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離乳食の進め方!赤ちゃんに食べる喜びを教えよう♪

離乳食の進め方!赤ちゃんに食べる喜びを教えよう♪

2017年1月6日 公開

わからないことだらけの、初めての離乳食デビュー。どんなものを作ればいいの?使っていい食材、だめな食材は?どんな風に進めていけばいいの?と、疑問はたっぷりです。初めての手作り離乳食にチャレンジするママのために、進め方やおススメレシピなどをまとめました♪

赤ちゃんの食事にはステップがあります

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離乳食とは?どうして大人と同じようなものを与えてはいけないの?

離乳食とは、書いて字のごとく「お乳」から「離れていく」ための「食べ物」です。
母乳やミルクから栄養をとっていた赤ちゃんが、大人と同じように食べ物から栄養をとっていくための準備期間に食するものを、離乳食と呼びます。

今まで母乳やミルクなどしかお腹に入れていなかった赤ちゃんが、初めて液体以外で口にするものが離乳食。
そもそも母乳・ミルクの味や質感しか知らない赤ちゃんは、例えばおかゆやスプーンが口に入ってくる瞬間すら初めてですし、液体以外をゴックンしたり消化したりすることも初めてです。
ですから、液体状(母乳・ミルク)から固体状(普通色)へのステップを、徐々に徐々に進める必要があります。
そのステップが、離乳食初期・中期・後期です。

離乳食 初期・中期・後期って?

ざっくりと説明すると下記のようになります。

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初期・飲み込む練習
中期・舌でつぶす練習
後期・噛む練習
—————————-

そして、その進み方は、赤ちゃんの数だけ何通りもあります。赤ちゃんによって、とっても個人差が激しいのが、離乳食の進み方です。

ですが、何ヶ月~何ヶ月が初期!などの大体の目安はあります。


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初期・ゴックン期(5~6ヶ月)
中期・モグモグ期(7~8ヶ月)
後期・カミカミ期(9~11ヶ月)
完了期・パクパク期(12~18ヶ月頃)
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食べ物をゴックンできるようになったら、モグモグとつぶす練習をして、歯が生えてきたらカミカミの練習をして、と徐々に「パクパクごはんを食べられる段階」まで進めていきます。
1歳半ごろを目安に完了期を終えるとして、5ヶ月から始めるなら1年以上の期間をかけてゆっくり練習していくわけですね!
離乳食を食べるのも、作るのも、お互いに初めて同士。ママも、赤ちゃんも、気長に頑張りましょう♪

スタートさせるタイミングとは?

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離乳食開始の目安は時期で言えばだいたい生後5~6ヶ月ごろです。
ですが、赤ちゃんによってそれぞれ成長の速さは違いますので、5ヶ月になったから開始!という基準で始めていいのか不安ですよね。

では、月齢以外にどのような基準で判断すればよいのでしょうか?

食べ物に興味を示す、よだれの量が増える

大人が食べ物を食べている様子をじっと見たり、お口をモグモグしたりよだれを垂らしたりしたら、それは離乳食開始のサインの一つです。

とにかく、赤ちゃんに「食べること」に対して興味を持ってもらわないことには始まりません!

首が座っていて、支えがあれば一人で座れる

ものを「食べる」には、上半身がしっかりすわっていることも大切です。
赤ちゃん用の椅子などに背中を預けた状態でしっかり座れているなら大丈夫です。

生活のリズムが整う、赤ちゃんの体調がいい

就寝や起床、授乳の時間のリズムが定まってくることも、離乳食開始のサインです。
例えば、朝10時にだいたい授乳することが決まっているなら、その時間に離乳食を始めましょう。

また、赤ちゃんの体調がいいことが大前提です。赤ちゃんが下痢気味だったり、体調が悪そうなら離乳食開始を見送りましょう。

スプーンを口に入れても押し返さなくなる

赤ちゃんは、乳首(またはそれに似た形状のもの)以外が口に入ったとき、誤飲を防ぐために舌で押し返す習性があります。
また逆に、乳首などを口に含んで吸う、という習性もあり、押し出し反射とあわせてそれらを哺乳反射といいます。

その押し出し反射が消えてくるのが生後5ヶ月頃のため、だいたいその時期を見計らって離乳食を開始します。

上記が全て当てはまったとしても、生後5ヶ月より前には始めない!

