ikumama

Top
【七五三編】子どもの「とっておき写真」を撮るコツ8つ☆おススメ時間帯・光の向きは?

【七五三編】子どもの「とっておき写真」を撮るコツ8つ☆おススメ時間帯・光の向きは?

2018年6月19日 公開

七五三はスタジオで前撮りという方も多いと思いますが、お参りでもぜひ子どもの素敵な写真を撮ってあげたいですよね。七五三のお参りは神社での写真撮影という場合が多く、屋外・子どもならではの難しさがあります。上手に撮るコツを8つ、ご紹介していきますね!

七五三の子どもの素敵な写真を簡単に撮るには?

 (120235)

子どもの健やかな成長を祝う七五三は、大きな節目。晴れ着を着ることも多く、せっかくの晴れ姿をとびきり可愛い、とっておきの写真で残してあげたいですね。
七五三の写真と言えば、お参りに行った神社で撮影ということが多いと思いますが、普段のスナップとは違い、失敗できないと思うと難しいですね。
そんなときに役立つ撮影のコツとは?この記事では、主に一眼レフのカメラを使っての撮影について、七五三ならではのコツや、気を付けたいことなどをご紹介していきます。

【コツ①】撮影シーン・撮りたいカットを決めておく

 (120261)

七五三のお参り当日は、とにかくばたばた忙しくなります。子どもも、着付けやメイクをしたり、神社でご祈祷をしたり、普段と違うことが多く機嫌も悪くなってしまいがちです。
気が付けばカメラには思ったような写真が残っていなかった・・・なんてことのないように、事前に撮りたいカットを考えておくことがおススメです。
お参りする神社に行ったことがあれば、あの鳥居で集合写真を撮ろう、ご祈祷の前に神社をバックに全身のカットを撮ろう、とある程度決めておくと当日もスムーズです。

できれば、神社について早い段階、子どもが機嫌が悪くなる前に、ある程度撮りたいカットを撮っておけるといいですね。

【コツ②】七五三の撮影にはスポーツか連写がおススメ☆

Slr Camera Dslr · Free photo on Pixabay (120262)

当日は、子どもの機嫌が悪くなったり、ご祈祷があったりとゆっくり撮影できる時間は意外と少ないかもしれません。一眼レフカメラの設定を色々変えてじっくりとはいかず、同じ設定でどんどん撮影することになると思います。子どもを撮影するので、おすすめなのはスポーツモード。動く被写体にもピントを合わせやすいモードです。(お使いのカメラの設定を確認してみてください)
連写できるように設定しておいて、とにかくたくさん撮って、後で選ぶというのもいいと思います。

【コツ③】撮影の時間帯は午前中が撮りやすい♪

 (120271)

七五三のときは、神社へのお参りの際、屋外での撮影になる場合が多いと思います。
では、屋外の自然光で撮影する場合、適している時間帯は?—―答えは、午前中。午前中は光が柔らかく、優しい表情の写真を撮りやすいからです。
正午近くになってくると、日差しが強すぎて顔に影ができやすくなります。そんなときは、木の下に移動して木漏れ日を利用して撮影すると柔らかな雰囲気が出やすいですよ。

子どもの笑顔も、午前中のほうが機嫌がよく撮りやすいかもしれませんね!

【コツ④】自然光を生かすには顔に影ができない半逆光がおススメ

 (120258)

屋外での写真の場合、モデルが太陽にどう向き合うかで、影の出方が違ってきます。七五三の撮影では、きちんとしたポートレート風の写真も撮りたいですよね。そんな写真のときには、顔に影が出てしまっていると後で気になったりします。では、カメラと子ども、太陽の理想的な位置関係は?ここでご紹介していきますね。

☆おススメは「半逆光」!

いちばんおススメなのは、子どもの顔の斜め後ろから光が差す、「半逆光」。ストロボなどを使わなくても、暗すぎず自然な写真に仕上がります。
正午近くになってくると太陽の位置が高いので、なかなかこの半逆光は難しくなります。先ほどもご紹介しましたが、撮影時間帯はできれば午前中がおススメです。

☆「逆光」は露出補正やレフ板で明るくしよう

「逆光」は聞いたことがある方も多いと思いますが、これは、太陽がモデルの背中側から当たっている(カメラが太陽に向いている)状態。この場合は子どもの顔が暗くなってしまいます。
このときは、露出補正の機能で、明るめに調整してから撮るといいですよ。
また、下にご紹介しているようなレフ板があると、光を受け止めて前からも照らしてくれるので顔が明るくなります。神社にこれを持参するのは難しいですが、家のお庭などで撮影するときはぜひとり入れてみてくださいね!

