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「節分の日にどうして豆まきするの?」子供に伝えたい節分の由来

「節分の日にどうして豆まきするの?」子供に伝えたい節分の由来

2017年1月31日 公開

節分とは「豆まきをする」というイメージがありますが、この節分にはどんな意味があるのかご存知ですか?子供に「節分」の意味をきちんと伝えたいけれどどんな風に伝えたらよいか分からない…今回はそんなあなたに詳しく分かる、節分についての由来や過ごし方、豆まきを子供と一緒に楽しくする方法などをご紹介したいと思います☆

子供に伝えたい「節分」って何?

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節分には、季節を分けるという意味があります。言い換えれば、季節の変わり目にもなりますが、季節の変わり目は、春・夏・秋・冬のどの季節も訪れますよね?ではどうして2月3日なのでしょうか?

節分は四季を分ける意味で、季節の始まりの「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前の日全てを指します。中でも立春は1年の一番初めの節分であり、昔の人達は「春」が来ることをとても待ち望んでいたので、立春の前の2月3日に節分行事が根付いたのではないかと言われています。

この2月3日に「これから始ます新しい1年が、不幸や幸いの無い幸せな1年になりますように」といった意味を込めて、2月3日に家の中にいる鬼を外に追い出し、福を家の中に呼び込むことをするようになったのです。

豆まきに使う豆ってどんな豆?いくつ食べればいいの?

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豆まきに使う豆は、必ず「炒った豆」を使いましょう。これは、「魔目を射る」という意味を込めて豆を炒ったものを使うとされています。又、炒る前の豆を使って豆まきをすると、拾い忘れた豆から芽が出てしまい縁起が悪いとされているので、炒った豆を使うともされています。

スーパーなどで「福豆」として売られているのは炒られた豆が入っているので、手軽さもあり最近ではこちらの豆を豆まきに使うご家庭が多いようです。

豆まきをした後に豆を食べる風習がありますが、「自分の年の数だけ食べる」といった説もあったり、「自分の年より1つ多く食べる」という説もあります。これは地域によって違うようですが、旧暦では節分は大晦日にあたり、年が明ければ一つ歳をとるので「自分の年より1つ多く食べる」そうです。

まぜ豆を食べるのかについては、体が丈夫になり風邪を引かないためという言い伝えがあります。

どうして玄関に「やいかがし」を飾るの?

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節分の日に、玄関に「やいかがし」を飾っているお家をよくみかけますが、これにはきちんとした理由があるのです。

そもそも「やいかがし」とは、柊(ヒイラギ)の葉が付いた枝の先に、焼いたイワシの頭をさしたものを言います。昔から臭いのきつい物や尖ったものを厄払いとして用いる風習があり、鬼の嫌いな「臭いイワシ」と「痛い柊のとげ」を使って鬼が家に入らないようにと玄関に飾ったと言われています。

節分になると、スーパーなどで出来上がったやいかがしが売られていることもあるので、手間をかけずにやいかがしを飾る事が出来ますよ☆

どうして「恵方巻」を食べるの?

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節分の日に食べるもので近年定番化してきたものとして、”恵方巻“がありますよね。
恵方とは、その年の幸運を招く方角の事で、その方向には“歳徳神(としとくじん)様という神様が居られる方向だそうです。その方向を向いて、縁起の良い「太巻き」を食べる事で神様から幸運を頂けるという言い伝えがあるのです。

ちなみに、歳徳神様はその年の幸運や金運を司る神様で、毎年居られる場所を変えるそうなので、毎年違った方向を向いて食べる事になるんです☆神様に背を向けてなど食べてしまったら、なんだか良くないことが起きてしまいそうですよね…そうならないためにも、方角はよくチェックしましょう♪

恵方巻の正しい食べ方

実は、恵方巻の食べ方には意外と知られていない「食べ方のルール」があるんです!その年の恵方を向いて食べるという事は知っていても、それ以外の食べ方ついてはよくわからない…という方は多いようです。今年はきちんと食べ方のルールをおさらいして、幸運を呼び寄せちゃいましょう☆

