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子供部屋作りで悩んだら必見!賢い子供が育つために知っておいて欲しいこと

子供部屋作りで悩んだら必見!賢い子供が育つために知っておいて欲しいこと

2016年9月29日 公開

幼稚園入園前や小学校入学前のタイミング、転勤や家の購入、建て替えを検討するとき、子供部屋をどうするか、悩みますよね? それによって勉強机やタンスの購入、本棚の大きさなども変わります。また、家のどこでどう過ごすか、子供時代の過ごし方が、生活習慣や家族との関係、学力にどう影響するのか、も気になるところですよね。 子供が開成、麻布に合格した我が家では、小学校卒業までに4回引越ししましたが、子供部屋についての考え方のベースを、子育てと住居学の観点からまとめてみました。

そもそも、子供部屋って必要?

【インテリア好き必見!】おしゃれかわいい子供部屋 参考画像集【厳選50枚】 - NAVER まとめ (404)

実は、子供部屋は必ず必要というわけではありません。家は家族の休息と子育ての場。

私達は不動産会社や住宅メーカー等の影響で「子供部屋は必要」と刷り込まれていますが、実は、家を設計するときに一番最初にすることは「そこでどんな暮らしがしたいか」とコンセプトを考えること、なのです。
ドアを閉めて子供部屋にこもっているうちで、勉強に費やしている時間はほんの1割程度しかないという統計もあります。

あとの9割はゲームやネットで遊んでいるそうで、部屋があることが学力を下げる要因になっているのです。
何のために子供部屋が必要なのか。家族一緒の時間をどう過ごしたいか。を夫婦で明確にイメージ共有することが大切です。

ちなみに我が家では、長男小4の時に家を建て替えるまで寝室は家族一緒、子供には部屋ではなく、私物スペースを与え、管理させる方式でした。

子育ての場として、家に求められる機能とは?

なぜ、この絵本を読むとポジティブな子どもに育つのか? - グノシー (409)

間取りやインテリアを考えるうえでのポイントは5つです。子育ての目的は何でしょうか?それは、子供が自立した生活を送れるようになること。そのために必要なこと3つ、それは、

1.「生活力」を身につける
2.「自分で考える力」を育む
3.「コミュニケーション能力」を育む

それに加え、居心地のいい空間を保つことで、

4.心身の休息
5.感性を磨く

が得られます。
これらは、ハイパフォーマンスを引き出すためにとても重要です。清潔感、美しいインテリアなど、居心地の良さを大切にするからこそ、家でリラックスでき、外で発揮、吸収、結果を出せるベースとなります。

賢い子供が育つ家ってあるの?

子育てファミリーが作った、ナチュラルスタイルのおしゃれなリビング7選|SUVACO(スバコ) (412)

単に勉強ができる子どもを育てるのではありません。空間によって人の行動と意識は影響を受け、しつらえによって、変化を生み出すきっかけとなります。

「生活力」「自分で考える力」「コミュニケーション能力」を育むしかけ、として使わないのはもったいない!! 毎日の生活の中で育めるからこそ、学力が伸びるベースが整います。

例えば料理のお手伝いは、理科と算数と社会、手順の説明は国語力を伸ばします。片づけは次に使う時と人のことを考えて場所を決める想像力と論理力。

子供に質問することで、聞く力、考える力、伝える力等、コミュニケーション能力が伸びます。その積み重ねが、子供の地頭と自立を育むベースとなります。

コミュニケーションと自分で考える力を育む仕掛け、について考えてみましょう。

いかにコミュニケーションのきっかけを作り出すか?

【子どもが勉強できるキッチン】|足立区の賃貸売買不動産は松井産業ブログ (415)

自立には安心感が必要不可欠、です。安心感は親子間のコミュニケーションの頻度によるところが大きいので、自然と会話が生まれるような仕組みを作ります。例えば、

ダイニング周りに子供の勉強セット置き場を作り、すぐに取り掛かれる工夫をする。
親も読書や学びを子供が勉強するときにダイニングで一緒に取り組む。
子供が興味をひくような書籍をリビングの本棚に置く

家族が常に集うダイニングやリビング周りに、それぞれの生活ぶりがわかる、スケジュールやカレンダー、今学んでいること、読んでいる本の置き場があることで、家族が今どんなことをがんばっているのか、が共有できます。

だからほめるきっかけも生まれやすく、改善点もすぐに見つけられる。小学校卒業までは、勉強の孤独より、学ぶ楽しさを伝えることが、ヤル気につながります。

片づけ力、整理整頓力を身につける♪

整理整頓 : 参考になる【アトリエの部屋 】アイデア画像集 - NAVER まとめ (418)

「見える化」で人は、行動と意識が変わります。子供の成長や生活スケジュールに合わせて、置く場所と置く物を調整します。

ここで○○をするからここに△△と□□を置く
手の届くところに必要度の高いものを置き、必要度の低いものは置かない
片づけやすさ

など、子供と会話ができる頃から置き場所を一緒に考え、工夫することを伝えていきます。

そして、みんなが使う場所であるからこそ、いつも同じ場所に片づけ、整理整頓をして美しさをキープする必要性を伝えます。

子供部屋をつくるなら、あえて居心地の悪い部屋にする♪

画像 : 3畳ほどの「狭い部屋」の活用法。寝室、書斎、子供部屋。 - NAVER まとめ (421)

いずれ巣立つ子供たち。そのタイミングを整えるためにも、また、子供部屋の居心地が良すぎて引きこもりを防ぐためにも、あえて狭く、必要最低限にします。

ちなみに我が家では、リビングダイニングを拠点に、

幼稚園入園前:おもちゃや絵本はリビング、寝るのは家族一緒
幼稚園入園後:かばん、制服、習い事のための子供スペースを玄関近くに。
小学校中学年:寝室と私物管理のスペースとして、7.5畳の部屋を収納家具で3畳ずつ2つに分けて使用

と、片づけの習慣を伝えつつ、家族で一緒に過ごす時間を重視してきました。中学以降、息子達は、ダイニングとファミリー書斎のどちらかで学習しています。

閉じる個の空間は小さく、共有する空間は複数あることで、オープンな関係性と絆を維持します。

まとめ

家全体が自分の部屋といえる、一緒に過ごせる仕組みを作ることで、共働きでも寂しさを感じない、温もりのある空間作りができます。また、一緒に過ごすということは、親の過ごし方も丸見えです。

子供は大人の物や習慣を見ながら自分の中に取り入れていくので、親が子供に伝えたいことを意識して動けば、自然と子供にも身につきます。

子供に悪い習慣が身についていれば、我が身を振り返るきっかけにもなります。
親も口先だけでないことが、子供からの信頼感に繋がり、コミュニケーションもよりスムーズとなりますよ。

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