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おしるしがきたらすぐ陣痛?出産までの流れとおすすめの過ごし方

おしるしがきたらすぐ陣痛?出産までの流れとおすすめの過ごし方

2016年12月14日 公開

お産が近付いてくるにつれて、女性の身体には出産に向けて、いろいろなサインが表れます。その代表的な症状がおしるしですが、これは突然やってくることが多いのです。おしるしが来た時に焦らないためにも、前もっておしるしが来たらどうするのか心得ておきましょう。

おしるしは陣痛が起こる前触れ

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出産を間近に控えた妊婦さんは、よく病院などで「おしるしが来たら様子をみながら連絡してね」と言われることがあります。

おしるしは赤ちゃんがもうすぐ生まれてくる大切なサインです。

この赤ちゃんからの大切なサインを見逃さないためにも、きちんとおしるしとは一体何なのか、きちんと理解しておきましょう。

そもそもおしるしって何?

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お産が近くなると、子宮口が開いたり収縮したりすることによって卵膜が剥がれ、出血することがあります。
これがおしるしです。

子宮頚管の粘液と混ざって外に出てくるので、少し粘り気があることが特徴です。

このおしるしがあると、数日以内に陣痛が来て出産になると言われています。

出産が近づくとお腹の張りと一緒に、下腹部の締め付けられるような痛みが不規則に出てきます。
これが前駆陣痛です。

おしるしも前駆陣痛も、すぐに出産になるわけではありませんが、本陣痛が来てしまうと動けなくなってしまう方もいらっしゃいます。
この段階で、きちんと家族に連絡しておくようにしましょう。

不正出血や破水との違い

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妊娠37週未満に出血が起こった場合は、少量の出血でも必ず病院に行ってください。
この時期の出血はどんな出血でも異常出血で、早産になりうる可能性もあります。


・出血量が極端に多い
・出血が長い期間続く
・レバー状の血の塊が出た
・お腹に激痛がある

妊娠週数に関係なく出血して、上記のような症状が出た場合は、胎盤が剥がれている可能性があります。
このような時は、胎盤剥離を疑いましょう。
妊娠高血圧症やタバコを吸う妊婦さんに発症しやすいと言われているので、注意するようにしましょう。


また、破水の場合は羊水の生臭い匂いを伴います。
中には匂いのしない方もいるため、力を入れても自分の力で止めることが出来なければ、破水の可能性が高いです。
破水の疑いを持ったら、出産はもう間近です。
かかりつけの病院に連絡して、指示を仰ぎましょう。

おしるしはみんなあるの?

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出産の兆候のおしるしですが、必ずしもみんなあるものではありません。

出産は「おしるし→陣痛→破水」という流れが一般的だと言われています。
しかし実際には、どのような流れでお産が始まるかは人それぞれ異なります。

また、妊婦さんの半数近くはおしるしのないまま陣痛が来ているというデータもあります。
おしるしが来なくても心配しないでくださいね。

おしるしから陣痛まではどのくらい?

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おしるしが来てすぐに陣痛や破水の症状が見られるわけではないので、あまり焦らないようにしましょう。

一般的におしるしが来てから3日以内に出産になるパターンが多いようです。
しかし、人によっては1週間以上経ってから陣痛が来たというパターンもあるので、落ち着いて出産まで過ごすようにしましょう。

おしるしが来ても焦らず普段通りを心がけて

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おしるしが来たら、まず細菌の感染を防ぐためにナプキンをしましょう。

いざ、おしるしが来ると「動かず安静にしておいたほうが良いのでは?」という考えが頭に浮かんできますが、いつも通り家事を行っていただいて問題ありません。

むしろ、この方がスムーズな出産につながると言われています。

いつも通り、リラックスして赤ちゃんのタイミングを待つようにしましょう。

初産婦と経産婦に違いはある?