たとえ上に書いていることが当てはまったとしても、生後5ヶ月以前に離乳食を始めるのは止めましょう。
赤ちゃんはまだまだ腸の発達も未熟ですし、無理に早く始めて消化不良を起こしたり、離乳食が嫌になって食べなくなってしまったら元も子もありません。

生後5ヶ月を過ぎてから、上記の様子があてはまって、今後長く続く離乳食作りに対してママの心の準備ができたら、離乳食デビューしましょう♪

ステップ①初期

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離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、とにかく「液状」になるべく近くすることが大切です。
なめらかでのどごしがよく、噛まずにごっくんできるものにして下さい。イメージとしては、ポタージュやヨーグルトのような状態です。

1.火を通して
2.なめらかにすりつぶして
3.裏ごしする

の、3つが基本的な作り方です。果物などのなかには加熱しなくても良いものもありますが、とにかくこの3つが基本だと覚えてください♪

最初の離乳食は午前中に!

まず、午前中の授乳のうち一回を、「離乳食+授乳」の時間にします。
午前中に離乳食を開始する理由としては、赤ちゃんの機嫌が比較的よいことが多いのも一つですが、一番は「もし具合が悪くなったらすぐに小児科へかけつけられる」ことです。

赤ちゃんは初めての食材でアレルギーを起こしたり、調子が悪くなってしまうかもしれません。そういった症状が出たらいち早くお医者さんに連れて行くために、診療時間中である事が多い午前中に初めての食材を与えるようにしましょう。

離乳食の時間を決めたら、翌日からもできるだけその時間に離乳食を与えるようにし、毎日の生活のリズムを付けていきましょう。

最初の1ヶ月の進め方

初めて食べさせる食材は、1日1さじ(小さじ)から与えます。
まずは、アレルギーの心配が少ない食材「お米」から作る、10倍がゆを与えましょう。

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1~2日目 おかゆ1さじ
3~4日目 おかゆ2さじ
5~6日目 おかゆ3さじ

このように、大体6日目くらいまでにおかゆの量を3さじまで増やしましょう。

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7~10日目 おかゆ4さじ、野菜や果物1さじ
11~15日目 おかゆ5さじ、野菜や果物2さじ、魚や豆腐1さじ

7日目くらいから、おかゆ以外の食品、野菜・果物(ビタミン群)を増やし、3日くらいして慣れてきたら魚・豆腐(たんぱく質)を増やします。

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上記のように進めていき、30日くらいをかけて次のような量まで増やすことを目標にしましょう。


おかゆ(主食) 30g
野菜・果物 15g
魚・豆腐 5g

離乳食初期のおススメメニュー

とにかくなめらかに、飲み込める状態に作る必要がある、初期の離乳食。
ここでは、簡単に作れるおススメのメニューを紹介します。

ステップ②中期

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7~8ヶ月ごろになったら、そろそろ赤ちゃんも離乳食に慣れてきたでしょうか?食べることが大好きになっている子もいるかもしれませんね。

この時期になると、今まで1回だった離乳食を1日2回にしていきましょう。

午後の授乳一回を、離乳食+授乳に

今までは午前中1回だった離乳食を、午後にも一度増やします。
一日の過ごし方の一例は、こんな感じです。


6時 授乳
10時 離乳食+授乳
14時 授乳
18時 離乳食+授乳
22時 授乳


授乳や食事のリズムはお子様によって違いますが、なるべく毎日同じような時間帯になるように心掛けましょう。

また、初めて与える食材は、初期と同じように午前中にあげるようにしましょう。

初期よりほんの少しだけ、食感があるメニューへ

初期は「飲み込める」ようなものを与えてきましたが、この時期になってくると「舌でつぶせる」ような固さのものを作るようにします。
固さのイメージでいうと、豆腐くらいを想像してください。

また、今までは食材をすりつぶしてなめらかにしていましたが、徐々に「やわらかで細かいかたまり」にしていきましょう。
魚でいうと細かくほぐしたり、野菜でいうとあらく潰したりみじん切りにする感じです。

離乳食中期の量の目安は?