恵方巻ルールその1 恵方をむいて食べましょう

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恵方巻を食べる時は、神様のいる恵方の方向をむいて食べます。この時に注意してほしいことは、よそ見をしない事です。神様が居る方向だけを見て、食べましょう。そうでないと、ご利益を得ることが出来ないかも…きちんと恵方を向いて、食べて下さい。

恵方巻ルールその2 おしゃべり禁止!黙って食べましょう

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恵方巻を食べる時は、最後までしゃべらずに黙って食べましょう。しゃべってしまうと、運が逃げてしまうそうですよ。最後までしゃべらずに、心の中でその年の願い事をしながら黙々と食べて下さい。

恵方巻ルールその3 一本丸ごとかぶりついて一気に食べましょう

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恵方巻は長く巻かれた海苔巻き寿司1本で売られています。食べやすいように切り分けたくなるところですが、それは恵方巻ルールではNG作法です。

恵方巻を切ってしまうと、「縁を切る」といった意味合いになってしまうため、あまり縁起の良い事ではありません。恵方巻は、1本まるごとかぶりついていただくのが良いとされていますので、一気にいただきましょう。

手作りアイテムで節分を盛り上げよう☆

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節分などのイベントでは使うアイテムを手作りすることで、子供はイベントに対して期待感が高まり、興味を持つことにも繋がります。子供と一緒に手作りをして節分を思い切り楽しんじゃいましょう☆

廃材でつくろう!自分だけの鬼のお面☆

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お家から出るトイレットペーパーの芯や空き箱などの廃材を使って自分だけのオリジナル感あふれる鬼のお面を作っちゃいましょう☆

ママと一緒に作ろう☆マスづくり

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豆を入れるマスですが、折り紙や広告などで簡単に出来ちゃいます☆子供と一緒に行えば手先を動かす良い練習にもなるので是非一緒に行ってみて下さい♪

忙しい時にはこちら!鬼のお面の無料ダウンロードサイト

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忙しくてお面が準備できない!そんな時は、こちらのサイトからお面をダウンロードして簡単にお面を用意しちゃいましょう♪

豆まきはアイディア次第で何倍も楽しくなる♪

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豆まきは、「鬼は~外!福は~内!』と言って豆をまく事が主流ですが、せっかくの行事なので子供向けに楽しくしてみても良いと思います☆
例えば、豆まきをした後の豆の片付けを子供と一緒に「豆拾い競争」などとして、沢山豆を拾えた方が勝ちとしたルールを作って遊んだり、豆の代わりに丸めた新聞紙を鬼に当てたりなど、工夫の仕方は様々です☆

ちなみに我が家は、節分の日には家族全員で「豆まきかくれんぼ」と題し、鬼に扮したパパに隠れてもらい、子供がパパを見つけて豆の代わりに丸めた新聞紙を当てるという「かくれんぼ」のルールを交えた豆まきを行っています。
パパに隠れてもらう場所は、子供が苦手とするものや場所に隠れてもらいます。昨年は、トイレトレーニングの真っ最中だったので、「トイレを一人で出来るようにトイレにいる鬼を退治しよう!」と声を掛けて、子供と一緒に鬼退治をしました。
かくれんぼを楽しみながら、豆まきの意味を子供なりに捉えられて、トイレトレーニングへの意欲に繋がればよいと思ってアレンジしてみました☆

こんな風に子供が楽しめるように少しアレンジするだけでも、子供の記憶に残る節分になると思います。

まとめ

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節分などのイベントごとは、子供にとって楽しみながら学ぶ良い機会です。家事やお仕事などでママやパパはお忙しいと思いますが、行事を大事にして、行事の意味や由来などを伝えていくことで子供の知識も増え、昔からの言い伝えを信じ、次の世代へ伝えていくことにも繋がります。子供へ教えられるのは、他の誰でもないご両親なのです。
節分の由来をきちんと伝えて、楽しい節分の日を過ごしてください☆
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