②花粉に負けないからだをつくる!
花粉症は、からだを守る免疫がエラーを起こし、病原体ではない花粉にも過剰に反応することで起きます。病院で治療を受けたり、薬を飲むことで予防の対策もできますが、免疫の機能を整えることで、花粉に負けないからだを作ることも対策のひとつ。免疫を整えるには、ヨーグルト、納豆などの発酵食品が効果的です。ぜひ、積極的にとりたいですね。
③花粉症の症状を緩和する!
対策はしていても、鼻水や目のかゆみなどの症状が出てしまったら。はやめに病院へ行くこも大切です。また、病院に行くのは大変、そこまで重い症状ではないという方には市販薬も強い味方。こちらのサイトでは、2018年のオススメ市販薬をランキングで見ることができます。
【花粉症薬ランキング】冬~春に強さと予防で選ぶ市販の花粉症鼻炎薬・点鼻薬・点眼薬

冬から春(11月、12月、1月、2月)は秋の花粉症の名残と春の花粉症の始まりが交差する時期。症状に速くよく効くタイプと症状を軽くする予防タイプの市販の花粉症薬(鼻炎薬・点鼻薬・点眼薬)のおすすめをピックアップしてご紹介します。
花粉症の症状が出るのを予防する薬、出てしまった症状を緩和する薬、点鼻薬など、それぞれの市販薬の特徴も詳しく知ることができます。
毎年花粉症に縁がない人も要注意?
花粉症は、アレルギー症状のひとつ。誰でも持っている免疫のはたらきによるものなので、「わたしは絶対大丈夫!」ということはありません。これまで花粉症に縁のなかった方も、今年が゛花粉症デビュー”となる可能性はあるのです。春になり、花粉の飛散情報が出るころになって、目のかゆみ・鼻水などの症状が気になるようになった場合は、花粉を体内・室内に入れない対策や薬の服用、場合によっては病院の受診を行ってくださいね。
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花粉症は治らないのか?
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では、花粉症は治療できないのでしょうか?現在、注目されているのが舌下(ぜっか)免疫療法です。花粉のエキスが入った薬を自分で舌の下に投与することで、からだを花粉に慣らし、アレルギーの症状を和らげる治療です。海外では長い歴史がありますが、日本でも2014年に治療を受けられるようになりました。
舌下免疫療法は舌下にアレルゲンを数分間ためてから飲み込む方法で、自宅で投与でき安全性が高いことが特徴です。わが国ではスギ花粉症の舌下免疫療法薬が2014年10月から登録医療機関で処方可能になりました。これまで薬物療法しか行ってこなかった患者さんにも受け入れやすくなり、有力な選択肢が増えたと言えるでしょう。
一般社団法人日本アレルギー学会では、舌下免疫療法についてこのように紹介されています。
治療には3年という長い期間が必要。そのため、この春すぐ!の対策にはなりませんが、これから期待される治療です。
早めの情報確認・対策で春を乗り越えよう
長い冬が終わり、春は新生活や新しい出会いも楽しみな季節。せっかくの新生活も花粉症でつらい思い出だけが残るのでは残念ですね。花粉をなくすことはできませんが、早めの対策で、症状を軽くすることはできるのではないでしょうか。春は毎年つらい、だけではなく、楽しめるように対策を始めましょう。