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妊娠しやすい日と排卵日の関係は?排卵日を知る方法と体の作り方

妊娠しやすい日と排卵日の関係は?排卵日を知る方法と体の作り方

2016年12月28日 公開

妊娠しやすい日って知っていますか?妊娠を望む人ならば是非知ってほしい妊娠しやすい日は排卵日と密接な関係があります。そこで妊娠しやすい日を正しく知るためにも排卵日を知る方法と体の作り方についてまとめてみました。参考にして妊活をすすめましょう。

妊娠しやすい日と排卵日の関係

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妊娠を望んでいる場合には妊娠しやすい日を正しく知っておく必要があります。
妊娠しやすい日と言われているのが「排卵日」なのです。自分の排卵日がいつなのかを知る事によって妊娠しやすい日の目安を見つけられます。
この排卵は月に1度しか引き起こされません。だからこそ、その大切な日を狙って仲良しをするのは妊活している人にとって重要なポイントとなってくるわけです。
排卵日を意識して仲良しを行っている人よりも、意識していない人の方が妊娠の確率は低い事になります。ケースやタイミングにもよりますが、この排卵日を知る事は妊娠しやすい日を知るきっかけになるのです。

一番妊娠しやすい日は排卵日ではない

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排卵日が特定できたからといっても排卵日が一番妊娠しやすい日ではありません。
排卵日を狙って仲良しのタイミングを合わせるというイメージが一般的にはありますが、実際の所は排卵日の4日前から妊娠の確率は高くなっていきます。

◆排卵日の2日前から排卵日前日が最も妊娠しやすい

というのが実際の所です。排卵日当日に仲良しのタイミングを行っても妊娠確率は低下していく一方なので中々実感が出来ないと思います。

これは精子の動きの特性から見つかっています。射精された精子は頸管粘液(けいかんねんえき)の中へ入っていき、一度蓄えられます。その後、順番に卵管に送り出されるというイメージをすると分かりやすいと思います。
排卵日よりも前に仲良しをすると蓄える期間から送り出される期間が排卵日に丁度くるように調節が出来るのです。

排卵日がいつか知る方法

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排卵日を知る方法として最も一般的なのが比較的簡単に行える「オギノ式」と呼ばれる方法です。
避妊の方法として一般的に知られている方法ですが、排卵日を計算する方法なので知るための方法と考えると妥当ですよね。
オギノ式は、次の生理予定日より12~16までの約5日間が排卵予定日という計算方法です。生理周期は関係ないので自分の生理予定日が分かっている場合は計算してみましょう。
この計算式は生理が毎月正確にくる事が前提となっているものなので不安定な人は排卵日の予測にずれが出てしまうのがデメリットとされています。

基礎体温で排卵日を調べる

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簡単に排卵日を調べるためにも基礎体温表をつけるようにしましょう。
基礎体温表は2相に分かれているのが一般的で、低温期と呼ばれる時期の最後が排卵日付近となっています。
オギノ式と同様に排卵日を知るのには便利ですが、若干ながら正確さにかけてしまうのがデメリットです。

基礎体温は自分の健康状態だけではなく、排卵の有無や妊娠の有無の確認にも大きく役立ちます。まだ表をつけた事がない人の場合はこの機会に一度つけていくようにしましょう。
データとして有効的な量は約3ヶ月分です。排卵日の目安を見つけるためにもすぐに表をつけ始めるようにしましょう。出来る事ならば体温計は基礎体温計を使うようにすると良いですね。

排卵日検査薬で排卵日を調べる

排卵日検査薬は、排卵が引き起こされる前に変化する尿の中のLH濃度の数値を測るものです。
排卵が引き起こされる前にはLH濃度が急激に高くなります。この数値の上昇に反応して排卵日が分かるようになっています。
検査薬によって使い方が変わる場合がありますが、生理予定日の17日前あたりから使うようにしていきます。毎日検査薬をつかっていく事で排卵日がわかります。1日前には排卵日がわかるので妊娠しやすい日までに間に合うメリットがあります。

排卵検査薬のデメリットとして費用がかかる事です。毎月行う事になるので年間で約5万円程度の費用がかかります。通販などでも購入出来ていましたが、数が減ってしまい購入が出来なくなるケースもありました。
現在では、市販での販売は行っておらず病院から処方してもらう以外に入手が出来なくなってきています。
不妊治療の一部で使われるので相談してみてはいかがでしょうか。

