。
稽留流産になったからといって妊娠出来なくなるというわけではありません。しかし、体が元の状態になるまでには数か月程度かかるのでその間は安静にしておきましょう。次の妊娠を望んでいる場合は、医師の指示に従って行うようにしてください。大体ですが、半年くらいは間をあけるのが好ましいとされています。

稽留流産は癖(くせ)にならない

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流産はどうしても繰り返してしまうというイメージがあるかもしれません。不安な気持ちが出てきてしまいますが、流産した事によってその後の流産の確率が高くなるというものでもないのです。

稽留流産を経験した場合には積極的に体の事を考えていきましょう。積極的に身体と心を整えていけば妊娠と出産の可能性をどんどんと高くする事が出来ます。
心を整えていく必要があるのは、不安な気持ちはどうしても自律神経に影響してしまいます。自律神経が乱れてしまうと赤ちゃんが出来にくくなってしまうので、心を整えるというのは忘れないようにしましょう。

流産の予防をしっかりとしておこう

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妊娠初期の流産では、母体が原因によって引き起こされる流産が少ない傾向にあります。しかし、出来るだけの事はして上げたいですよね。しっかりと出来る流産の予防を覚えておこなってみましょう。

◆過労を避ける
◆睡眠不足に注意する
◆ストレスを溜めない
◆気分転換を行う
◆重いものを持たない
◆立ちっぱなし仕事を避ける
◆移動の立ちっぱなしを避ける
◆階段に注意する
◆仲良しは激しくしない
◆仕事内容を相談する
◆水泳や旅行は避ける
といったものがあります。
流産を繰り返さないためにもしっかりと日常生活から注意をしておく必要があります。
習慣性流産の人の場合には事前に医師との相談と連携も必要です。黄体ホルモンや卵胞ホルモンといったものの投与が行われるケースもあります。
近年の生活環境の変化によって、運動不足や冷え、ストレスなどが引き起こされやすくなっています。
血流が悪くなりがちになってしまっている場合には母体環境の悪化が引き起こされてしまうので日常の見直しが必要です。

妊娠前から体を温めて、適度な運動をする事だけでも妊娠しやすい体を作る事が出来ます。稽留流産の予防にもつながるとされているので是非試してみましょう。

稽留流産の予防として

妊娠初期の流産では胎児側に問題がある事が多いので出来る事は限られてきます。
しかし、出来る事をコツコツとしておくだけでも全然違います。
ウォーキングなどの軽めで適度な運動をする事が予防に大きく繋がります。
毎日20~30分程度歩いたり、掃除や洗濯などの軽い家事で体を動かしてみましょう。運動不足の解消をするだけで血行不良の改善やストレス解消にもつながります。普段からの生活を見直すというのは健康にも妊娠にも良いことなのです。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
妊娠初期の流産は何度も言うようですが、胎児側の問題がほとんどです。
どれだけ健康な人であっても流産の確率はしっかりとあります。だからこそ、普段からの生活で出来る限りの準備をしてまってあげましょう。
また、日常生活を見直す事は健康な体作りが出来るだけではなく、妊娠力の向上にも繋がります。
流産を経験した人も、していない人も積極的に赤ちゃんが育ちやすい身体づくりを心掛けていきましょう。