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「産後鬱」になってしまう前に!知っておきたい産後の心のケア

「産後鬱」になってしまう前に!知っておきたい産後の心のケア

2017年1月20日 公開

産後の心のケアを意識したことはありますか?放っておくと大変なことになるかもしれない、産後のイライラや訳の分からない悲しさ。その心の症状にはちゃんとした理由や原因があります。赤ちゃんだけではなく自分自身にも優しくしたい、産後時期のデリケートな心と体についてまとめました。

産後のママの「体」

寝る前にひとり夜景を眺める女の子のフリー写真画像|GIRLY DROP (22169)

出産後、ママの体は約8週間ほどをかけて妊娠前の状態に戻ろうとします。
この時期を「産褥期(さんじょくき)」といい、出産で傷がついた部分などが回復していく大切な時期です。

産後のママの体は、赤ちゃんを産んだ際にさまざまな変化を遂げています。
出産による骨格の変化による腰痛や、生理のような出血が数週間続く悪露(おろ)、母乳の分泌による乳房の痛みや張りなど、妊娠前とは違う自分の体に戸惑うことも多いでしょう。

また、妊娠中とは違うホルモンバランスも、体の変化の一つです。
妊娠中は女性ホルモンと呼ばれるエストロゲン、プロゲステロンの分泌量が増えていましたが、産後はそれらが急に減少していき、母乳ホルモンであるプロラクチンの分泌量が増えていきます。
出産を期に体の中のホルモンバランスがガラっと変わり、そのホルモンバランスの乱れは、抜け毛や肌荒れ、むくみなど、体に様々な影響を及ぼすことがあります。

産後のママの「心」

めそめそ泣いている悲しそうな女の子のフリー写真画像|GIRLY DROP (22175)

「十月十日(とつきとおか)」とよく言いますが、長い時間をかけてお腹の中で赤ちゃんと赤ちゃんに対する愛情を育んできたママ。
経験したことの無い痛みと苦しみを経て、やっと産まれてきた赤ちゃんはどうですか?
「とても可愛い」「いとおしい」「守ってあげたい」など、思いは様々ですが、同時に思いのほか大変なことの多い育児に対して苛立ちや戸惑い、悲しみを感じてしまうママが多いです。

産後のママに降りかかる、「マタニティ・ブルーズ」という壁

産後多くのママが経験する「マタニティ・ブルーズ」は、産後のホルモンバランスの乱れや育児の疲れなどが要因となります。
イライラしたり、涙もろくなったり、気分がふさぎこんでしまったり、自分でもどうすることもできない心の変化が現れる状態です。
多くの方は10日~2週間で自然に治ることが多いため、必要以上に恐れる必要はありませんが、だからといってその状態のまま放置することはよくありません。

マタニティ・ブルーズに必要なものは、「無理しない」ことと「周囲の理解」です。
ママになったんだから何でも自分でやらなくちゃ!と意気込みすぎる気持ちは、上手くいかないことがあると空回りしてしまい、ママの心の負担になってしまいます。
たまには誰かに赤ちゃんを抱っこしてもらって、まとまった睡眠時間をとったり、ゆっくり音楽を聴いたりしてもいいんです。
また、ホルモンバランスが乱れているのだから、自分ではどうしようもない!ということを理解すること。
「私はこういう時期だから、心が不調なんだ」ということを自分も周りも理解して、割り切ることも大切です。

産後の心のケアが必要な理由

Free photo: Baby, Sweet, Happy, Human, Papa - Free Image on Pixabay - 203048 (22178)

赤ちゃんに対してのサポートは充実!でもママに対しては?

出産すると、赤ちゃんに対しての検診や手当て等の行政のサポートが手厚く用意されています。
では、その赤ちゃんを産んだお母さんに対してのサポートといえば、すぐに思いつくものがあるでしょうか。
パパやその他の家族、そしてママ自身も、体重や体調など赤ちゃんのことばかり考えていて、出産や慣れない育児で疲れきっているママのことを二の次にしてしまってはいないでしょうか。

産んだからすぐにママになれるわけではない

ママだって一人の人間です。赤ちゃんを産んだからと言って、自動的に母親になれるわけではありません。

赤ちゃんには様々なサポートが用意されていますが、ママに対してのサポートはどうでしょうか?
何か思いついたとしても、それは結局「子供を育てるための母親」のためのものであり、ママだけのことを考えたサポートというのはすぐに思いつかないのが現実です。