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初産婦と経産婦に大きな違いはないのですが、初産婦に比べて経産婦の方がお産が早く進む傾向にあります。
経産婦は既に一度出産を経験しているため、陣痛からお産までの時間が短くなります。

初産婦は陣痛が10分間隔になったら病院への連絡をするよう指示されますが、経産婦は出産までが早いため、15分間隔になってからの連絡となります。

また、初産婦の時おしるしがあったから、経産婦の今回もおしるしがあるということはありません。
二人目の時はおしるしがなかったという方もいらっしゃいます。

おしるしに関して言えば、初産婦も経産婦もあまり違いはないのかもしれませんね。

おしるしがきたら出産前にしておきたいことを

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おしるしが来たということは出産までもう少しです。
今後の流れをきちんとシュミレーションすることが大切です。


◎入院準備のチェック
お産や入院に必要な荷物を確認し、すぐに持っていける場所に置いておくようにしましょう。

◎家族にきちんと話しておく
自分が家をあけている間のゴミ出しや洗濯、また既にお子さんが居る方はお子さんと1週間近く離れることになるので、きちんと説明しておきましょう。

◎陣痛の間隔を測る
自分で時計を見ながら測るのも良いですが、今は陣痛を測ってくれるアプリもあります。
自分に合った測り方で、出産に備えましょう。

◎リラックスして過ごしましょう
妊婦さんにとってもお腹の赤ちゃんにとっても大切なことです。
「もうすぐ会えるね」「一緒に頑張ろうね」と赤ちゃんに話しかけてあげてください。

お風呂に入るのもおすすめ

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おしるしがあってもお風呂に浸かって大丈夫です。

産後はシャワーのみで、湯船に浸かれるようになるまでは約1ヶ月かかります。
ゆっくりと入浴できる最後のチャンスなので、リラックスして入りましょう。

また、身体が冷えていると、陣痛が起こりにくくなるため、ここでしっかりと温めて陣痛に備えましょう。

お風呂の注意点

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長風呂や遅い時間の入浴は控えましょう。
長風呂は体力を消耗し、遅い時間のお風呂は睡眠時間が削られてしまいます。

出産は体力勝負です。
体力は温存しておいて損はありません。


また、破水したあとのお風呂は絶対にNGです。
破水したあとは妊婦やお腹の赤ちゃんも、細菌に感染しやすい状態になります。

ナプキンをあてて病院へ向かうようにしましょう。

おしるしがきたのに陣痛がこない場合は?

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おしるしが来たのに陣痛がこないと、どうして来ないのだろう、大きくなりすぎて難産になるのでは
?と不安になってしまいますが大丈夫です。

おしるしから陣痛がくるまでは個人差があります。
数日で来た人もいれば、1週間以上かかったという人も様々です。

陣痛が来ない時に試してみましょう

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◎軽い運動をする
足を動かすウォーキングやスクワットがおすすめです。

◎おっぱいマッサージをする
刺激することでホルモンが分泌され、陣痛を促す効果があると言われています。

◎お風呂で身体を温める
先程も説明しましたが、身体を温めることで陣痛を促します。

異常を感じたらすぐに受診を

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妊娠中に起こる様々な症状ですが、今すぐ病院へ行くべきか、定期検診まで待つべきか迷ってしまうこともありますよね。

妊娠中はつわりやお腹が張ってきたりと、不快な症状が出てきます。
これはあまり心配する必要はありませんが、中には母子共に危険な状態になる症状もあります。

これまでに少し説明してきたような異常な出血やお腹の痛みなど、その他心配な症状が出た場合は、定期検診を待たずに病院を受診するようにしましょう。

まとめ

おしるしに限らず、出産はひとりひとり個人差があるものです。
また、帝王切開や計画分娩の場合は、おしるしを経験することなく出産することになります。

おしるし→陣痛→破水という、自分の思い描く出産にならないかもしれませんが、赤ちゃんが健康に生まれてきてくれることが一番ですよね。

赤ちゃんに会えるのはもう少しです。
みなさんにとって、素敵なお産になりますように。

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