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産後の生活は初めが肝心!健やかな生活のために実践したいこと

産後の生活は初めが肝心!健やかな生活のために実践したいこと

2017年1月20日 公開

産後は体の調子はもちろん、精神的にも不安定になりがちです。その上生まれたばかりの赤ちゃんのお世話や家事など、ママは出産後も休む間もなく怒涛の新生活に入ることに。ここでは赤ちゃんとの新生活を少しでも快適に過ごすための方法を考えてみます。

産後の体と心はこんな状態

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出産すると女性の体内には大きな傷ができ、お腹周りの筋肉が緩み骨盤はグラグラ・・・。産後1か月ほどは悪露が出ますし、乳腺炎や腰痛、肌荒れなども起こりやすい時期です。
しっかり休養して体の回復に努めたいこの時期に、数時間おきの授乳やおむつ替えなどで慢性的な睡眠不足が続きます。ホルモンバランスの影響で自律神経が乱れ精神的に不安定になる人も。まさに産後1か月頃までママは心身共にボロボロ、試練の状態と言えます。

体の回復を最優先に考えよう

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産後の体調は人それぞれ違い、自然分娩、無痛分娩、帝王切開など分娩方法によっても体の回復スピードに差が出ます。
でも、体がダメージを受けているのは誰も同じです。「産後間もないけど調子はバッチリ!」と思っている人でも油断しないで。とてもポジティブなのは、いわゆる「産後ハイ」状態なのかもしれません。産後1~2か月までに無理をするとその後ずっと疲れが取れなかったり、めまいや腰痛が慢性化してしまうことも。
産後も体調に大きな変化はなかったという体験談などを聞くと、「意外に大丈夫なんだ」と思ってしまいますが、それはその人がたまたま大丈夫だっただけ。慎重に体を労わって過ごすに超したことはありません。
私は、36で出産したんですが、一週間入院して退院後普段通りに過ごして参りました。家庭訪問に来る保険センタの人に、
「大変なことになりますよ」とだけ脅かされて、何のことかわからなかったのですが、40歳前くらいからもうしんどくて、更年期症状がでて、毎日大変です。それに、骨盤がずれたまま、今に至りやはり腰痛がひどくなり歩けなくなり…薬で散らしたものの、今になり骨盤矯正に通ってます。なかなかなおらないんですよ~、あのとき、ケチらないでヘルパーでも雇うべきだったと後悔しています。
産後の無理が数年後になって急に出てくることもあるようです。目の前のことだけでなく、未来を見据えて考えることが大切ですね。

赤ちゃんと一緒に寝よう

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赤ちゃんが寝ているとき、ママは自分のしたいことができる絶好のチャンスです。たまった家事を片付けたりネットを楽しんだり読書をしたり・・・。
でも、朝も夜もなく赤ちゃんのお世話に明け暮れるこの時期は、日中でも赤ちゃんと一緒に寝てしまうことをおススメします。体の回復が一番のこの時期はとにかく体を休めることを最優先に考えてください。目も疲れやすくなっているため、小さい文字を凝視し続けたりスマホを長時間見るのも控えることが望ましいですね。

家族の助けには思い切り甘えよう

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里帰り出産や家族が手伝いに来てくれるなど、身近な人の助けを得られる場合は遠慮なく甘えましょう。ママは赤ちゃんのお世話と自分の体の回復のことだけ考えてください。
そうは言っても、さまざまな事情や方針で里帰り出産を選ばない人もたくさんいることと思います。産後間もない体で日中は赤ちゃんと二人きりのママも多いでしょう。その場合は休むのにも限界がありますよね。
この時ばかりは、仕事から帰ったパパの出番です。洗い物などはパパに頑張ってもらいましょう。また、休日はパパに赤ちゃんを見ていてもらいぐっすり眠るだけでもだいぶ休まります。
パパが家事がとても苦手で頼れないのなら、せめて「食事は簡単なものしか用意できない」「洗濯物をたたむ余裕はない」ことなどについて理解しておいてもらうと精神的に楽になります。

妊娠中にできることはしておこう

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妊娠中、赤ちゃんのグッズの準備や入院準備などはバッチリしても、産後の日常生活の準備は意外に忘れがちです。しかし出産するとしばらくは買い物も食事の支度も満足にできない日々が続きます。そこで、出産前にできることはなるべくしておくことをおススメします。
正期産に入って体をどんどん動かせるようになったら、おかずを大量に作って冷凍ストックを用意しておきましょう。カレーやシチュー、一品おかずの他、炊き込みご飯やチャーハンなどそれだけで食べられるものも用意しておくと便利です。
またトイレットペーパーや洗剤、シャンプーなど消耗品は多めにストックを。特に悪露に使う生理用ナプキンは夫には頼みにくいため、余裕をもって用意しましょう。
出産前に入念に準備しておくことで産後の「しまった!」が避けられ、心に余裕が生まれますよ。

