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産後の「免疫力の低下」に隠れたストレスと病気の関連性とは!?

産後の「免疫力の低下」に隠れたストレスと病気の関連性とは!?

2017年1月8日 公開

産後の母体のダメージというのは、見て図れるものだけではありません。大きくなった子宮が戻ったり、剥がれ落ちた胎盤の止血をしたりと、見えないところで大忙しなのです。どうしても生まれた赤ちゃんに周囲の目が向きますが、ママの身体もいたわらなければならないのが産褥期です。ダメージを受け、抵抗力が落ちた身体でもスタートする育児。満足に睡眠食事のできない生活は母体に無理をさせます。そういう生活を続けているともしかしたら病気になってしまうかもしれませんよ。

産後の不調・病気に悩むママは意外と多い

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「産後の肥立ち」という言葉を聞かれたことはありますか?
10か月かけて大きくなった子宮は、出産を終えると数週間で元に戻ります。
その、元の身体に回復することを言います。

出産という命がけの大仕事を終えた女性の身体は交通事故に遭ったようにボロボロなのだそうです。

産褥期という、産後6週間から8週間ほどで悪露も治まり、回復に至りますが、産褥期が終わっても体調がすぐれない、体調が元に戻らないという場合に「産後の肥立ちが悪い」と表現します。

主な不調として熱が出る産褥熱や、悪露が長く続く、乳腺炎、産後鬱などの症状が出ることがあります。

育児は出産直後から始まります。
昼夜問わない頻回な授乳により寝不足になり疲れがたまります。
また、慣れない育児と家事の平行など、身体を休める必要があるとわかっていても、できない場合もあります。

なんとなくしんどかったり、産後抵抗力が落ちて風邪をひきやすかったりするママが意外と多いのです。

産後の病気!原因は「ストレス」かも

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そもそも産後というのは、ホルモンバランスが変化しており自律神経が乱れている状態です。
そのため、妊娠・出産前に比べるとどうしてもストレスを感じやすくなっています。

さらに寝不足などから身体の抵抗力も落ちているため、イライラしやすくなったり、風邪などをひきやすくなっています。
寝不足は、身体だけでなく、心までも疲弊させてしまい、さまざまな病気の元になりえます。

産後は、寝不足になるだけでなく、バランスの良い食事をとりたくても用意をする事も食べることも容易ではないこともあり、そういった小さなストレスの蓄積が病気へとつながっていきます。

「産後の肥立ちが悪い」とストレスの関係とは?

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出産がいくらスムーズだったとしても、妊娠中に大きく変化した身体が元に戻ろうとすることで心身共に影響が出ます。

産後は慢性的な睡眠不足に加え、身体が妊娠・出産前のように、思うように動かせないことからもストレスを感じてしまうことがあります。

産後は、思うように眠れない、食事も満足に食べられない、好きな時に好きなことができないという制限があり、それが知らぬうちにストレスとなることもあります。

ストレスが蓄積されると、自律神経にも影響が出てきます。
ただでさえ産後は自律神経の乱れがあるのにくわえ、ストレスまで溜まってしまうとますます悪循環に陥ってしまい、さまざまな病気を引き起こしてしまう可能性があります。

産後の「情緒不安定」それって「心の病気かも」

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なんだか眠れない
なんだかやる気がでない
なんだか食欲がない
イライラする
ワケもなく涙が出る
不安になる

産後起こりやすい心の変化の一例です。
産後はホルモンバランスが変化し、身体も心も不安定な状態になります。
そこにさらに育児の疲れや不安、社会から隔離されたような孤独感、育児と家事の両立ができないことへの罪悪感などが加わり産後うつを発症してしまうことがあります。

多くの人は産後3週間から4週間のころに発症することが多く、1年以上その症状を引きずる人もいます。

多くのママたちは、一生懸命赤ちゃんのお世話をし、家事をこなし、そして気が付いたら疲れ切ってうつになっていた、といいます。
普段ならばなんてことはないことでも、産後はホルモンバランスが不安定なため、ママの気持ちではどうにもならないこともあります。

そのため、産後うつ対策を出産前からとっておくことがおススメです。
家族やご主人、近所の友人などからいざというときに助けてもらえるよう関係を築いておくだけでずいぶん違います。

育児本は参考程度にし、ほどよく手を抜きながらのんびり赤ちゃんと過ごしましょう。

産後のストレスや病気!放置しておくと大変なことになるかも…

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産後はどうしても赤ちゃん第一の生活になります。
そのため、ママ自身のちょっとした体調不良は、赤ちゃんを連れて病院に行きにくいことや、気軽に薬を飲めないこともあり我慢してしまいがちです。

「すぐに治るだろう」と甘く見ていると、時には大きな病気にまで発展することがあります。
私の場合は、残尿感があり、水分を摂ってしっかり排せつすれば治るだろうと構えていましたが、だんだん痛みが出るようになり、最終的には高熱が出て腎盂腎炎にまでなってしまいました。
薬を飲まずに治すことはできないといわれ、やむなくしばらく授乳を中断しミルクにかえて、治療に専念しました。

また、ストレスから血栓ができてしまい、片目が機能を失った人もいると聞きました。

確かに病院は様々な人が集まりますので、小さな赤ちゃんを連れては行きたくないところです。
しかし、ママが倒れてしまうと元も子もありません。
空いている時間帯に行ったり、家族にみてもらって早めに病院に行き、治療をしましょう。

産後ママの病気!「何科」が正解?

