浴衣は、洋服とは違います。和服です。そんなこと言われなくてもわかってる！と思われるでしょうが、そこが一番のポイントです。

洋服は、着た後は洗濯をして畳んで収納するといういつもの流れでいいですよね。でも、浴衣は和服なのでそうは簡単にいかないのです。

安価で【洗濯機で洗濯できます！】というのが売りのものも増えてはいますが、そうでないものの方が多いです。
浴衣の生地の素材は、綿や麻でできているものが代表的です。染や絞りなど、職人技が光るのが和服の醍醐味ですよね。
しかし、そのような浴衣は、取り扱いが難しいのでお手入れをどうしたらいいのか迷うところです。

この記事では、お気に入りの浴衣を長く楽しむためにはクリーニングに出した方がいいのかという点についてご紹介したいと思います。

近年、夏祭りや花火大会と浴衣を着て楽しむという方も増えてきましたね。浴衣を着る季節っていつぐらいからなのでしょう。

浴衣の着はじめは、広島の中心部、中区で行われる【とうかさん】というお祭りが有名です。【とうかさん】は全国で一番早く浴衣を楽しむお祭りとして知られ、６月の初旬に行われます。【とうかさん】は圓隆寺の稲荷大明神のお祭りで、毎年３日日間にわたって行われています。
まだまだ暑い季節ではないですが、浴衣を見ると夏の訪れを感じますね。

最近は気軽に浴衣を買うことができるようになったので、今年もたくさんの方が浴衣を楽しむのでしょうね。

６月から浴衣が着る機会が増えてくるということは、どんどん暑くなり汗もかく季節ですよね。洋服と扱い方も違いますし、浴衣は涼しいものというイメージがあるかもしれませんが、普通の着物よりは涼しいという程度で、やっぱり暑いです。

汗をかいた後の浴衣の取り扱いもしっかりしておかないと、お気に入りの浴衣を長く楽しむことができなくなってしまいます。

では次に、気になる浴衣のクリーニングについて触れてみます。

ズバリいうと【洗えるものとそうでないものがある！】ということです。洗濯できるとうたっているものも多くなってきて、その多くは素材がポリエステルです。洗濯表示もついているので確認してください。

綿や麻でできていて、染や絞りなどの和服ならではの加工が施されているものについては、洗濯しないでクリーニングに出すことをおすすめします。
浴衣の値段はピンからキリです。高価でなくても高価でも、お気に入りの浴衣は長く着たいですよね。長く着るためには、お手入れが重要です。

特に浴衣は暑い時期に着るものです。洋服と違って汗をかきやすいですから、せっかくのお気に入りの浴衣をダメにしてしまわないように、大切な浴衣はクリーニングに出しましょう。

浴衣のクリーニングをどこでも受け付けてくれるというわけではなさそうです。まずは、お近くのクリーニング店で浴衣を取り扱っているか聞いてみましょう。
浴衣の汚れは主に汗ですよね。これはドライクリーニングではなく水洗いになります。水洗いに対応していないお店もあるので問い合わせてみるのが一番です。

おすすめなのは、和服を専門に扱っているクリーニング店です。なかなか難しいかもしれませんが、そのようなお店なら和服に対しての知識も豊富で、染や絞りなどを守りながら、汗抜きや染み抜きなどキレイにしてくれるでしょう。

また【きせ】といって縫い目が見えないように少し折ってかくしている部分がありますが、その部分が取れてしまう（折り目が取れて縫い目が丸見え）というトラブルも、着物専門のクリーニング店なら起こらないですみます。