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教えて★センパイママ!ママと赤ちゃんの成長第一ステップ「断乳の仕方」について

教えて★センパイママ!ママと赤ちゃんの成長第一ステップ「断乳の仕方」について

2017年1月6日 公開

赤ちゃんに授乳している時は至福の時ですよね。いつまでも可愛い授乳シーンを見ていたい、と思う反面このままずっと授乳していて良いのかしら?大きくなってもおっぱいを飲んでいては恥ずかしいしやめれれなくなっちゃうのではないかしら・・そんな不安もあるのではないかと思います。 ここでは断乳の時期や方法、卒乳との違いについて、気を付ける点などわかりやすくまとめました。

ママと赤ちゃんにとって「断乳」はとってもストレス

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断乳を決意する理由には、仕事復帰や歯のトラブルなど様々なようです。決意はしたものの、今本当に止めていいのか、本当に止められるのかという迷いや寂しさをもつママも実はとても多いのです。最初に実際断乳に挑戦したママの声を聞いてみましょう。
1歳8か月の息子は、おっぱいが大好きで、おとといまで、お昼寝と夜寝る時の2回のみ添え乳をして寝かせていました。

1歳を過ぎても、ひどい風邪をひいたときなどは、おっぱいのみで過ごすこともありました。

おっぱいのせいか、食は細く、より好みします(^^;)お腹が空いていても、寝る前にどうせ乳もらえるし食べたいモノ以外は絶対に食べない!!ということだと思います。体重、身長は平均的です。

1歳を過ぎておっぱいを吸うことを夫がとても嫌がりだし、卒乳を目指していましたが、歯磨きを必ずしていたのに前歯が少し黄ばんだこともあり、1歳2か月で一度断乳をしましたが、団地で夜中の泣き声も気になり、私も泣きわめく姿に耐え切れず、あげてしまい、挫折しました
いつも寝る前は必ず母乳を飲んでいました。
今は主人が抱っこしながらなんとかミルクを飲ませようと頑張ってくれています。が、おお泣きです。
私が辛くて泣きそうです。
2歳になる娘がいます。今、1日3回歯を磨いてやっているのですが虫歯になりやすい体質らしく(おっぱいが好きで1日に10回以上求められているのも虫歯の原因だと思いますが)、1歳10ヶ月になる2月半ばを目標に断乳を考えています。
友達の同じ月齢の子は寝る前にしか歯を磨いてないようですが虫歯ゼロ。娘には糖分の入ったジュースやお菓子は与えていないのに虫歯が多くて…。大好きなおっぱいを自然と欲しがらなくなるまでいつまでもあげていたかったのに、やめなくてはいけないのがすごくつらいです
断乳は今までおっぱいだけで生きてきた赤ちゃんにとっては生きるか死ぬかの一大事。
私たち大人も新しいことや変化は躊躇するものですよね。
ミルクに変更や幼児食への移行などおっぱいがなくても大丈夫なことを赤ちゃんに分かってもらうためには時間が必要です。
また、ママの辛さには「赤ちゃんが泣く姿を見るのが辛い」「あげたいのにあげられないのが辛い」といった精神的なものが多いようです。

卒乳と断乳ってなにが違うの?

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次に卒乳と断乳の違いについて見ていきましょう。
「断乳」とは親がこの日に辞めよう!と日にちを決めて、その日からおっぱいを飲むことをやめることを指します。断乳の場合時期は子供の意思はあまり関係ない場合が多いようです。
また、断乳を考える時期は比較的子供の年齢が小さい(1歳~1歳半ごろ)周りの声や仕事復帰を目指して実行を考えるママが多いようです。
「卒乳」とは徐々に授乳回数を減らしていき(減っていき)子どもが自然に飲まなくなることを指します。大きくなるにつれ食事の量も増え活動量も増える為、自然と授乳回数も減り、子供自身から「もう飲まない」という場合もあるようです。2歳後半~4歳くらいまででほとんどの子が卒乳出来るようです。

早く断乳をすれば良い訳ではない

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次に断乳の時期について調べてみました。
目安として、
厚生労働省のガイドラインでは、離乳食完了期(12〜18ヶ月)頃
ユニセフとWHOのガイドラインでは、2歳頃〜と記載されています。
これらが基準になって子供が1歳くらいになると断乳を意識するママが多いようです。
もちろん1歳から始めなければいけないわけではないですし、2歳を過ぎたからといって怒られるわけでも指導が入るわけでもないのでご安心くださいね。
また、いつまでもおっぱいを飲んでいると出っ歯になるのでは・・と心配するママもいますが、おっぱいは舌を使って吸い歯は使いません。むしろ無理な断乳でおっぱいへの想いが強いと指しゃぶりをしないと寝られない、2歳を過ぎても指しゃぶりがやめられないで出っ歯につながることも多いようです。
また授乳を続けることは子供とのスキンシップが絶えず行え精神的にも安定感のある状態が保てるメリットもあります。これらのことから見てもただ早く断乳すれば良いというわけではないようです。

断乳におしゃぶりが良いってホント?

