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赤ちゃんがテレビを見るのはいけないの?テレビが与える影響やその対策について

赤ちゃんがテレビを見るのはいけないの?テレビが与える影響やその対策について

2018年1月18日 公開

赤ちゃんがいる家庭では赤ちゃんや幼児向けの教育番組を見せることって少なからずありますよね。しかしよくよく考えると、「赤ちゃんにテレビって見せても平気なのかな?」と思うことってありませんか?今回はそんなママの疑問に答えていきます。テレビは赤ちゃんに悪影響があるといいますが、しっかりとルールを決めて見せれば悪影響を抑えることができますよ。

赤ちゃんにテレビを見せていますか?

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ちょっと静かにしてもらいたいときってママにも少なからずありますよね。我が家もママの仕事中は静かにしてて、と幼児向けの教育番組を見せていることが多いです。しかしよくよく考えると、テレビは赤ちゃんに悪い影響を与えてしまうのも事実なんですよね。しかしまったく見せないのが良いのか、といえばそうではありません。
赤ちゃんにテレビを見せる家庭も多いと思いますが、まずはテレビが赤ちゃんに与える影響をいっしょに確認してみましょう。そうすることで、テレビの危険性や赤ちゃんに与える影響が分かりますし、今後どうやってテレビを見せたら良いのかも対策がとりやすくなります。何も対策しないのでは赤ちゃんに悪い影響しか与えませんが、節度を持って見せれば赤ちゃんも楽しい時間を過ごせますよ。

赤ちゃんがテレビを見るのはいけないことなの?

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赤ちゃんがテレビを見ることで悪影響があるというのは、2004年に小児科医会が「子どもとメディアの問題に対する提言」を発表することで明らかになりました。これは赤ちゃんが1時間テレビを見ることで注意欠陥障害を引き起こす危険性が高くなったり、コミュニケーション能力がテレビを見ない子に比べると低くなるというものです。
つまりテレビは少なからず赤ちゃんに悪影響を与えることは確かなんですよね。しかしママだって家事をしなければいけない、やりたいことがあるなど、どうしてもテレビに頼りたくなるときもあるでしょう。そうしたときにテレビに頼らずにそれをこなすのはとても困難ですよね。また子どもには子ども向け番組を見せたくなるときだってあるでしょう。赤ちゃんにテレビを見せるときは、それによる悪影響も自覚しなければいけませんし、対策も必要です。問題なのは見せっぱなしにすることと、悪影響を自覚しないことです。理解し、それをフォローできるような対策をすれば、短時間のテレビであれば仕方ないと割り切ることもできます。
小児科医会は2歳まではテレビはやめた方が良いとしていますが、テレビが全くない空間で赤ちゃんと二人きりというのもママには堪える環境ですよね。そうした場合には最低1時間と時間を決めてテレビをみるようにしましょう。

テレビが赤ちゃんに与える影響について

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テレビが赤ちゃんに与える悪影響は見せる番組によっても異なってきます。しかし総じてテレビは赤ちゃんに悪い影響を与えてしまうので、見せる場合にはリスクを考えて短時間に留める必要があります。こうした影響をよく理解して、赤ちゃんにテレビを見せる時間をコントロールしたり、テレビを見せること自体を控えるようにしましょう。

コミュニケーション能力が低下する

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テレビって一方的に情報を流すだけでコミュニケーションをとることはできませんよね。長くテレビに集中することにより、他の子よりもコミュニケーションをとる時間が短くなります。テレビばかりみていることで、表情が変化しなくなる、言語が遅れる、コミュニケーション能力が低下するな どの影響があるので注意が必要です。赤ちゃんの時期は脳が発達する大事な時期ですから、長時間のテレビ視聴が脳に悪影響を与えます。これによってママたちの呼び声にも反応が薄くなる危険性もあるので、テレビを見せすぎないようにしましょう。

視力の低下

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テレビだけが直接の原因ではありませんが、テレビを近い場所で見させることによって将来視力が低下するとも考えられています。番組によっては色の移り変わりが激しいものもあるので、見過ぎによる視力への悪影響もあると捉えた方が良いでしょう。短時間のテレビ視聴でも、赤ちゃんとテレビの距離を一定に保って、赤ちゃん時代から視力が悪くならないように対策しましょう。赤ちゃんは何かとテレビに近づきたい生き物なので、テレビの前にものを置いてテレビに接近しないようにするのもいいですね。