子供が生まれたから、母親にならなくてはいけない。
それは確かにそうですが、例えばお子様が生後1ヶ月としたら、ママとしての自分が誕生したのもたった1ヶ月前なんです。
理想としている母親像と現実のギャップに、心が参ってしまうこともあります。
心が参ってしまったまま、マタニティ・ブルーズに陥り、回復することが出来ずに産後鬱にかかってしまうママも数多くいます。

そうなる前に、周囲や自分自身で、心のケアをしていくことが大切です。

心のケアには家族の協力も必要

Free photo: Pregnancy, But Isaac, Birth - Free Image on Pixabay - 644071 (22181)

慣れない生活をしているのは、ママだけではなくパパも同じです。
普段仕事で外に出ているパパは、ママと違って子供と二人っきりになる時間も少なく、家にこもりっきりになって社会と切り離された気分になるママの気持ちは分かりづらいです。
妻のことを想っているつもりでも、ママに伝わらないこともあります。
また、産後に母としての本能で子供以外のことが目に入らなくなり、パパに八つ当たりをして夫婦仲に亀裂が入ってしまうこともあります。

出産はママの仕事だったかもしれませんが、育児は両親の仕事です。
夫婦の間でお互いに感謝や尊重しあう気持ちがなければ、途端に破綻してしまいます。

お子様のことを考えるのも大切ですが、少し原点に戻って、パパはママのことを、ママはパパのことを想って意識して過ごしてみましょう。
「子はかすがい」とよく言いますが、育児を夫婦の危機にするのではなく、仲を深めるチャンスと捉えて、家族みんなで一緒に成長していきましょう。

産後鬱とは?

Free photo: Woman, Desperate, Sad, Tears, Cry - Free Image on Pixabay - 1006102 (22196)

産後鬱の特徴的な症状

うつ病の一般的な症状と同じように、気分の落ち込みや不安感、いらいら、不眠、食欲不振などがないか、その他、以下のような点がないか注意しましょう。

・母親としての役割が果たせないと悩む
・育児に自信がない
・子供の将来を過度に心配する
・育児に神経質になる
・夫に愛情を感じない
・子供がかわいく思えない
・将来に対する希望がなくなる
・育児を放棄する

いくつか思い当たる点があれば、病院へ行かれることをおすすめします。

また、精神症状の代わりに、頭痛、だるさなどの身体症状が現れることも多く( 昔で言えば「産後の肥立ちが悪い」という状態) 原因不明の体調不良が続くときは、うつ病を疑うべきです。
「病院」というワードにびっくりする方もいるかもしれませんが、「産後鬱」は風邪やインフルエンザと同じように、病気の一つです。
病気になれば病院にいくのが自然であるように、産後鬱も治療が必要な「病気」なのです。

「みんなしている育児で心の病気になるなんて、私は母親失格だ…」とさらに思い悩んでしまうかもしれませんが、先述したとおり産後の体は妊娠前に戻ろうと様々な変化を遂げています。
そんななか、ろくに睡眠をとることもできずに24時間目が離せない小さな人の世話をしなければいけません。
病気になってもおかしくない気がしませんか?

もし当てはまることがあったり気になることがあったら、病院に行って相談しましょう。
最初から心療内科や精神科にかかることに抵抗があるなら、地域の保健センターの相談窓口に電話をするか、出産した病院に相談をするのもいいかもしれません。

産後鬱になってしまうママ

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産後鬱になりやすい人

産後鬱に陥りやすい人には、以下のような特徴があります。

・完璧主義の人
・人に頼ることが苦手な人
・人目や人からの評価が気になる人
・理想の母親像もしくは反面教師の母親像がしっかりある人

文字にしてみると、いかにも「産後鬱になりそう」な感じに見えるのですが、当の本人は案外気付かないことも多いです。
「ああなりたい!」、「こうなりたい!」という願望を持っても、赤ちゃんという相手にはなかなか上手く行かないもののため、理想と現実のギャップにストレスを感じて産後鬱を発症する方もいます。