中期に与える1回の食事量はこんな感じです。

1.おかゆ(主食) 50~80g
2.野菜・果物 20~30g
3.魚・肉 10~15g または豆腐 30~40g

3のたんぱく質源は、アレルギーに注意しながら乳製品や卵にしても大丈夫です。
乳製品の場合、無糖のヨーグルトを50~70g、卵の場合は卵黄1つ分か全卵3分の1程度です。
魚は白身魚、肉は鶏ささみ・とりむね・鶏挽肉を使用しましょう。

離乳食中期のおススメメニュー

初期のころに比べたら、肉や卵や乳製品など、使える食材が増えてくる中期。
メニューに悩みやすい離乳食ですが、レパートリーが少し増えてきますね。
また、すりつぶして裏ごしなどの手間が多かった初期に比べ、ちょっとだけですが調理の手間も減っていきます。

離乳食中期におススメなレシピをいくつか紹介します。

ステップ③後期

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9~11ヶ月頃になってくると、大人と同じような食事ペースで、朝・昼・夜の3食を食べるようにしましょう。
大人と同じといっても、夜はあまり遅くなり過ぎないように7時くらいには食べ終えるようにしましょうね。

手づかみ食べができたり、パパ・ママと同じ時間に食事ができるようになったりと、どんどん「食事」の楽しさを知っていってもらう時期です。

「噛む」練習を始めよう!

中期では「舌でつぶせる」固さでしたが、後期の目安は「歯ぐきでつぶせる」固さにしましょう。
固さのイメージとしては、バナナくらいです。

まだ奥歯がはえていない赤ちゃんですが、歯ぐきの下にはしっかり乳歯が育っています。固くなった歯ぐきでカミカミして潰せるくらいの固さのものを与えましょう。

栄養の半分を「食事」から

離乳食の後は、初期・中期と同じように母乳やミルクを離乳食の量に応じて与えます。
ミルク派のお子様は、フォローアップミルクへ徐々に切り替えていってもいいかもしれません。

栄養の半分以上を離乳食から取っていくことになるので、炭水化物・ビタミンやミネラル・たんぱく質のバランスが取れた食事メニューを心掛けましょう。
とはいえ、赤ちゃんによっては好き嫌いやアレルギーなど、食べない・食べられない食材もあるため、毎日の献立作りはママにとってかなりの悩みの種。
毎回できたてを…!という意気込みも大切ですが、作り置きや市販のベビーフードなどを上手に使って手抜きすることも大切です。

離乳食後期のおススメメニュー

手づかみ食べができるようになってくるので、手に持って食べられるスティック状のものや、パンケーキなど、「自分で食べられる!」という楽しさを覚えていってもらいましょう。

また、使える食材もどんどん増えていきますし、風味付け程度なら使用できる調味料もあります。
毎回お子様の分だけを作るのは大変なので、大人と子供のとりわけレシピなどを活用し、親子で一緒に食事を楽しみましょう♪

離乳食後期のおススメレシピを、いくつか紹介します。

離乳食作るの大変…そんな方に「おすすめグッズ」

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きざむ・つぶす・おろす・こす、などなど、たくさんの調理過程が必要な離乳食作り。
まず何を用意すればいいのか、何があれば便利なのか、最初はわかりませんよね。

とりあえずこれがあれば便利!な、アイテムをまとめてみました。

何を揃えればいいかわからない時に!調理器具付きのベビー用食器

ピジョン 調理&ベビー食器セット ミッキー&フレンズ

3,539
●ディズニー柄のベビー食器セットに、離乳食作りに便利な調理セットとエプロンをつけました。
●離乳食に必要な食器と調理器具がこれ一つで揃えられるので、ひとつひとつ買いそろえる手間がかかりません。
●食器は落としても割れる心配がない耐熱ポリプロピレン製で、電子レンジでもお使いいただけます。(耐冷・耐熱温度:-20度~140度)
●調理セットは、これひとつで離乳食の基本調理がすべてできて、電子レンジにも使用可能です。
●食べこぼしがキャッチできるエプロンは、食器と一緒に洗えるタイプでお手入れが簡単で、首まわりは4段階にサイズ調整可能です。
すり鉢・おろし板などの調理器具や、エプロンまでついた、ベビー用の食器セットです。
ひとつひとつ揃えていくのは手間ですし、コストもかかるため、こういうセット商品はうれしいですよね!

