妊娠中に薬って飲んで良いの?知っておきたい薬のはなし

妊娠すると色んなことの赤ちゃんへの影響が気になりますよね。その1つに薬があります。今まで何気なく飲んでいた風邪薬、頭痛薬、これは飲んで良いのかな。赤ちゃんに影響するのかな。どんな影響があるのかな。そんなママの不安を解決するために、妊娠中に気をつけたい薬の知識をまとめました。

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2016/09/29 公開 | 637 view

妊娠中に薬って飲んで良いの?知っておきたい薬のはなし

薬はすべて赤ちゃんに影響するわけではない

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出典:妊婦さんにおすすめの飲み物
妊娠中は不安になることが本当に多いですよね。食べ物、飲み物、薬に関しても、あとから後悔して不安になることは本当に多いです。

しかし抗がん剤などの特別な薬は別として、市販薬などでは薬の赤ちゃんへの影響も必ずしも起こるわけではなく、影響する確率も本当に低いと言われています。

赤ちゃんに何らかの障害がみられたとき、ママは真っ先に自分自身を責めてしまうことが多いのではないでしょうか。しかし、赤ちゃんの障害は原因不明で起こることが一番多いのです。

ママの行動と関係なく起こることの方が多いです。本記事では一般的な妊娠と薬の知識を紹介していきます。薬については知識が奥深く、そして難しくなるため、薬について悩んだときは、ママ1人で悩まず医師や薬剤師に相談して不安を解消していけるといいですね。

妊娠週数によって薬の影響しやすさが変わる

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妊娠中に赤ちゃんに対する薬の影響は妊娠時期によって異なります。日本産婦人科医師会によると

妊娠4週まで
妊娠4~7週まで
妊娠8~15週まで
妊娠16週から出産まで
授乳期

の5つに分けて考えることができます。その妊娠週数によって赤ちゃんが形成される時期、成長する時期など赤ちゃんの発達が異なるため、それに伴い薬の影響しやすい時期も異なってきます。

妊娠4週までは特に影響はない

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妊娠週数の数え方を知っていますか?妊娠週数は最終月経の開始日を0週0日として考えます。

つまり、最後の生理の1日目が妊娠開始日となるのです。排卵日は生理開始日から14日目と言われています。そのため、妊娠2週目まではお腹の中に赤ちゃんはいない状態です。

この時期に薬を内服しても赤ちゃんの体はまだ作られていません。ママの薬の影響を受けた受精卵は着床しなかったり、流産してしまったりすることもあります。

その一方で薬の影響を完全に修復して着床することもあります。これをAll or Noneの法則、つまり全か無かの法則と言います。

しかし薬剤の中には体内に残留するものもあり、これらの薬は後に影響することがあるので注意が必要です。妊娠を希望するようになった時点から薬には気をつけていけていけるといいですね。

妊娠4週以降は「絶対過敏期」でとても重要な時期

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この頃は赤ちゃんの重要な器官が作られる時期で、薬の影響を一番受けやすい時期であり、絶対過敏期と呼ばれています。

薬の影響を受けると赤ちゃんに奇形が起こる確率が高くなる時期と言われています。ちょうど妊娠に気付き始める時期になるため、ママは妊娠しているとは知らずに薬を飲んでしまった。

どうしよう。など思い詰めたり気にしてしまうことがありますが、必ずしも飲んでいる薬が赤ちゃんに影響するわけではないので安心してください。不安なときは産婦人科の先生に飲んだ薬の名前を伝え、相談してみると良いでしょう。
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