排卵日の体の変化

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排卵日には不快な症状で悩まされているという人も多くいます。
これは女性ホルモンの一種である「エストロゲン」と「プロゲステロン」のバランスの変化によるものです。
排卵が近づくとエストロゲンの分泌量は減っていきます。
排卵後はプロゲステロンの分泌量が増えていきます。
エストロゲンは自律神経を整える作用を持っているので減少してしまうとバランスが乱れてしまいます。また、プロゲステロンは妊娠をサポートしてくれるだけではなく、体調変化を引き起こすホルモンなので排卵日前後では様々な症状に悩まされる事があります。
排卵痛…下腹部が少し痛む、チクチクした感じ、どんより重い感じ

排卵日が近づくと、お腹がチクチク痛かったり、下腹部痛を感じることがあります
排卵痛と呼ばれるこのような痛みは個人差があるので確実にあるとは言えません。
排卵出血と呼ばれる生理よりも軽い出血が引き起こされる事もあります。また、基礎体温の変化も症状のひとつです。
胸の張りを感じるケースもあります。プロゲステロンの効果によって乳腺が発達するため、胸の張りを一時的に感じる場合があります。
このような症状が排卵日前後で引き起こされます。
ホルモンバランスの変化は体調に直接つながってしまうのです。

生理が来てても排卵してないこともある

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生理は定期的に来ているにも関わらず、排卵していない状態を無排卵と呼びます。
無排卵の原因としては
◆無理なダイエット
◆過度な喫煙
◆強いストレス
◆不規則な生活習慣
◆脳下垂体の腫瘍
◆高プロラクチン血症
◆多嚢胞性卵巣症候群
などが考えられます。無排卵である場合には妊娠する確率がないのでしっかりと治療をする必要があります。
・生理周期が整わず、毎月ばらばら

・生理時の出血量が少ない、あるいは少量の出血がダラダラ続く

・生理中も低体温が続く

また、無排卵月経の場合は生理痛が軽い傾向にあると言います。
このような兆候がある場合にはしっかりと対処しておかなくてはいけません。
無排卵の治療方法としては
◆漢方薬による治療
◆ホルモン剤による治療
◆排卵誘発剤による治療
が行われます。
漢方薬を使う場合には排卵できる体づくりを中心に考えて処方が出ます。主に体質改善を目標にして行われる事が多いです。
ホルモン剤での治療の場合は、ピルを使う事になります。エストロゲンとプロゲステロン類似ホルモンが含まれており、ホルモンバランスを整えて無排卵を改善します。
排卵誘発剤による治療では、排卵誘発剤をつかう事になります。直接排卵を促す方法なので妊娠を希望する場合は最初から処方される事が多いお薬です。
これらの治療などを検討してみるのも良いかもしれませんね。

排卵日はちょっとしたことで変わる

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排卵日はちょっとした変化で変わるものという部分を覚えておきましょう。
・ストレス
・体調不良
・生活環境の変化
これらの事だけでも排卵日がずれる事があるのです。
また、健康的な人の場合でも1~2回程度は無排卵の時もあります。何度も排卵が無い場合には他の原因があるので注意しておきましょう。
また、体重の増加でも無排卵になってしまう可能性があります。ホルモン分泌に異常が出てきてしまうため排卵日がずれる、なくなるといった事が引き起こされます。
排卵というのはそれだけ様々なものの影響を受けやすいものなので、女性にとってもデリケートな部分という事ですね。

きちんと排卵するためにできることは?

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きちんと排卵するためにできる事は行っていきましょう。
出来るだけ自然にホルモンバランスを整えるにはまずは基礎体温を測ってホルモン状態のチェックをしましょう。基礎体温をグラフに測定していると2相にわかれているのが見えると思います。低温期と高温期の差が0.3℃以上あれば正常に排卵がありホルモンバランスが整っています。
ホルモンバランスが乱れると基礎体温が乱れているのですぐに発見できます。

まずはホルモンバランスを整えるためにも過労やストレスの改善を目指していきましょう。
・休息をとる
・半身浴でゆったりする
・アロマをつかう
・マッサージやストレッチをする
・軽い運動をする
などを行ってみましょう。自分をいたわりながら心と体を休めてあげましょうね。
大豆を中心としたバランスのとれた食事