絶対おすすめしたい!ハンドブレンダー

TESCOM PureNatura スティックブレンダー ホワイト THM311-W

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◆熱に強い! 金属製ブレンダー金属製だから洗う時には熱湯消毒でき、臭いや色移りなく清潔に使えます。また鍋に直接入れられるのでスープ作りもラクラク。※鍋は必ず火からおろし食材の粗熱を取ってからご使用下さい。
◆つぶす、まぜる、1台2役。離乳食づくりも、すばやくカンタン! 下ごしらえも簡単。料理の幅が広がります。
◆そのまま冷蔵庫で保存できる、使いやすい専用ブレンドカップ
筆者が離乳食作りにフル活用していたのはハンドブレンダーです!
フードプロセッサーもおススメではありますが、ハンドブレンダーは鍋で直接使えるので洗いものも減って楽でした!
とくに初期のころのおかゆ作りや、野菜ペーストをつくるときに重宝していましたし、大人も子供も大好きなポタージュスープを作るときにとっても便利です♪

たくさん作って冷凍ストック!

リッチェル Richell 調理用品 わけわけフリージング ブロックトレー

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1つのトレーでまとめて冷凍! 作り置きに便利な離乳食用小分け冷凍トレー。電子レンジOK。くり返し使用可能。おかゆ、きざみうどん、すりおろし野菜、だし汁、スープ、あんかけのあん、白身魚のペースト等、色んな離乳食が入れられます。離乳食初期(5・6カ月)から。フタ付きトレー。引き出しタイプの冷凍庫でも、離乳食がこぼれません。別サイズ同士でも積み重ねOK。冷凍庫内で積み重ねてスッキリ収納できます。らくらく取り出し! 冷凍した食品は1コずつ取り出せます。 かんたん注ぎ入れ! 容器とフタが分かれているので、離乳食が入れやすいです
毎日食べる離乳食、毎回作るのは大変ですし、1回に少しの量しか食べないためコスパが悪いです。
おかゆやおかずなど、一回でたくさん作っておき、小分けにして冷凍しておくのがおススメです!
こちらの商品は離乳食専用のフリージングトレーですが、100均などで売っている製氷皿でも大丈夫!
「愛情たっぷり手作り」と「かしこく手抜き」が両立できますね♪

たまには市販や外食も

キユーピーベビーフード 瓶詰 バラエティセット (6種×2個) 5ヵ月頃から

1,670
5ヵ月頃から離乳のスタート時の味慣らしとして、そのままでも、手作り離乳食の素材としてもお使いいただけます。 組合せの内容は、「かぼちゃとさつまいも(うらごし)」「にんじんとポテト(うらごし)」「北海道産コーン(うらごし)」「緑のお野菜とさつまいも(うらごし)」「おかゆ(だし仕立て)」「白身魚とポテトのクリーム煮」の6種類です。
毎日離乳食を作るのは本当に大変ですし、レパートリーにも行き詰ってしまいます。ときにはレトルトを使用するのもアリですよ!
手作りするにはコスパが悪過ぎて叶わないような品目がたくさん入っているものもありますし、おでかけのときにも本当に便利です。
離乳食の進み方に応じて、○カ月~用などとたくさん種類がありますよ!
そして、「こんなメニューもあるんだ!」と、レパートリーのヒントにもなります♪

PIPBABY フードタイム マッシュカット

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●「ピップベビー フードタイム マッシュカット ケース付」は、お皿の上で手早く赤ちゃんが食べやすい大きさにできるマッシャー&ヌードルカッターです。
●カッター部にめん類をはさみ込んでカットすればめん類を一度に何本もカットできます。
●外出先でも便利なケース付です。
麺などを細かくカットしたり、食材をつぶしたりできる道具です♪
料理の下ごしらえにも便利ですし、お皿の上で使えるので手軽です。
うどんなど麺類が食べられるようになった赤ちゃんに、外食先で手軽にカットしてあげられます♪

離乳食注意点①アレルギーにご注意

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離乳食初期の説明で少し書きましたが、初めて食べる食材に対してアレルギー反応を起こしてしまう赤ちゃんもいます。
初めての食材は必ずひとさじから試し、すぐに病院に連れて行けるように午前中に与えましょう。
また、アレルギー反応は食後から1~2時間たって現れることが多いので、注意して観察しましょう。
 食物アレルギーを引き起こすことが明らかになった食品のうち,症例が多いものや症状が重篤なもの
7品目を“特定原材料”とし,これらを含む加工食品には府令で表示が義務づけられています。
 また,過去に一定の頻度で健康被害が見られた20品目を“特定原材料に準ずるもの”とし,これらを
含む加工食品には通知で表示が推奨されています。
 弊財団では,「アレルギー物質を含む食品の検査方法について」(平成22年9月10日消食表第286号)に
従った特定原材料の検出試験を受託しております。また,特定原材料に準ずるものの検出試験も受託し
ております。
特定原材料
卵,乳,小麦,そば,落花生,えび,かに