初めての育児では、どの程度力を抜いていいのかわからず常に気を張っているため、心と体に大きなストレスを負ってしまいます。

いつかはいい思い出になるだろうけど、「今」が辛いですよね

体調や心に色々な不調をきたしていても、「ママになったんだから」「いいママにならなくちゃ」などという気持ちで何とかカバーし、頑張りすぎているママが多いです。
そして家族や周りの方も、それが「母親としての美徳」として、ママが苦労することを無意識に肯定してしまってはいませんか。
母親として苦労することや、辛い思いをしたりすることが無駄な経験と言う訳ではありませんが、「辛さを乗り越える最中」のママは、今辛い思いをしているのです。

産後鬱になるママは10人に1人と言われており、決して少ない確率ではありません。
また、目を背けたくなる数字ですが、虐待によって亡くなる子供の6割以上が0歳児だと言われています。
虐待の理由には産後鬱や育児ノイローゼ、そもそも望んでいなかった妊娠など、様々な背景がありますが、育児の辛さが大きな要因になっていることは間違いありません。

「魔の3週目」という言葉をご存知ですか?

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ずっと大人しかった赤ちゃんが悪魔に急変!?

お子様がいる家庭では、「魔の2歳児」や「魔の3週目」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

その名の通り生後3週目に訪れるのですが、それまで寝てばかりだった赤ちゃんが急に泣き続ける時期のことです。
おなかが空いているわけでもなく、おむつが汚れているわけでもないのに、起きている間はぐずり続ける赤ちゃん。
理由がわからず、お母さんは困り果ててしまいます。

授乳のずっと抱っこし続けて、やっと眠ったかと思えば布団に置いた瞬間泣き出し、そうこうしているうちに次の授乳の時間…と、ママは休む暇もありません。

「魔の3週目」が起こる理由と、この時期のママの心の疲れに注意

まず、生後3週目を大変だと感じてしまう理由として、ちょうどその時期にママの疲労のピークが訪れやすいからだといわれています。
赤ちゃんのお世話は想像していたよりもずっと体力勝負なため、右往左往しながら何とかこなしているものの、睡眠不足や体力の限界、ストレスの蓄積などの許容範囲を超えてしまうのがだいたい3週目くらいということです。
この時期に産後鬱になりやすい傾向があるため、「こういう時期なんだ」と意識して過ごすことが重要です。

また、赤ちゃん側の理由として、生まれて3週目くらいに「ここはママのおなかの中じゃない」、「ずっとママが側にいるとは限らない」という認識をし始めるため、不安を感じて泣いてしまいます。
ママのぬくもりを感じて安心したいけど、産まれてしまったからにはいつまでもママにくっついていられる訳ではありません。
泣くしか訴える方法がないため、大泣きしてママを呼んでいるのです。

また、「魔の3週目」に戸惑ってイライラしてしまうママの気持ちが赤ちゃんに伝わってしまい、それが理由で泣いてしまうという悪循環に陥ってしまうことも。

「魔の3週目」対策法

母親の指を握る赤ちゃん|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ (22199)

1.一過性のものだと割り切る

「魔の3週目」は、個人差がありますがその名の通り大体3週目に始まり、大体生後1ヶ月くらいにおさまることが多いです。

もう少ししたら収まるんだから、と割り切り、疲れるかもしれませんが、赤ちゃんの求めるがままに抱っこしてあげるのもいいかもしれません。
もちろんその間の家事などは、サボるか周りの人にサポートしてもらいましょう。

2.おくるみを利用する

新生児期は、手足をびくっとさせるモロー反射という原始反射が起こります。
やっと寝てくれたので布団に横たえ、頭を支えていた手を引き抜こうとすると、びくっとして起きてしまう…というのは新生児あるあるですよね。
何で自分でびっくりしちゃうの?と疲れてるときは思ってしまいますが、これは赤ちゃんがお母さんに抱きつこうとする本能の遺伝なので、「可愛いやつめ!」ぐらいのおおらかな気持ちで受け止めてあげてください。

とはいえ体も心もしんどい魔の3週目にそんなことも言っていられないかもしれないので、モロー反射対策に有効なおくるみを活用しましょう。
赤ちゃんの手足はそれぞれ「W」と「M」字型に開いていますが、そのままおくるみやバスタオルなどですっぽりとくるんであげます。
手足がびくっとなりにくいようにちょっときつめに巻くと、抱っこされているようで安心感が生まれるそうです。

