ikumama

Top
妊娠超初期症状とはどんなもの?早く妊娠を自覚できる8つの兆候

妊娠超初期症状とはどんなもの?早く妊娠を自覚できる8つの兆候

2017年1月29日 公開

生理日前のその体調の変化、実は「妊娠超初期症状」かも!お腹に赤ちゃんがいるか早く知りたいママは、ちょっとした体調の変化が気になりますよね。他のママが妊娠初期に感じた症状なども交え、妊娠超初期に身体に何が起こるのかをまとめました。

妊娠超初期症状とはいつ起こるもの?

Free photo: Time, Calendar, Saturday, Weekend - Free Image on Pixabay - 273857 (26784)

妊娠初期症状とは、妊娠4週目、つまり大体生理予定日ごろから現れる妊娠兆候をいいます。
では、妊娠「超」初期症状とは一体いつごろの物を指すのでしょうか?

前回の生理日から着床までの仕組みを知る

妊娠1カ月、つまり妊娠0週0日=0w0dは、前回の生理初日を言います。
つまり、妊娠が発覚する生理日前後の1か月前には妊娠が始まっているという数え方です。
まだ赤ちゃんがおなかのなかに存在しないのに妊娠週数を数え始めるのは不思議な感じがしますが、とにかく妊娠がわかった頃にはだいたいのママが妊娠4週(妊娠2カ月)を迎えていることかと思います。

検査薬などで妊娠したことがわかるのはだいたい妊娠4週目、生理予定日以降ですが、その時期から現れる症状が妊娠初期症状です。
そして、妊娠「超」初期症状は生理予定日前の妊娠3週ごろに現れる症状を言います。

妊娠0週0日に生理が始まり、だいたい2週間後の妊娠2週0日ごろに排卵が行われます。
この時期に性交を行い、精子が卵子の中に入れば、それは受精卵となり細胞分裂をしながら子宮へと向かいます。
約7日後の妊娠3週0日ごろに子宮に到着した受精卵は、子宮内膜にくっつき、これを「着床」と言います。
受精卵が着床することによりやっと妊娠が成立します。

つまり、着床した時期に感じる兆候を、「妊娠調初期症状」というのです。

妊娠超初期症状は何故起こる?

Free photo: Girl, Think, Woman, Female, Fashion - Free Image on Pixabay - 1721404 (26795)

排卵日付近に性交を行い、受精卵ができただけでは、体調に何らかの変化が起こることはありません。
受精卵が無事子宮に到着し、着床することで様々な変化が起こります。

着床することによって起こる体内のホルモンバランスの変化が、妊娠前と異なる体の調子となって現れます。
女性の体は、受精卵が着床することにより、プロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が増えます。
そのことにより、おりものが増えたり胸が張ったりなど、一見生理前の症状のような兆候が現れることがあります。
また、涙もろくなったり不安になったり、情緒不安定になることもあります。

妊娠超初期症状は、生理前の体調の変化によく似ています。
普段から生理前の体調変化に悩む女性は、もしかしたら妊娠超初期症状に気付かないことが多いかもしれません。

妊娠超初期症状【1】着床出血

Free illustration: Blood, Dna, Red, Background - Free Image on Pixabay - 1328607 (26798)

生理が来たのに妊娠していた!という人は、もしかしたら着床出血が起こっていたのかもしれません。
着床出血が起こるのは全体の2%と確率的には低いのですが、着床出血は妊娠超初期にしか起こらないものであり、これが起こっているとわかると妊娠していることが早く自覚できるでしょう。

着床出血とは?

着床出血とは、子宮に到着した受精卵が子宮内膜にくっつく時、つまり着床時に起こる出血です。
受精卵は子宮にしっかりとくっつくため、絨毛(じゅうもう)という根っこをはって子宮内膜に結合します。
その際に絨毛がちゃんと根を張ろうと子宮の壁に傷をつけるため、子宮内膜に通る血管に傷がつき、出血となって排出されることがあります。
これを着床出血と言います。

着床出血と普通の生理との見分け方

着床出血は着床後に起こるため、生理予定日より1週間ほど早く見られることが多いです。
その時期に生理より量が少なく、また1~2日程度で終わってしまう、薄い赤かピンク色のおりもののような出血があれば、それは着床出血かもしれません。

生理と違い明確に「血が出てる!」といった感じはないことが多いため、気付かず見落としてしまうこともあると思われます。

妊娠超初期症状【2】胸の張り

Free photo: Adult, Blur, Body, Bra, Breast - Free Image on Pixabay - 1869735 (26802)

「もしかして妊娠かも…?」と感じた兆候のなかで、多く聞かれるのが「胸の張りや痛み」。
とはいえ生理前に似た症状を感じる女性は多く、見分けがつかないこともよくあります。
普段生理前に胸が張らない方は、予定日前にすごく張ったと思ったら妊娠していた!など、自覚症状としてわかりやすいかもしれませんね。

プロゲステロンの影響

先ほども出てきた女性ホルモンのうちのひとつ「プロゲステロン」は、排卵後に分泌されます。
そのため、着床してもしなくても胸が張る人は多いのですが、やはり着床することによって多く分泌されるため、胸が張って痛い・乳首が敏感になる、などの胸のトラブルが起こることがあります。
プロゲステロンは乳腺を発達させる作用があるため、赤ちゃんに母乳をあげる準備としては仕方のないことなのかもしれませんね。

妊娠超初期症状【3】おなかの張り

お腹が痛い女性|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ (26803)