特定原材料に準ずるもの
オレンジ,りんご,キウイフルーツ,バナナ,もも,くるみ,大豆,
まつたけ,やまいも,牛肉,鶏肉,豚肉,あわび,いか,いくら,
さけ,さば,ゼラチン,ごま,カシューナッツ
特定原材料、特定原材料に準ずるもの、にあたる食材は、「与えてはいけない」食材というわけではありませんが、与えるときは特に注意が必要です。

離乳食 与えていいものとダメなもの

上で紹介した特定原材料でなくても、離乳食時期には与えてはいけない食材があります。
下のリンクで詳しく紹介しているので、離乳食作りにチャレンジする前に目を通しておきましょう。

離乳食注意②味付け注意

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離乳食作りに悩みのひとつとして、味付けをどうすればいいのかというものがあります。
レシピ通りに作って味見してみても、大人にとってはとても薄かったり、「これでいいのかな?」と思ってしまいますよね。

赤ちゃんの味覚は大人とは違う

舌には「味」を感じる「味蕾」という器官がありますが、味蕾は赤ちゃんの時期が一番多く、大人になると減少してしまいます。
30代を超えると味蕾の数は子供より3分の1も減少してしまうのだとか!
つまり、生まれたばかりの赤ちゃんが一番グルメなのですね。

大人よりもずっと味を感じるセンサーが多い赤ちゃんには、素材の味だけで十分味を感じられるのです。

とはいえ、素材の味ばかりで調味料を全く使わないというのも、味覚を形成していく上ではよくありません。
人間の味覚は3歳ごろに形成されるため、そのころまでに「甘すぎる」「塩っ気がありすぎる」など偏らせず、いろんな味を覚えていくことが大切です。

赤ちゃんに使っていい調味料は?

まず、離乳食初期は、調味料は使わずに素材の味のみの離乳食を作りましょう。
薄めたトマトピューレや昆布・野菜だしなどで味を付けるのはOKです。

中期も調味料を使わないことがベストですが、ごく少量の塩・しょうゆ・砂糖・みそは使用できます。しょうゆ・みそは特定原材料に準ずるものの大豆が含まれているので、与えるときは慎重に。

後期になると、マヨネーズ・ケチャップ・サラダ油・マーガリン・料理酒・酢・ごま油・オリーブオイルが使用できますが、使うときはごく少量にとどめてください。
とくに料理酒はアルコールが入っているため基本的にはNGですが、使用する際はしっかりと加熱してアルコールを飛ばしましょう。

楽しく!美味しく!食への好奇心を引き出そう♪

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離乳食を進めていくにあたって、もっとも大切にしたいのは「赤ちゃんの食への好奇心」です。
「まんまの時間は楽しい!」と思ってくれたら、おのずと食べることが大好きになります。

また、「食べるときにこんな楽しいことがあった」と味覚が結びつくと、あの食べ物は美味しい!と認識してくれるようになります。
食べさせてあげるときに、わざとらしいくらいに楽しい声で「あーん♪」と言ってあげたり、「まんまおいしいね」「これは○○っていうんだよ」や、「上手に食べられてえらいね!」とたくさん話しかけてあげることで、「食=楽しい!」と思ってもらえます。

パパやママと一緒に食卓を囲んで楽しい団欒の時間を過ごすことが、赤ちゃんの食への好奇心にとてもいい影響を与えるのです。

まとめ

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いかがでしたか?離乳食作りは大変な作業ではありますが、赤ちゃんからどんどん成長していくための大切なステップです。
できることなら、「食事」がママにとっても赤ちゃんにとっても毎日の楽しいイベントになればいいですよね♪

また、離乳していくにあたって、母乳やミルクの回数は減っていき、いずれは全く飲まなくなる時期が訪れます。
今のうちに授乳や哺乳瓶で一生懸命飲んでいる姿をしっかり目に焼き付けたり、写真を撮っておいたりすることもおススメですよ!

大人と同じような食事が取れるようになるまで少し長い戦いになりますが、赤ちゃんと一緒に楽しむつもりで気長に頑張りましょう!