魔の3週目の背中スイッチ(床に置いた瞬間に赤ちゃんが泣き出す)にお悩みのときは、ぜひ試してみてください。

3.気が済むまで授乳・おしゃぶりの活用

ママのおっぱいを吸っていると落ち着くタイプの赤ちゃんは、寝入ってしまうまでおっぱいをあげるのもひとつの手です。
その後のげっぷなどに気をつけてあげられるなら、ママも一緒に横になれる添い乳も方法のひとつです。
もしママも一緒に寝てしまいそうなときは、覆いかぶさる形で赤ちゃんにのしかかってしまい、窒息の危険性があるのでやめておきましょう。

また、授乳ばかりだと乳首が痛くなってしまったり切れてしまったりします。
そんなときはおしゃぶりを使用することもおススメです。
歯並びが悪くなってしまうのでは?くせになってしまうのでは?と心配事はありますが、毎回寝かしつけのたびに使用して、寝た後も放置するわけではないなら少々の使用は問題はありません。

おなかいっぱいになったことと、安心感で赤ちゃんが眠ってしまったあとは、ママも少し睡眠をとったり自分の時間を作りましょう。

ママだけで頑張ろうとしないで!

恋人と手をつなぐ(交際間もない)|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ (22205)

動物の本能「ガルガル期」、上手に割り切ってまわりに頼ろう!

産後はホルモンバランスの乱れなどにより、気分が落ち込みやすかったり疲れやすかったりすることは先述しましたが、他にもこんな感情が出てくることがあります。

・自分以外の人に赤ちゃんをさわらせたくない
・義母や実母に赤ちゃんのお世話をさせたくない
・自分以外に抱っこさせたくない
・やたらと攻撃的な気持ちになる、イライラする

これは産後、母親の動物的な本能で、外部の人間に赤ちゃんをさわらせたくないという気持ちになる現象で、俗に言う「ガルガル期」の仕業です。
子連れの動物は気性が荒くなりますよね。それと同じことが本能で起こるのだそうです。
なかには夫に赤ちゃんをさわられるのが嫌だったり、自分自身の体を夫にさわられるのが嫌になった人もいるのだとか。

本能なので仕方ないともいえますが、やはり一人っきりで育児をこなすのはとても大変です。
人間には動物と違い、本能だけではなく理性もあります。
自分だけでやりたい気持ちをグッとこらえ、他の大人に赤ちゃんを任せてママ自身の体力を回復することも大切です。

他のママはどうしてたの?家族の育児サポート

Q.産前・産後で育児に協力いただいた家族を教えてください。

Q.産前・産後で育児に協力いただいた家族を教えてください。

Q.ご自身または旦那様の実家は近いですか?

Q.ご自身または旦那様の実家は近いですか?

産前・産後で育児に協力してもらった家族について伺ったところ、「配偶者」が一番多く85.8%、続いて「自分の親」が78.2%と他に比べて圧倒的に多い結果となりました。パパたちも、ママを助けて頑張っている様子がうかがえます。ママやパパの実家は近いかどうかについては、「とても近い」と「近いほうだと思う」を合わせると68.2%と半数以上になりました。やはり、近くにいてくれるのは心強いものです。けれど、遠くに住んでいても、困ったときは助けに来てくれる場合もあるようです。新米ママにとって、ベテランママやパパの存在は、本当にありがたいものですよね。
核家族化が進んでいるため、昔ほど親世代の援助を受けられるわけではありませんが、その分配偶者がきちんと育児に参加しているところも多いそうです。
また、別世帯とはいえ、里帰り出産や自宅に実母が泊りがけできてくれたりと、何かと親のサポートに頼っているママもたくさんいます。

何でも一人でやりきってしまいたくなることの多い育児ですが、少し肩の力を抜いて身近な人のサポートを受けてみてください。

こんな方法でリフレッシュしてみるのはどうですか?