普段は鶏の卵大だった子宮は、着床してから出産するまで驚くほど大きくなります。
妊娠して子宮が大きくなることによって、おなかの下が内側から押されるように張ることがあります。
また、張るだけではなく、針で刺されるようなチクチクした痛み・生理が来る直前のような重い痛みを感じる人もいます。

そしてホルモンバランスの変化により自律神経が乱れ、腸の動きが悪くなり便秘が起こることがあります。
たまった便によりおなかが張っていると感じることもあるそうです。
また、つわりが早く出てしまう人は、妊娠超初期の段階から胃もたれなどを感じることがあります。

妊娠超初期に便秘になるわけ

自律神経とは、手や足など自分で動かせない部分をつかさどる神経です。
つまり、消化器官や循環器、内臓を動かすものです。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあり、腸の動きを活発にするのは副交感神経のほうです。
妊娠によるホルモンバランスの変化により自律神経が乱れ、交感神経のほうだけが活発になったりすると、腸の働きが鈍くなり便秘になることがあります。
一過性なことが多いですが、妊娠がわかってからも長く便秘が続く場合は、産科医に相談してみましょう。

妊娠超初期症状【4】風邪のような症状

 (26789)

妊娠超初期に、微熱や体が重くだるい、頭痛やくしゃみなど、風邪に似た症状が現れることがあります。
風邪の時に受診することが多い内科の問診票にも、女性の方向けに「妊娠の可能性」についての設問がありますよね。

妊娠は基礎体温が高温期になるため、体がほてりやすくのぼせたようなだるい感じになり、風邪と間違えやすいです。
また、ホルモンの影響により妊娠前はなんともなかったアレルゲンに反応してくしゃみや鼻水が出る人もいます。

妊活中の方や妊娠の可能性のある方が超初期の時期に風邪のような症状が現れたら、お薬を自己判断で飲むのは控えておいたほうがいいかもしれませんね。

妊娠超初期症状【5】腰痛

 (26805)

妊娠する前にも生理前に腰痛が起こる人がいますが、妊娠超初期にも腰痛が起こることがあります。
卵巣から分泌される「リラキシン」というホルモンがあるのですが、このホルモンには関節を緩める作用があるため、腰に負担がかかり、腰痛が起こります。
リラキシンは妊娠初期・後期に多く分泌されますが、生理前にも同様に分泌が多くなります。
そのため妊娠かいつもの生理前の症状なのか判断するのは難しいですが、その他の妊娠超初期症状とあわせて症状が出た場合は妊娠しているかもしれません。
腰痛は血行を改善することで和らげることができるので、軽いストレッチや姿勢を良くすることで対処しましょう。

妊娠超初期症状【6】眠気

ベッドで寝落ちしてしまった女の子のフリー写真画像|GIRLY DROP (26806)

妊娠超初期~初期にかけて、異常なほどの眠気に襲われる妊婦さんが多いです。
睡眠をしっかり取っていても眠い、仕事中なのに我慢できないほど眠い、前触れもなく突然眠くなるなど、普段の眠気とは比べ物にならないほどの眠気に襲われることがあります。

先ほどから何度も登場しているプロゲステロンというホルモンですが、これが分解されてできる「アロプロゲステロン」というものに強力な催眠作用があり、これは睡眠材に使用される成分と同等の強さがあるのだとか。
妊娠中や生理前はプロゲステロンが多く分泌されることによりアロプロゲステロンの量も増え、かなりの眠気に襲われます。
また、妊娠中は体力をつかうため、少しでも休息するようにそうなっているという説もあるそうです。

妊娠超初期症状【7】貧血

ぐるぐる廻る|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ (26808)

妊娠すると、身体が胎児の血液を作るため母体の血液量を増やそうと働きます。
ですが血漿と呼ばれる液体成分が、赤血球よりもはるかに増加するため、全体の血液量が増えても血の内容が薄い状態になり、貧血のような状態になります。
鉄欠乏症貧血は、動機や息切れ、立ちくらみや頭痛、めまい、だるいなどの症状を起こします。
貧血状態で倒れてしまい、病院で検査してもらったら妊娠していた方もいるくらいで、貧血は妊婦の生理的な現象ともいえます。

妊娠超初期症状【8】基礎体温の変化

Free vector graphic: Thermometer, Medical - Free Image on Pixabay - 161173 (26809)

普段から基礎体温を測っている人は、生理から排卵、そして次の生理周期までを把握していることかと思います。
基礎体温は低温期と高温期に分かれています。
低温期は生理開始から排卵日まで続き、低温期の終わりにガクッと下がります。この体温が下がった日が排卵日となり、それから次の生理日付近まで高温期が続きます。

妊娠しているときの基礎体温の特徴は、「普段の高温期より0.5から1.0度くらい高い」ことと、「高温期が2週間以上続く」ことです。
上に書かれた妊娠超初期症状プラス、基礎体温グラフに高温期の変化があったら、妊娠している可能性があります。

身体のリズムを知ることができる基礎体温は、妊活以外にも多くのメリットがあります。
スマホと連動して毎日の基礎体温をグラフ化してくれるような婦人用体温計もありますので、まだ基礎体温を測ったことのない人は、毎日の習慣として始めて見るといいかもしれません。

まとめ

落ちてくる夕陽を手のひらですくっている女の子のフリー写真画像|GIRLY DROP (26810)

妊娠を待ち望む人は、身体の変化を人よりもずっと気にしておられる方も多いかと思われます。
生理予定日より前に妊娠超初期の症状が現れても、生理前と変わらない症状だったりして非常に見分けにくいです。ですが、妊娠すると身体には必ず何かしらの変化が現れます。
お腹の中にいる赤ちゃんが「来たよー!ここにいるよー!」と、ママにアピールしてくれているのかもしれませんね!
]]>