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断乳で一番の難関は夜の寝かせつけではないでしょうか?
特に完全母乳で過ごしてきた赤ちゃんの多くは寝るときも添い乳で眠りにつくと思います。
この時かなり号泣するお子さんが多いと思います。
ですがしばらくすれば睡魔に負けて自然と眠っていくので怒らず付き合ってあげましょう。
また、添い乳の代わりにおしゃぶりや哺乳瓶を与えると今度はそれらに依存して「吸う」ことから卒業できなくなる可能性があります。
2歳ぐらいまでにおしゃぶりを卒業出来れば歯並び等に問題はないようですが、1歳半を過ぎるとやめさせるのに断乳と同じくらい苦労する人も多いようですので、ここは出来るだけトントンや抱っこなどで乗り切りたいところです。

ママがイライラするなら断乳はまだ早いかも!?

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断乳を成功させるために一番大切なことは「どんなに泣かれても絶対におっぱいをあげない!」ことです。なぜなら赤ちゃんは学習能力が高く、1度くらいと心が折れてあげてしまうと、次回断乳しようと思った時、「泣けばもらえるはず」と以前より激しく泣いて訴えるようになってしまい、断乳することが失敗に終わる可能性が高いからです。
完全母乳で過ごしてきた親子には本当につらいことだと思います。私も上の子が1歳5か月で断乳をしましたが完全母乳で出も良かったため、すぐに胸が張って辛かったです。そしてそのつらい状態の中、泣き叫ぶ我が子を見て抱っこすることは、心も体も本当につらかったことを思い出します。
だからこそ、長引かせてはいけません。断乳を決めたら「泣かれてもあげない!」という強い覚悟をもってスパッと終わらせましょう。
もしもイライラしたり、心が折れてしまうようなら、断乳の時期が適切ではないかもしれません。

断乳は計画的に♪

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断乳する日は実行まで1~2週間の余裕を持ちましょう。また、大泣きになることが予想されますので出来れば旦那様のご協力が得られる土日や連休などに合わせて行うよう計画すると良いと思います。
日にちが決まったらカレンダーに丸を付けます。子供に断乳の日まで毎日カレンダーを見せながら
「この丸のついた日でおっぱいはバイバイしようね」と伝えて一日つづバツで消していきましょう。まだ話が出来ない赤ちゃんであってもママの言葉は理解しています。
日にちが近つくにつれ、おっぱいへの執着や授乳頻度が増えるかもしれませんが、思う存分飲ませてあげてください。ここでの満足度は断乳成功への後押しになります。
断乳当日は昼間十分体を動かして遊ぶようにしましょう。おっぱいを欲しがったら違うことで気をそらしましょう。お風呂でおっぱいを見ると欲しがる子もいますね。乳首にテープを張るなど配慮しましょう。私は胸に油性ペンでアンパンマンを書いて1週間過ごしました。息子はアンパンマンが消えるころにはすっかりおっぱいのことは忘れていました。
中途半端な断乳は子供にとってもママにとっても後々大変になります。しっかり計画を立てスパッと断乳を成功させましょう。

乳腺炎には要注意!

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乳腺炎と一言で言っても乳管が軽く詰まり、乳腺が腫れて痛い状態から、乳腺の細菌感染が周りの組織に広がり乳房膿瘍の状態になったものまで、段階は色々。軽い段階なら脂質や刺激の多い食べ物は控え和食中心にし、休息をしっかりとれば大抵は良くなります。また母乳外来などで適切なマッサージを受ければ早く回復できるでしょう。この段階で出来れば回復したいものです。
症状が悪化すると乳房が腫れ、一部皮膚が赤くなり、とても痛い状態に。発熱(38度以上出る場合も)する場合も多く、とても寝ていられる状態ではなくなります。少し触れるだけでも痛く、状況の改善には授乳を続けた方が良いですが、激痛すぎて涙無くして授乳は出来ないという本当に辛すぎる状態になります。ここまでなると助産師や医師の治療が必要となります。点滴治療、時に入院治療、切開排膿などが必要になることもあるようです。
断乳すると当然胸の張りが辛くなりますが、出来れば7時間以上は絞らず辛くなったら少しだけ絞るようにしてください。スッキリするほど絞ってしまうといつまでも張っておっぱいが出てしまいます。乳腺炎にならないよう、注意しながらおっぱいに生産中止を伝えていきましょう。

赤ちゃんのケアも大事にしましょう!

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赤ちゃんがおっぱいを吸って寝ることは親の元にいるという安心感を得るための本能ともいわれています。それはとてつもない精神安定剤となって赤ちゃんを支えてきました。
そのおっぱいとお別れしたわけですので、しばらくは夜泣きをしたり、不安を見せることもあると思います。今まで以上にスキンシップを意識してあげましょう。また、眠りにつくための新しい儀式を作ることもお勧めです。
我が家ではお風呂後はテレビはつけず、好きな絵本を1冊読んだら電気を消してお休みなさいの流れを寝りにつく儀式として行っていました。小学生になった今でも続くこの儀式、子供とのスキンシップが図れ、今では私の方が楽しみになっています。みなさんも我が家の儀式作ってみてくださいね。

断乳に迷った時は動画も参考にしましょう!

百閒は一見にしかず、実際に断乳している親子をご覧ください。

断乳1

断乳を疑似体験!
女の子を我が子に置き換えて断乳への本気の決意か否かを確認しましょう。
心が折れるうちはまだ時期が早いかもしれないですね。

まとめ

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いかがでしたか?断乳はママにとっても赤ちゃんにとっても大きな試練であり大きな成長の一歩です。ママの気持ちの余裕がある、適切な時期を選んで必要に応じてチャレンジしてください。
断乳・卒乳どちらを選ぶにしても、大事なことは育児を楽しみママも子供もハッピーな毎日を送ることですからね。