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1.夫や父母に預けて自分の時間を確保

完全母乳のママは、長時間赤ちゃんから離れるのが不安かもしれませんが、例えば授乳から授乳の間の数時間だけでも他の方にお願いしてみましょう。
その時間はまとまった睡眠をとったり、何か趣味の時間にあててみたり、とにかく「自分の時間」を確保してください。

産後すぐは体力も回復していないので、スポーツなど激しく体を動かすような趣味は控えた方がいいかもしれませんが、少し子供と離れて近所を散歩したりコンビニに行ったりするだけでも、かなりの気分転換になります。

2.一人でゆっくり入浴する

普段はお子様を入浴させるついでに自分もササッと済ませる、ということが多いですが、誰かに赤ちゃんを頼んで、たまにはゆっくりと入浴する時間を取ってみましょう。
リラックス効果のある入浴剤や、アロマを使用するのもいいですね。

まだ産後まもなくてシャワーしか使用できないママも、自分へのごほうびとして少し高級なシャンプーやボディソープなどのケア用品を使ってみるなど、できるところで気分転換してください。

まとまった時間誰かにお願いできるようになったら、スーパー銭湯などの入浴施設にいって思いっきりリフレッシュすることもおススメですよ。

3.誰かと話をする、自分の気持ちや感情を言葉にする

家の中で赤ちゃんと二人っきりで育児をしていると、本当に実感するのが「人とのコミュニケーション不足」です。
まだ生まれたばかりの赤ちゃんと接していると、幼児言葉ばかりになったり下手をするとずっと無言だったりで、「今日よく考えたら私一回もまともに喋ってないわ…」なんてこともしばしば。
育児あるあるかもしれませんが、本当に人と話す機会が少なくなってしまうのです。

そんなときはとにかく、人との会話を思いっきり楽しむことをおススメします。
ご家族や友人に聞き上手な方がいるなら、とにかく自分の話を聞いてもらうとすっきりしますよ。

また、遠方に嫁いだため周りに知り合いがいない…などなどあまり人と会う機会のない方は、電話で話したりメールやSNSなどを活用して、「話し相手」を作ることが大切です。
産後は目を酷使するのは良くないためハマりすぎるのは厳禁ですが、育児のことを書く専用のSNSやブログなどを開設するのもいいかもしれません。
話すこともそうですが、自分の気持ちや感情を文字にすることも、頭の中がすっきり整理されるのでいいストレス発散になります。

4.地域の子育て支援サービスを利用する

先に書いたリフレッシュ方法は、預け先があったり、頼れる人や親しい人がいることありきなものも多いですが、そう都合よくいかないこともあるかもしれません。
何らかの理由で一人っきりで子育てをしなくてはいけないときのプレッシャーや孤独感、疲労は計り知れません。

お住まいの地域の子育て支援をインターネット等で検索して、受けられるサポートを調べてみてください。
託児所の利用や遊び場の提供、電話相談等、地域によって異なりますが様々なサポートがあります。
地域の保健師さんは訪問や電話で相談に乗ってくれるので、つらいことや悩み事などの話を聞いてもらうのもいいですよ。

別に誰にも相談することなんてない、と自分では思っていても、質問に答えたりしているうちにポツポツと自分の中で困っていることが出てくることがあります。
そういった悩みを誰かに話すだけでも、ずいぶん気が軽くなりますよ!

また、地域の行政以外にも、民間企業での育児相談もあります。
相談自体も無料ですし、通話料もフリーダイヤルなのがとても親切ですよね。
このように、「話をしたいだけ」を叶える方法は意外と沢山あります。

誰かと話してすっきりしたり、思い切って赤ちゃんを託児所へお願いして自由な時間を満喫したり、ママ自身のリフレッシュを大切に過ごしてくださいね。

まとめ

Free photo: Mom, Son, Teddy Bear, Love, Hug - Free Image on Pixabay - 1363917 (22797)

いかがでしたか?
きっと多くの方が「いつもニコニコ優しいママ」を理想としていると思いますが、それにはやはりママ自身の心と体の余裕が必要です。
24時間目の離せない赤ちゃんをお世話するのは本当に大変ですし、今までに感じたことのない感情や苦労がめまぐるしく入れ替わる日々だと思います。

時には息抜きして、ママ自身を大切にする時間を作るようにしてください。
あんなにママを悩ませていた赤ちゃんも、たった数時間離れるだけでも、恋しくなったり、よりいっそう可愛く見えたりするので不思議です。
産後のママがリフレッシュしたり、自分自身の心をケアすることは、赤ちゃんのためにもなります。
自分の時間を作ったり赤ちゃんから離れることを悪いことだと思いすぎずに、ママ自身の心と体も大切にしてあげてくださいね。