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産後はまず産婦人科にかかることをおススメします。
出産をした病院ですと、妊娠期~出産までの記録があり、その時の状態も把握してあります。
そこでの診断結果をもとに、改めて何科を受診すべきか紹介をしてもらうことが一番の近道ではないでしょうか。
また、授乳期は飲める薬が限られています。
しかし産婦人科は妊娠中の方が多く訪れる場所なので、その点に関する薬についても詳しいことが多いです。

もちろん総合病院や、内科を受診されてもいいですが、産婦人科ではすでに把握している検査を再度する必要があったり、妊娠出産に関する問診を受けたりと、手間が増えることがあるかもしれません。

また、どうしても赤ちゃんを連れての受診になることも考えると、いろんな病気の人が訪れる病院よりもまず、産婦人科での受診がおススメです。

ストレス解消が一番の特効薬!

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ストレスは、考えている以上に身体と心を追い詰めています。
ストレスをなくすことが、産後の体調不良を改善させる特効薬といっても過言ではないと思います。

ストレスを感じていることを責める必要はまったくありません。
産後の身体の仕組み上、ストレスがあることが必然のようなものです。

なんでも完璧にしなければならない、育児書通りにしなければならないという考え方はひとまず置いておいて、自分の身体を休めることを優先してください。

赤ちゃんとリラックスの時間を過ごせるおすすめグッズ

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産後はとにかく疲れがたまりやすい時期です。
できるだけリラックスして過ごしたいですよね。
赤ちゃんと2人の時間をゆったりリラックスして過ごせるグッズをご紹介します。

育児のイライラ用ハーブティー|AMOMA産後バランスブレンド

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育児中のママのイライラや体のだるさに悩む子育てママ用オーガニックハーブティー。産後ケアの専門家と共同開発。周期の乱れや、育児ストレスにオススメの飲み物「AMOMA産後バランスブレンド」
二人目を出産後、時間に余裕がなく、家事に追われイライラしがちな毎日だったので、とくに忙しい夕方に飲んでみました。 懐かしい香りがして、穏やかな気持ちになりました。 気がつけば最近あまり怒っていないような…!私には効果アリでした。ありがとうございました。
ハーブティなら、ちょっとお茶を沸かすだけで手軽に飲むことができ、便利です。
オーガニックなので安心安全ですね。

Amazon.co.jp:ヴェレダ カレンドラベビーミルクローション 200ml:ビューティー

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3歳の娘が0歳の頃から愛用しています。
リピート回数、かなりになると思います。

初めはいろいろと試しましたが、
たまたま赤ちゃん本舗で見つけて使ってみたこの商品が
ダントツ良かったです。

お風呂上りと、
乾燥する季節は朝の着換えの際にも全身に塗っています。

べたつかず、のびが良いところが気に入っています。
塗っている私も気持ちがいいです。
時々こっそり拝借して体に塗っています(笑)
赤ちゃんの肌はとても薄く、乾燥しやすいものです。
お風呂上りなどにあかちゃんに塗ってあげると、赤ちゃんもリラックスできますし、ママにも幸せホルモンが分泌されてリラックスできます。
もちろん、ママ本人にも塗ってOKです。

ホットタブ重炭酸湯ベビタブ (100錠) / 【コニコニ】コスメコンシェルジュ監修 Web Shop

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赤ちゃんと使える入浴剤ですので、一緒にお風呂にはいれるようになったら活躍しそうですね。
なかなかまとまってリラックスタイムをとることは難しいかもしれません。
手軽にリラックスするアイテムを活用し、心と体をリフレッシュしましょう。

しかし、時には家族に甘えてゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

ママの健康が赤ちゃんの幸せ

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ママが具合が悪いと、育児がままなりません。
ママが具合が悪いと、赤ちゃんは不安になってしまうことがあります。

今は、ママの体調を優先して回復させる時期だと思い、利用できるものは思いっきり利用し、甘えられる人には思いっきり甘えましょう。

赤ちゃんだけでなく、家族が元気に過ごすためにはママの元気が必要不可欠です。
さらに、ママの体調が赤ちゃんのご飯である母乳にも影響します。
ママが健康で幸せであることがおいしい母乳を作り、赤ちゃんの幸せにもつながります。

できるだけゆっくりゆっくり赤ちゃんと過ごしましょう。

まとめ

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出産時に赤ちゃんだけでなく、胎盤も一緒に剥がれ落ちます。
子宮の収縮によって止血されますが、大けがをしているのと同じような状態です。

それだけ産後のママの身体は大ダメージを受けているのです。
私は本当はこういった記事はできればパパに読んでほしいのです。
家族の助けなくてはママが安心して産後を過ごすことが難しいのが現状ですよね。
ママたち、どうぞ無理をすることのないよう、赤ちゃんとゆっくり幸せなひと時を過ごしてくださいね。