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子供の喪服が急に必要になった!法事や葬式はどんな服装で参列するのがマナー?

子供の喪服が急に必要になった!法事や葬式はどんな服装で参列するのがマナー?

2018年6月4日 公開

法事や葬式で着用する喪服。大人の場合は礼服を着るのが一般的ですが、子供はどんな服装をさせたらいいのか悩みます。いざという時困らないように、赤ちゃん~高校生まで、子供の喪服のマナーを押さえておきましょう。

子どもの喪服 どうするのがマナー?

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近しい親族のお葬式やお通夜、法要で子供も参列する際、子どもにはどんな服装をさせたらいいのか分からず悩んでしまいますね。

大人なら喪服を用意しますが、喪服は購入すると高価です。そもそも、子供用の喪服は、売り場ではほとんど見かけませんよね。すぐに成長する子供に、着る機会が限られる喪服は用意しなければならないのでしょうか?

突然、子供も一緒に法要に参加しなければならなくなった時に慌てないよう、子供の喪服のマナーについて確認しておきましょう。

子供の喪服~赤ちゃんの場合~

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まずは赤ちゃんの服装から押さえておきましょう。とは言っても赤ちゃんの場合、よほど近しい親族の法要でなければ連れていかないのがマナーです。しかし、参加が必要になることもあるでしょう。

赤ちゃんの喪服は、販売されていません。なので、ロンパースであれば黒色を選ぶとか、首が座っているようなら黒色や紺色のワンピースやカーディガン、パンツ、白色のシャツやポロシャツなどを着せてあげるのがいいかと思います。

とはいえ、黒色のロンパースはネットでは見かけることはあっても、店頭ではほとんど販売されていません。小さな赤ちゃんの場合は用意が難しいという事情もあるので、着るものにはそこまでこだわらなくても大丈夫です。

白やベージュ、薄い水色、紺色を基調としたロンパースや衣服を着せてあげましょう。多少はかわいらしいものでも大丈夫ですが、あまり派手なピンクや赤、ドット柄、チェック柄、大きなロゴが入ったような服はNGです。

気を付けたい!喪服以外の赤ちゃん参列の注意点

赤ちゃんは服に気を使うよりも、泣いたりした時の対処法を考えておく方が大事です。法要が始まる前に授乳やオムツ替えを済ませておくのはもちろん、もし泣いたときには会場からスムーズに出られる位置にいるようにして下さい。近しい親族であれば、入り口から遠い親族席に座ることになるかもしれませんが、その中でも端の方に座らせてもらうとか、可能なら親族席ではなく入り口に近いところで参列させてもらうのがいいでしょう。

また、気管が未熟な赤ちゃんは、お線香の煙で咳が出たり苦しくなったりすることもあります。長時間会場にいるのは避け、出来れば法要が終わったら早めに別室に移動させてもらいましょう。

子供の喪服~幼児や小学生の場合~

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80cm以上になると、子供用の喪服は販売しています。値段も5,000円~15,000円くらいで購入できるので、大人のものに比べると用意はしやすいかと思います。

とはいえ、成長期の子供ですから、せっかく喪服を用意してもすぐにサイズアウトして着られなくなってしまうことも考えられます。

幼児や小学生の場合、必ずしも喪服は必要ではありません。赤ちゃんの喪服でも紹介しましたが、黒や紺を基調としたワンピースやカーディガン、パンツ、白色のシャツやポロシャツなどで代用しても大丈夫です。

注意する点としては、パーカーやジーンズなどカジュアルな格好は避けるようにしましょう。また、地味な色を基調とした服でも、ボタンがキラキラしていたり、素材が皮やナイロン製のものは法要の場には適しません。

子供の喪服はどこで購入する?

子供の喪服は、百貨店の子供服売り場で取り扱っていることがあります。実物を見て購入したいという場合や、すぐにでも必要という場合は、足を運んでみましょう。もしくは、ネット通販でも多く取り扱っているので見てみましょう。
喪服ではなく、上記で紹介した黒や白を基調としたワンピースや服が欲しいという場合は、ユニクロやしまむらで探してみると、安く揃えることができますよ。コムサイズムなどもオススメです。西松屋では上下セットになっているフォーマル衣装を安く取り扱っているので、探してみるといいですね。