注意欠陥障害になるリスクが上がる

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注意欠陥障害とは簡単にいえば注意力が無くなってしまうことをいいます。人は何かがあるととっさに身構えようとしますが、この障害になると注意力が無くなってしまうのでとっさのことに反応できなくなったり、注意力が欠けることで集中力が続かないなどの障害に陥ってしまいます。テレビを1時間長く見ることで、見ない子に比べるとかなりのリスクが上がるといわれています。テレビに釘付けになることで周りが見えなくなることの影響だと思いますが、こうしたリスクがあることはママもよく理解しておいた方が良いでしょう。

言語の遅れに繋がる

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テレビって色々な言葉が出てくるので一見赤ちゃんが言葉を覚えるように思えてしまいますが、テレビは同じ言葉をあまり繰り返しませんし、音楽などによって言葉が聞き取れないことがあります。こうしたことによって、言葉よりも映像の方に意識が集中し、言葉というものを聞きとろうとしません。そのため言語に遅れがでたり、なかなか言葉を覚えないなんてことにもなりかねません。赤ちゃんの言語の発達には個人差がありますが、テレビの見過ぎも一つの原因として受け止めた方が良いでしょう。

テレビの悪影響を抑えるための対策

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テレビの悪影響を考えると、赤ちゃんにテレビは悪いものだというのが分かりましたよね。しかしどうしてもやりたいことや片づけたいことがあると、テレビを見ててじっとしていて欲しいというのもママの本音でしょう。そうした場合には、悪影響を抑えるような対策をしましょう。特にテレビの番組選びや距離、時間は押さえておきたいポイントです。

テレビは1日1時間~2時間以内に

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赤ちゃんにテレビを見せるときは時間のコントロールに気をつけましょう。何時間も見せてしまうのは赤 ちゃんの発達に良くありません。1日長くても1時間~2時間以内の視聴に留め、それ以上は赤ちゃんが見たがっても言い聞かせるようにしましょう。代わりに絵本を読む時間を増やしたり、公園に遊びに行くなど、赤ちゃんもママもストレスを溜めないような遊びを考えましょう。また見せっぱなしも問題なので、30分見させたら休憩させるのもいいですね。

テレビから離れてみる

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赤ちゃんは何かとテレビを触ろと近くによってしまうので、テレビ前にベビーサークルなどを設置して一定距離は近づけないようにしましょう。ママがいっしょに見るときは距離を保って離れてみるようにしましょう。近すぎると赤ちゃんの視覚に悪いですし、視力も将来的に悪くなる可能性があります。またテレビに近づくことで音量も大きくなり、耳を傷める危険性も考えられます。赤ちゃんにいって分かることでもないので、ママたちが近寄れないような工夫や対策をする必要があります。

見させる番組をきちんと選ぶ

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テレビは色々な番組がありますが、子供や赤ちゃんに見させる番組はきちんと判断して選びましょう。特に暴力シーンのあるものや赤ちゃんに害があると思う番組は論外です。赤ちゃんや幼児向けの教育番組であっても、色が変わりやすく目に悪いものなどもあるので気をつけましょう。内容がまだ理解できない赤ちゃんでも人が怒っている、泣いている、笑っているなどの感情は分かります。喜ばしいものなら良いですが、怒っていて怒声が響くものなどは赤ちゃんの情緒面に悪影響を及ぼすので止めましょう。

テレビが悪いと決めつけず、ルールを守ってみよう

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テレビは赤ちゃんに悪影響を与えるものですが、節度を守ってきちんと対策してみれば完全悪というわけではありません。ちょっとした家事を片付けたいときに活用することでママもストレスを溜めずに済むでしょう。しかしあまりにテレビに依存する生活は赤ちゃんに悪影響を与えます。特にあやしの方法としてスマホやテレビにそれを任せっきりにするのはいけません。赤ちゃんは特に周りにいるママやパパとのコミュニケーションによって脳が発達していきます。そのママたちがテレビに育児を任せるのは、赤ちゃんの発達を遅らせている片棒を担いでいるようなものです。
どうしてもテレビを見せるときには1日1時間、離れてみるなどルールを決め、それを赤ちゃんにも分からせるようにしましょう。赤ちゃんのときから習慣づけることで、大きくなってからも約束事を守れるようになります。見せすぎ、見せっぱなしに気をつけテレビが与える悪影響をよく考えてテレビを利用するようにしましょう。

まとめ

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テレビは赤ちゃんに悪い…といってもママやパパがテレビを見ているときに赤ちゃんもいっしょに見ることって良くありますよね。それが悪いとはいえませんが、なるべく赤ちゃんの成長に合わせてママやパパもテレビを切り上げることも大切です。気になるドラマなどはつい見たくなってしまいますが、赤ちゃんが起きているときには録画しておくなどして、赤ちゃんが長時間テレビを見続けないように気をつけましょう。
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