鏡餅の正しい飾り方って知ってる?飾る時期や意味を理解して気持ちよく新年を迎えよう

鏡餅の正しい飾り方はご存知でしょうか。なんとなくお正月の準備として飾っている方も意外と多いですよね。子供に聞かれたとききちんと意味を答えたい!そんな方に今回は、鏡餅の飾り方や飾る時期・お飾りの意味について詳しくご紹介しましょう。日本の古き良き習慣を子供たちに受け継いでいくことも大切ですよ。

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2017/10/26 公開 | 2065 view

鏡餅の正しい飾り方って知ってる?飾る時期や意味を理解して気持ちよく新年を迎えよう

鏡餅の正しい飾り方は?

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最近は市販の鏡餅が出回っていますので、自宅で一から作ることはなかなかないのですが、たまには子供と一緒に作ってみると伝統文化の勉強にもなっていいですよね。上記のイラストを参考に、鏡餅のお飾りについてご紹介しましょう。地方によっては、多少飾るものが異なりますので、基本をベースに考えてみて下さいね。

◆鏡餅を飾るときに準備するもの

鏡餅を飾るときに準備するものは以下のとおりです。

【準備するもの】

・三方(さんぽう)
・四方紅(しほうべに)
・御幣(ごへい)
・裏白(うらじろ)
・お餅
・橙

上記が一般的なお飾りの材料です。時期になるとホームセンターなどで取り扱いがあるようなので、見てみるといいと思いますよ。地方によっては、伊勢海老やするめ、昆布、串柿などを飾ります。ご家庭で作る場合、全部そろえるのは大変ですので、基本のものだけで作るようにしましょう。

また、四方紅は書道の半紙を正方形に切って代用したり、橙は、葉っぱ付きのみかんで代用しても良いでしょう。三方も用意できなければ、四角いお盆を使ってもOKです。あまり難しく考えずにやってみてくださいね。

◆飾り方の手順

では早速、基本的な鏡餅の飾り方についてご紹介します。

【飾り方の手順】

①三方と呼ばれる台座の上に、四方紅という縁が赤く染められている和紙を敷く
 (四方紅の端が、三方から垂れるように敷くこと)

②裏白という葉っぱが、白い方が前に来るようにして乗せる

③お餅を2段重ねにして乗せる

④お餅の上に橙を飾る

⑤御幣があれば、橙の下から垂れさがるようにして正面に飾る

お飾りの意味は?

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鏡餅のお飾りには、それぞれ意味があります。おせち料理や年越しそばの具に、意味があるのと同じようなイメージです。縁起を担いで、新しい年を迎えようという願いが込められています。早速、どんな意味があるのかご紹介しましょう。

◆四方紅(しほうべに)

鏡餅の下に敷く四方紅。四方を紅で縁とることで、天地四方を拝して災いを払うという意味があります。赤には魔除けの意味があるからです。更に、1年の繁栄を願うと言った意味も込められています。

◆裏白(うらじろ)

正面に垂れ下がっている葉っぱを裏白と言います。これには、裏が白いことから「裏を返しても心は白い」という意味で、清浄潔白という意味があります。また、古い葉が落ちずに新しい葉をつけることから「家族の繁栄」を象徴しています。葉っぱの形も左右対象になっているので、夫婦の相性を祝う意味もあります。

◆御幣(ごへい)

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