商品撮影や人物撮影に 丸レフ板 80cm

830
80センチの大きさのレフ板です。
カメラマンが使うようなレフ板もお手頃価格で手に入ります。

☆「順光」は難易度が高め

「順光」というのは、モデルの正面から光が当たった状態。カメラマンが太陽を背にして立っている状態です。顔は明るくうつりますが、子どもがまぶしくて目を細めてしまったり、顔に髪の毛などで濃い影ができるので、難易度があがります。
 (120272)

【コツ⑤】”斜めに立って顔は正面”が基本の立ちかた

 (120259)

七五三では、晴れ着がきちんと見える全身のカットはぜひとも抑えておきたいもの。かちっと真正面を向くよりも、上の写真のように少し斜め向きで立って、顔と目線は正面を向くというポーズがきれいに見えておすすめです。
千歳飴を持っている場合は、手前になる方の手に持たせてあげてください。
ささいなことですが、袴や着物の裾、髪型が乱れていると、写真になったときにとても気になってしまいます。パパとママで協力して、カメラマンと衣裳の乱れを直すスタイリスト・ヘアメイク役を分担できるとベストです。

【コツ⑥】目線やシーンを変えてバリエーションを増やそう♪

せっかくの晴れ姿ですから、できるだけいろいろな角度、シーンを抑えておけるといいですね。
着物の帯やセットした髪は、後ろから見ても素敵なもの。お兄ちゃんやお姉ちゃん、パパやママと手をつないで向こうへ歩いていく姿や、手を合わせて参拝している横顔、いたずらをして高いところへ上ってしまったところなど、いろいろおさえておくと、後で「これは!」という一枚に出会えるかもしれません。
神社は、社殿や森、鳥居など絵になるスポットがいろいろありますが、場所を変えて何回も撮影するのは嫌がられてしまうこともあります。
そんなときは、目線を変えるだけでもバリエーションを増やすことができます。ご紹介していきますね。

☆子どもの目線に立って等身大の晴れ姿

 (120266)

普段撮影するときは、立っていることが多いと思いますが、カメラを持ってしゃがんでみると、上の写真のように子どもと同じ目線から撮影できます。3歳のお子さんなどは、同じ目線でパパママが笑いかけてくれると笑顔を見せてくれやすいですし、全身をバランスよく撮ることができます。
もう少し背の高い5歳・7歳さんの場合は、もう少しぐっとかがんで、下から見上げるような角度で撮影してみてもおもしろい一枚になりますよ!

☆上からの撮影は「親目線」の晴れ姿

 (120267)

この写真のように、子どもの近くから、見下ろすような角度での一枚も抑えておくのがおススメです。ちょうどパパやママの目線からの一枚。「そのとき」のリアルな子どもの姿を残しておくことができますよ♪

☆着付け・メイク中もシャッターチャンス♪

 (120269)

メイクや着付けをしてもらうことは、子どもにとっても特別な体験。普段より緊張した顔も、絶好のシャッターチャンスです。メイクや着付けをしてもらう美容院・スタジオが撮影OKならぜひ、そんな写真も撮影してあげてください。
(女のお子さんが着付けをしていることから、パパは入れなかったり、撮影NGという場合もあります。確認しておくと安心です)

【コツ⑦】子どもの笑顔を引き出す小道具を用意しておこう♪

Baby Child Cute · Free photo on Pixabay (120466)

コツ①でも述べましたが、七五三のお参り当日は、朝から着付けやメイクをしたり、着物が汚れたり着崩れたりしないように、自由な動きができなかったりと子どももストレスがたまります。
特に3歳の初めての七五三の場合は、一日機嫌よく過ごすのはとても無理ですよね。
そのための対策として、おもちゃやお菓子など機嫌を直す小道具を持っておきましょう。着物におもちゃやお菓子はミスマッチにも思えますが、撮影しておくと、それもまたいい思い出になると思います。
ご祈祷の順番待ちや、曇ってしまったりと、撮影のタイミングは思い通りにはなりませんが、機嫌のいいうちにできるだけたくさん撮っておきましょう。
もし、機嫌が悪くなって泣いてしまってもそれはそれ。泣き顔の写真を撮るのは少し可哀そうですが、一枚撮っておくことをおすすめします。
大きくなって一緒に見返したときに、「七五三の時は泣いて大変だったけど、大きくなったね」とお子さんと一緒に楽しめると思いますよ♪

【コツ⑧】おうちがスタジオ?家の中で撮影するコツ

House Interior Sofa · Free photo on Pixabay (120270)

せっかくの晴れ着ですから、おうちでもゆっくり撮影しておけるといいですね。
家の中で撮影するときは、白い壁の前や窓際に白いシーツをつるしてその前で撮影するなど背景を工夫しておくと仕上がりがきれいですよ。
家の中では明るさが足りず、ストロボを使って撮影することもあると思います。
もし、後付けタイプなど向きの変えられるストロボであれば、顔に直接フラッシュを当てないのがおすすめ。光で顔に影ができてしまいます。天井や横の白い壁に光を当て、反射させて子どもの顔を照らすようにできるとキレイに撮影できますよ♪

ストロボまでは難しいという場合は、ストロボやフラッシュを使わず、窓際からの光で撮影するのもいいと思います。

まとめ

 (120268)

子どもの成長を祝う七五三。せっかくの晴れ姿ですから、素敵な写真を撮ってあげられたらいいですね。3歳の初めての七五三の場合は、嫌がってしまって着物を着なかったということも多々あるようです。そんなときは、何か月か経ってから再度挑戦、とゆっくり構えるというのもひとつの手かもしれません。記念に残る、とっておきの一枚が撮れますように!