これってもしかして中耳炎?知っておくべき中耳炎の基礎知識

小さい子供は頻繁に風邪をひきます。風邪が少し長引くと、なりがちな病気の一つが中耳炎。痛みがすごくても、赤ちゃんや幼児はその痛みを訴えることができません。予備知識があったら、いざという時に慌てずに対応できます。中耳炎について知っておきましょう。

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2017/01/20 公開 | 654 view

これってもしかして中耳炎?知っておくべき中耳炎の基礎知識

中耳炎って?

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中耳炎は、のどや鼻から入った菌が、耳の奥にはいって起こる病気です。
耳からはいった菌によるものではないので、お風呂やプールの水が原因で起こるわけではありません。
大人も中耳炎になりますが、子供の発症がとても多く、特に2歳以下の小さな子供がよくかかる病気です。
なぜ子供のほうがかかりやすいかというと、耳のつくりが子供と大人では少し違うからです。耳と鼻を繋いでいる耳管というくだがあります。
大人の耳管は傾斜が高いのですが、子供の耳管は傾斜が少なく平らなので、鼻やのどからの菌が入って膿がたまりやすいのです。
中耳炎は発症からの時期によって名前が2種類あります。
中耳炎は子供に多いのが特徴で、小学校に入学するまでに60~70%くらいの子供が一度は中耳炎にかかるそうです

急性中耳炎〜初めの1週間

熱が出たり、強い痛みがあったり。急になるのも特徴です。
ピークは一週間くらい。痛みがなくなっても、耳の奥の膿は残っています。
薬や治療をやめてしまわずに、完治するまで続けることが大切です。

滲出性(しんしゅつせい)中耳炎〜初めの1週間の痛みのピークを過ぎて治るまでの期間

痛みがなくなっても、耳の奥の膿が全部なくなるまで、通院しましょう。
早ければ1ヶ月、場合によっては、数カ月かかることもありますが、膿が完全になくなり、耳の聞こえがはっきりと元に戻るまで根気よくがんばりましょう。

急性中耳炎をともわない滲出性中耳炎

痛みも発熱もないのに、耳の聞こえが悪いんじゃないかと疑って、耳鼻科に行くと「滲出性中耳炎」だとわかる場合もあるそうです。
この場合の症状としては、大声で呼ばないと反応しない、耳をよく触る、耳の中でガサガサと音がする、などが挙げられます。痛みはなくても中耳炎ですので、治療が必要です。

中耳炎になったら、どんな症状がでる?

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中耳炎には激しい痛みを伴うことがほとんど。
喋れるようになったら、子供は自分で不快を訴えますが、赤ちゃんは伝えることができません。
風邪をひいて、機嫌が悪く、手をやたら耳に持っていく、様子がおかしいと思ったら、中耳炎を疑ってみてください。
発熱や耳だれは、毎回起こるとは限らないので、注意が必要です。
私の子供は中耳炎になったときは、電車がトンネルの中に入ったり、エレベーターに乗っても、痛みを強く訴えて、とてもかわいそうでした。圧力がかかって痛くなるのです。

いつ耳鼻科に行くべき?

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