宅配食材・宅配弁当に頼ろう

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私が産後の生活の中で最も大変だと思ったのは買い物です。1ヶ月健診前の赤ちゃんは外に連れて出られませんし、健診後も赤ちゃんを抱っこして買い物袋をぶら下げて歩くのは本当に骨が折れました。
そこで先輩ママから勧められたのが宅配サービスです。カタログやネットで必要な食材などを注文し自宅まで届けてもらえるサービスは、身体だけでなく気持ち的にもとても楽になりました。もっと早く利用しておけば良かったと後悔したくらいです。
食材だけでなくお惣菜やお弁当の宅配サービスも重宝しました。午後に赤ちゃんがひどく泣き続ける時期があり、その頃はよくお世話になりました。
赤ちゃんと自分の準備をして出かけたり、泣く赤ちゃんをあやしながら食事の準備をしたりするのは重労働です。利用できるサービスはどんどん利用して、ストレスから解放されましょう。

産後ヘルパーを味方につけよう

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出産後里帰をせず、手伝いも得られない人は産後ヘルパーの利用も検討してみましょう。民間事業者の他、自治体でもサービスを行なっているところがありますのて問い合わせしてみるのもいいですね。
産後の買い物や掃除、洗濯、料理、赤ちゃんのお世話の補助などヘルパーさんがしてくれることはたくさん。週に2~3回、数時間来てもらうだけでも助かりますよ。
サービス内容や料金、時間延長のシステムなどはサービス提供者によって異なるためよく比較検討して決めることが大切です。産後はゆっくり調べる時間がないので、出産前に検討だけでもしておくと安心です。
コストはかかりますが、必要経費と考えて利用してみる価値はありますよ!

産後のイライラをパパに理解してもらおう

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産後はホルモンバランスが急激に崩れ、精神的にとても不安定になります。そこに睡眠不足や慣れない赤ちゃんのお世話が重なり、ママはイライラしたり落ち込んだり攻撃的になったり。そして攻撃の対象となるのは多くの場合パパで、「なんで私ばかりこんなに大変なの!」「私の苦労もわかってよ!」とつい罵声を浴びせて険悪な雰囲気になってしまうのはよくあることですよね。
こんなときパパの方に何の心構えもないと、理不尽に八つ当たりされたような嫌な気持ちになるのは当然のこと。反対に、事前に「産後はどうしてもイライラしてきつい言い方をするかもしれないけど受け止めてね」と伝えておくだけでグッととらえ方が変わってきます。
私は妊娠中、下記でご紹介する本を夫婦で読み、産後の女性の変化について理解しておいてもらいました。またちょうど同じころに、NHKで「ママたちが非常事態!?最新科学で迫るニッポンの子育て」という番組を放送しており、それを夫婦で見て話し合ったりもしました。
その甲斐があったのか、産後に私がイライラしていても夫は特に気分を害することもなく、こちらの不安定を受け止めてくれました。
産後の夫婦関係を良好に保つためにも、出産前に夫婦で話し合うことは大切だと思っています。

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運動もゆっくり取り入れよう

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産後、子宮の収縮や血液循環を促すには産褥体操が有効です。産後すぐから始められますので、まずは深呼吸や手首足首を回すなど、ごく軽いものからスタートしてみましょう。その後注意深く様子を見ながらだんだんと種類を増やしていきます。この時はまだ体型戻しのことは考えなくてOKです。
悪露が落ち着き体調も良くなってきたら、骨盤を引き締めるストレッチや筋トレを始めましょう。バランスボールやスイミング、ヨガなどもおすすめです。
産後6ヶ月頃まではまだ骨盤の位置が元に戻りやすく、産後ダイエットの効果も表れやすい時期です。激しい運動をするのではなく、生活の中で無理なく取り入れられる穏やかな運動を意識しましょう。スッキリと健康な身体を取り戻し、赤ちゃんと元気に遊びたいものですね。

まとめ

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産後のママは、「この子のために頑張れるのは私だけ」「今頑張らないでいつ頑張るの?」などの言葉で自分を励まして無理をしがちです。でも、赤ちゃんとの生活はこれからが本番。始まったばかりの子育ての日々を乗り越えていくために、新生活を大切にスタートさせてくださいね。