幼稚園や小学校で制服がある場合

制服は子供の正装です。制服がある場合は、それを着用して法要に参加すると良いでしょう。

子供の喪服~中学生や高校生の場合~

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多くの中学校、高校では制服があるかと思いますので、制服を着用して参加するのがいいでしょう。チェック柄や赤いリボンなどのかわいらしい制服も多く見かけますが、制服=正装です。そのままでも何ら問題はありません。

丈の短いスカートや、制服を着崩して参加しないようにしましょう。

制服がない場合

学校によっては制服がないという場合もあります。その場合、黒いフォーマルワンピースや白いシャツ・ブラウスに黒いスラックスやスカートを合わせるなど、制服に似たような恰好が望ましいです。寒い時期でしたら、上に黒いカーディガンやスクールセーターを合わせてもいいでしょう。

高校生でしたら、大人用の喪服を用意してもいいです。ずっと長く使えるものを用意してもいいのですが、これから体系が変わることも考えられるので、とりあえずは両親のものを借りたり、喪服のレンタルサービスを利用するという方法もあります。

就職や進学に備えて購入したリクルートスーツで参加しても良いでしょう。男性の場合は白シャツでいいですが、女性の場合は黒シャツを着用するのが望ましいですが、白シャツでも構いません。

喪服に合わせる子どもの髪型

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女の子で髪の毛が長い場合、スッキリまとめ髪にするのが望ましいです。できれば、耳の下にまとめるように、1本、もしくは2本、三つ編みなどにすると良いですね。髪飾りはNGですが、黒のシュシュなどはOKです。

喪服に合わせる子どもの足元

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小さい子供の場合

足元の靴下は黒や白、紺色の靴下か、黒色のタイツが望ましいです。くるぶし丈やキャラクターもののかわいらしい靴下はNGなので気を付けましょう。靴はローファーが望ましいです。入園式などで使用して持っている場合ならいいのですが、、サイズがすぐに小さくなってしまう子供のために、わざわざローファを買うのはちょっと…と思うかもしれませんね。持っていない場合は、あまり派手ではないスニーカーであれば大丈夫です。

音が鳴るものやサンダルはNGです。

中学生以降の子供の場合

制服に合わせる場合、学校の校則に従った靴下を履くのがいいでしょう。白や黒なのどのハイソックス、もしくは黒のタイツやストッキングにしてください。

足元はローファーが望ましいですが、学校指定のスニーカーなどでも問題ありません。指定がない場合もスニーカーで構いませんが、あまり派手なデザインのものは控えましょう。

制服がない場合も、その時の服装に合わせた黒か白の靴下や黒のタイツ、ストッキングで構いません。足元もローファか派手ではないスニーカーでも良いです。大人と同じような喪服やフォーマルスーツで参列するならば、それに合わせたストッキング、パンプスで参列しましょう。

喪服に合わせる子どものアウター

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アウターは基本的には会場で脱いでしまうので、喪服ほど気にしなくて大丈夫です。持っているのでしたら、黒や紺、グレー、茶色のものを着用しますが、持っていなければ別のものでも構いません。カジュアルなものでもいいですが、フェイクファーなどが付いていて取り外しができるようでしたら、外して参列すると多少は落ち着いた雰囲気になるかと思います。

喪服はレンタルも可能

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急に喪服が必要になった時、子供でも手持ちの服で参列できればいいのですが、そうもいかないこともあるでしょう。そんな時、喪服がレンタルできると便利ですよね。

喪服は葬儀屋でレンタルしている場合もありますが、子供だとサイズが揃っていないこともあります。葬儀屋に相談してみてくださいね。ネットレンタルだとサイズも豊富で喪服一式をレンタルできます。

即日発送してくれるサービスもあり、急に必要になっても間に合うかもしれません。制服などがあればいいのですが、ない場合は利用も検討してみましょう。

子供の喪服 まとめ

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赤ちゃん用の喪服というものはありませんが、80cm以上の服を着ているお子さんなら、子供用の喪服もあるので、検討してみてもいいでしょう。

しかし、子供に急に喪服が必要になった場合、喪服を用意するというのも大変だし、何度も使う前にサイズアウトしてしまうことを考えると、お家にある服をうまく利用したり、制服をきちんと着て参列する方法で良いでしょう。

大人だと喪服(礼服)着用のマナーはありますが、子供の場合はそこまでマナーを厳密にとらえる傾向はありません。親が配慮したと感じられる服装であれば大丈夫です。

ただし、『その場にふさわしい服装』というのは頭に入れておきましょう。派手なもの、キラキラしたもの、着崩した制服などはNGです。その点は気を付けましょう。