女性ホルモンと同様の働きをして、ホルモンバランスを整えてくれるのが大豆イソフラボン。大豆イソフラボンを豊富に含む大豆、豆腐、納豆、豆乳を積極的に摂り、バランスの良い食生活を送りましょう。
食生活の改善と一緒にダイエットはやめましょう。ホルモンバランスが乱れる原因となってしまうので規則正しい生活に戻るまでは中止しておくという考えが必要ですね。
睡眠時間をしっかりと取るのも必要です。
成長ホルモンが代表的ですが、その他のホルモンは睡眠中に作られています。睡眠時間を大切にしてしっかりと体を休める時間を用意してあげましょう。自律神経を正常化するためにもなるべく早寝・早起きをする習慣を整えておきましょう。

他にも、サプリメントを使ってホルモンバランスを整える場合や治療によってホルモンバランスを整える場合などがあります。専門的に治療を受ける場合には産婦人科のある病院へ受診をしてしっかりとホルモンバランスを整えていけるようにしましょう。

排卵日の後に心がけたいこと

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排卵前後で仲良しのタイミングをもつと、着床の可能性があります。
妊活中の人にとってはこの時期の生活が心配な人も少なくはありません。普段から出来る事をコツコツと行っていきましょう。

排卵日の後に心掛けたいのが、過度に負担がかかる運動です。健康のために様々な運動をしている人も少なくないと思います。しかし、登山やフルマラソンといった負荷の強い運動は体が過度につかれてしまう事があります。必ずというわけではないですが、着床に悪影響を与えてしまう可能性があります。
排卵にあわせて性行為を行った後、着床を迎えるまでの間は性行為を控えておいたほうが無難です。子宮内に精液が流れ込むと子宮収縮を引き起こす効果があるからです。どうしても性行為をする場合は、コンドームによる避妊を忘れないでくださいね。
仲良しのタイミングをとったら少しの間は我慢しましょう。膣への刺激も収縮を促す場合があるので覚えておきましょうね。
普段から出来る事ですが、煙草もよくありません。
自ら吸うのも良くないのですが、受動喫煙でも影響がでてしまう可能性があります。
煙草は血流を悪くしてしまうだけではなく、十分な栄養が子宮に届かなくなってしまう可能性も考えられます。妊娠を望んだ時点から夫婦での禁煙をしてみるのも良い機会かもしれませんね。

排卵日から後の生活は意識しすぎてもストレスになってしまいます。出来る事ならば普段通りの生活を心掛けていくようにしましょう。

日頃から妊娠しやすい体づくりを

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妊娠しやすい体づくりをしっかりと日常から行ってみましょう。
まず出来る事と言えば食生活を見直す事です。
元気な卵子と精子をつくりだすには栄養を必要とします。質の良い食材とバランス良く食べるという事が重要なポイントとなってきます。食の欧米化が引き起こされている現代ではバランスの悪い食事を摂取している事が多いのです。妊活を始めた時からバランスの良い食生活を心掛けましょう。
なるべくリラックスして過ごすよう心がけるのも大切です。また、男性にもストレスは大敵で、日頃の生活に疲れて毎日を楽しむ余裕がないと、心身ともに疲れが溜まります。男性はこの疲労が精子をつくる能力にも影響し、精液検査などでも4倍近く差が出ることがあります。
ストレス社会と言われている現代だからこそしっかりとストレス対策を行っておくべきなのです。男性でも女性でもしっかりとストレス対策を考えておきましょう。
妊娠しやすい身体づくりのためには冷え性対策も十分に必要です。
血流が悪い状態だと卵巣への酸素や栄養が十分に行き届かない事があります。日常生活を見直して冷え性を改善する事が妊娠への近道の場合があります。
・お風呂にゆっくりと浸かる
・体を温める食材を選ぶ
・水分の摂りすぎに注意する
・バランスの良い食事
・適正体重を保つ
などの事をしっかりと考えて生活していきましょう。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
排卵日と妊娠しやすい日はとても密接な関係があります。妊娠をするためにも排卵日についてしっかりと知っておき、そこから体作りを行うようにしましょう。普段の生活でも出来る事は沢山あります。一人で行っているとだんだんと上手くいかなくなってしまいます。
だからこそ、夫婦で生活習慣を見直して妊娠しやすい体づくりと環境づくりをしてあまり考え込まずにしっかりと妊活をしていくようにしてみましょうね。

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